26 / 266
26 魔法の練習
しおりを挟む
場所を移動して少し広い草原にでた俺たちは、そこで魔法の練習を始めることになった。
先生はノア。
能力としては申し分ないが、俺たちとは感覚の異なる存在であるがゆえ、果たして教える才能まであるのかは疑問だ。
「失礼なこと考えてる?」
ちょっとだけムッとした様子で、ノアが言った。
見た目にあった少年らしい表情ははじめてで、そんな顔もするのかと思わず笑ってしまった。
俺は適当にごまかして、「ところで、どうやって練習するんだ?」と話をそらす。
ノアは不服そうな顔をしていたが、それ以上は追及しなかった。
「勇司くんにも聞いたでしょ?魔法はイメージ!より具体的にイメージできれば、それだけ魔法の精度も上がる。だからまずはイメージしやすいものからやってみよう。」
イメージしやすい初歩の魔法というと、火や水を出すものだろうか?
ぼんやりと思い浮かべてみるが、なかなか確固たるイメージというのは難しいものだ。
「じゃあ、危険が少ない水から始めようか。伊月くん、化学は得意だった?」
「いや、あまり……。」
「そっか。じゃあ化学式なんかじゃわかりくいだろうから、感覚でイメージしてみよう。さあ、目を閉じて。……伊月くんの目の前に、コップになみなみと注がれた水があると想像してみて。」
目を閉じ、意識を集中してコップと水を思い浮かべる。
「両手を前に出して、その手にコップの水をかけてみよう。手に触れる水圧や水の温度をイメージしてみてね。」
コップから、ゆっくりと水をそそぐ。
水の流れは優しく、俺の肌をなでる。
ひんやりと心地良い水は、薬草採取で汚れた手のひらを清潔にしてくれる。
コップの水はやがて空になり、俺の手に触れる水もなくなった。
「そうそう、上手だよ。じゃあ、目を開けてみて。」
ノアに促されて、まぶたを開く。
想像力は人並み程度だと思ったが、ずいぶんリアルにイメージすることができたらしい。
今でも、手が濡れた感覚が残っている。
そう思い、自分の手に目を向けると、
「えっ?!」
先程まで乾いていた手のひらに水滴がたっぷりついていた。
足元には、小さな水たまりまでできている。
「初めてなのに、よく水が出せたね。上出来、上出来。次は、目を開けた状態でやってみよう。」
どうやらこの水は、魔法で俺が出したらしい。
予想外の展開の早さに戸惑いつつも、感覚を忘れないようにすぐに水の入ったコップを意識する。
視界がはっきりしている分、イメージに集中しづらいが、なんとか先程と同様に想像を広げた。
俺がイメージしたコップの位置から、水がゆっくりと零れ落ちてくる。
俺の手を濡らすそれは、まぎれもなく本物の水だった。
思わず「すごい……。」と感嘆のため息が漏れる。
頭の凝り固まった俺のような中年にはなかなか難しいのではないかと思っていたが、肉体が若返った影響で頭のやわらかも多少昔のように戻っているのかもしれない。
「伊月くん、みてみて!詩織もできたよ!」
妻の弾んだ声のする方に視線を向けると、俺よりもたっぷりの水を出して満足げに笑う妻がいた。
さらに「こんなこともできるよ!」と水を自在に動かしさえする。
水が出ただけで感動していた俺がバカみたいだ。
「すごいな、詩織。」
俺が褒めると、妻は満面の笑みを返した。
ノアも「子どもは発想が柔軟だからね。」などと言いながらも、感心したような顔をしている。
このまま負けてはいられない、と俺も再び魔法の練習に打ち込み始めた。
※
「そろそろ終わりにしようか。」
ノアに声をかけられ、はっとする。
ずいぶん集中していたらしい。
すでに日が沈み始め、あたりをオレンジ色に染めていた。
妻も疲れたのか、大きなあくびをしている。
「だいぶ上達したね。」
そうノアが褒めてくれた。
水を出すところからなかなか進めずにいたが、水以外のものもイメージに追加することで、おおむね自由自在に水を操ることができるようになった。
例えば、「手元に水を溜めたい場合は、水を溜める桶をイメージする。」「水を木にぶつけたいときは、木へ続く水道管をイメージする。」などといった風に。
「ところで、呪文とか詠唱とかは?」
「いまさら?……使いたければ使ってもいいけど、あれもイメージを補完する材料のひとつだからね。なくても問題ないけど、やっぱりそういうのが男のロマンかい?」
「いや、そういうわけじゃないけど……。」
確かに、必殺技を叫ぶシーンなどに胸が熱くなったりはするが、自分がやるとなると恥ずかしさが勝ってしまう。
……いや、それでもこの世界で必要だといわれれば、恥ずかしさよりも好奇心を優先できたかもしれないが。
「あ、あと魔力ってどのくらいあるもんなんだ?結構長く練習したけど、とくに身体に変化もないし、魔力切れになったりしないのか?」
「ごまかしたね?……ま、いいけど。魔力切れの心配はないよ。君たちが魔法を使うときに消費する魔力は、君たちの体内よりも周囲のものが優先されるから。この世界では、生き物や植物、生きとし生けるすべてのものに魔力が内在している。それを少しずつもらえる“魔力吸収”という能力を、君たちに付与しているんだ。
ちなみに、体内にも大容量の魔力をストックさせてあるから、もしも周囲に魔力を吸い取れるものがなければ、出力源を自動的にそちらへ切り替わるようになっている。ストックの魔力が消費されたら、自動で回復するようにしているから安心してね。」
なんだか至れり尽くせりといった感じだな。
あまりの好待遇にあっけにとられていると、ノアが「いろいろ特典があるって言ったでしょ。」と笑った。
「魔法の練習は、多分この世界が一番簡単だと思うよ。よその世界では呪文や魔法陣、魔導書なんかが必須だっていうところもあるし、魔法のために古代語を習得する必要がある世界だってある。そんな世界で魔法を学ぼうとしたら、何年何十年と修業が必要になるけど、そんな時間はないだろう?
この世界で身に付けた魔法は、これから先の別世界でも引き続き使うことができる。それも僕たちからの特典のひとつなんだ。多くの属性の魔法を使えるようになっていた方が有利だから、ここからしばらくは魔法の練習と冒険者稼業で異世界に慣れることを優先しようと思うけど、いいかな?
君たちが柚乃ちゃんのいる世界へ一刻も早くたどり着きたいのは知っているけど、ここで魔法をおろそかにしてしまうと、きっとあとになって後悔することになるよ。」
そういう少年の瞳があまりにまっすぐで、俺は頷くしかなかった。
正直、娘のいない世界で時間を無駄にするのは避けたかったが「急がば回れ」ともいうじゃないか。
慌てた結果、いざという場面で窮地に立たされてしまっては元も子もない。
それに何より、この先俺には娘や妻、コトラを守れる力が必要になるはずだ。
俺は改めてノアに向き直り「よろしくお願いします、先生。」と手を差し出した。
ノアは「僕は厳しい先生だから、頑張ってついてきてね。」とニヤリと笑った。
先生はノア。
能力としては申し分ないが、俺たちとは感覚の異なる存在であるがゆえ、果たして教える才能まであるのかは疑問だ。
「失礼なこと考えてる?」
ちょっとだけムッとした様子で、ノアが言った。
見た目にあった少年らしい表情ははじめてで、そんな顔もするのかと思わず笑ってしまった。
俺は適当にごまかして、「ところで、どうやって練習するんだ?」と話をそらす。
ノアは不服そうな顔をしていたが、それ以上は追及しなかった。
「勇司くんにも聞いたでしょ?魔法はイメージ!より具体的にイメージできれば、それだけ魔法の精度も上がる。だからまずはイメージしやすいものからやってみよう。」
イメージしやすい初歩の魔法というと、火や水を出すものだろうか?
ぼんやりと思い浮かべてみるが、なかなか確固たるイメージというのは難しいものだ。
「じゃあ、危険が少ない水から始めようか。伊月くん、化学は得意だった?」
「いや、あまり……。」
「そっか。じゃあ化学式なんかじゃわかりくいだろうから、感覚でイメージしてみよう。さあ、目を閉じて。……伊月くんの目の前に、コップになみなみと注がれた水があると想像してみて。」
目を閉じ、意識を集中してコップと水を思い浮かべる。
「両手を前に出して、その手にコップの水をかけてみよう。手に触れる水圧や水の温度をイメージしてみてね。」
コップから、ゆっくりと水をそそぐ。
水の流れは優しく、俺の肌をなでる。
ひんやりと心地良い水は、薬草採取で汚れた手のひらを清潔にしてくれる。
コップの水はやがて空になり、俺の手に触れる水もなくなった。
「そうそう、上手だよ。じゃあ、目を開けてみて。」
ノアに促されて、まぶたを開く。
想像力は人並み程度だと思ったが、ずいぶんリアルにイメージすることができたらしい。
今でも、手が濡れた感覚が残っている。
そう思い、自分の手に目を向けると、
「えっ?!」
先程まで乾いていた手のひらに水滴がたっぷりついていた。
足元には、小さな水たまりまでできている。
「初めてなのに、よく水が出せたね。上出来、上出来。次は、目を開けた状態でやってみよう。」
どうやらこの水は、魔法で俺が出したらしい。
予想外の展開の早さに戸惑いつつも、感覚を忘れないようにすぐに水の入ったコップを意識する。
視界がはっきりしている分、イメージに集中しづらいが、なんとか先程と同様に想像を広げた。
俺がイメージしたコップの位置から、水がゆっくりと零れ落ちてくる。
俺の手を濡らすそれは、まぎれもなく本物の水だった。
思わず「すごい……。」と感嘆のため息が漏れる。
頭の凝り固まった俺のような中年にはなかなか難しいのではないかと思っていたが、肉体が若返った影響で頭のやわらかも多少昔のように戻っているのかもしれない。
「伊月くん、みてみて!詩織もできたよ!」
妻の弾んだ声のする方に視線を向けると、俺よりもたっぷりの水を出して満足げに笑う妻がいた。
さらに「こんなこともできるよ!」と水を自在に動かしさえする。
水が出ただけで感動していた俺がバカみたいだ。
「すごいな、詩織。」
俺が褒めると、妻は満面の笑みを返した。
ノアも「子どもは発想が柔軟だからね。」などと言いながらも、感心したような顔をしている。
このまま負けてはいられない、と俺も再び魔法の練習に打ち込み始めた。
※
「そろそろ終わりにしようか。」
ノアに声をかけられ、はっとする。
ずいぶん集中していたらしい。
すでに日が沈み始め、あたりをオレンジ色に染めていた。
妻も疲れたのか、大きなあくびをしている。
「だいぶ上達したね。」
そうノアが褒めてくれた。
水を出すところからなかなか進めずにいたが、水以外のものもイメージに追加することで、おおむね自由自在に水を操ることができるようになった。
例えば、「手元に水を溜めたい場合は、水を溜める桶をイメージする。」「水を木にぶつけたいときは、木へ続く水道管をイメージする。」などといった風に。
「ところで、呪文とか詠唱とかは?」
「いまさら?……使いたければ使ってもいいけど、あれもイメージを補完する材料のひとつだからね。なくても問題ないけど、やっぱりそういうのが男のロマンかい?」
「いや、そういうわけじゃないけど……。」
確かに、必殺技を叫ぶシーンなどに胸が熱くなったりはするが、自分がやるとなると恥ずかしさが勝ってしまう。
……いや、それでもこの世界で必要だといわれれば、恥ずかしさよりも好奇心を優先できたかもしれないが。
「あ、あと魔力ってどのくらいあるもんなんだ?結構長く練習したけど、とくに身体に変化もないし、魔力切れになったりしないのか?」
「ごまかしたね?……ま、いいけど。魔力切れの心配はないよ。君たちが魔法を使うときに消費する魔力は、君たちの体内よりも周囲のものが優先されるから。この世界では、生き物や植物、生きとし生けるすべてのものに魔力が内在している。それを少しずつもらえる“魔力吸収”という能力を、君たちに付与しているんだ。
ちなみに、体内にも大容量の魔力をストックさせてあるから、もしも周囲に魔力を吸い取れるものがなければ、出力源を自動的にそちらへ切り替わるようになっている。ストックの魔力が消費されたら、自動で回復するようにしているから安心してね。」
なんだか至れり尽くせりといった感じだな。
あまりの好待遇にあっけにとられていると、ノアが「いろいろ特典があるって言ったでしょ。」と笑った。
「魔法の練習は、多分この世界が一番簡単だと思うよ。よその世界では呪文や魔法陣、魔導書なんかが必須だっていうところもあるし、魔法のために古代語を習得する必要がある世界だってある。そんな世界で魔法を学ぼうとしたら、何年何十年と修業が必要になるけど、そんな時間はないだろう?
この世界で身に付けた魔法は、これから先の別世界でも引き続き使うことができる。それも僕たちからの特典のひとつなんだ。多くの属性の魔法を使えるようになっていた方が有利だから、ここからしばらくは魔法の練習と冒険者稼業で異世界に慣れることを優先しようと思うけど、いいかな?
君たちが柚乃ちゃんのいる世界へ一刻も早くたどり着きたいのは知っているけど、ここで魔法をおろそかにしてしまうと、きっとあとになって後悔することになるよ。」
そういう少年の瞳があまりにまっすぐで、俺は頷くしかなかった。
正直、娘のいない世界で時間を無駄にするのは避けたかったが「急がば回れ」ともいうじゃないか。
慌てた結果、いざという場面で窮地に立たされてしまっては元も子もない。
それに何より、この先俺には娘や妻、コトラを守れる力が必要になるはずだ。
俺は改めてノアに向き直り「よろしくお願いします、先生。」と手を差し出した。
ノアは「僕は厳しい先生だから、頑張ってついてきてね。」とニヤリと笑った。
10
あなたにおすすめの小説
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる