精霊の加護

Zu-Y

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精霊の加護080 子爵への昇進と…

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精霊の加護
Zu-Y

№80 子爵への昇進と…

 昼餉前に、俺が三の姫殿下に面会を申し入れると、三の姫殿下は、すぐ応接室に来てくれた。
 相変わらず侍女たちがぞろぞろついて来るが、若干目が険しい。前回の悪戯を根に持たれたか?笑

『『『『『『『ちわー、マリー、元気ー?』』』』』』』いきなり精霊たちが三の姫殿下を取り囲み、キャッキャと戯れている。いつ見ても和むわー♪
 ニコニコと見守っていると、
「あ、ゲオルク様、あの…、いらっしゃいませ。」おや?もじもじしているな?それにゲオルク「様」…?前回までは「どの」だったのに。
「三の姫殿下、ご機嫌麗しゅうございます。」
「マリーとお呼び下さい。」え?
「はぁ。ではマリー様、これは東府のお土産です。
 侍女どのたちにはこちらを。」
「まぁ、侍女たちにまで。ありがとうございます。」
「「「「「ありがとうございます。」」」」」お、眼の剣が取れた。早速、お土産効果かな?笑

「あの、先日は、いろいろ教えて下さいまして、ありがとうございました。あの後、侍女たちにいろいろ聞きまして、その…。」
「「「「「姫様!」」」」」あー、おっぱいを大きくする裏技のことか!
「いずれはその…、ゲオルク様にお願いしたいのですが…、今はまだ…。」
「ああ、そうですね。マリー様はまだ8歳であらせられますので、もう数年後でよろしいかと。」なるほどな、それでもじもじしてたのね。笑
「でもミルクは、あれから毎日飲んでますのよ!」
「そうですか。早速、実践して頂いてありがとうございます。
 ところで、今回は東府に行って参りました。」

 三の姫殿下の眼がキラキラと輝いた。深窓の御姫様である三の姫殿下は、自由に外出することができない。冒険に憧れており、俺の冒険話を聞きたがる。
 俺は、ブレメン村の樹木畑や工房のこと、ラスプ村の両親と弟のこと、ミュンヒェー砦のこと、帰路での東府魔法学院での研究のことなどを語った。
 以外にも、三の姫殿下が一番食い付いて来た話題は、研究のことだった。ちょっと意外。
「それでその、お酒と魔力供給の関係についての研究発表も、お手伝いすることになりまして。」
「研究発表と言いますと、魔法学会にお出になりますの?」
「はい。」
「わたくしもゲオルク様の発表を見に参りますわ。」
「そうですか?でもメインはルードビッヒ教授がされるんですよ。私はそのお手伝いです。」
 俺はこのとき、本当にそう思っていたのだが、実際はまったく違って、思いっ切り焦ることになる。苦笑。

 そろそろ昼餉と言うことで、三の姫殿下との面会は終了した。
 実は、三の姫殿下は、ここ応接室で、俺と一緒に昼餉を摂ると言い出したのだが、いきなり過ぎてその希望は通らなかった。まあそうだわな。苦笑

 控室に戻ると、ぶっ魂消た。
 いつぞやの侍女ふたりが来ていて、お姉様方に教国の巫女装束を着せていたのだ。教国の使節団との面会に合わせてだな。
 しかしバインバインなお姉様方。たわわなメロンボールが、巫女装束にすんなり収まるはずもなく、無理やり詰め込んだためか、巫女装束の胸元は、今にもはち切れんばかりではないか。何とアンバランスな、そして妙にエロい。
 神に仕える巫女は清楚でなければならぬのに、お姉様方の巫女装束姿は、フェロモンムンムンで、そのギャップが何とも…。これ、ありだ!今夜は巫女プレイに決まりだ!
 しかしさすがにこの格好で使節団とは面会できないよなぁ。巫女が色気ムンムンなら、教国の使節団は卒倒しかねない。苦笑

「だめね。」「ですわね。」「それにしても胸が苦しいねぇ。」「うむ、同感だな。」「ゲオっちはど思う?」
「エロい。凄くいい。今夜はこれで。」
「いやいや、そう言うこと、聞いてないし。」
「やはり無難にドレスでしょうか?」と侍女A。
「そうですね、では衣装選びに、衣裳部屋に参りましょう。」と侍女B。

「なぁ、仕立屋で作ったドレスは?」何の気なしに聞いてみる。
「あら、その手があったわね。」
「うむ、あのドレスなら見劣りはせぬであろうな。」
「そうですわね。結婚披露宴はいつになるか分かりませんもの。早く公の場で着てみたいですわ。」

 で、王宮から仕立屋に、大至急、王宮に納品せよという指令が飛んだ。あの仕立屋は王宮御用達だから、王宮からの急な要請には最優先で対応する。店長とスタッフが一緒に、ドレスを納品しに王宮までやって来た。それにしても、この間、店は閉めてるのだろうか?

 俺たちは納品されるまでの間、王宮での昼餉を堪能していた。相変わらず王宮の料理は旨い。

 昼餉が終わり、納品されたドレスで着飾ったお姉様方は、なんとも女神そのものの美しさではないか。仕立屋の店長が寄って来て感想を述べた。
「ゲオルク様、実にいいデザインです。正直に白状しますと、最初は大胆過ぎやしないかと心配したんですがね、実に素晴らしい。このデザイン、採用させてもらっても構わないでしょうか?」
「別にいいけどさ、普通の女性が着たら下品に見えるんじゃないかな。うちのお姉様方みたく、バインバインのボンキュッボンじゃないと着こなせないよ。引き締まった巨乳って少ないからね。あまりニーズがないんじゃないかな?」
「うーん、確かに。」
「でもハマればいいよねぇ。これを着こなせたら超一流の淑女って言う、キャッチフレーズで行く?」
「それ、いいですねぇ。」
「似合う人にしか仕立てませんってどうよ。希少価値を付けたらさ、このデザインの仕立てを請け負ってもらえた人はステータスになるから、高くても売れるんじゃない?」
「なるほど!」
「まぁ、これで儲けようとはせず、話題作りくらいに考えてさ、あのデザインの仕立屋って感じで宣伝に使う方がいいかもね。」
「分かりました。よく検討します。」
 その後、このデザインは、スピリタス調として、仕立ててもらえたバインバインのボンキュッボンな女性たちの優越感を煽り、仕立てもらえなかったその他多くの女性たちの羨望と嫉妬の的となって行くのだが、それは後日譚。

 精霊たちには羽衣があてがわれたのだが、精霊たちが嫌がった。
 ワラの記憶を共有しているせいだ。ワラは南部湾で、正体不明の工作員により魔道具である吸魔の羽衣を付けられて魔力切れを起こし、なす術もなく海中を漂っていた。そこを俺が救出して契約したのだ。

 結局、王宮が準備したお姉様方への教国の巫女風衣装も、精霊たちへの羽衣も不採用だった。

 そしていよいよ教国からの使節団との面会の時間。
 応接室にて使節団を待つ。あてがわれた端の席に腰掛けた俺のまわりには、浮遊する精霊たち。俺の後ろにずらっとならんだお姉様方。中央には王太子殿下。俺と反対の端に宰相様。

 応接室に入室して来た使節団の代表3人は、最初はまっすぐ殿下の方を見ていたが、俺の方を見やり、ギョッとして眼をまん丸くした。
 その様子に殿下が口火を切る。
「おお、紹介しよう。ゲオルク・スピリタス卿だ。精霊魔法を得意としておる。そなたたちの祖国、教国では神の使徒と呼ぶのだったかな?」
 すると3人はその場に跪き、両手を合わせて俺を拝み始めた。え?ちょっとマジでやめてくんない?
「この度は愚かな偽教皇の振舞いにご立腹の由、偽教皇は更迭し幽閉しました。ご指示があれば即刻処刑致します。」おいおい穏やかじゃねぇな。
「またこの度は、賠償金を半額にするよう、王国にお命じ頂いたとのこと、その御慈悲に、感謝の言葉もございません。」命じてねぇし。
「さらにはわれらが教国へご来駕頂けるとのこと、この上もない悦びでございます。」それは光の精霊を探しに行くんだよ。
 3人は這い蹲ばって頭を上げない。王太子殿下が、
「ささ、面を上げて席に着かれよ。」と促しても、使節団の3人は、平伏の姿勢をまったく崩さなかった。

 殿下が呆れたような顔をして目配せをして来たので、
「面を上げて席に着くがよい。」と、ちょっと偉そうに言ってみたのだが、這い蹲ばったままである。これでは話にならない。
「わが意を聞かぬか。」と、不満げな口調で呟くと、
「飛んでもございません。さすればご尊顔を拝し奉りますが、同じ席に着くは畏れ多いゆえ、座はこちらにて失礼致します。」
と言ってその場で顔だけ上げたのだが…、
「おお、天使様が使徒様のまわりを飛んでおられる。しかもこんなに多く。7名もお従えとは。」
「使徒様の後ろには女神様だ。使徒様は5柱もの女神様から御加護を頂いているのですね。」と、まったく話にならない。

 なんかさ、俺がいると邪魔じゃね?
 殿下の方を見ると、親指で扉を示している。退室せよってか?だよねー、これじゃぁ話にならんもんな。
「教国が王国に恭順の意を示したこと、無駄な戦を避けることとなり、嬉しく思う。神の信者が多い教国を滅ぼさずに済んだからな。新教皇の決断、神もお喜びであろう。今後は教国も、王国と同様、わが祖国と思うことにしよう。そなたたち、次に相まみえるは、教国にて、だな。その際は世話になる。」
「「「ははー。」」」

 俺とお姉様方と精霊たちは退室した。侍女ふたりが先導してくれる。ちなみにこの侍女ふたりは、俺が王宮に泊まったときには、いつもいろいろ世話を焼いてくれる。俺たちの担当なのだろうか?
「はぁぁぁ、何だかなー、午後まで待って、仕立屋からドレスを取り寄せてこれかよ。」
「ゲオルクどの、そうぼやくな。外交デビューとしては上出来だぞ。流石に私が一目置いた男だけのことはあるな。」
「あれで上手く行ったって言えるの?」
「教国が王国に恭順したことを明言し、使節団からそれに対して応諾の言質を取ったではないか。」
「そうだっけ?まあいいや。あー、疲れたぁ。気疲れって奴ぅ?宿屋に戻ってゆっくりしようよ?」

「あの、ゲオルク様。今宵は、精霊様たち、御側室様方とご一緒に、王宮に泊まるようにとの殿下の御指図でございます。」侍女のひとりがそう告げて来た。
 侍女まで、お姉様方を御側室様って呼ぶのかよ?
「えー、まだ何かあるのー?勘弁してよ、もう。
 それとさ、君らまた、今夜も覗くの?」
 今、俺たちのサポートをしてくれている侍女ふたりは、俺たちを監視していて、それを殿下にご注進ー、な訳だが、前回はその逆手を取って、報告を受けた殿下ですら赤面するような痴態を演じてやった。
「お勤めゆえ、お気になさらずに、お捨ておき下さい。」やっぱ今夜も覗くんかい!苦笑

 前回泊まったときと同じ部屋に通された。この部屋は、お姉様方も一緒だ。
 精霊たちは、今日はここに泊まると聞くと早速、衣服を脱ぎ散らかして思い思いに漂っている。
 お姉様方が着替え出したので、ちょっと待って今夜はその姿のプレイを。と頼んだのだが、ドレスが皺になる。とあっさり却下された。ではせめて巫女衣装で。と頼んだら、胸がきついから嫌だ。と拒否られた。泣

 精霊たちを風呂に入れ、夕餉で王宮の料理を堪能し、どこかで見張っている侍女ふたりにお姉様方との痴態を演じて見せ付けつつ、王宮に泊まったのだった。
 なおこの夜もお口だったので、お姉様方の魔力の上限を100ずつ上げることになった。

 翌日は午前中に、陛下に呼び出されて拝謁となった。
 俺は王宮で仕立てて貰った正装、お姉様方は王宮御用達の仕立屋で作ったドレス姿である。
 お姉様方のドレス姿に、謁見の間のそこかしこから感嘆の声が上がった。ま、当然だな♪
 俺は、陛下がまだいらっしゃってない玉座の前に跪き、俺の後ろにはお姉様方が横並びで跪いた。精霊たちは、俺のまわりをふわふわと漂っていて、跪く訳がない。
「国王陛下の~お成~り~~っ!」陛下が入って来て玉座に座った。

 宰相様が前に出て、勅許を開き、朗々と読み上げる。
「精霊魔術師、騎士爵ゲオルク・スピリタス卿、西部国境での帝国国境砦の殲滅、並びに東部国境での教国国境砦の殲滅、このふたつの軍事的活躍に加え、昨日、教国使節団から王国へ恭順する旨の言質を取った外交的成果、これら3つの大功により子爵位を授け、領地として東部ラスプ村を領有することを認めるものとする。」
「ははっ、謹んでお受け致します。」
 へぇ、昨日ベスさんが言った通り、外交で評価されてたんだな。それに、男爵が飛ばされている。2ランク昇格と言うことか?
 さらに続く。
「北部バース伯爵家次女、エリザベス・バース以下5名、ゲオルク・スピリタス卿の側室として、ゲオルク・スピリタス卿を支えることを許す。」
「「「「「謹んでお受け致します。」」」」」
 これで拝謁は終了である。普通はここで陛下が退室されるのだが…。

「ゲオルク、マリーの所を頻繁に訪うて、冒険話を聞かせてくれているようだな。」いきなり陛下からのご下問である。
「はい。そのように王太子殿下から申し付かっておりますので。」
「早々に、マリーの侍女どもへの手土産も用意して来たとか?」おー、と言う声がちらほら上がった。なんだ?
「ええ。これからもよろしくと言うことで。」おおー、とまた声が上がった。さっきより大きい。いったい何なんだ?
「ふむ、左様にあからさまに申すとはな。普通は惚けるところなのだが…。そうか、よい。許す。」おおおおお~。さらに盛大に歓声が沸いた。
 さっぱり分からん。後でベスさんに聞いてみよう。

 国王陛下への拝謁の後、王宮を借りての結婚披露宴の話を担当の侍従たちと打ち合わせ、昼餉の休憩を挟んで、日取りを1ヶ月後に決めた。これでようやく王宮から解放されたのだ。
 宿屋に戻ってひと息つき、今はお姉様方と、カフェでお茶している。こういうのんびりしたのもたまにはいい。

「そう言えばさぁ、拝謁の後の陛下とのやり取りのときにさ、謁見の間でやたらと『おおー。』って歓声が出たけど、あれ、何だったのかな?ベスさんなら分かる?」
「ん?ゲオルクどのが三の姫殿下に求婚したいと、陛下に意思表示して、それを陛下がお認めになったからではないか?」はぁぁ?なんですと?
「ちょっと待って!なんでそんな話になるのさ!」

「ゲオルクどの、何を言っている?ゲオルクどのは、陛下からの『侍女に手土産を用意したのか?』という問いに『これからもよろしく。と言うつもりで。』と答えたではないか。」
「それが何で求婚宣言になるのさ!」
「ゲオルクどの、姫殿下の侍女に手土産を渡すと言うのはな『これからも通うゆえ、気を利かせてくれ。』と言う意味なのだ。次の訪問から、侍女たちはおそらく中座しような。」
「そんなの聞いてないよぉ。ベスさん、何で前もって教えてくれなかったのさ?」
「いや、ゲオルクどのが侍女に手土産を用意すると言うから、三の姫殿下を御正室に迎える決心をしたと思ったのだが、違ったのか?まぁしかし、三の姫殿下を御正室に迎えるのは、自然な流れゆえなぁ。この機に腹を決めてはどうだ?」

「皆、そう言う意味って知ってた?」
「あたしゃ、知らなかったね。」「私も知らなかったわ。」「僕もー。」
だよねー!しかし…。
「わたくしは、もちろん存知てましたわ。それに殿下も再三、ゲオルクさんにご確認なさってましたし。」
「へ?ご確認って?」
「ええ。わたくしたちのことを、折に触れて側室とお呼びになったではありませんか。御正室があってこその側室ですのよ。ゲオルクさんはそれを普通に受け入れてましたし、わたくしもそれで、ゲオルクさんが御決心なさったのだと思ってましたわ。」
 殿下がやたらと側室って言ってたのは、そう言う意味だったのか!そんなの知らんわいっ!
「ゲオルク君、まぁ仕方ないわよ。」「ああ、そうだろうな。もう避けられないだろ?」「僕は別に平気だよー。」
 お姉様方は皆、頷いている。

 俺、お口パクパク酸欠金魚。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

設定を更新しました。R4/6/26

更新は火木土の週3日ペースを予定しています。

2作品同時発表です。
「射手の統領」も、合わせてよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859461365664

カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
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