精霊の加護

Zu-Y

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精霊の加護155 西部大草原開発計画のプレゼン

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精霊の加護
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№155 西部大草原開発計画のプレゼン

 ヘルムートとアイチャは、神託を私的に使おうと思った訳ではなかったようだ。しかし俺のことは使う気満々だったようだがな。苦笑
 最後はよく訳が分からんまま、ガキンチョ5人組と別れて、王宮で俺たちにあてがわれた部屋に戻った。

「主様、待っておったぞ。今宵でわらわの発情期は終わりなのじゃ。じゃから、のう…。」ドーラが誘って来たので、
「おう。」夕餉前に一発やるか。西府でトーラ、リーゼ、ジュヌと致して以来だから、俺も溜まってたしな。
 そのままドーラをむふふ部屋に連れ込んでベッドに押し倒したのだった。

 発情期のドーラと一発、生で致してから、皆で夕餉を摂った。
 夕餉を頂きながら、ガキンチョ5人組との顛末を語ると、わが妻たちは口を揃えて、神託の乱用や私的に使うことを戒めたのは大正解だと言ってくれた。

「わが君、それにしてもマリー様の分別は大したものよな。」
 伯爵家出身のベスは、王家に対する忠誠心もあってか、王族のマリーにはいつも好意的だ。要するにマリー贔屓なのな。でもこの評価は決して贔屓でない。
「だな。俺も正直びっくりしたけどな。」
「流石ですわね。あのお歳で大人の分別ですわ。」
 ジュヌも王家直轄領の中部出身だから、王家は直接のご領主様にあたる。よって、ジュヌはベス程ではないにしても、やはりマリー贔屓だ。でもこの評価は決して贔屓でない。
「その通りだな。俺もマリーと話してるとさ、子供相手とは思えないんだよな。」

「そう言えばさ、ダーリンとマリー様は婚約した訳じゃない?王宮に泊まるときは、僕たちと一緒でいいのかな?」
「ビーチェ、何言ってんの?夜は大人の時間だろ?マリーは子供だぞ。」
「え、でも子供とは思えないって…、あっ。ダメ。」たまたま隣に座っていたビーチェの股間に手を這わせ、下着の上から縦筋をなぞってやった。笑
「マリーとはまだこう言うことができないだろう。」
 ちょっとだけ悪戯して、すぐに手を引っ込めた。ヒットアンドアウェー、いや、タッチアンドゴー、かな?
「もう、スイッチ入っちゃうじゃんよ。僕たちだって我慢してるんだぞ。」上目遣いで見て来た。かわいい♪

「ビーチェ、先に譲ってもらってありがとうなのじゃ。」
「うん、いいよ。ドーラは発情期の最終日だもんね。その代わり僕は、明日、たっぷりかわいがってもらうもん。」
 今宵は輪番では、カルメン、ベス、ビーチェだったのだが、ドーラが発情期の最終日と言うことで、ビーチェと入れ替わっていたのだ。よし、明日はビーチェを特に入念にかわいがってやろう。むふふのふ。

 その夜、カルメンとベスをたっぷりと堪能したのだった。
 マイドラゴンとホワイトブレス製造工場を、ふたりから同時に攻められた俺は、あえなく昇天。しかしわが妻たちは経験豊富だよなー。あの手この手でイかせてくれる。やっぱ女は、巨乳で大人の女に限るぜ。
 「巨乳」と言う条件は、絶対に落とせないゲオルクなのだった。

 翌日、俺は殿下の執務室で、殿下と4人の公爵様方と、宰相様を前に、西部大草原の俺の所領の開発計画を提案した。いわゆるプレゼンである。

 農地や牛の牧場では、西府への輸送コストで現在の産地に及ばないから、現在は競合がない馬の牧場を立ち上げること。
 帝国で視察して来た競馬場を建設し、定期的に競馬の興行を催すこと。
 競馬の騎手や厩務員の養成学校を建てること。
 競馬の客が泊まる宿屋を建設し、客が家族連れで来られるようにすること。
 そのために、競馬に興味がない大人や、子供たち用に、乗馬体験などもできるようにすること。

 客たちが乗馬で競えるような、参加型競技を企画すること。
 その競技は、スピード競争にすると危ないので、1日掛けて長距離を、馬を疲れさせないように走らせる競技にすること。
 具体的には、長距離を区間ごとに分けて、走るのと休ませるのを繰り返し、休憩ポイントでは走った馬の疲労を判定して、疲労が酷ければ、速くても失格にすること。
 この競技は乗り手とともに、休憩ポイントでのクルーによる馬のケアも重要であるため、チーム参加にしてくこと。

「面白い。競馬場にしろ、その馬の長距離走にしろ、大草原を持つ西部にピッタリの開発計画だ。」最初に賛同してくれたのは西部公爵様だった。
「ありがとうございます。」
「馬の疲労具合は、どうやって判定するのだ?」殿下が一番核心を突く質問をして来た。
「休憩ポイントに着いて、一定時間内に心拍数が下がらなければ、馬を酷使したってことで失格にしようかと思ってます。」
「なるほどな。」殿下は納得したようだ。

「ところで、競馬の方だが、騎手や厩務員を育てるのに数年は掛かるのではないか?」宰相様からの質問だ。
「当面は、騎士団に協力を仰ごうかと思います。騎士の技量の向上にも役立つと思うんですよね。最初のうちは西府騎士団にお願いしますが、ゆくゆくは王都と四府の騎士団対決とか、盛り上がりそうですよ。」
「おお、それはいい。」

「ラスプ・デルスゥデ島の開発計画もよく練れていたが、今回の計画も目を見張るものがある。しかし、よくこれだけのアイディアを思い付いたな。」南部公爵様のありがたい評価だが、俺ひとりで思い付いた訳ではない。

「いやぁ、実は最初は、農地も牛の牧場も、立地条件から輸送コストでお手上げだと思ってたんですけどね、『それなら馬の牧場がいいのでは?』と提案してくれたのはアイチャなんです。」
「アイチャか…。」嫡男のヘルムートの婚約者候補なので東部公爵様がいち早く反応した。
「さらに競馬のアイディアはエカチェリーナですね。帝都では競馬が盛んでして、競馬場や騎手の養成学校も案内してくれました。」
「ほう、エカチェリーナがな。」西部公爵様はすでに呼び捨てだ。嫡男のディエゴとの婚約が決まったからな。
「騎士団の訓練になると言うのは、ディエゴとヘルムートの意見です。」
「「おお。」」西部公爵様と東部公爵様がハモった。笑

「俺が閃いたのは、乗馬体験や、馬の長距離競技ですが、競馬だけだと、ギャンブル場になってしまうので、家族ぐるみで参加できそうなアイディアはないかと考えました。もっともこれも『馬の牧場』と言うアイディアに乗っかっただけですけどね。」
「おい、ゲオルク。北部のそなたの領地の開発も早々に考えんか。」北部公爵様だ。苦笑
「すみません。教国から戻ったら視察に行きます。」
 焦ってそう答えると、北部公爵様がニヤリとした。あ、煽弄あおいじられただけか?

 結局、西部大草原の開発計画のプレゼンは非常にうまく運び、ゴーサインが出て、西部公爵様が全面的にバックアップしてくれることになった。

 それから数日は、教国行きの準備に待たされた。殿下がミュンヒェーまで行くことになったのでその準備である。
 ミュンヒェー行く外交使節団と騎士団の護衛部隊も編成された。

 その間の俺たちはと言うと、わが妻たちの強い希望でクエストだった。しかし勤勉よなぁ。俺は教国への遠征前に、わが妻たちと丸1日イチャイチャしたかったのだが。苦笑
 それにガキンチョ5人組も、見学について来た。

 ちなみに俺は、御用達の仕立屋にこっそりひとりで行って、ある仕込みをして来たのだが、これはまだ内緒。サプライズに使うのだ。

 前衛はSアタッカーの刀剣士ビーチェ、大剣士ドーラ、拳闘士トーラ、タンク兼Sアタッカーの騎士ベス。
 後衛はLアタッカーの精霊魔術師兼射手の俺、魔術師リーゼ、ヒーラーの神官ジュヌ、バッファーの支援術士カルメン。
 俺はパーティーリーダーとして、指揮官の役割もあるから、指示を出しているうちに、わが妻たちが敵を瞬殺で殲滅してしまう。
 すると、バフを掛けたソルとデバフを掛けたダク以外の精霊たちが『出番を寄越せ。』とぶー垂れる。笑

 次の敵はわが妻たちが休んで、精霊たちだけで殲滅することになる。ツリの植物属性、クレの土属性、フィアの火属性、チルの冷気属性、ワラの水属性、ウィンの風属性、ダクの闇属性の状態異常魔法が攻撃に使えるのだが、するとソルの光属性が回復魔法なので『出番ー。』とぶー垂れる。
 もっとも、アンデッド系が敵のときは、光属性の回復魔法は攻撃魔法と化すし、亡霊系が相手のときは、光属性自体が浄化作用を発揮する。それと日が落ちてからは、ソルの光属性は、闇に紛れている敵を顕わにするのに非常に有効だ。さらには、光属性による目潰しは、奇襲に効果があったりもする。

 ガキンチョ5人組は、西部大草原でのサンドワームのときと同様に、精霊魔法に頗る感心していた。
 比較的弱い獲物が出現したときは、わが妻たちに介添されつつ、ガキンチョ5人組も戦闘に参加し、実戦経験を積んだのだった。

 結局、わが妻たちと、精霊たちが交互に戦うのなら、いっそのこと俺と精霊たちのチームと、俺を除く女性だけのチームのスピリタス・ワルキューレは、別行動でいいんじゃないかと言う話になったが、それは俺が断固拒否をした。

 ボッチは嫌である。
 え?精霊たちがいるからボッチではないのではないかって?
 いや、わが妻たちと別行動になったら戦闘のときにプルンプルン震えるのが見られなくなるではないか。
 え?第五形態のツリやクレはプルンプルンするのではないかって?
 いやいや、ツリとクレなら4個。わが妻たちは14個である。
 え?それなら残りの精霊たちも第五形態になればプルンプルンが18個だから別動隊にするのかって?
 いやいやいや、一緒なら32個ではないか。わが妻たちの戦闘の際のプルンプルンを思い出しながら、むふふタイムを過ごすのがいいんだよっ!はい論破。

 出発までの数日、王宮ではわが妻たちを3人ずつ、毎晩しっかりプルンプルンを思い出しつつ頂いた。
 王宮だからって遠慮はしない。最近は侍女さんたちも覗くのをやめたそうで、それが少々残念ではある。
 ちなみに、帝国の帰途のバレンシー領主館でも、西部公爵様邸でも遠慮はしなかったし、この後の教国行きでも、東部公爵様邸やラスプ村や、ミュンヒェー領主館でも同じだ。

 数日後、俺たちは殿下に率いられて、東都を出立した。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

設定を更新しました。R4/12/18

更新は火木土の週3日ペースを予定しています。

2作品同時発表です。
「射手の統領」も、合わせてよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859461365664

カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
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