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第0章 豹変編
VSコウモリ
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その後、ローは魔物の死体を皮・肉・骨に分け始めた。肉は食料にして、皮と骨から防具と武器を作れるかもしれないと考えたのだ。
しかし、そううまくはいかない。ほとんどが黒焦げなので、使えそうな部分は少なかった。肉は毒の心配があるため、回復の水が欠かせない、焦げているせいか味もよくない。皮と骨ではその水を入れる容器と装飾品のような防具しか作れなかった。
それでもローは、
「我ながら上出来だ! こんな少ない材料でここまでできるなんて!」
自分の器用な手先に自画自賛していた。だが、
「でも、これだけじゃ装備として物足りないかな? 一度は腕を切り落とされて追い詰められたんだし……」
さすがに今の状況では、まだ迷宮を進むのには色んなものが足りないことは理解できる。
つまり、
「ここを拠点にしよう。進むのはその後だな」
魔物を狩り素材を集めて、装備・食料等を準備する生活が始まった。
ローは来た道を警戒しながら戻っていた。暗い中を進むと思っていたが不自然な明るさがここにまあった。調べてみると岩や壁に微弱な光を放つ苔が生えている。
「迷宮が明るいのはこのためか。不思議な苔だな」
そんなことを考えながら進んでていると、蝙蝠と虫を足して割ったような魔物の群れに遭遇した。角や鎌や毒針など、個体ごとに違う特徴があるが群れで向かって来ているから同じ種類かもしれない。ローに向かって来ている。かつてのローなら逃げていたが、今はその必要はない。
「丁度いい。食料だ。」
笑顔で右手を向けると、赤紫色の光が灯る。
ピカッ!
そして、雷ではなく光の玉となって放たれる。
バン! バン! バン! バン! バン!
「「「「「キッ! キイイイイイ!」」」」」
光の玉に当たった蝙蝠は、焼け苦しんで死んでいった。蝙蝠自体は小さいがこれなら食料にできる部分はありそうだった。
「ふむ、弱い敵なら加減はこんなもんでいいかな?」
魔法を試していくうちに、その力が雷のような形態だけでなく様々な形態に変化させることができるとわかった。今度は魔物で殺したり肉を焼いたりと加減を試したのだ。迷宮脱出のため、そして、脱出後の復讐のためにも重要なことだ。
手に入った蝙蝠の肉は少量だったが、味は蛇よりはましだと思えた。
「くっくっくっくっくっくっく」
ローの口から笑みがこぼれだす。食欲が満たされる喜びよりも、自分が強くなったという感じられるほうが嬉しいのだ。だからこそ最初の復讐は決めていた。
「……あいつはもうそろそろ来ないかなー?」
ローは人に復讐する前に、どうしても殺してやりたいと思った魔物がいた。それは自分の腕を奪ったカマキリの魔物である。脱出も大事だがカマキリの魔物を己の手で仕留めることもローにとっては重要だったのだ。
しかし、そううまくはいかない。ほとんどが黒焦げなので、使えそうな部分は少なかった。肉は毒の心配があるため、回復の水が欠かせない、焦げているせいか味もよくない。皮と骨ではその水を入れる容器と装飾品のような防具しか作れなかった。
それでもローは、
「我ながら上出来だ! こんな少ない材料でここまでできるなんて!」
自分の器用な手先に自画自賛していた。だが、
「でも、これだけじゃ装備として物足りないかな? 一度は腕を切り落とされて追い詰められたんだし……」
さすがに今の状況では、まだ迷宮を進むのには色んなものが足りないことは理解できる。
つまり、
「ここを拠点にしよう。進むのはその後だな」
魔物を狩り素材を集めて、装備・食料等を準備する生活が始まった。
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「丁度いい。食料だ。」
笑顔で右手を向けると、赤紫色の光が灯る。
ピカッ!
そして、雷ではなく光の玉となって放たれる。
バン! バン! バン! バン! バン!
「「「「「キッ! キイイイイイ!」」」」」
光の玉に当たった蝙蝠は、焼け苦しんで死んでいった。蝙蝠自体は小さいがこれなら食料にできる部分はありそうだった。
「ふむ、弱い敵なら加減はこんなもんでいいかな?」
魔法を試していくうちに、その力が雷のような形態だけでなく様々な形態に変化させることができるとわかった。今度は魔物で殺したり肉を焼いたりと加減を試したのだ。迷宮脱出のため、そして、脱出後の復讐のためにも重要なことだ。
手に入った蝙蝠の肉は少量だったが、味は蛇よりはましだと思えた。
「くっくっくっくっくっくっく」
ローの口から笑みがこぼれだす。食欲が満たされる喜びよりも、自分が強くなったという感じられるほうが嬉しいのだ。だからこそ最初の復讐は決めていた。
「……あいつはもうそろそろ来ないかなー?」
ローは人に復讐する前に、どうしても殺してやりたいと思った魔物がいた。それは自分の腕を奪ったカマキリの魔物である。脱出も大事だがカマキリの魔物を己の手で仕留めることもローにとっては重要だったのだ。
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