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第5章 外国編
覚悟を決める
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「みんな下がっててくれ。俺が相手をする」
ローグの言葉にその場にいる全員が驚いた。特にサーファをはじめとする兵士たちが反応する。
「何を言ってるんだね君は!? 一人で立ち向かおうというのか!?」
「子供に何ができる! 下がってろ!」
「部外者が割り込むな! 死ぬぞ!」
「そもそも誰だ! 名を名乗れ!」
兵士たちがわめく中、アゼルの触手がローグに迫る。だが、ローグは落ち着いて対処する。
「少し下がってもらいましょう、第一皇子様。【昇華魔法】『身体強化』」
ダンッ!
「ッ!?」
「えい」
バンッ!
ローグの体が金色に薄く輝いた。そして、跳躍し一瞬でアゼルの目の前に移動して両手で弾き飛ばした。
「ウオオオオウッ!」
ドッシャァァァン!
アゼルは人とは思えない声を叫びながら、後ろに弾き飛ばされて、大広間に飾られた観葉植物に直撃した。大きな観葉植物だったためか、触手が絡まってしまっていた。
「な、何だあの動きは? リオル様と同じ速さじゃないか?」
「ていうか、さっきの光は魔法の光じゃないか!」
「魔法使いか! なら王国の者!?」
「何故、そんな奴がここに!」
兵士たちはローグが魔法を使った様子を見て動揺した。魔法と言えば王国の人間を指すからだ。周囲の様子を見て、ミーラが心配して叫ぶ。
「ローグ、本気!? 無茶しないでよ!」
「俺を誰だと思ってる! 王国に反逆した男だぞ!」
「「「「「っ!?」」」」」
ローグがミーラに答えると、兵士たちは更に動揺する。「王国に反逆した男」という言葉を聞いて思い出したのだ。少し前に聞いた王国側の騒ぎを。
「おい、まさか、あの少年が王国で騒ぎを起こしたっていう男なのか?」
「嘘だろ? 普通の子供と変わらない……のか?」
「容姿は、聞いた情報と一致しているぞ。だが、何でこんなところに?」
「そもそも、敵か味方か分からないじゃないか!」
「…………」
サーファは無言でローグを睨めつける。ローグがリオルたちと共に駆けつけたところを見ているため、敵と判断するには早いが味方と判断していいわけでもないのだ。警戒しないほうがおかしい。
「皆の者、静まれ!」
「「「「「リオル様!」」」」」
「リオさん!?」
「お姉さま!?」
ここで、リオルが声を張り上げる。ただ、今は取り乱したわけで叫んだわけではない。むしろ、逆だ。リオルは兵士たちを落ち着かせるために行動したのだ。
「あの者はローグ・ナイト! 皆の知ってる通り王国で反逆を起こした男だ。そして、私を助けてくれた男でもあり、今は協力関係を築いている。つまりは味方だ。安心しろ」
リオルはそう宣言するとローグの隣に立つ。そして、ローグの眼をまっすぐ見る。
「ローグ、兄上と戦うのか?」
「ああ、あんな状態じゃあ話し合いは無理そうだ」
ローグがアゼルを振り返ると、ジタバタともがいて暴れる男が目に入った。とても第一皇子と呼ばれるとは思えない。
「ウオオオオウッ!」
リオルも見ているがとても悲しそうに見ていた。実の兄の姿が異形になり下がってしまったことが悔しくて悲しくてたまらないのだろう。
ローグの言葉にその場にいる全員が驚いた。特にサーファをはじめとする兵士たちが反応する。
「何を言ってるんだね君は!? 一人で立ち向かおうというのか!?」
「子供に何ができる! 下がってろ!」
「部外者が割り込むな! 死ぬぞ!」
「そもそも誰だ! 名を名乗れ!」
兵士たちがわめく中、アゼルの触手がローグに迫る。だが、ローグは落ち着いて対処する。
「少し下がってもらいましょう、第一皇子様。【昇華魔法】『身体強化』」
ダンッ!
「ッ!?」
「えい」
バンッ!
ローグの体が金色に薄く輝いた。そして、跳躍し一瞬でアゼルの目の前に移動して両手で弾き飛ばした。
「ウオオオオウッ!」
ドッシャァァァン!
アゼルは人とは思えない声を叫びながら、後ろに弾き飛ばされて、大広間に飾られた観葉植物に直撃した。大きな観葉植物だったためか、触手が絡まってしまっていた。
「な、何だあの動きは? リオル様と同じ速さじゃないか?」
「ていうか、さっきの光は魔法の光じゃないか!」
「魔法使いか! なら王国の者!?」
「何故、そんな奴がここに!」
兵士たちはローグが魔法を使った様子を見て動揺した。魔法と言えば王国の人間を指すからだ。周囲の様子を見て、ミーラが心配して叫ぶ。
「ローグ、本気!? 無茶しないでよ!」
「俺を誰だと思ってる! 王国に反逆した男だぞ!」
「「「「「っ!?」」」」」
ローグがミーラに答えると、兵士たちは更に動揺する。「王国に反逆した男」という言葉を聞いて思い出したのだ。少し前に聞いた王国側の騒ぎを。
「おい、まさか、あの少年が王国で騒ぎを起こしたっていう男なのか?」
「嘘だろ? 普通の子供と変わらない……のか?」
「容姿は、聞いた情報と一致しているぞ。だが、何でこんなところに?」
「そもそも、敵か味方か分からないじゃないか!」
「…………」
サーファは無言でローグを睨めつける。ローグがリオルたちと共に駆けつけたところを見ているため、敵と判断するには早いが味方と判断していいわけでもないのだ。警戒しないほうがおかしい。
「皆の者、静まれ!」
「「「「「リオル様!」」」」」
「リオさん!?」
「お姉さま!?」
ここで、リオルが声を張り上げる。ただ、今は取り乱したわけで叫んだわけではない。むしろ、逆だ。リオルは兵士たちを落ち着かせるために行動したのだ。
「あの者はローグ・ナイト! 皆の知ってる通り王国で反逆を起こした男だ。そして、私を助けてくれた男でもあり、今は協力関係を築いている。つまりは味方だ。安心しろ」
リオルはそう宣言するとローグの隣に立つ。そして、ローグの眼をまっすぐ見る。
「ローグ、兄上と戦うのか?」
「ああ、あんな状態じゃあ話し合いは無理そうだ」
ローグがアゼルを振り返ると、ジタバタともがいて暴れる男が目に入った。とても第一皇子と呼ばれるとは思えない。
「ウオオオオウッ!」
リオルも見ているがとても悲しそうに見ていた。実の兄の姿が異形になり下がってしまったことが悔しくて悲しくてたまらないのだろう。
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