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第1章 誕生編
第10話 勘違いな日常3・占い師クズヨ(仮)
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ゴリラ型鎧兵ウホホイが修道女ナナバさんの元から去った後。俺本体は朝食兼昼食のパンを頬張りながら、トリプルモニターを駆使して鎧兵を観察していた。
鎧兵は、ある程度自動操作できるので楽だ。A地点へ向かえ、と言えば無理のない動きでそこに向かうし、帰還しろ、と言えば同じく無理せず戻ってくる。ただし、たまに壁に引っかかって延々と壁にタックルし続けることがあるので道が狭いところでは目が離せない。
もちろん無理な命令も沢山ある。俺の知らない土地へは行けないし、巨獣を倒せ、なんてのも不可能。ワンオペは融通が効きそうで効かない難しい魔法で、トライアンドエラーの毎日だ。
そんな中、最近は対人間用のプログラムばかり試している。その一つとして、人に攻撃されたら回避かケガしない程度に反撃しろ、ってのが使えたのには驚いた。俺自身で試してみたのだが、殴りかかると腕を捻り上げられて無力化された。お陰で腕が痛い。ちょっとケガしてんじゃねぇか!
それと昨日、巨獣と戦闘中にご近所さんの少女ムギッコに邪魔されたのを反省して、誰かに話しかけられたら定型文を返すように設定した。たまに発動しなかったり、会話が噛み合わなかったりするけど。ダメじゃねぇか! 結論、ほとんど楽できてねぇじゃねぇか!
そうやって一人でテンションを乱高下させていると、モニターから声が聞こえてきた。
「ピポンッ、目的地に到着しました」
お、自動操作してたチームの一つが着いたようだな。このカーナビみたいな音声は誰のかって? もちろん俺である。
点滅する画面をタッチ。北門からまっすぐ進んだ先にある商店街へ向かった虫型鎧チームを正面のモニターに拡大して映した。
騎士団No.20~29は虫モチーフの鎧兵で固めている。中でもお気に入りはNo.28、蜂モチーフの鎧兵“ブンブン”だ。黒と黄色の縞模様で、一人称がオイラ、語尾がハチ、と個性的なキャラだ。いやぁ、我ながら完璧な設定ですなぁ。さすが、俺。俺、さすが。シンメトリー自画自賛。
そんなブンブンを中心とした五体の虫部隊が食料や日用品調達のため商店街を歩いていく。左右に立ち並ぶ露店は活気で溢れているものの、鎧達が近くを通ると途端に静まり返る。いやぁ、有名人は辛いですなぁ。とほほ。
しかし失敗したな。食料を買うのに虫キャラって。何となく不快だよな。鎧は綺麗だけど。食にうるさい日本人である俺がなんたる不覚。適当に部隊編成するんじゃなかった。
うーん、俺って結構凡ミス多いよな。ぐすん。そんな不器用な俺を支えたくなる彼女募集中! 俺ほどの不器用さなら母性本能くすぐりまくりだろうなー! カッー、モテ男(予定)はつれーわ!
と、くだらねー事を考えていたらブンブン達に動きがあった。
紫の毒々しい雰囲気の小さな建物から、青白い不健康そうな女性の手が伸びていて、こちらを誘うように手招きしている。見るからに怪しいが人物に心当たりがあったので恐る恐る近付いてみる。
紫のカーテンをめくり、中を覗くと一人用の小さな机に水晶が乗っているのが見える。ステレオタイプな占いの館って感じ。
机の前の椅子にブンブンを座らせ、対面の女性を見る。
「うふ、うふふ……」
不気味に笑う彼女は思った通りの人、占い師“クズヨ”(仮)さんだった。全身紫の怪しいローブに身を包んでいる。髪どころか目と口も深く覆われていてほぼ見えない。
つーか目まで覆われてて見えてるのか? サングラス的なもので裏からは見えるのかな。ともかくそのせいで年齢は推測できず、体つきや声から大人の女性であることしか分からない。
他に情報があるとすれば、筋の通った綺麗な鼻、それと両耳に付いた天狗の葉っぱみたいな緑のピアスぐらいだ。
「うふ、うふふ……会いにきてくれたのね……」
あなたが手招きしたんですよ。とは言わなかった。なんか呪われそうだし。
彼女とも修道女ナナバさんと同じく、前からのちょっとした知り合いだ。マルクト王国へ入国する前、今みたいに手招きされて占ってくれた。勝手にだが。
「あはは、まぁ買い物のついでハチ」
「プフッ! 語尾がハチって……蜂だからハチって! ププフッ……安直でしょ……!」
貴様ぁ! 俺の考えた最強の設定をバカにするなぁ!
ちなみにクズヨさんは虫が好きらしく、蜂型鎧兵ブンブンがお気に入り。それで前回もこのやり取りをしている。直球に嫌味を言うと、しつこい。
「ところで——その女誰?」
クズヨさんの声がワントーン低くなった。顔を向けた先に居るのは騎士団No.25の“アリス”だ。虫型鎧兵の紅一点である。可愛らしい名前だが、モチーフは蟻。黒い鎧で蟻の顔型兜を被っている。俺としてはカワイイと思うが女子受けは悪そう。
「アリスだハチ。素敵な女の子ハチよ」
それを聞いたクズヨさんが机から身を乗り出し、ブンブンの耳元に寄った。
少し話はズレるが、クズヨというのは本名ではない。教えてくれないので俺が心の中で使っている呼称だ。名前の由来は——
「アリスは“クズよ”。脱隊させなさい」
——と、何かと女キャラに対して厳しく、“クズよ”と連呼して騎士団の輪を乱そうとしてくるので嫌味を込めてクズヨさんと呼んでいる。
「そんなことないハチ。彼女はいい子ハチ」
「いいえ、クズの相が出ているわ」
何だよクズの相って。今適当に作ったろ。
「それとウォーター、ライト、ポイズンもクズよ。早く脱隊させなさい。そして水に沈めなさい」
だからなんでウチの騎士団の女キャラ把握してんだよ。怖いわ。つーか沈めるのはやり過ぎだろ! 中の人が居たら殺人じゃねぇか! 居ないけどね!
「ダメだハチ。三人はオイラの大切な仲間だハチ」
「プフッ、語尾がハチって! ……一人称オイラって! ……プフッ!」
何回語尾ネタでツボにハマるんだよ! まぁ面倒臭いからって安直な設定にした俺も悪いけどさぁ。……ハッ、間違えた俺の考えた完璧な設定だ!
「おほん、ともかく女は全員やめさせなさい。女は戦場に不要。仲間の輪を乱すクズよ」
SNSがあったら炎上させそうな人だなぁ。
「そんな事ないハチ。性別に関わらずみんな必要ハチ!」
「プフッ、語尾がハチって……!」
三・回・目!
「はぁ、もう帰るハチ。オイラは忙しいハチから」
ブンブンがプンプンして席を立った。
「待ちなさい。……牛に気をつけなさい」
牛? 牧場に行く予定はないけど。まぁいいか。
「語尾がサイ」
とだけ呟いてブンブンの踵を返させた。
「……プフッ!」
クズヨさんが時間差で俺の呟きの意味を理解して吹き出していた。
その瞬間、ゴン、と音がして振り返る。彼女が柱に頭をぶつけたらしい。そんな視界の悪い格好してるからだよ。そして頭をさすりながら一言。
「痛いですわー!」
意外とかわいい声も出せるんだなぁ。……ふと思ったんだが、俺彼女募集中とか言ったけどクズヨさんだけはNGだわ。ごめんな。告られてもないけど、その予定もないけど。うるせぇ!
鎧兵は、ある程度自動操作できるので楽だ。A地点へ向かえ、と言えば無理のない動きでそこに向かうし、帰還しろ、と言えば同じく無理せず戻ってくる。ただし、たまに壁に引っかかって延々と壁にタックルし続けることがあるので道が狭いところでは目が離せない。
もちろん無理な命令も沢山ある。俺の知らない土地へは行けないし、巨獣を倒せ、なんてのも不可能。ワンオペは融通が効きそうで効かない難しい魔法で、トライアンドエラーの毎日だ。
そんな中、最近は対人間用のプログラムばかり試している。その一つとして、人に攻撃されたら回避かケガしない程度に反撃しろ、ってのが使えたのには驚いた。俺自身で試してみたのだが、殴りかかると腕を捻り上げられて無力化された。お陰で腕が痛い。ちょっとケガしてんじゃねぇか!
それと昨日、巨獣と戦闘中にご近所さんの少女ムギッコに邪魔されたのを反省して、誰かに話しかけられたら定型文を返すように設定した。たまに発動しなかったり、会話が噛み合わなかったりするけど。ダメじゃねぇか! 結論、ほとんど楽できてねぇじゃねぇか!
そうやって一人でテンションを乱高下させていると、モニターから声が聞こえてきた。
「ピポンッ、目的地に到着しました」
お、自動操作してたチームの一つが着いたようだな。このカーナビみたいな音声は誰のかって? もちろん俺である。
点滅する画面をタッチ。北門からまっすぐ進んだ先にある商店街へ向かった虫型鎧チームを正面のモニターに拡大して映した。
騎士団No.20~29は虫モチーフの鎧兵で固めている。中でもお気に入りはNo.28、蜂モチーフの鎧兵“ブンブン”だ。黒と黄色の縞模様で、一人称がオイラ、語尾がハチ、と個性的なキャラだ。いやぁ、我ながら完璧な設定ですなぁ。さすが、俺。俺、さすが。シンメトリー自画自賛。
そんなブンブンを中心とした五体の虫部隊が食料や日用品調達のため商店街を歩いていく。左右に立ち並ぶ露店は活気で溢れているものの、鎧達が近くを通ると途端に静まり返る。いやぁ、有名人は辛いですなぁ。とほほ。
しかし失敗したな。食料を買うのに虫キャラって。何となく不快だよな。鎧は綺麗だけど。食にうるさい日本人である俺がなんたる不覚。適当に部隊編成するんじゃなかった。
うーん、俺って結構凡ミス多いよな。ぐすん。そんな不器用な俺を支えたくなる彼女募集中! 俺ほどの不器用さなら母性本能くすぐりまくりだろうなー! カッー、モテ男(予定)はつれーわ!
と、くだらねー事を考えていたらブンブン達に動きがあった。
紫の毒々しい雰囲気の小さな建物から、青白い不健康そうな女性の手が伸びていて、こちらを誘うように手招きしている。見るからに怪しいが人物に心当たりがあったので恐る恐る近付いてみる。
紫のカーテンをめくり、中を覗くと一人用の小さな机に水晶が乗っているのが見える。ステレオタイプな占いの館って感じ。
机の前の椅子にブンブンを座らせ、対面の女性を見る。
「うふ、うふふ……」
不気味に笑う彼女は思った通りの人、占い師“クズヨ”(仮)さんだった。全身紫の怪しいローブに身を包んでいる。髪どころか目と口も深く覆われていてほぼ見えない。
つーか目まで覆われてて見えてるのか? サングラス的なもので裏からは見えるのかな。ともかくそのせいで年齢は推測できず、体つきや声から大人の女性であることしか分からない。
他に情報があるとすれば、筋の通った綺麗な鼻、それと両耳に付いた天狗の葉っぱみたいな緑のピアスぐらいだ。
「うふ、うふふ……会いにきてくれたのね……」
あなたが手招きしたんですよ。とは言わなかった。なんか呪われそうだし。
彼女とも修道女ナナバさんと同じく、前からのちょっとした知り合いだ。マルクト王国へ入国する前、今みたいに手招きされて占ってくれた。勝手にだが。
「あはは、まぁ買い物のついでハチ」
「プフッ! 語尾がハチって……蜂だからハチって! ププフッ……安直でしょ……!」
貴様ぁ! 俺の考えた最強の設定をバカにするなぁ!
ちなみにクズヨさんは虫が好きらしく、蜂型鎧兵ブンブンがお気に入り。それで前回もこのやり取りをしている。直球に嫌味を言うと、しつこい。
「ところで——その女誰?」
クズヨさんの声がワントーン低くなった。顔を向けた先に居るのは騎士団No.25の“アリス”だ。虫型鎧兵の紅一点である。可愛らしい名前だが、モチーフは蟻。黒い鎧で蟻の顔型兜を被っている。俺としてはカワイイと思うが女子受けは悪そう。
「アリスだハチ。素敵な女の子ハチよ」
それを聞いたクズヨさんが机から身を乗り出し、ブンブンの耳元に寄った。
少し話はズレるが、クズヨというのは本名ではない。教えてくれないので俺が心の中で使っている呼称だ。名前の由来は——
「アリスは“クズよ”。脱隊させなさい」
——と、何かと女キャラに対して厳しく、“クズよ”と連呼して騎士団の輪を乱そうとしてくるので嫌味を込めてクズヨさんと呼んでいる。
「そんなことないハチ。彼女はいい子ハチ」
「いいえ、クズの相が出ているわ」
何だよクズの相って。今適当に作ったろ。
「それとウォーター、ライト、ポイズンもクズよ。早く脱隊させなさい。そして水に沈めなさい」
だからなんでウチの騎士団の女キャラ把握してんだよ。怖いわ。つーか沈めるのはやり過ぎだろ! 中の人が居たら殺人じゃねぇか! 居ないけどね!
「ダメだハチ。三人はオイラの大切な仲間だハチ」
「プフッ、語尾がハチって! ……一人称オイラって! ……プフッ!」
何回語尾ネタでツボにハマるんだよ! まぁ面倒臭いからって安直な設定にした俺も悪いけどさぁ。……ハッ、間違えた俺の考えた完璧な設定だ!
「おほん、ともかく女は全員やめさせなさい。女は戦場に不要。仲間の輪を乱すクズよ」
SNSがあったら炎上させそうな人だなぁ。
「そんな事ないハチ。性別に関わらずみんな必要ハチ!」
「プフッ、語尾がハチって……!」
三・回・目!
「はぁ、もう帰るハチ。オイラは忙しいハチから」
ブンブンがプンプンして席を立った。
「待ちなさい。……牛に気をつけなさい」
牛? 牧場に行く予定はないけど。まぁいいか。
「語尾がサイ」
とだけ呟いてブンブンの踵を返させた。
「……プフッ!」
クズヨさんが時間差で俺の呟きの意味を理解して吹き出していた。
その瞬間、ゴン、と音がして振り返る。彼女が柱に頭をぶつけたらしい。そんな視界の悪い格好してるからだよ。そして頭をさすりながら一言。
「痛いですわー!」
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