17 / 115
3話、革鎧(7)”ごはんパート”
しおりを挟む
【異世界料理一品目;革鎧のポトフ】
この期に及んでもリリは食べる勇気が出ない。
「あのー、わたしー、気が進まないんだけどー……」
「リリが作ったんじゃん! 先に食べなよ!」
(まぁそうなるわよねー、食べないわけには、いかないわよね……どうにか……)
「っあ、この鍋、鉄製じゃないのね?」
「これっ? 正式な名前は知らないけど、オーク鉄って言われてるよ?」
「ふぇーー」
(異世界の鉱物かなぁ?)
「はい、どーぞ」
「っえ!?」
現実逃避をするリリに、ラーナは優しさからなのか、それとも逃さないという意味なのか、スプーンに乗せた革鎧の破片をスッとリリの目の前に置いた。
「どーぞ!」
どうやら逃がさないという意味らしい……
「っあ、はい」
ニコニコと満面の笑みでスプーンを置くラーナ。
リリは威圧感のある笑顔に負け、自分に言い訳を始める。
(だって逃げられないしー、ラーナさん大きいしー、あんなナイフ使いをする旅人VS空は飛べるけど魔法も使えないピクシーって……5秒も持たないわ)
「あぁもぅ! 分かったわ、食べるわよ!」
「やったね、よろしくねー」
覇気のない合いの手が入り、リリは覚悟を決めて、両手を合わせる。
「いただきます!」
「どーぞー」
(っえ、ラーナさんは食べないの?)
そう思ったリリだが、勢いで革鎧の破片を口に放り込んだ。
「うん……う……うん?」
「ど、どぅ?」
匂いはポトフに近いが、野菜がない分とローズマリーを入れた分で、ほのかにローストビーフに近い香りがする。
「これは……」
「これは?」
「噛み切れない」
(か、硬ったーい)
「えぇー」
リリの言葉にラーナは落胆した。
しかし臭くはないので、リリの頭の中では何とかなる気はしている。
(味は塩味、風味は若干の獣臭はするけどちゃんと消えてるから、思ったよりいけるわ)
「臭み消しは成功したみたいよ?」
「ほんとにー?」
「食感は最悪だけどね」
「そっかー……」
意外にも、肉らしい味もちゃんとしていた。
リリの想像していた以上に革鎧は判断が難しい食材であった、野性味があり肉々しい、ただただ噛み切れないというのが問題なのだ。
(固くなった豚肉と、飲み込めなくなったホルモンがくっついてる感じ? なんて言えばいいんだろう? これ)
「なる……ほ、ど? うーん、不味くはないけど? これは……どうなの?」
(調味料さえなんとかすれば、意外とどうにかなるの……かな?)
この先また食べるときの為に、少し考えてみることにした、もちろん、二度と無いに越したことはないのだが。
(例えば、赤ワインで一日ぐらい漬け込んで、ニンジン、玉ねぎ、セロリ、ニンニク、ローリエと一緒に弱火で一日ぐらい煮込めば……うん、これならいけそうだわ。噛み切れるならだけど)
口の中に残る革鎧の硬さに、顎への疲労感を覚えながらも、リリは更に考えを巡らせる。
横ではラーナが「うーん」っと悩んでいた。
(醤油と酒と味醂で煮込めば、辛うじて角煮の体は取れそうな気も……いやっ違う、味付けより調理法よ……っあ、じゃあ細切りにして生姜をたっぷり入れれば、しぐれ煮に……あーこれが正解だわ)
表情をコロコロ変え、唸りながら頬張るリリを見て、ラーナも意を決したように鍋に手を伸ばすと、一際小さな塊を指でつまみゆっくりと口に入れた。
「……んーーー!!」
ラーナは口に入れた革鎧をモグモグと食べながら、激しく地団駄を踏んだ。
「すっごーーい! 美味しいーー! リリ、これ美味しいよ!」
「ほ、本当に?」
「うん! 革鎧を食べられるようにするなんて、リリは本当に凄いねぇー」
「そっそうかな? エへへッ」
さっきまでの不安をよそに、笑いながら頭を掻くリリ。
更にラーナはとびっきりの笑顔で、とびっきりの賛辞を送り続ける。
「錬金術師みたーい! ボクってば、ほんとーに感動しちゃった!!」
「いやぁ、そんな素直に褒められると照れるわね」
「でも、だって、美味しいよ!!」
なぜかあたふたと慌てるラーナの物凄いベタ褒めに、心の中では天狗になるリリ。
(この状況でこんなに美味しいものを作れるわたしって……才能が恐ろしいわ!)
ラーナはふんぞり返るリリに満面の笑みを向ける。
そのまま直ぐに鍋に向き直り、大きな塊を取り出すとそのまま隅に噛みつく、そして思いっ切り引っ張る。
ギュー……パチッ!
破裂音と共に革がちぎれる、そのままモグモグと一心不乱に噛むと、ラーナはゴクリと飲み込んだ、そしてまた隅に噛みつき引っ張る。
バチッ! モグモグ、ゴクン。バチッ! モグモグ……。
(もう革鎧に夢中ね、こんな状況じゃしょうがないわよねー)
二人は一言も発することもなく革鎧を食べる。
リリはまだ一口目を嚙み続けているだけだが、ラーナを見ていると声をかけるのは憚られたし、必死に食べる姿は可愛くもあった。
しばらくバチッ! バチッ! っと勢いよく食べていたラーナ。
急にクリクリした大きな目から、大粒の涙がボロボロと溢れ出て来た……
「ぅ……うぅ……」
「ラーナ……さん?」
突然のことにリリは何を言えばいいのかわからない。
ラーナの涙は止まらないが、小さく呟く声が聞こえてくる。
「本当に……本当に、死ぬかと思った……」
「……っ!!」
ラーナの呟きにリリは絶句した。
彼女の今までの言動は、どこか死ぬことを受け入れているようにリリは感じていたからだ。
「食べ物があって良かった……ひっく……美味しいよぉ、うぅ……良かったよぉぉ」
裕福ではなくても、決して貧しくはない家庭で育ったリリ。
もちろん、ラーナ程の空腹を感じたこともない。
大粒の涙を零しながらも一心不乱に食べ続ける姿に目頭が熱くなる。
(……きっと辛かったのね。本当は怖かったのね)
実際の気持ちなど分からない、それでも予想はつく。
リリは想像だけで恐怖にブルブルッと身震いした。
(こわっ! やめよ、やめ!)
二人が出会ってから思い返すと、常に明るく振る舞い、かしましかったラーナである。
人目も憚らず、ボロボロと涙を零し、黙々と革鎧を食べる少女にその面影はない。
(まっでも、気に入ってもらえて良かったわー! せっかくなら美味しく食べてもらいたいもの)
リリは逆に微笑ましくも思った。
「にしても……凄い顎と歯の力だなぁ」
考えることを止め、明後日なことを呟くリリは、涙を零しながら一心不乱に革鎧を食べるラーナを、ただただ眺め続ける。
もぐもぐと噛み続ける口の中、一口目は消えてくれそうもない……
空腹は最高のスパイスだと言うが、人は泣けるほどの空腹に耐えられるのか。
物があふれる世界、食べることに困らない人には一生かけても感じないような飢餓感は、果たしてスパイスとなりえるのであろうか?
(やっぱり、想像じゃわかんないわね……味わいたくもない!)
すっかり日も落ち、月明かりしかない砂漠で、焚き火のパチパチという音と、ラーナの革鎧を噛みちぎるバチッという音だけが、不規則に、それでいて楽しげに鳴り響く。
この期に及んでもリリは食べる勇気が出ない。
「あのー、わたしー、気が進まないんだけどー……」
「リリが作ったんじゃん! 先に食べなよ!」
(まぁそうなるわよねー、食べないわけには、いかないわよね……どうにか……)
「っあ、この鍋、鉄製じゃないのね?」
「これっ? 正式な名前は知らないけど、オーク鉄って言われてるよ?」
「ふぇーー」
(異世界の鉱物かなぁ?)
「はい、どーぞ」
「っえ!?」
現実逃避をするリリに、ラーナは優しさからなのか、それとも逃さないという意味なのか、スプーンに乗せた革鎧の破片をスッとリリの目の前に置いた。
「どーぞ!」
どうやら逃がさないという意味らしい……
「っあ、はい」
ニコニコと満面の笑みでスプーンを置くラーナ。
リリは威圧感のある笑顔に負け、自分に言い訳を始める。
(だって逃げられないしー、ラーナさん大きいしー、あんなナイフ使いをする旅人VS空は飛べるけど魔法も使えないピクシーって……5秒も持たないわ)
「あぁもぅ! 分かったわ、食べるわよ!」
「やったね、よろしくねー」
覇気のない合いの手が入り、リリは覚悟を決めて、両手を合わせる。
「いただきます!」
「どーぞー」
(っえ、ラーナさんは食べないの?)
そう思ったリリだが、勢いで革鎧の破片を口に放り込んだ。
「うん……う……うん?」
「ど、どぅ?」
匂いはポトフに近いが、野菜がない分とローズマリーを入れた分で、ほのかにローストビーフに近い香りがする。
「これは……」
「これは?」
「噛み切れない」
(か、硬ったーい)
「えぇー」
リリの言葉にラーナは落胆した。
しかし臭くはないので、リリの頭の中では何とかなる気はしている。
(味は塩味、風味は若干の獣臭はするけどちゃんと消えてるから、思ったよりいけるわ)
「臭み消しは成功したみたいよ?」
「ほんとにー?」
「食感は最悪だけどね」
「そっかー……」
意外にも、肉らしい味もちゃんとしていた。
リリの想像していた以上に革鎧は判断が難しい食材であった、野性味があり肉々しい、ただただ噛み切れないというのが問題なのだ。
(固くなった豚肉と、飲み込めなくなったホルモンがくっついてる感じ? なんて言えばいいんだろう? これ)
「なる……ほ、ど? うーん、不味くはないけど? これは……どうなの?」
(調味料さえなんとかすれば、意外とどうにかなるの……かな?)
この先また食べるときの為に、少し考えてみることにした、もちろん、二度と無いに越したことはないのだが。
(例えば、赤ワインで一日ぐらい漬け込んで、ニンジン、玉ねぎ、セロリ、ニンニク、ローリエと一緒に弱火で一日ぐらい煮込めば……うん、これならいけそうだわ。噛み切れるならだけど)
口の中に残る革鎧の硬さに、顎への疲労感を覚えながらも、リリは更に考えを巡らせる。
横ではラーナが「うーん」っと悩んでいた。
(醤油と酒と味醂で煮込めば、辛うじて角煮の体は取れそうな気も……いやっ違う、味付けより調理法よ……っあ、じゃあ細切りにして生姜をたっぷり入れれば、しぐれ煮に……あーこれが正解だわ)
表情をコロコロ変え、唸りながら頬張るリリを見て、ラーナも意を決したように鍋に手を伸ばすと、一際小さな塊を指でつまみゆっくりと口に入れた。
「……んーーー!!」
ラーナは口に入れた革鎧をモグモグと食べながら、激しく地団駄を踏んだ。
「すっごーーい! 美味しいーー! リリ、これ美味しいよ!」
「ほ、本当に?」
「うん! 革鎧を食べられるようにするなんて、リリは本当に凄いねぇー」
「そっそうかな? エへへッ」
さっきまでの不安をよそに、笑いながら頭を掻くリリ。
更にラーナはとびっきりの笑顔で、とびっきりの賛辞を送り続ける。
「錬金術師みたーい! ボクってば、ほんとーに感動しちゃった!!」
「いやぁ、そんな素直に褒められると照れるわね」
「でも、だって、美味しいよ!!」
なぜかあたふたと慌てるラーナの物凄いベタ褒めに、心の中では天狗になるリリ。
(この状況でこんなに美味しいものを作れるわたしって……才能が恐ろしいわ!)
ラーナはふんぞり返るリリに満面の笑みを向ける。
そのまま直ぐに鍋に向き直り、大きな塊を取り出すとそのまま隅に噛みつく、そして思いっ切り引っ張る。
ギュー……パチッ!
破裂音と共に革がちぎれる、そのままモグモグと一心不乱に噛むと、ラーナはゴクリと飲み込んだ、そしてまた隅に噛みつき引っ張る。
バチッ! モグモグ、ゴクン。バチッ! モグモグ……。
(もう革鎧に夢中ね、こんな状況じゃしょうがないわよねー)
二人は一言も発することもなく革鎧を食べる。
リリはまだ一口目を嚙み続けているだけだが、ラーナを見ていると声をかけるのは憚られたし、必死に食べる姿は可愛くもあった。
しばらくバチッ! バチッ! っと勢いよく食べていたラーナ。
急にクリクリした大きな目から、大粒の涙がボロボロと溢れ出て来た……
「ぅ……うぅ……」
「ラーナ……さん?」
突然のことにリリは何を言えばいいのかわからない。
ラーナの涙は止まらないが、小さく呟く声が聞こえてくる。
「本当に……本当に、死ぬかと思った……」
「……っ!!」
ラーナの呟きにリリは絶句した。
彼女の今までの言動は、どこか死ぬことを受け入れているようにリリは感じていたからだ。
「食べ物があって良かった……ひっく……美味しいよぉ、うぅ……良かったよぉぉ」
裕福ではなくても、決して貧しくはない家庭で育ったリリ。
もちろん、ラーナ程の空腹を感じたこともない。
大粒の涙を零しながらも一心不乱に食べ続ける姿に目頭が熱くなる。
(……きっと辛かったのね。本当は怖かったのね)
実際の気持ちなど分からない、それでも予想はつく。
リリは想像だけで恐怖にブルブルッと身震いした。
(こわっ! やめよ、やめ!)
二人が出会ってから思い返すと、常に明るく振る舞い、かしましかったラーナである。
人目も憚らず、ボロボロと涙を零し、黙々と革鎧を食べる少女にその面影はない。
(まっでも、気に入ってもらえて良かったわー! せっかくなら美味しく食べてもらいたいもの)
リリは逆に微笑ましくも思った。
「にしても……凄い顎と歯の力だなぁ」
考えることを止め、明後日なことを呟くリリは、涙を零しながら一心不乱に革鎧を食べるラーナを、ただただ眺め続ける。
もぐもぐと噛み続ける口の中、一口目は消えてくれそうもない……
空腹は最高のスパイスだと言うが、人は泣けるほどの空腹に耐えられるのか。
物があふれる世界、食べることに困らない人には一生かけても感じないような飢餓感は、果たしてスパイスとなりえるのであろうか?
(やっぱり、想像じゃわかんないわね……味わいたくもない!)
すっかり日も落ち、月明かりしかない砂漠で、焚き火のパチパチという音と、ラーナの革鎧を噛みちぎるバチッという音だけが、不規則に、それでいて楽しげに鳴り響く。
0
あなたにおすすめの小説
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
「わざわざ始まるまでまたないで、今のうちに手を打ったってよくない?」
イチイ アキラ
恋愛
アスター公爵令嬢エステルは、夢をみる。それは先を映す夢。
ある日、夢をみた。
この国の未来を。
それをアルフレッド王太子に相談する。彼女を愛して止まない婚約者に。
彼は言う。
愛する君とぼくの国のためなら、未来を変えるのも仕方なくない?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる