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エドワード魔道具店に新たな商品が登場した。魔石だ。魔石は魔物から取れるので大きい程値段が高くなる。大きい程、強い付与が可能で寿命も長いからだ。僕は手持ちの魔石の中でも比較的小さめの魔石に目を付けて、これに利便性の高い付与をする事で価値を上げる事にした。その方が安く提供出来るしね。
まあ、オーク程度の魔石なら大きさも2センチ位で、寿命も付与に寄って変わるが、だいたい1年程度は持つ。ハンターギルドでのオークの魔石の買取価格は銀貨2~3枚だ。付与は僕がする分には無料なので販売価格は金貨1枚程度に抑えられる。
最初に作った付与魔石はお湯を出す魔石、冷水を出す魔石、氷を作る魔石、魔物除けの魔石の4つだ。
お湯を出す魔石は魔力を流すと85度のお湯が出る。お茶を入れるのに便利だろう。
冷水を出す魔石は魔力を流すと4度の水が出る。冒険者が水筒の代わりに持つのに向いている。また、この世界では水は常温が普通なので夏には活躍しそうだ。
氷を作る魔石は、水に触れて魔力を流すと凍る。これは使い方次第で色々と活用出来るだろう。
魔物除けの魔石は、魔力を流すと一定時間魔物が嫌う音が出る。冒険者や旅商人に売れそうだ。
前の2つは銀貨8枚、後者2つは金貨1枚で販売されている。
どの位の需要があるのか未知数なので、何がどれだけ売れるか楽しみだ。とりあえず100個ずつ用意した。
エドワードさんに頼んだアンケートは1週間位経ったら回収しよう。
翌日、稽古を終えてから帝国へ飛ぶ。相変わらず寒い。12月になったら氷点下になりそうだ。
道場へ行くと子供たちが既に来ている。元気だなと思ったら。暖かい。あれ?誰か暖房の魔法を覚えたの?理論は教えたけど、見せたのは一回きりだ。凄いな子供って。
模擬戦をやってる子供たちを集めて、今日の講義をする。今日はバインドとその防ぎ方を教える。理論を教えたら模擬戦再開だ。
寒さのせいか、来る門下生の数も若干だが減っている。まあ毎日来なくても問題は無いが、向上心のある門下生は毎日来ている。まあ、月に大銅貨3枚だ。毎日来なくても元は取れるだろうが、その1日の差が徐々に実力差になって行くのだが、気付くかどうかは本人次第だ。
徐々に門下生が集まって、師範2人が揃うと道場の始まりだ。子供たちは隅に行って邪魔にならない様に練習をしている。隅と言っても敷地が広いので結構な広さがある。模擬戦は出来ないが、攻撃魔法位なら撃てる。
特待生の3人は朝の空いている時間に武舞台で模擬戦を行っている。別に正規の門下生と同じなのだから気を遣わなくても良いと言って居るのだが、毎日同じ時間に使っているとこの時間は特待生が使うと勝手に皆が思ってくれるからと言われた。案外策士だ。
師範達2人はだいぶ僕の魔法理論を勉強した様で、教え方が僕に似て来ている。門下生たちも古株はだいぶ育ってきているし、新人に率先して教えているので、道場全体がレベルアップしている。
しかし、そうなるとどうしてもついて行けない者が現れ、徐々に来なくなり辞めて行く。まだ、辞めた人数が10人に達していないので放っているが、10人を越えたら補充しようと思っている。
午後になると道場の1室で魔道具の付与の授業をする。女性2人は非常に熱心で、家でも練習しているらしく、既にその辺の魔道具職人より腕は良い。だが、まだ作れる物が少ないのでもう少し、色々と叩き込んで置こうと思う。自分で創作出来る様になれば1人前だ。
2時には魔道具店に飛ぶ。
新商品の魔石は、まだ知名度が低いせいか、それ程売れて居ない様だ。
「便利さが解れば、放っておいても売れますよ。」
エドワードさんがそう笑っていた。繁盛しているので余裕があるのだろう。
僕はアクセサリーとマジックバッグを補充して、明日の補充数を聞いて店を後にする。
家に転移し子供たちと戯れてから、魔道具の補充分を作り風呂に入る。
翌日、帝国の道場で子供たちの相手をしていたら、リリ達5人が現れた。
「今日は学院が休みなので1日お願いします。」
「構わないけど、あまり教える事は無いぞ。今は経験を積む事が一番の勉強だ。」
「じゃあ、模擬戦をお願いします。先生とも戦いたいし、例の3人組ともまた戦ってみたいです。」
「そうだな、今日は模擬戦尽くしと行くか。師範にも参加して貰おう。あの2人も経験が足りないからな。」
その日は組み合わせを色々と変えて、模擬戦を何度も行った。僕が2時に上がった後も師範が中心となって続けたらしい。
リリも立派なバトルジャンキーだな。何故か僕の周りにはそう言うのが多いな。
その後エドワード魔道具店に寄り、王国へ帰る。王国はまだ暖かい。帝国の異常気象は何時まで続くのだろうか?
子供たちと戯れていると、セリーがやって来た。
「どうした?」
「叔父様が何か用事があるそうです。公爵家を通じて来た話なので急用では無いと思いますが、出来れば早めに行ってやって下さい。」
「解った。今なら時間があるから行って来るよ。」
2時半ならまだ、大丈夫だろう。僕は王城へ飛んだ。
門番に宰相を呼んで貰い。宰相に陛下に取り次いで貰う。10分程すると例の応接室に通される。少し待つと陛下が現れた。
「呼び出してすまんな、ゼルマキア卿。貴殿に頼みたい事があってな。」
「頼みですか?」
「ふむ、この国の南東にブレイルと言う町があるのだが、知っておるか?」
「はい、僕はあの町で冒険者になったので良く知っています。」
「実はそのブレイル近郊が異常気象らしくてな。薪と食料が足りないらしい。お主の力で何とかならんか?国から金は出せるが、物資は届くのに1か月以上掛かってしまう。」
「物資は用意出来るんですね?運ぶだけなら1日で行けますよ。」
「薪と食料1万人分だぞ、そんなに簡単に運べる量では無いと思うが?」
「大丈夫です。僕のアイテムボックスは特別大きいので、この城位なら入りますよ。移動も転移で一瞬ですから。」
「相変わらず非常識な男よのぉ。解った。3日で物資は用意する。3日後のこの時間に取りに来てくれ。」
「ちなみに異常気象ってどんなのですか?」
「なんでも11月の中旬から雪が降り続き止まぬそうじゃ。」
「この暖かい王国で雪ですか?過去にそう言った例は?」
「王国の南で雪が降った記録は無いな。北でも滅多に降らない。」
王国でも異常気象?これは帝国の異常気象と関係があるのか?共通点はどちらも局地的と言う事だけだ。他に何かあるのだろうか?実際行って見ないと解らないな。
僕は3日後に物資を受け取りその足でブレイルに向かう事を約束して王城を後にした。
家に帰るとセリーが心配そうな顔で待っていた。
「あなた、叔父様は何と?」
「ああ、何でもブレイルが異常気象で物資が足りないらしい。その運搬の事で相談を受けた。」
「異常気象ですか?」
「ああ、半月程雪が降り続いているそうだ。」
「ブレイルって王国の南ですよね?そこで雪ですか?」
「うん、僕もそこが気になって居る。」
僕は急いで風呂に入り、夕食を取った後、自室で暖房の魔道具を大量生産した。薪が足りないと言う事は暖房に割く薪と食事を作る薪両方が不足していると言う事だ。ならば暖房だけでも薪を減らせれば、薪不足も解消するだろう。
陛下が用意する物資は1万人分だ何日分かは分からないが、ブレイルの町は5万人規模だった気がする。明かに足りない。幸い、ストレージには大森林で狩った魔物が大量に残っている。これで食料不足の解消に少しでもなれば良いのだが。
まあ、実際に行って見て、深刻そうなら陛下に話して追加を出して貰おう、お金も出せるって言ってたしね。
そんな事をしているとセリーがやって来た。
「忙しそうですね。今日は私の日では無いので一人にしましょうか?」
「いや、構わないよ。もう終わる所だ。」
「あまり無理はしないで下さいね。」
「子供を産む事に比べれば大した事はしてないよ。」
あと2日ある、ブレイルの為に出来る事は他に無いだろうか?そんな事を考えながら眠りに就いた。
まあ、オーク程度の魔石なら大きさも2センチ位で、寿命も付与に寄って変わるが、だいたい1年程度は持つ。ハンターギルドでのオークの魔石の買取価格は銀貨2~3枚だ。付与は僕がする分には無料なので販売価格は金貨1枚程度に抑えられる。
最初に作った付与魔石はお湯を出す魔石、冷水を出す魔石、氷を作る魔石、魔物除けの魔石の4つだ。
お湯を出す魔石は魔力を流すと85度のお湯が出る。お茶を入れるのに便利だろう。
冷水を出す魔石は魔力を流すと4度の水が出る。冒険者が水筒の代わりに持つのに向いている。また、この世界では水は常温が普通なので夏には活躍しそうだ。
氷を作る魔石は、水に触れて魔力を流すと凍る。これは使い方次第で色々と活用出来るだろう。
魔物除けの魔石は、魔力を流すと一定時間魔物が嫌う音が出る。冒険者や旅商人に売れそうだ。
前の2つは銀貨8枚、後者2つは金貨1枚で販売されている。
どの位の需要があるのか未知数なので、何がどれだけ売れるか楽しみだ。とりあえず100個ずつ用意した。
エドワードさんに頼んだアンケートは1週間位経ったら回収しよう。
翌日、稽古を終えてから帝国へ飛ぶ。相変わらず寒い。12月になったら氷点下になりそうだ。
道場へ行くと子供たちが既に来ている。元気だなと思ったら。暖かい。あれ?誰か暖房の魔法を覚えたの?理論は教えたけど、見せたのは一回きりだ。凄いな子供って。
模擬戦をやってる子供たちを集めて、今日の講義をする。今日はバインドとその防ぎ方を教える。理論を教えたら模擬戦再開だ。
寒さのせいか、来る門下生の数も若干だが減っている。まあ毎日来なくても問題は無いが、向上心のある門下生は毎日来ている。まあ、月に大銅貨3枚だ。毎日来なくても元は取れるだろうが、その1日の差が徐々に実力差になって行くのだが、気付くかどうかは本人次第だ。
徐々に門下生が集まって、師範2人が揃うと道場の始まりだ。子供たちは隅に行って邪魔にならない様に練習をしている。隅と言っても敷地が広いので結構な広さがある。模擬戦は出来ないが、攻撃魔法位なら撃てる。
特待生の3人は朝の空いている時間に武舞台で模擬戦を行っている。別に正規の門下生と同じなのだから気を遣わなくても良いと言って居るのだが、毎日同じ時間に使っているとこの時間は特待生が使うと勝手に皆が思ってくれるからと言われた。案外策士だ。
師範達2人はだいぶ僕の魔法理論を勉強した様で、教え方が僕に似て来ている。門下生たちも古株はだいぶ育ってきているし、新人に率先して教えているので、道場全体がレベルアップしている。
しかし、そうなるとどうしてもついて行けない者が現れ、徐々に来なくなり辞めて行く。まだ、辞めた人数が10人に達していないので放っているが、10人を越えたら補充しようと思っている。
午後になると道場の1室で魔道具の付与の授業をする。女性2人は非常に熱心で、家でも練習しているらしく、既にその辺の魔道具職人より腕は良い。だが、まだ作れる物が少ないのでもう少し、色々と叩き込んで置こうと思う。自分で創作出来る様になれば1人前だ。
2時には魔道具店に飛ぶ。
新商品の魔石は、まだ知名度が低いせいか、それ程売れて居ない様だ。
「便利さが解れば、放っておいても売れますよ。」
エドワードさんがそう笑っていた。繁盛しているので余裕があるのだろう。
僕はアクセサリーとマジックバッグを補充して、明日の補充数を聞いて店を後にする。
家に転移し子供たちと戯れてから、魔道具の補充分を作り風呂に入る。
翌日、帝国の道場で子供たちの相手をしていたら、リリ達5人が現れた。
「今日は学院が休みなので1日お願いします。」
「構わないけど、あまり教える事は無いぞ。今は経験を積む事が一番の勉強だ。」
「じゃあ、模擬戦をお願いします。先生とも戦いたいし、例の3人組ともまた戦ってみたいです。」
「そうだな、今日は模擬戦尽くしと行くか。師範にも参加して貰おう。あの2人も経験が足りないからな。」
その日は組み合わせを色々と変えて、模擬戦を何度も行った。僕が2時に上がった後も師範が中心となって続けたらしい。
リリも立派なバトルジャンキーだな。何故か僕の周りにはそう言うのが多いな。
その後エドワード魔道具店に寄り、王国へ帰る。王国はまだ暖かい。帝国の異常気象は何時まで続くのだろうか?
子供たちと戯れていると、セリーがやって来た。
「どうした?」
「叔父様が何か用事があるそうです。公爵家を通じて来た話なので急用では無いと思いますが、出来れば早めに行ってやって下さい。」
「解った。今なら時間があるから行って来るよ。」
2時半ならまだ、大丈夫だろう。僕は王城へ飛んだ。
門番に宰相を呼んで貰い。宰相に陛下に取り次いで貰う。10分程すると例の応接室に通される。少し待つと陛下が現れた。
「呼び出してすまんな、ゼルマキア卿。貴殿に頼みたい事があってな。」
「頼みですか?」
「ふむ、この国の南東にブレイルと言う町があるのだが、知っておるか?」
「はい、僕はあの町で冒険者になったので良く知っています。」
「実はそのブレイル近郊が異常気象らしくてな。薪と食料が足りないらしい。お主の力で何とかならんか?国から金は出せるが、物資は届くのに1か月以上掛かってしまう。」
「物資は用意出来るんですね?運ぶだけなら1日で行けますよ。」
「薪と食料1万人分だぞ、そんなに簡単に運べる量では無いと思うが?」
「大丈夫です。僕のアイテムボックスは特別大きいので、この城位なら入りますよ。移動も転移で一瞬ですから。」
「相変わらず非常識な男よのぉ。解った。3日で物資は用意する。3日後のこの時間に取りに来てくれ。」
「ちなみに異常気象ってどんなのですか?」
「なんでも11月の中旬から雪が降り続き止まぬそうじゃ。」
「この暖かい王国で雪ですか?過去にそう言った例は?」
「王国の南で雪が降った記録は無いな。北でも滅多に降らない。」
王国でも異常気象?これは帝国の異常気象と関係があるのか?共通点はどちらも局地的と言う事だけだ。他に何かあるのだろうか?実際行って見ないと解らないな。
僕は3日後に物資を受け取りその足でブレイルに向かう事を約束して王城を後にした。
家に帰るとセリーが心配そうな顔で待っていた。
「あなた、叔父様は何と?」
「ああ、何でもブレイルが異常気象で物資が足りないらしい。その運搬の事で相談を受けた。」
「異常気象ですか?」
「ああ、半月程雪が降り続いているそうだ。」
「ブレイルって王国の南ですよね?そこで雪ですか?」
「うん、僕もそこが気になって居る。」
僕は急いで風呂に入り、夕食を取った後、自室で暖房の魔道具を大量生産した。薪が足りないと言う事は暖房に割く薪と食事を作る薪両方が不足していると言う事だ。ならば暖房だけでも薪を減らせれば、薪不足も解消するだろう。
陛下が用意する物資は1万人分だ何日分かは分からないが、ブレイルの町は5万人規模だった気がする。明かに足りない。幸い、ストレージには大森林で狩った魔物が大量に残っている。これで食料不足の解消に少しでもなれば良いのだが。
まあ、実際に行って見て、深刻そうなら陛下に話して追加を出して貰おう、お金も出せるって言ってたしね。
そんな事をしているとセリーがやって来た。
「忙しそうですね。今日は私の日では無いので一人にしましょうか?」
「いや、構わないよ。もう終わる所だ。」
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