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Sランクになったクラ―ネルだが、訓練は相変わらず頑張っている。ドラゴンを倒すと言う目的があるので、気を抜いている暇は無い様だ。
狩りも順調だ。ただ、僕とクラ―ネルが本気を出すと魔物を駆逐する勢いになるので、1日1人頭、白金貨15枚になる様に調節している。
週3日だった狩りの日も、週2日に変更した。その分、体術の訓練に力を入れている。
僕の戦い方を教えてからはクラ―ネルもだいぶ動きが良くなって来た。帝国のフローネル嬢に追いつくのも時間の問題かな?
クラ―ネルの体内に封印されている怒りの精霊フューリーだが、取り除く方法は未だに見つかっていない。
竜王の爺さんに相談した所、フューリーが暴走するのは数百年に1度と言った程度なので、そう焦る必要は無いとの事だが、爆弾を抱えたままと言うのはどうも落ち着かない。
これをクラ―ネルに話すかどうかも、そろそろ真剣に考えなければならないだろう。
今日も西の草原に訓練に来ている。本来ならもう少し人目に付かない場所で訓練をしたいのだが、適当な場所が見つからない。
魔法を自由に撃てて、空中戦のある模擬戦が出来る場所ってあまり無いんだよね。
うちの庭を使おうと思ったら増築工事が始まっちゃったしな。例の空間を使う事も考えたんだけど、竜王の爺さんやルシルの戦いを見せるのはまだ早い気がする。
結局西の草原で訓練をしてるんだけど、なんか時々覗きに来る奴が居るんだよね。どうにかならないかな?
今日も訓練をしていたら、何やら人の気配がしたので、休憩にした。
「また来た様だな。ここの場所が噂になったのかな?」
「困りましたね。どんどん人が増えている気がします。このままじゃまともに訓練が出来ませんね。」
「クラ―ネル。転移はどの程度使える様になった?」
「あー、まだまともに飛べるのは数か所ですね。見える範囲なら問題無いのですが、特定の場所はイメージが鮮明じゃ無いとズレるんですよね。」
「ふむ、ちょっと飛ぶぞ。」
そう言ってクラ―ネルの肩に手を置いた。次の瞬間廃闘技場に立っている。フローネル嬢と訓練した帝国の闘技場だ。
「え?こんな場所ありましたっけ?」
「まあ、ちょっとばかり王都からは離れているが、ここは使われなくなった闘技場だ。人が来る事はまず無いだろう。」
と言う事で、ここで訓練をする事になるのだが、クラ―ネルに帝国の事を話して良い物か悩む所だ。まあ、闘技場を出ればバレるのだが、クラ―ネルは帝国の言葉を喋れないしね。
暫くの間はこの闘技場を使わせて貰おう。王国で適当な場所が見つかれば、そこに移れば良い。
結果から言うと、転移で毎回クラ―ネルを送り迎えする事になるのだが、これにより、クラ―ネルが転移の感覚を掴み、転移をマスターする事になる。
1か月もしない内に、体術はフローネル嬢に追いついた。魔法の無効化も覚えたので、既にドラゴンを退治するだけの能力は持っている。
ローレシアに力を奪われた時の僕と同じくらいのレベルになったと言えば解るだろうか?
まだまだ鍛える余地はあるのだが、今ここでクラ―ネルにドラゴンを倒させたら、そこで満足してしまわないだろうか?
まあ、ドラゴンはこちらから探さない限り、滅多に会う事は無いだろうが。
クラ―ネルにはせめて、封印の腕輪を嵌めた状態の僕程度になって欲しいと思っているし、その才能もあると思う。
出来るなら、魔人や悪魔との戦いも経験させたいのだが、現状では難しいだろう。
精霊界や神界の事を知る必要は無いが、精霊の事は教えて置いた方が良いかもしれない。
知識は武器だ。僕には異世界の知識があるし、クラ―ネルにはそれを理解出来るだけの頭がある。現在ハイピッチでクラ―ネルを鍛えているのは、怒りの精霊が暴走した時に自分で抑え込めるだけの力を与える為だ。だが、それには力だけではなく知識も必要になる。
封印された怒りの精霊を取り除く手段が見つからない今、僕が出来るのはクラ―ネルを鍛える事だ。鍛えれば、怒りの精霊が暴走しても死ぬ事は無いだろう。死ななければ助ける手段は幾らでもある。
だが、怒りの精霊が暴走する時は、クラ―ネルの神の欠片が壊れる時だ。神の欠片が壊れた時、クラ―ネルがどうなるかは判らない。
そう言えば竜王の爺さんが、神の欠片は砕く事が可能だと言って居た。砕けるのなら、再生も可能なんじゃないか?
一旦神の欠片を砕いて、怒りの精霊を解き放った後に神の欠片を再生したらどうだろう?クラ―ネルの体が持つ事が前提だが。
あるいは神の欠片を一旦体外に取り出すと言うのは可能なのだろうか?
爺さんか、ブラスマイヤーに聞かないと判らないが、出来るならば色々と方法は考えられる。
時間がある時に聞いてみよう。
そう言えばうちの増築工事がなんかやたらと大規模なのだが、セリーとアリアナは何をしたいのだろう?このまま行くと公爵家より大きくなりそうなんだが、問題は無いのか?
レンツェル子爵家の改築は大丈夫だよね?
家が大きくなると庭が狭くなる。まあ、異空間練習場があるから訓練には問題は無いのだが、パーティーをする時とか馬車を止める場所に困らないか?
そう言えば、セリーは公爵の娘なのに家でパーティーを開いたりしないな、見合いとかは積極的なんだが、何か理由でもあるのかな?
我が侯爵家の派閥がどうのって言っている割に、お茶会を主催している様子も無いし、お茶会に呼ばれても子供が小さいからと断っている。
唯一行くのは伯父である国王に呼ばれた時位だ。あと、子供を連れて実家にたまに行って居るのは知っている。
「そう言えばセリーってあまり外出とかしないね。」
そう聞いた事がある。
「私は、学院に通って居なかったので友達が少ないんです。なのであまり遊びに外へ出る事がありませんでした。家で色々としている方が好きなんです。」
セリーはそんな事を言っていた。確かに公爵の娘が一人で出歩く事はまず無いだろうし、学院へ行かずに家庭教師を付けていたらしいので友達が少ないと言うのも理解出来る。でも、今はアリアナとかルシルとか居るので皆で買い物とか出れば良いのにと思った事があった。
現にアリアナは結構頻繁に外出している。実家にもたまに行っている様だが、買い物も好きな様だ。浪費家と言う程では無いが、嫁の中では一番金を使っているのはアリアナかもしれない。
まあ、子供がもう少し大きくなればセリーも自然と外へ出る様になるかもしれない。無理強いする事でも無いので今は好きにさせている。
その反動が、この増築じゃないだろうな?
って言うか、増築に白金貨100枚ってどうなんだ?クラ―ネルの子爵邸が新築で建つ金額だぞ。
まあ、出せない金額じゃないって言うか余裕で出せるけど、せめて事前に相談して欲しかったと思うのはイケない事かな?
と言うか、セリーは僕がどの位稼いでどの位の金額を持っているのか把握しているのだろうか?もし把握しているなら、ちょっと怖いぞ。
あれ?金の流れを掴まれていると言う事はアスアスラの事がバレてるって事になるよな?なんで何も言わないんだ?
アスアスラの事がバレているなら当然子供が産まれた事も知っているはずだ。知っていて黙っているのか?それとも僕の杞憂なのか?
流石に帝国のフローネルとリアンの事はバレて無いよね?でも、リアンからの定期報告が無くなっても何も言わないんだよね。自分の子供が生まれて手一杯と言うのなら良いのだが。
あ、何だろう?なんか背筋がゾクゾクして来た。
狩りも順調だ。ただ、僕とクラ―ネルが本気を出すと魔物を駆逐する勢いになるので、1日1人頭、白金貨15枚になる様に調節している。
週3日だった狩りの日も、週2日に変更した。その分、体術の訓練に力を入れている。
僕の戦い方を教えてからはクラ―ネルもだいぶ動きが良くなって来た。帝国のフローネル嬢に追いつくのも時間の問題かな?
クラ―ネルの体内に封印されている怒りの精霊フューリーだが、取り除く方法は未だに見つかっていない。
竜王の爺さんに相談した所、フューリーが暴走するのは数百年に1度と言った程度なので、そう焦る必要は無いとの事だが、爆弾を抱えたままと言うのはどうも落ち着かない。
これをクラ―ネルに話すかどうかも、そろそろ真剣に考えなければならないだろう。
今日も西の草原に訓練に来ている。本来ならもう少し人目に付かない場所で訓練をしたいのだが、適当な場所が見つからない。
魔法を自由に撃てて、空中戦のある模擬戦が出来る場所ってあまり無いんだよね。
うちの庭を使おうと思ったら増築工事が始まっちゃったしな。例の空間を使う事も考えたんだけど、竜王の爺さんやルシルの戦いを見せるのはまだ早い気がする。
結局西の草原で訓練をしてるんだけど、なんか時々覗きに来る奴が居るんだよね。どうにかならないかな?
今日も訓練をしていたら、何やら人の気配がしたので、休憩にした。
「また来た様だな。ここの場所が噂になったのかな?」
「困りましたね。どんどん人が増えている気がします。このままじゃまともに訓練が出来ませんね。」
「クラ―ネル。転移はどの程度使える様になった?」
「あー、まだまともに飛べるのは数か所ですね。見える範囲なら問題無いのですが、特定の場所はイメージが鮮明じゃ無いとズレるんですよね。」
「ふむ、ちょっと飛ぶぞ。」
そう言ってクラ―ネルの肩に手を置いた。次の瞬間廃闘技場に立っている。フローネル嬢と訓練した帝国の闘技場だ。
「え?こんな場所ありましたっけ?」
「まあ、ちょっとばかり王都からは離れているが、ここは使われなくなった闘技場だ。人が来る事はまず無いだろう。」
と言う事で、ここで訓練をする事になるのだが、クラ―ネルに帝国の事を話して良い物か悩む所だ。まあ、闘技場を出ればバレるのだが、クラ―ネルは帝国の言葉を喋れないしね。
暫くの間はこの闘技場を使わせて貰おう。王国で適当な場所が見つかれば、そこに移れば良い。
結果から言うと、転移で毎回クラ―ネルを送り迎えする事になるのだが、これにより、クラ―ネルが転移の感覚を掴み、転移をマスターする事になる。
1か月もしない内に、体術はフローネル嬢に追いついた。魔法の無効化も覚えたので、既にドラゴンを退治するだけの能力は持っている。
ローレシアに力を奪われた時の僕と同じくらいのレベルになったと言えば解るだろうか?
まだまだ鍛える余地はあるのだが、今ここでクラ―ネルにドラゴンを倒させたら、そこで満足してしまわないだろうか?
まあ、ドラゴンはこちらから探さない限り、滅多に会う事は無いだろうが。
クラ―ネルにはせめて、封印の腕輪を嵌めた状態の僕程度になって欲しいと思っているし、その才能もあると思う。
出来るなら、魔人や悪魔との戦いも経験させたいのだが、現状では難しいだろう。
精霊界や神界の事を知る必要は無いが、精霊の事は教えて置いた方が良いかもしれない。
知識は武器だ。僕には異世界の知識があるし、クラ―ネルにはそれを理解出来るだけの頭がある。現在ハイピッチでクラ―ネルを鍛えているのは、怒りの精霊が暴走した時に自分で抑え込めるだけの力を与える為だ。だが、それには力だけではなく知識も必要になる。
封印された怒りの精霊を取り除く手段が見つからない今、僕が出来るのはクラ―ネルを鍛える事だ。鍛えれば、怒りの精霊が暴走しても死ぬ事は無いだろう。死ななければ助ける手段は幾らでもある。
だが、怒りの精霊が暴走する時は、クラ―ネルの神の欠片が壊れる時だ。神の欠片が壊れた時、クラ―ネルがどうなるかは判らない。
そう言えば竜王の爺さんが、神の欠片は砕く事が可能だと言って居た。砕けるのなら、再生も可能なんじゃないか?
一旦神の欠片を砕いて、怒りの精霊を解き放った後に神の欠片を再生したらどうだろう?クラ―ネルの体が持つ事が前提だが。
あるいは神の欠片を一旦体外に取り出すと言うのは可能なのだろうか?
爺さんか、ブラスマイヤーに聞かないと判らないが、出来るならば色々と方法は考えられる。
時間がある時に聞いてみよう。
そう言えばうちの増築工事がなんかやたらと大規模なのだが、セリーとアリアナは何をしたいのだろう?このまま行くと公爵家より大きくなりそうなんだが、問題は無いのか?
レンツェル子爵家の改築は大丈夫だよね?
家が大きくなると庭が狭くなる。まあ、異空間練習場があるから訓練には問題は無いのだが、パーティーをする時とか馬車を止める場所に困らないか?
そう言えば、セリーは公爵の娘なのに家でパーティーを開いたりしないな、見合いとかは積極的なんだが、何か理由でもあるのかな?
我が侯爵家の派閥がどうのって言っている割に、お茶会を主催している様子も無いし、お茶会に呼ばれても子供が小さいからと断っている。
唯一行くのは伯父である国王に呼ばれた時位だ。あと、子供を連れて実家にたまに行って居るのは知っている。
「そう言えばセリーってあまり外出とかしないね。」
そう聞いた事がある。
「私は、学院に通って居なかったので友達が少ないんです。なのであまり遊びに外へ出る事がありませんでした。家で色々としている方が好きなんです。」
セリーはそんな事を言っていた。確かに公爵の娘が一人で出歩く事はまず無いだろうし、学院へ行かずに家庭教師を付けていたらしいので友達が少ないと言うのも理解出来る。でも、今はアリアナとかルシルとか居るので皆で買い物とか出れば良いのにと思った事があった。
現にアリアナは結構頻繁に外出している。実家にもたまに行っている様だが、買い物も好きな様だ。浪費家と言う程では無いが、嫁の中では一番金を使っているのはアリアナかもしれない。
まあ、子供がもう少し大きくなればセリーも自然と外へ出る様になるかもしれない。無理強いする事でも無いので今は好きにさせている。
その反動が、この増築じゃないだろうな?
って言うか、増築に白金貨100枚ってどうなんだ?クラ―ネルの子爵邸が新築で建つ金額だぞ。
まあ、出せない金額じゃないって言うか余裕で出せるけど、せめて事前に相談して欲しかったと思うのはイケない事かな?
と言うか、セリーは僕がどの位稼いでどの位の金額を持っているのか把握しているのだろうか?もし把握しているなら、ちょっと怖いぞ。
あれ?金の流れを掴まれていると言う事はアスアスラの事がバレてるって事になるよな?なんで何も言わないんだ?
アスアスラの事がバレているなら当然子供が産まれた事も知っているはずだ。知っていて黙っているのか?それとも僕の杞憂なのか?
流石に帝国のフローネルとリアンの事はバレて無いよね?でも、リアンからの定期報告が無くなっても何も言わないんだよね。自分の子供が生まれて手一杯と言うのなら良いのだが。
あ、何だろう?なんか背筋がゾクゾクして来た。
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