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第8章 砂漠の英雄
第5話 ローゼvsテシウス
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「クスクス、そんなに驚くことかしら?」
愉快そうに笑うディアナさんだけど、そりゃ驚くって。
「偽装夫婦だと言ってましたから……なんていうか……おめでとうございます!」
「ありがとう、ローゼちゃん」
「いやあ、ヘクターさんがディアナさんみたいな美女と結ばれるなんて、世の中本当にわからないものっす。今、妊娠6ヶ月ってとこっすか。自分らがベルンから出立した直後っすねえ……仕込んだのは」
「あのディアナが子供をねえ……信じられないわ」
フィーリアとベレニスが不思議そうにディアナさんのお腹を見て呟く。
「悪いな、フィーリア。お前さん、俺に惚れてたろ?」
「寝言は寝てから言うっすよ、ヘクターさん。一回り歳下のディアナさんでも犯罪臭いのに、二周り離れてる自分に手を出してたら捕まるっすよ」
フィーリアとヘクターさんは短い期間だけど同じ商会にいたことがあるので、遠慮なく本音で会話できる仲だ。
久々の再会で、お互いに冗談を飛ばし合っている。
「ディアナさんというと、ビオレールで姉様たちに敗れた魔女ですね! ベルンの政変では姉様に味方してくれたと聞いています! お初にお目にかかります! 姉様の従妹で、ファインダの王女を一応しているレオノールといいます!」
一応ってなんだよレオノール。王籍離脱したいって本音漏れたんだろうけど、私は絶対協力しないからな。
「わたくしは、2人が結ばれたことは必然だと思っております。同じ屋根の下に男女が過ごすのです。嫌いな相手と、ずっと一緒にいるわけないですから」
「でも、ヴィレッタ~、リョウは誰とも子供作ってないよ~? 私たちのこと嫌いなのかな~」
女神フェロニアに祈りを捧げ、祝福するヴィレッタにクリスがとんでもない発言をしやがる。
ここはきちんと説明せねば。
「嫌いとかそういう問題じゃなくって、ヘクターさんとディアナさんは夫婦なの! 私たちとリョウは仲間! わかった?」
「ローゼ、顔真っ赤だよ~?」
「わかった?」
「……う、うん。ローゼが怖いのがわかったよ……」
私が捲し立ててる間、リョウは顔を背けてあらぬ方向を見てやがる。
まったく! ここはリョウが率先して発言すべき場面だろうに。
今は旅路の途中だからとか、いずれ俺も結婚して子を儲けたいです、なんて2人に祝福を言いながら私を見つめてくるべきでしょ!
あっ、後半部部分なし。妄想しておいてなんだが、現実でリョウがそんなこと口走ったら1週間寝込む自信あるわ。
「あっはっは。ローゼちゃんたちは相変わらずだなあ。さっきまでの緊迫した空気が霧散した気分だ」
「あっ! オルタナさん! お騒がせしてすみません!」
快活に笑う、超絶美青年剣士(美女)のオルタナさんに振り返り、ペコリと頭を下げる。
「オルタナ! 抱きつかせて! ……はあ、やっぱりいいわ、オルタナは。カッコよくていい匂いがして、おっぱいあって最高だわ~。イケメン成分補充しとかないと」
おいおいベレニス、オルタナさんに迷惑かけるなー。
オルタナさんも、満更でもないように頭を撫でるなー。
「君たちの活躍は聞いている。みんな見違えたようだ。レオノール姫殿下については、他国ながらハラハラしていますが」
「おお! 天下に名だたる麒麟児にハラハラされてるとは光栄の極みでございます! 是非また剣の稽古をつけてください!」
お~いレオノール? あんたのポジティブ変換はいつものことだが、さすがに一国の姫として、オルタナさんの心配は読み取ろうよ。
「クリスさんも風格が出てきたね。リョウ君に剣を教わっていると聞いている。精進したまえ」
「ありがと~、オルタナ。でもさ~、オルタナに教わったほうが上達早そう」
おいこらクリス、リョウが凹んでいるから本音を口にするんじゃありません!
オルタナさんも苦笑してないで、嘘でもいいから否定してあげて!
「コホン。……ローゼ、旧交ある方々との再会を喜ぶのも大事ですが、テシウス先生が待っておられます。忙しい身の上でございます。これ以上待たすのはいかがなことかと」
ヴィレッタに言われ、私はハッとしてテシウスさんに振り返る。
彼はいつもの冷静沈着な表情で、テーブルの椅子に座ったままだった。
いやあ、悪いことしたなあ。
気を引き締め直し、私はここへ来た目的を再開させる。
「テシウスさん! シャルロッテの件ですが、私に全権をください! 必ず、身命を賭して邪教『真実の眼』から抜けさせます! 無論、彼女が犯した罪について理解しています。……それをどうか、公爵の身分剥奪と、私が生涯面倒を見るで許してください! お願い……します」
私の思っているすべてを率直に口にした言葉に、再び場は緊張感溢れる空気に変わる。
「クスクス、なるほどね。ローゼちゃんらしいわ」
ディアナさんが呟いた直後、テシウスさんが口を開く。
「昨年のルインズベリー公爵家全滅の犯人が、邪教の魔女ジーニアと、公爵家令嬢であるシャルロッテ嬢の犯行だと確定しております。さらにシャルロッテ嬢は、主犯として、ファインダ王国に捕らえられた邪教の魔女の脱獄を実行しております。現状、ローゼさんの意見を採用するのは困難でしょう」
淀みなく話すテシウスさん。
まあ、そうだよね。徹頭徹尾、感情論を排し、法治で国家運営をする立場のテシウスさんにとって、シャルロッテの件がすでに公になった以上、罪を隠蔽してまで王女の立場を放棄した私に託す判断はできないのだ。
「フィーリアからも難しいと言われていました。ですが、それでもシャルロッテが歪んだ原因は私にあるんです。私が5歳で病死したことになって姿を消したから……。もしそんなことがなければ、彼女が邪教に染まることはありませんでした。そして、私をこの運命にしたのは邪教の魔女たちです。邪教の存在を、陰謀を、事件すべてを明るみにすれば、シャルロッテも許されるべき存在だとわかるはず、そう私は思っています。なのでお願いします! 私にシャルロッテのことを任せてください!」
もう一度深く頭を下げる。
私にできる精一杯の償いを、これから生涯をかけて行っていく決意として。
「ローゼさん。私は誰もが知っている真実を、タブー視して語らせない国家に未来はないと考えております。語りたくても語れない言葉は人々の奥底に沈殿され、それは暗く歪んだ形となって解き放たれるからです。ローゼさんが、先王カエサル様と先王妃ローラ様の御息女ローゼマリー様というのは公然の秘密ですが、タブー視はされておりません。ですが、そのローゼマリー様が旧友を救うために法を捻じ曲げ、都合の良いように処理したとなれば、それはタブー視されるでしょう。貴女にとっても、我々サリウス陛下に仕える者たちも、民も、口を閉じざるを得なくなるのです」
テシウスさんの声色は変わらない。生徒に教え諭す教師のように私へ告げてくる。
実際教師だったし、私も1日だけテシウスさんの授業受けたから、論説でこの人に勝てないのは知っているんだよね。
それでも私は、私であるためにテシウスさんを説得しなければならない。
「タブー視……ですか。すみません。そこまでの考えは私にはありませんでした。……ですが、ならば私はここに宣言します。私がシャルロッテを王女時代の側仕えで親友だったから贔屓した……もう王女でもなんでもないくせにベルガー王国を脅して取引した。そう……タブー視させずに噂させればいいんです!」
テシウスさんの無表情が、ほんの少し崩れた気がした。
「すべての邪教に協力し、罪を犯した魔女を私が引き取りましょう! 私が全員を更生させ、罰を与え、犯した罪以上の功績を、生きとし生けるものに等しく恩恵が与えられるように尽力します!」
ヘクターさんはポカンとしてるし、ディアナさんはクスクス笑ってるし、オルタナさんはにこにこ微笑んでいる。
リョウたちは……まーた私が変なこと言い出したよ的な顔してるけど、ちょっとは擁護してよ。
「……」
テシウスさんは沈黙して熟考しだすし!
ここで具体的にどうするんですか? 例えば邪教の魔女がローゼさんに従わなかった場合は……なんて言われたらこう答えると私は決めている!
必ずなんとかします! 私の全魔力に賭けて! うん、却下されそうだなこれ。お願いだからここで、任せましたって言って、テシウスさん!
「邪教の罪を、一身に引き受けるつもりですか?」
「はい!」
ようやく口にしたテシウスさんに、私は即答する。
「私を憎む人々は出てくるでしょう。それも私は逃げずに受け止めるつもりです」
ここぞとばかりに放った、私の決意の証の言葉。
すかさずテシウスさんが返答する。
「現実的な話ではありませんが、了解しました」
おお! 了解しましたって言ったよね? 私の案が通ったんだよね⁉ いやあ、さすがテシウスさん。話がわかる……と喜んでいると?
「シャルロッテ嬢の件については、競争としましょう」
……はい?
なんつった? この人? 競争? 誰と誰が?
「ローゼさんの思惑通りになるか、王国が彼女を捕らえるのが先かってことっすかあ?」
フィーリアの質問に、テシウスさんは真顔で頷いたのだった。
王国と競争って、何千万のベルガー国民と私たち7人でってこと? ちょっと数に差がありすぎね?
「では私は戻ります。ヘクター殿、マーイン領のことを頼みました。ローゼさん、ヴィレッタさん、他の皆様方も女神フェロニアの御加護があらんことを」
スーッと立ち上がり、一礼して去っていくテシウスさん。
オルタナさんも笑みを浮かべながら私たちに手を振って、彼について去っていったのだった。
こんの~。わからず屋め~。
愉快そうに笑うディアナさんだけど、そりゃ驚くって。
「偽装夫婦だと言ってましたから……なんていうか……おめでとうございます!」
「ありがとう、ローゼちゃん」
「いやあ、ヘクターさんがディアナさんみたいな美女と結ばれるなんて、世の中本当にわからないものっす。今、妊娠6ヶ月ってとこっすか。自分らがベルンから出立した直後っすねえ……仕込んだのは」
「あのディアナが子供をねえ……信じられないわ」
フィーリアとベレニスが不思議そうにディアナさんのお腹を見て呟く。
「悪いな、フィーリア。お前さん、俺に惚れてたろ?」
「寝言は寝てから言うっすよ、ヘクターさん。一回り歳下のディアナさんでも犯罪臭いのに、二周り離れてる自分に手を出してたら捕まるっすよ」
フィーリアとヘクターさんは短い期間だけど同じ商会にいたことがあるので、遠慮なく本音で会話できる仲だ。
久々の再会で、お互いに冗談を飛ばし合っている。
「ディアナさんというと、ビオレールで姉様たちに敗れた魔女ですね! ベルンの政変では姉様に味方してくれたと聞いています! お初にお目にかかります! 姉様の従妹で、ファインダの王女を一応しているレオノールといいます!」
一応ってなんだよレオノール。王籍離脱したいって本音漏れたんだろうけど、私は絶対協力しないからな。
「わたくしは、2人が結ばれたことは必然だと思っております。同じ屋根の下に男女が過ごすのです。嫌いな相手と、ずっと一緒にいるわけないですから」
「でも、ヴィレッタ~、リョウは誰とも子供作ってないよ~? 私たちのこと嫌いなのかな~」
女神フェロニアに祈りを捧げ、祝福するヴィレッタにクリスがとんでもない発言をしやがる。
ここはきちんと説明せねば。
「嫌いとかそういう問題じゃなくって、ヘクターさんとディアナさんは夫婦なの! 私たちとリョウは仲間! わかった?」
「ローゼ、顔真っ赤だよ~?」
「わかった?」
「……う、うん。ローゼが怖いのがわかったよ……」
私が捲し立ててる間、リョウは顔を背けてあらぬ方向を見てやがる。
まったく! ここはリョウが率先して発言すべき場面だろうに。
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「あっはっは。ローゼちゃんたちは相変わらずだなあ。さっきまでの緊迫した空気が霧散した気分だ」
「あっ! オルタナさん! お騒がせしてすみません!」
快活に笑う、超絶美青年剣士(美女)のオルタナさんに振り返り、ペコリと頭を下げる。
「オルタナ! 抱きつかせて! ……はあ、やっぱりいいわ、オルタナは。カッコよくていい匂いがして、おっぱいあって最高だわ~。イケメン成分補充しとかないと」
おいおいベレニス、オルタナさんに迷惑かけるなー。
オルタナさんも、満更でもないように頭を撫でるなー。
「君たちの活躍は聞いている。みんな見違えたようだ。レオノール姫殿下については、他国ながらハラハラしていますが」
「おお! 天下に名だたる麒麟児にハラハラされてるとは光栄の極みでございます! 是非また剣の稽古をつけてください!」
お~いレオノール? あんたのポジティブ変換はいつものことだが、さすがに一国の姫として、オルタナさんの心配は読み取ろうよ。
「クリスさんも風格が出てきたね。リョウ君に剣を教わっていると聞いている。精進したまえ」
「ありがと~、オルタナ。でもさ~、オルタナに教わったほうが上達早そう」
おいこらクリス、リョウが凹んでいるから本音を口にするんじゃありません!
オルタナさんも苦笑してないで、嘘でもいいから否定してあげて!
「コホン。……ローゼ、旧交ある方々との再会を喜ぶのも大事ですが、テシウス先生が待っておられます。忙しい身の上でございます。これ以上待たすのはいかがなことかと」
ヴィレッタに言われ、私はハッとしてテシウスさんに振り返る。
彼はいつもの冷静沈着な表情で、テーブルの椅子に座ったままだった。
いやあ、悪いことしたなあ。
気を引き締め直し、私はここへ来た目的を再開させる。
「テシウスさん! シャルロッテの件ですが、私に全権をください! 必ず、身命を賭して邪教『真実の眼』から抜けさせます! 無論、彼女が犯した罪について理解しています。……それをどうか、公爵の身分剥奪と、私が生涯面倒を見るで許してください! お願い……します」
私の思っているすべてを率直に口にした言葉に、再び場は緊張感溢れる空気に変わる。
「クスクス、なるほどね。ローゼちゃんらしいわ」
ディアナさんが呟いた直後、テシウスさんが口を開く。
「昨年のルインズベリー公爵家全滅の犯人が、邪教の魔女ジーニアと、公爵家令嬢であるシャルロッテ嬢の犯行だと確定しております。さらにシャルロッテ嬢は、主犯として、ファインダ王国に捕らえられた邪教の魔女の脱獄を実行しております。現状、ローゼさんの意見を採用するのは困難でしょう」
淀みなく話すテシウスさん。
まあ、そうだよね。徹頭徹尾、感情論を排し、法治で国家運営をする立場のテシウスさんにとって、シャルロッテの件がすでに公になった以上、罪を隠蔽してまで王女の立場を放棄した私に託す判断はできないのだ。
「フィーリアからも難しいと言われていました。ですが、それでもシャルロッテが歪んだ原因は私にあるんです。私が5歳で病死したことになって姿を消したから……。もしそんなことがなければ、彼女が邪教に染まることはありませんでした。そして、私をこの運命にしたのは邪教の魔女たちです。邪教の存在を、陰謀を、事件すべてを明るみにすれば、シャルロッテも許されるべき存在だとわかるはず、そう私は思っています。なのでお願いします! 私にシャルロッテのことを任せてください!」
もう一度深く頭を下げる。
私にできる精一杯の償いを、これから生涯をかけて行っていく決意として。
「ローゼさん。私は誰もが知っている真実を、タブー視して語らせない国家に未来はないと考えております。語りたくても語れない言葉は人々の奥底に沈殿され、それは暗く歪んだ形となって解き放たれるからです。ローゼさんが、先王カエサル様と先王妃ローラ様の御息女ローゼマリー様というのは公然の秘密ですが、タブー視はされておりません。ですが、そのローゼマリー様が旧友を救うために法を捻じ曲げ、都合の良いように処理したとなれば、それはタブー視されるでしょう。貴女にとっても、我々サリウス陛下に仕える者たちも、民も、口を閉じざるを得なくなるのです」
テシウスさんの声色は変わらない。生徒に教え諭す教師のように私へ告げてくる。
実際教師だったし、私も1日だけテシウスさんの授業受けたから、論説でこの人に勝てないのは知っているんだよね。
それでも私は、私であるためにテシウスさんを説得しなければならない。
「タブー視……ですか。すみません。そこまでの考えは私にはありませんでした。……ですが、ならば私はここに宣言します。私がシャルロッテを王女時代の側仕えで親友だったから贔屓した……もう王女でもなんでもないくせにベルガー王国を脅して取引した。そう……タブー視させずに噂させればいいんです!」
テシウスさんの無表情が、ほんの少し崩れた気がした。
「すべての邪教に協力し、罪を犯した魔女を私が引き取りましょう! 私が全員を更生させ、罰を与え、犯した罪以上の功績を、生きとし生けるものに等しく恩恵が与えられるように尽力します!」
ヘクターさんはポカンとしてるし、ディアナさんはクスクス笑ってるし、オルタナさんはにこにこ微笑んでいる。
リョウたちは……まーた私が変なこと言い出したよ的な顔してるけど、ちょっとは擁護してよ。
「……」
テシウスさんは沈黙して熟考しだすし!
ここで具体的にどうするんですか? 例えば邪教の魔女がローゼさんに従わなかった場合は……なんて言われたらこう答えると私は決めている!
必ずなんとかします! 私の全魔力に賭けて! うん、却下されそうだなこれ。お願いだからここで、任せましたって言って、テシウスさん!
「邪教の罪を、一身に引き受けるつもりですか?」
「はい!」
ようやく口にしたテシウスさんに、私は即答する。
「私を憎む人々は出てくるでしょう。それも私は逃げずに受け止めるつもりです」
ここぞとばかりに放った、私の決意の証の言葉。
すかさずテシウスさんが返答する。
「現実的な話ではありませんが、了解しました」
おお! 了解しましたって言ったよね? 私の案が通ったんだよね⁉ いやあ、さすがテシウスさん。話がわかる……と喜んでいると?
「シャルロッテ嬢の件については、競争としましょう」
……はい?
なんつった? この人? 競争? 誰と誰が?
「ローゼさんの思惑通りになるか、王国が彼女を捕らえるのが先かってことっすかあ?」
フィーリアの質問に、テシウスさんは真顔で頷いたのだった。
王国と競争って、何千万のベルガー国民と私たち7人でってこと? ちょっと数に差がありすぎね?
「では私は戻ります。ヘクター殿、マーイン領のことを頼みました。ローゼさん、ヴィレッタさん、他の皆様方も女神フェロニアの御加護があらんことを」
スーッと立ち上がり、一礼して去っていくテシウスさん。
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