【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~

ハムえっぐ

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第5章 籠の中の鳥

第20話 ぬいぐるみの名前は?

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 ヴィレッタとシャルロッテに、半ば強引にルリアさんを図書塔へと連れ出してもらい、私はようやくレオノールと2人きりで自室に戻ることができた。
 部屋の扉を閉めると、外の喧騒が嘘のように静かになる。

「ルリアさん、大丈夫かなあ? 図書塔で探している本があるって言っていたけど、本当にそんな本、あったのかな?」

 レオノールが少し心配そうに眉を寄せる。
 まあ、その話は私が咄嗟に考えた口実だが……今はそれどころじゃない。

「ねえ、レオノール。この前の話の続きだけど……この世界が偽物だって話」

 私が切り出すと、レオノールのヘーゼル色の瞳が期待に輝いた。

「はい! 何かわかったのですか⁉ さすが姉様です!」

「ううん、わかったというより、レオノールにもっと詳しく聞きたいと思って。どうしてこの世界が偽物だって、そう確信したのか……まずはそこから教えてくれる?」

 私の問いにレオノールの表情が引き締まる。
 いつも快活な彼女が見せる真剣な眼差し。
 その瞳は、何か揺るぎない確信を宿しているように見えた。

 私は思わず息を呑み、彼女の言葉を待った。
 ここが正念場だ。一言も聞き漏らせない。

 心臓の音が、やけに大きく部屋に響く。

「それはですね、姉様……」

 レオノールは一度、ぐっと息を吸い込み、そして、きっぱりと言い放った。

「私が、このレオノール・ファインダが、こんな退屈な勉学の日々を真面目に送っているなんて絶対におかしいではありませんか! 普通の私なら、とっくにこんな窮屈な女子寮から抜け出して、広い世界で大冒険を繰り広げているはずです! ですから、この世界は偽物なのです!」

「……ふ、ふむふむ。なるほど……それで?」

「?」
「?」

 私は、ぱちくりと瞬きをするレオノールに合わせて、思わず小首を傾げてしまった。

 ……あれ? なんだか、思っていたのと違うぞ?
 もっとこう、決定的な証拠とか、論理的な根拠とかがあるのかと思っていたのだが。

「え? それだけ……ですけど、姉様?」

 ……ええええええ⁉ そ、それだけなの⁉ もっと深い理由があるのかと思って、めちゃくちゃ身構えていたのに!

 私は予想外の展開に、あんぐりと口を開けたまま固まってしまった。脳が状況を処理しきれない。

「つまり……確たる証拠があったわけじゃなくて、ただの直感、みたいな?」

「はい! でも、私の直感は当たるのです! そして、姉様が私の直感を裏付ける手がかりを見つけました! さあ、姉様、お聞かせください! きっとこのぬいぐるみたちが鍵を握っているのですよね?」

 レオノールは目をキラキラさせながら、ベッドの上に散らばったぬいぐるみたちを指差す。

「このぬいぐるみたち……私たちがモデルになっているのは間違いなさそうです。姉様も、ヴィレッタさんも、そしてこの私のも、とっても可愛くできています! 他のお人形も、個性があって素敵です! ……でも、この一体だけ、なんだか雰囲気が違いますね。男性がモデルのようですけど……もしかして、この『魔除け』みたいなのが、私たちが倒すべき敵だったりするのでしょうか?」

 レオノールは7つのぬいぐるみの中で唯一異彩を放つ、黄土色の皮鎧を着た少年のぬいぐるみを指さし、真剣な顔で考察を始めた。

「いやいやいや! リョ……えっと……こ、この人も仲間だから! たしかに、ちょっと目つきは悪いかもしれないけど……リョウもれっきとした仲間の1人だから!」

 咄嗟に否定しながら、私の口から滑り出た名前に、自分自身が驚く。

 リョウ……? なんで私、今、そんな名前を? でも、すごく……すごく、しっくりくる。

「リョウ……? リョウ、ですか? うーん、なんだか聞いたことがあるような……ないような……? でも、もしその方が仲間だとしたら、女の子6人の中に男の子が1人だけなんて、とんでもないハーレム野郎ではありませんか! きっと夜な夜な、私たちのような可愛い女の子を好き放題に……姉様まさかとは思いますが、こんな破廉恥な男を仲間にしていたのですか⁉」

 レオノールの妄想が暴走し始めている! ちょっと待って、違う、絶対に違う!

「ち、違うから! たしかに、成り行きで裸を見られたり、こっちが見ちゃったりしたことは、まあ、なくはなかったかもしれないけど……! リョウはそんな、不埒な男じゃないから!」

 ……あれ? 私、今、さらっととんでもないことを口走らなかった? レオノールも目を丸くして私を見ている。

「ほ、ほへえ……そう言われてみるとなんだか、そのリョウとかいう人は、いつも女の子たちに怒られてばっかりだったような……そんな朧げな記憶が……?」

「そ、そうだよ! 特に戦い以外じゃ全然頼りにならなくて! いつも私やヴィレッタや……えっと、ベ、ベレニス? に怒られてばっかりだったんだから!」

「ベレニス……! ああ、銀髪の! それから、ちっちゃいけど賢そうな……フィ、フィーリア! そうだ、フィーリアちゃんもよく師匠に『デリカシーはあるけど女心が致命的にわかっていない』って怒っていました! ……ん? 師匠……? 私、リョウさんのこと、師匠って呼んでいましたっけ?」

「ベレニス……フィーリア……どうして? こんなに簡単に名前が出てくるなんて? ……そうだ、この子たちはベレニスとフィーリア。そして……この赤髪の子は……ク、クリス!」

「おお! 姉様、私も今、クリスだ! って閃きました! 間違いありません、この7人です! きっと、私たち7人は、世界を救うために一緒に旅をしていて、その偉業が讃えられて、こうしてぬいぐるみが作られたのです!」

 レオノールは興奮して拳を握りしめている。
 私も、次々と思い出される仲間たちの名前に、胸が高鳴るのを抑えられない。
 そうだ、私たちは仲間だったんだ。

「……でも、それにしては、このぬいぐるみ、ちょっと作りが……しょぼくない? それに、レオノールはファインダ王国の王女でしょう? そんな簡単に国を離れて旅なんてできるの?」

「えー? それを言うなら、姉様だってベルガー王国の王女ではありませんか~」

「まあ、それは一旦置いておくとして……一番の問題は、どうして私の部屋のベッドに、リョウのぬいぐるみだけが、あんなにたくさんあったのかってことね。……あれは一体、どういうことなのかな?」

「え? それは簡単ですよ、姉様! 決まっているではありませんか!」

 レオノールは、自信満々に胸を張って断言した。

「姉様と、その『魔除け』のぬいぐるみのモデルになったリョウ……私が師匠と呼んでいたらしい人物が、恋人同士だったからですよ!」

「なっ……⁉」

 レオノールの言葉は、静かな水面に投げ込まれた石のように、私の心に大きな波紋を広げた。

 ……リョウ。たしかに、その名前を思い出すと胸の奥がキュッと締め付けられるような、甘酸っぱいような不思議な感覚がある。
 仲間……それ以上の、何か特別な……でも、恋人? 私が?
 あの朴念仁で、デリカシーがなくて、戦い以外は頼りにならない人と?

 記憶にはそんな甘い時間は全くない。
 むしろ呆れたり、放っておけなくて世話を焼いたり……そんな、もっと気安い関係だった気がする。

 けれど、もし……もし本当に、レオノールの言う通り、私たちが恋人同士だったとしたら……それは、なんだか……すごく……嬉しい、かも……?

「だって、考えてもみてください! 皆、口を揃えてそのぬいぐるみを気味悪がっていましたし、ヴィレッタさんに至っては、まるで姉様を取られたみたいに怒っていました! つまり、師匠は姉様の恋人だった! これで全ての辻褄が合います!」

 フンス! とドヤ顔で結論づけるレオノール。いやいやいや、それはあまりにも飛躍しすぎでは⁉

 でも……でも……もし本当にそうだったら……?
 好きだって言われたり、言ったり……?
 こ、恋人なら、手をつないだり、き、キスとか……そ、その先とかも……⁉

 そんな記憶、全くない!
 ないけど……もし、そんな大事な記憶を私が忘れてしまっているのだとしたら……それは、すごく……すごく、悲しい。

 どうして思い出せないの? いったい何が起こっているの?
 このぬいぐるみたちは、本当は何を伝えようとしているの?

 窓から差し込む夕陽が部屋を茜色に染め上げ、ベッドの上に転がる7つのぬいぐるみたちの影を、床にくっきりと描き出していた。
 夕焼けの燃えるような赤と、ぬいぐるみの落とす深い影のコントラストが、私の心に言いようのない不安を掻き立てる。

 この偽りの世界で、私は本当に大切なものを失ってしまっているのかもしれない。

 ***

 ガードン子爵邸の書斎。古書の匂いが満ちる空間で、衝撃的な事実が語られていた。

「……以上が、儂が内々に調査した結果じゃ。8年前のニーマイヤー侯爵によるクーデター未遂。その裏で糸を引いていたのは、邪教と繋がりのあったクラーク侯爵家で間違いないじゃろう。しかし、決定的な物証がない。クラーク侯爵領を捜索しても、屋敷は焼け落ちていて関連する資料は灰になってしまっていたからのう」

 ガードン子爵は、重いため息とともに首を横に振った。
 彼の言葉にリョウたちの表情も険しくなる。

「つまり、その証拠、あるいは邪教に繋がる何らかの手がかりが、王立学校の女子寮にあるかもしれない、と子爵はお考えなのっすね」

 フィーリアが冷静に、しかし鋭い洞察力で確認する。

「ふうん。てっきり、ただのスケベ心で女子寮に入りたがっているエロジジイかと思ったけど、ちゃんと理由があったのね」

 ベレニスが、少しだけ感心したように、けれど揶揄うような口調で付け加えた。

「……俺とガードン子爵が直接潜入するかどうかは別として、まずは女子寮の内部を調査する必要があります。アレックス殿、俺たちが女子寮へ立ち入るための許可を、陛下からいただくことは可能でしょうか?」

 リョウが決意を秘めた目でアレックスに問いかける。
 ガードン子爵の重々しい沈黙と、アレックスの真剣な眼差しが、この任務の重要性と危険性を物語っていた。

「承知した。陛下には私から事情を説明し、許可を取り付けよう。だがリョウ殿たちも、くれぐれも気をつけてほしい。クラーク家が邪教の信奉者であったとすれば、行方不明となっている双子の令嬢、リリとロロの真の目的は、やはりリョウ殿……あなた自身である可能性が高い。彼女たちに対する緊急手配も、並行して進めておく」

 アレックスは緊迫した空気の中、冷静に状況を分析し、即座に対応を約束した。

 リョウとアレックスは、無言で頷き合う。
 その時、クリスが素朴だが核心を突くかもしれない疑問を口にした。

「ねえ、リョウ。さっき広場で声をかけられた時、逃げないで話を聞いていたら、あの双子との戦いはもう終わっていたんじゃないのかな~?」

「……言われてみれば、そうかもね。全く! 傭兵って、いざという時にホント、ヘタレなんだから!」

 ベレニスが呆れたように続けて口にした。

「まあまあ、一概には言えないっすよ。もしあの場でリョウ様がホイホイついて行ったら、たしかにその2人は倒せたかもしれないっす。けれど後で事情を知ったローゼさんの怒りを買って、別の意味で大変なことになっていた可能性も否定できないっす。ある意味、見事な危機回避能力だったと、自分は評価しているっすよ」

 フィーリアのフォロー(?)に、リョウはますます微妙な表情になり、ベレニスとクリスは呆れ、アレックスは苦笑いを浮かべた。

 そんな彼らを、書斎の主であるガードン子爵が窓辺から静かに観察していた。
 その白い眉毛の下の瞳は、先ほどまでの知的な輝きとは少し違う老人のものとは思えぬ鋭さと、何か得体の知れない昏い光を一瞬だけ宿したように見えた。

 いや、気のせいだろうか。
 彼はただ、リョウという若き傭兵の奇妙なまでの女性への不器用さに、純粋な興味を抱いているだけなのかもしれない。
 
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