260 / 314
第7章 絶望の鐘
第20話 ディンレル王国滅亡 マツバの予知
しおりを挟む
「ねえ、ディル。やっぱり最近のマツバ、ちょっと様子がおかしくない?」
夜も更けた頃、見習い魔女たちの寝室。
チャービルはベッドの上で書物を読んでいたディルに小声で話しかけた。
「おかしいって……まあ、前からちょっと変わってるところはあったけど。特にアニスのことになると、周りが見えなくなるというか……」
ディルは書物から顔を上げずに、少し意地悪く答えた。
「そういうことじゃなくて!」
チャービルは枕をディルに投げつけた。
「もっとこう、思い詰めてるっていうか、何かに怯えてるような……特に、教会で倒れて、アレゼル様にあの忠告を受けてから、顕著だと思うんだよ。『断片的な予知は口外するな』ってやつ」
ディルは投げられた枕を受け止めると、ようやく書物を閉じた。
チャービルの言うことにも一理ある。
「……たしかに、あれ以来、マツバは自分の視た未来について、一切口にしなくなったね」
ディルは顎に手を当てて考え込む。
「兄のヒイラギ殿がアリス姫様と結婚して、彼女自身の身分も大きく変わった戸惑いもあるし、故郷の一族が兄を除いて皆殺しにされたという悲劇もある。宰相に悪魔の力を与えた黒幕も、まだ見つかっていない。……思い詰める理由はいくらでもある」
「それはそうなんだけど……」
チャービルは納得いかない様子で続ける。
「でも、それだけじゃない気がするんだよ。マツバ、最近、異常なくらい魔法の修練に打ち込んでるじゃない? 何かに追われるように、先生に強さの秘訣を必死で学ぼうとしてる。……まるで、自分1人の力で何かとてつもなく大きなものから、アニス様や、私たち全員を守らなければならない、って思い詰めてるみたいに……」
ディルも、それには気づいていた。
以前のマツバは才能はあるものの、どこか淡々としていて、強さへの執着のようなものは感じられなかった。
だが、今は違う。何かが彼女を駆り立てている。
「……まさかとは思うけど」
ディルは声を潜めた。
「教会で倒れる直前……私たち全員の顔を、順番に見ていたのを覚えてる?」
「え? ああ……タイムとフェンネルが『私たちの未来は?』って聞いてた時ね。……まさか、あの時、私たちの……良くない未来でも視ちゃった、とか?」
チャービルの顔が青ざめる。
「それを言おうか言うまいか悩んでいたところに、アレゼル様の『口外するな』という忠告。……だとしたら、辻褄が合うね」
確実な予知能力は時に人を絶望させる。
もし自分たちか、大切な誰かの不幸な未来を知ってしまったとしたら……?
マツバが1人で抱え込んでいる重圧は想像を絶するものがあるかもしれない。
「……でも、本人が言いたくないことを無理に聞き出すわけにもいかないし、アレゼル様との約束もあるだろうし……だから、ディルに相談したんだよ。私たち、どうすればいいのかなって」
チャービルは心底心配そうな表情でディルを見つめる。
「そうだねえ……」
ディルが腕を組んでいると、パァッ、と部屋の中に転移魔法の光が満ち、光が収まると、そこには少し気まずそうな顔をしたマツバが立っていた。
「あ……ごめんなさい、2人とも。忘れ物をしてしまって……起こしちゃいましたか?」
マツバはディルとチャービルが自分について話していたとは夢にも思わず、きょとんとしている。
「……マツバ」
ディルは意を決して口を開く。
「ちょうど良かった。少し、話がある。……単刀直入に聞くけど、教会で倒れる直前、私たちの未来を視たんじゃない?」
ディルの真っ直ぐな視線に、マツバの顔からサッと血の気が引いた。
動揺を隠せない様子で視線を彷徨わせる。
「……言いたくないなら、無理にとは言わない。断片的な予知なら、それが本当に正しいのかもわからないし……」
チャービルが、優しくフォローするように言う。
「……」
マツバはしばらく黙って俯いていたが、やがて顔を上げて震える声で話し始めた。
「……視ました。でも、それは……本当に断片的なイメージの連続で……良いことなのか、悪いことなのか……私にも、よくわからないのです。だから、アレゼル様も、混乱を招くだけだから口にするな、と……」
「……それでも、聞かせてほしい」
ディルはマツバの手をそっと握りしめる。
「私たちはマツバが何を視て、何に怯えているのかを知りたい。1人で抱え込まないで。私たちは仲間だろ?」
「そうだよ、マツバ。それに、ディルは私たちの中で一番物知りなんだから。もしかしたら、断片的なイメージの意味を解き明かせるかもしれないし」
チャービルもマツバのもう片方の手を握り、力づけるように微笑んだ。
2人の温かい言葉と眼差しに、マツバの瞳に涙が滲む。
彼女は深呼吸を一つすると、意を決して語り始めた。
「……まず視えたのは……夥しい数の、死体の山でした。どこかの戦場のような場所で……鮮血に染まった雪の中に、数えきれないほどの亡骸が……」
マツバの声が震える。
「それから次に……場面が変わって……私たち、見習い宮廷魔術師7人が……老婆の姿になって、円卓を囲んでいる光景が視えました」
「「老婆……⁉」」
ディルとチャービルは思わず顔を見合わせた。
「はい……でも、雰囲気が……とても、不気味だったのです。まるで、何か恐ろしい儀式でもしているような……世界を裏から操る、邪悪な魔女の集会のような……それに、その場にはアリス様もアニス様もいらっしゃらなかった……だから、私は……怖くなったのです。私たちが将来、道を誤って、姫様たちと敵対するような存在になってしまうのではないか、と……」
マツバはそこまで言うと再び俯いてしまう。
それが彼女が抱えていた恐怖の正体だったのだ。
自分たちの死ではなく、自分たちが邪悪な存在へと変貌してしまうかもしれない未来。
「……なるほどね」
ディルはマツバの話を聞き終え、静かに頷いた。
「つまり、私たちに関する予知は二つ。『死体の山』と『老婆の円卓』のどちらも不吉なイメージ、と」
「……うん」
チャービルは少し考えてから、意外にも明るい声を出した。
「でもさ、老婆になるってことは少なくとも、それまで長生きしてるってことじゃない? それって、結構良いニュースじゃない?」
「チャービル……」
ディルはチャービルの、師クレマンティーヌのような楽観主義に呆れたような視線を送る。
「だって! 死体の山だって、もしかしたら私たちが見た幻覚とか、あるいは誰か別の敵と戦った跡かもしれないじゃない? 円卓だって、何か大事な会議をしてただけかもしれないし! それに、アリス様やアニス様がいなかったのだって、たまたまその時だけかもしれないし!」
チャービルは必死にポジティブな解釈を並べ立てる。
それはマツバを安心させようという優しさからくるものだろう。
「……ありがとう、チャービル」
マツバはチャービルの言葉に、少しだけ表情を和らげた。
「そう……かもしれませんね。断片的なイメージに、私が過剰に怯えていただけなのかも……」
「そう、きっとそう!」
チャービルは力強く頷いた。
「それに、もし本当に私たちが道を誤りそうになったら、その時はマツバが予知能力で、私たちを正しい道に引き戻してくれればいいじゃない!」
「……はい!」
マツバの顔に、ようやく笑顔が戻った。
「……ふう。これで、少しは胸のつかえが取れたね」
ディルも安堵のため息をつく。
「ところで、マツバ。忘れ物って、何だったの?」
「あ、そうでした!」
マツバは慌てて、部屋の隅に置いてあった小さな刺繍の入った袋を手に取った。
「これはヒイラギ兄様に頼まれたお守りで……すみません、お騒がせしました!」
マツバは2人に向かって深々と頭を下げると、再び転移魔法でその場を去っていった。
「さてと……それじゃあ、私たちは寝るか」
チャービルは大きなあくびを一つしてから続ける。
「ま、やるべきことは変わらないね。アリス様とヒイラギ様を支えて、アニスのお婿さん候補を探して……って、あれ? これじゃあ、私たち、本当に未来で円卓囲んで裏から国を操るお局様になってたりして……うわっ!」
チャービルは自分で言った冗談に自分で怖くなり、慌てて布団に潜り込んだ。
すぐに、すうすうと寝息が聞こえ始める。
「……円卓、ねえ……」
ディルは窓の外の月を見上げた。
チャービルの言うように、考えすぎなのかもしれない。
だが、『老婆の円卓』のヴィジョンには何か……言葉にできない、強い違和感が残る。
まるで未来からの警告のような……ディルは胸騒ぎの正体を探ろうとしたが、やがて襲ってきた眠気に抗えず、静かに眠りへと落ちていった。
夜も更けた頃、見習い魔女たちの寝室。
チャービルはベッドの上で書物を読んでいたディルに小声で話しかけた。
「おかしいって……まあ、前からちょっと変わってるところはあったけど。特にアニスのことになると、周りが見えなくなるというか……」
ディルは書物から顔を上げずに、少し意地悪く答えた。
「そういうことじゃなくて!」
チャービルは枕をディルに投げつけた。
「もっとこう、思い詰めてるっていうか、何かに怯えてるような……特に、教会で倒れて、アレゼル様にあの忠告を受けてから、顕著だと思うんだよ。『断片的な予知は口外するな』ってやつ」
ディルは投げられた枕を受け止めると、ようやく書物を閉じた。
チャービルの言うことにも一理ある。
「……たしかに、あれ以来、マツバは自分の視た未来について、一切口にしなくなったね」
ディルは顎に手を当てて考え込む。
「兄のヒイラギ殿がアリス姫様と結婚して、彼女自身の身分も大きく変わった戸惑いもあるし、故郷の一族が兄を除いて皆殺しにされたという悲劇もある。宰相に悪魔の力を与えた黒幕も、まだ見つかっていない。……思い詰める理由はいくらでもある」
「それはそうなんだけど……」
チャービルは納得いかない様子で続ける。
「でも、それだけじゃない気がするんだよ。マツバ、最近、異常なくらい魔法の修練に打ち込んでるじゃない? 何かに追われるように、先生に強さの秘訣を必死で学ぼうとしてる。……まるで、自分1人の力で何かとてつもなく大きなものから、アニス様や、私たち全員を守らなければならない、って思い詰めてるみたいに……」
ディルも、それには気づいていた。
以前のマツバは才能はあるものの、どこか淡々としていて、強さへの執着のようなものは感じられなかった。
だが、今は違う。何かが彼女を駆り立てている。
「……まさかとは思うけど」
ディルは声を潜めた。
「教会で倒れる直前……私たち全員の顔を、順番に見ていたのを覚えてる?」
「え? ああ……タイムとフェンネルが『私たちの未来は?』って聞いてた時ね。……まさか、あの時、私たちの……良くない未来でも視ちゃった、とか?」
チャービルの顔が青ざめる。
「それを言おうか言うまいか悩んでいたところに、アレゼル様の『口外するな』という忠告。……だとしたら、辻褄が合うね」
確実な予知能力は時に人を絶望させる。
もし自分たちか、大切な誰かの不幸な未来を知ってしまったとしたら……?
マツバが1人で抱え込んでいる重圧は想像を絶するものがあるかもしれない。
「……でも、本人が言いたくないことを無理に聞き出すわけにもいかないし、アレゼル様との約束もあるだろうし……だから、ディルに相談したんだよ。私たち、どうすればいいのかなって」
チャービルは心底心配そうな表情でディルを見つめる。
「そうだねえ……」
ディルが腕を組んでいると、パァッ、と部屋の中に転移魔法の光が満ち、光が収まると、そこには少し気まずそうな顔をしたマツバが立っていた。
「あ……ごめんなさい、2人とも。忘れ物をしてしまって……起こしちゃいましたか?」
マツバはディルとチャービルが自分について話していたとは夢にも思わず、きょとんとしている。
「……マツバ」
ディルは意を決して口を開く。
「ちょうど良かった。少し、話がある。……単刀直入に聞くけど、教会で倒れる直前、私たちの未来を視たんじゃない?」
ディルの真っ直ぐな視線に、マツバの顔からサッと血の気が引いた。
動揺を隠せない様子で視線を彷徨わせる。
「……言いたくないなら、無理にとは言わない。断片的な予知なら、それが本当に正しいのかもわからないし……」
チャービルが、優しくフォローするように言う。
「……」
マツバはしばらく黙って俯いていたが、やがて顔を上げて震える声で話し始めた。
「……視ました。でも、それは……本当に断片的なイメージの連続で……良いことなのか、悪いことなのか……私にも、よくわからないのです。だから、アレゼル様も、混乱を招くだけだから口にするな、と……」
「……それでも、聞かせてほしい」
ディルはマツバの手をそっと握りしめる。
「私たちはマツバが何を視て、何に怯えているのかを知りたい。1人で抱え込まないで。私たちは仲間だろ?」
「そうだよ、マツバ。それに、ディルは私たちの中で一番物知りなんだから。もしかしたら、断片的なイメージの意味を解き明かせるかもしれないし」
チャービルもマツバのもう片方の手を握り、力づけるように微笑んだ。
2人の温かい言葉と眼差しに、マツバの瞳に涙が滲む。
彼女は深呼吸を一つすると、意を決して語り始めた。
「……まず視えたのは……夥しい数の、死体の山でした。どこかの戦場のような場所で……鮮血に染まった雪の中に、数えきれないほどの亡骸が……」
マツバの声が震える。
「それから次に……場面が変わって……私たち、見習い宮廷魔術師7人が……老婆の姿になって、円卓を囲んでいる光景が視えました」
「「老婆……⁉」」
ディルとチャービルは思わず顔を見合わせた。
「はい……でも、雰囲気が……とても、不気味だったのです。まるで、何か恐ろしい儀式でもしているような……世界を裏から操る、邪悪な魔女の集会のような……それに、その場にはアリス様もアニス様もいらっしゃらなかった……だから、私は……怖くなったのです。私たちが将来、道を誤って、姫様たちと敵対するような存在になってしまうのではないか、と……」
マツバはそこまで言うと再び俯いてしまう。
それが彼女が抱えていた恐怖の正体だったのだ。
自分たちの死ではなく、自分たちが邪悪な存在へと変貌してしまうかもしれない未来。
「……なるほどね」
ディルはマツバの話を聞き終え、静かに頷いた。
「つまり、私たちに関する予知は二つ。『死体の山』と『老婆の円卓』のどちらも不吉なイメージ、と」
「……うん」
チャービルは少し考えてから、意外にも明るい声を出した。
「でもさ、老婆になるってことは少なくとも、それまで長生きしてるってことじゃない? それって、結構良いニュースじゃない?」
「チャービル……」
ディルはチャービルの、師クレマンティーヌのような楽観主義に呆れたような視線を送る。
「だって! 死体の山だって、もしかしたら私たちが見た幻覚とか、あるいは誰か別の敵と戦った跡かもしれないじゃない? 円卓だって、何か大事な会議をしてただけかもしれないし! それに、アリス様やアニス様がいなかったのだって、たまたまその時だけかもしれないし!」
チャービルは必死にポジティブな解釈を並べ立てる。
それはマツバを安心させようという優しさからくるものだろう。
「……ありがとう、チャービル」
マツバはチャービルの言葉に、少しだけ表情を和らげた。
「そう……かもしれませんね。断片的なイメージに、私が過剰に怯えていただけなのかも……」
「そう、きっとそう!」
チャービルは力強く頷いた。
「それに、もし本当に私たちが道を誤りそうになったら、その時はマツバが予知能力で、私たちを正しい道に引き戻してくれればいいじゃない!」
「……はい!」
マツバの顔に、ようやく笑顔が戻った。
「……ふう。これで、少しは胸のつかえが取れたね」
ディルも安堵のため息をつく。
「ところで、マツバ。忘れ物って、何だったの?」
「あ、そうでした!」
マツバは慌てて、部屋の隅に置いてあった小さな刺繍の入った袋を手に取った。
「これはヒイラギ兄様に頼まれたお守りで……すみません、お騒がせしました!」
マツバは2人に向かって深々と頭を下げると、再び転移魔法でその場を去っていった。
「さてと……それじゃあ、私たちは寝るか」
チャービルは大きなあくびを一つしてから続ける。
「ま、やるべきことは変わらないね。アリス様とヒイラギ様を支えて、アニスのお婿さん候補を探して……って、あれ? これじゃあ、私たち、本当に未来で円卓囲んで裏から国を操るお局様になってたりして……うわっ!」
チャービルは自分で言った冗談に自分で怖くなり、慌てて布団に潜り込んだ。
すぐに、すうすうと寝息が聞こえ始める。
「……円卓、ねえ……」
ディルは窓の外の月を見上げた。
チャービルの言うように、考えすぎなのかもしれない。
だが、『老婆の円卓』のヴィジョンには何か……言葉にできない、強い違和感が残る。
まるで未来からの警告のような……ディルは胸騒ぎの正体を探ろうとしたが、やがて襲ってきた眠気に抗えず、静かに眠りへと落ちていった。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる