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改稿版
35-1 会議2
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一瞬で、場の空気が変わりました。シモン様へ批判的な目を向ける王族の皆様に、国王陛下が慌ててシモン様の口を閉じさせようとします。ですが、国王陛下の本心も会場中に響き渡ります。
どれも身勝手で、わたくしを利用しようとするものでした。
「いくらなんでもあんまりだ。皆様、僕はエルザを愛しています。証拠に、僕の魔力をここで測ります」
そう言って、ジェラールは魔力を測りました。ジェラールの魔力は、9000に増えておりました。騒がしくなりましたが、シモン様は無言です。おそらく、ジェラールが魔法を止めたのでしょう。
「増えておりますわね……」
「エルザが僕を愛してくれている証明だね。おかげで、色んな魔法が使えるようになったよ。さて、シモンはエルザを愛しているのだろう? エルザは愛情を渡せば返してくれる人だ。魔力を測ってくれ。そうすれば、シモンが本心からエルザを好いているか分かるから。そうだねぇ……魔力が1000を超えていれば、シモンの訴えを聞こうかな」
無茶苦茶な理論です。ジェラールの発言が可笑しい事は皆様分かっておられます。ですが、わたくしは笑顔で微笑みジェラールの言葉を肯定しました。ジェラールは、各国の王族を牽制しているのです。
その場で、わたくしに好意的だった王族の方に魔力を測ってみないかとご提案しました。賭けでしたけど、試しに測って下さった方は魔力が1200ありました。元々200位しか無かったそうです。魔力を重視しない国の国王陛下でしたから、面白い特殊能力だなと豪快に笑っておられましたけど、魔力を重視する国の王族の方々は目の色が変わっておられました。
目の前で見せられた確かな数値に、魅せられておられるのでしょう。
何名か魔力を測り、全員上がっていた事を確認しました。これ以上は良いでしょう。そう言ってジェラールが止めました。明らかにホッとしている方もいらっしゃいました。
わたくしは、ジェラールにシモン様に好意はあるかと問われました。
「今は、以前のような愛情はありません。ですが、シモン様が本当にわたくしを大切に思って下さっているのなら、とてもありがたいと思います。シモン様のお言葉が本当なら、嬉しいです。きっと、この場にいらっしゃる王族の皆様のように魔力が上がっておられるでしょう」
「エルザ……私は……」
「シモン、魔力を測ってみるかい? もし、シモンが僕より魔力が高ければ僕はエルザを諦める。けど、少しでも僕の方が魔力が高いなら諦めないよ。だって、エルザが愛しているのが誰なのか明確に答えが出ているだろう?」
「ははっ! 面白いな! ワシはジェラール殿とエルザ嬢の婚姻を祝福するぞ! この資料はよく分からんが、ワシの魔力が上がったのは間違いないからなぁ! まぁ、ワシの国は魔法はほとんど使わんから、魔力なんて無くても構わないけどな」
最初に魔力を測った国王が豪快に笑います。この方は以前からわたくしに好意的でした。シモン様は野蛮な国だと蔑んでおられましたけど、わたくしが外交をお手伝いするようになって貿易が盛んになりました。わたくしが追放されてから、輸出はしないとお怒りになっておられたそうです。宰相様が謝罪をし、お姉様が外交を担当する事でなんとか今まで通りの関係が続いています。
彼の発言がきっかけとなり、我々の味方が増えました。シモン様を支持する方は、誰一人おられません。
「シモン、魔力を測ろう。エルザが、必要なんだろう?」
そう言って微笑むジェラールは、腹黒い笑みを浮かべていました。
どれも身勝手で、わたくしを利用しようとするものでした。
「いくらなんでもあんまりだ。皆様、僕はエルザを愛しています。証拠に、僕の魔力をここで測ります」
そう言って、ジェラールは魔力を測りました。ジェラールの魔力は、9000に増えておりました。騒がしくなりましたが、シモン様は無言です。おそらく、ジェラールが魔法を止めたのでしょう。
「増えておりますわね……」
「エルザが僕を愛してくれている証明だね。おかげで、色んな魔法が使えるようになったよ。さて、シモンはエルザを愛しているのだろう? エルザは愛情を渡せば返してくれる人だ。魔力を測ってくれ。そうすれば、シモンが本心からエルザを好いているか分かるから。そうだねぇ……魔力が1000を超えていれば、シモンの訴えを聞こうかな」
無茶苦茶な理論です。ジェラールの発言が可笑しい事は皆様分かっておられます。ですが、わたくしは笑顔で微笑みジェラールの言葉を肯定しました。ジェラールは、各国の王族を牽制しているのです。
その場で、わたくしに好意的だった王族の方に魔力を測ってみないかとご提案しました。賭けでしたけど、試しに測って下さった方は魔力が1200ありました。元々200位しか無かったそうです。魔力を重視しない国の国王陛下でしたから、面白い特殊能力だなと豪快に笑っておられましたけど、魔力を重視する国の王族の方々は目の色が変わっておられました。
目の前で見せられた確かな数値に、魅せられておられるのでしょう。
何名か魔力を測り、全員上がっていた事を確認しました。これ以上は良いでしょう。そう言ってジェラールが止めました。明らかにホッとしている方もいらっしゃいました。
わたくしは、ジェラールにシモン様に好意はあるかと問われました。
「今は、以前のような愛情はありません。ですが、シモン様が本当にわたくしを大切に思って下さっているのなら、とてもありがたいと思います。シモン様のお言葉が本当なら、嬉しいです。きっと、この場にいらっしゃる王族の皆様のように魔力が上がっておられるでしょう」
「エルザ……私は……」
「シモン、魔力を測ってみるかい? もし、シモンが僕より魔力が高ければ僕はエルザを諦める。けど、少しでも僕の方が魔力が高いなら諦めないよ。だって、エルザが愛しているのが誰なのか明確に答えが出ているだろう?」
「ははっ! 面白いな! ワシはジェラール殿とエルザ嬢の婚姻を祝福するぞ! この資料はよく分からんが、ワシの魔力が上がったのは間違いないからなぁ! まぁ、ワシの国は魔法はほとんど使わんから、魔力なんて無くても構わないけどな」
最初に魔力を測った国王が豪快に笑います。この方は以前からわたくしに好意的でした。シモン様は野蛮な国だと蔑んでおられましたけど、わたくしが外交をお手伝いするようになって貿易が盛んになりました。わたくしが追放されてから、輸出はしないとお怒りになっておられたそうです。宰相様が謝罪をし、お姉様が外交を担当する事でなんとか今まで通りの関係が続いています。
彼の発言がきっかけとなり、我々の味方が増えました。シモン様を支持する方は、誰一人おられません。
「シモン、魔力を測ろう。エルザが、必要なんだろう?」
そう言って微笑むジェラールは、腹黒い笑みを浮かべていました。
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