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第十三話
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レオナルドを産んだ二年後、二人目の子供を産んだ。その子も男の子だった。その子の名前は私の両親が名付けた。私の両親も義両親と同じように『アーサー』という素敵な名前を考えてくれた。長く生きていると、そういうものが分かってくるのかもしれない。
アーサーが生まれて間もなく私の両親へ会いに、国へ戻った。二週間ほど滞在することにした。
「休めているか?」
「家のみんなが可愛がってくれてるから、何もしなくて済む。メイドさんたちにも苦労を掛けてしまっていたから。レオナルドなんて、元気が有り余ってるから。アーサーは夜泣きがひどかったし」
久々にジェームズと一緒にソファに座りながらゆっくりと、窓の外を眺めていた。今までこんな静かで穏やかな時間は本当に久しぶりだったから。
「王宮で舞踏会が開かれるらしいわよ。父と母が二人で行ってきたらって。どうかしら」
「良いな。行こう」
唐突に部屋の扉が開いて、木でできた剣を持って首に布を付けたレオナルドが走ってやってきた。銀髪の髪をして、ますますジェームス様に似てきている。そして持ってきたその剣でジェームス様の足を叩いた。
「パパ、ばんばーん」
「痛いからやめてくれ」
ジェームス様が抱き上げると、にこにこと笑って手足をじたばたとさせている。つい最近までつかまり立ちをしていると思ったら、重い頭で転ばないようにバランスを取りながら、
「私にはやらないのよ。きっと分かってるのね」
「賢い子だ」
それからアーサーの大きな鳴き声が部屋まで響き渡ってきた。こうなったらなかなか泣き止まない。ソファから立ち上がって、部屋の扉を開けると大泣きしているアーサーと、同じように泣きそうな若いメイドが立っていた。髪の毛はぐちゃぐちゃにされて、服はめちゃくちゃだった。
「ああ、ごめんなさい。大丈夫じゃないわよね」
「いえ、夫人。面倒見れなくてごめんなさい」
「良いのよ。さあ、いらっしゃいアーサー。きっとお腹が空いたのね」
抱き上げると親指をしゃぶって、私の胸に頭を付け、私の服をぎゅっと握りしめている。それを見ていたレオナルドが剣をふりまわしながら「アーサー、泣いてた」と報告してくれた。
「そうでしょうとも。夕食を食べたら、レオナルドを着替えさせてくれる?」
「はい」
「貴方じゃなくていいの。他の誰かに。よろしくね」
「はい」
まだ若い子に無理をさせてしまった。部屋に置かれていた飴をいくつか紙に包んで渡してから、魔法で彼女の髪の毛を整えて、服の汚れも落としてやった。
ソファでジャンプながら、ジェームス様と剣で遊んでいる。
「レオナルド、お母様とお父様は夜いませんからね。お爺様とお婆様の言うことをきちんと聞くのよ」
きっと半分も言葉も意味を理解していないと思うが、レオナルドはハキハキと「はい!」と右手を天井へと伸ばして返事をした。
アーサーが生まれて間もなく私の両親へ会いに、国へ戻った。二週間ほど滞在することにした。
「休めているか?」
「家のみんなが可愛がってくれてるから、何もしなくて済む。メイドさんたちにも苦労を掛けてしまっていたから。レオナルドなんて、元気が有り余ってるから。アーサーは夜泣きがひどかったし」
久々にジェームズと一緒にソファに座りながらゆっくりと、窓の外を眺めていた。今までこんな静かで穏やかな時間は本当に久しぶりだったから。
「王宮で舞踏会が開かれるらしいわよ。父と母が二人で行ってきたらって。どうかしら」
「良いな。行こう」
唐突に部屋の扉が開いて、木でできた剣を持って首に布を付けたレオナルドが走ってやってきた。銀髪の髪をして、ますますジェームス様に似てきている。そして持ってきたその剣でジェームス様の足を叩いた。
「パパ、ばんばーん」
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ジェームス様が抱き上げると、にこにこと笑って手足をじたばたとさせている。つい最近までつかまり立ちをしていると思ったら、重い頭で転ばないようにバランスを取りながら、
「私にはやらないのよ。きっと分かってるのね」
「賢い子だ」
それからアーサーの大きな鳴き声が部屋まで響き渡ってきた。こうなったらなかなか泣き止まない。ソファから立ち上がって、部屋の扉を開けると大泣きしているアーサーと、同じように泣きそうな若いメイドが立っていた。髪の毛はぐちゃぐちゃにされて、服はめちゃくちゃだった。
「ああ、ごめんなさい。大丈夫じゃないわよね」
「いえ、夫人。面倒見れなくてごめんなさい」
「良いのよ。さあ、いらっしゃいアーサー。きっとお腹が空いたのね」
抱き上げると親指をしゃぶって、私の胸に頭を付け、私の服をぎゅっと握りしめている。それを見ていたレオナルドが剣をふりまわしながら「アーサー、泣いてた」と報告してくれた。
「そうでしょうとも。夕食を食べたら、レオナルドを着替えさせてくれる?」
「はい」
「貴方じゃなくていいの。他の誰かに。よろしくね」
「はい」
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ソファでジャンプながら、ジェームス様と剣で遊んでいる。
「レオナルド、お母様とお父様は夜いませんからね。お爺様とお婆様の言うことをきちんと聞くのよ」
きっと半分も言葉も意味を理解していないと思うが、レオナルドはハキハキと「はい!」と右手を天井へと伸ばして返事をした。
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