Archaic Almanac 群雄流星群

しゅーげつ

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第三部 崩墜のオブリガード

戦史6 角兎戦役 SAL,3rd,AD121

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 ジャッカリーキャンペイン――角兎戦役


 セバールでの戦いは早朝から始まったが、住人が日々の営みを始める前だったからこそ――
無防備な街は混乱に包まれた。外から聞こえる騒ぎは向かい風に乗って広場まで届いており、
声を張り上げるグロリアの身振りを半信半疑に聞いていた者は互いに顔を見合わせ、迷った。

往来が少なく街が稼働していなかった事が災いしたと言える。


 「ですから!! 今すぐ街を離れて下さい! 父……領主の指示です!!」

 「いやぁ……逃げるったってなぁ……ウチのもんはみんな家で寝てやすぜ?」
 「俺ん家もだ。つか、朝っぱらから動いてんのは俺等みてぇな商人くれぇだぞ」
 「俺等も仕事しなきゃ食ってけねぇ。それとも姉ちゃんが補償してくれんのか?」


 「何言ってんだお前ら!! あの騒ぎが聞こえねぇのか!? 時間ねぇんだよ!!」 
 人が少ないからこそ大衆の空気に流されず自身の判断に頼ってしまう。

それが間違いでも。

セバール三叉の中央広場に散っている十数名の露天商達は、
皆が遠巻きに様子を伺うだけで、誰一人として行動に移そうはしなかった。

 貴重な時を浪費する苛立ちに逆上しそうなバスターを鎮火したのは、意外な声だった。


 「ちょっとそこ! アンタ、もしかしてバスター!?」

 「あ!? お前……なんでこんな所に!?」
 西区から広場に駆け込んで来たオフェリアに、バスターは目を見開いた。

 「アンタこそ何でまだ居んのよ! 状況分かってんの!?」

 「分かってっから、今こうして避難を呼びかけてん――」
 「――ラウル様!?」
 二人の背後に居た二人が互いを認識した時、別の再会が始まった。

 「グロリアさん!? 良かった! フリオさんに急ぎお会いしたいのですが!」
 「あ、いえ……父は門外で敵を防いでいまして……私に避難誘導を指示したんです」

 「ならなんでモタモタしてるのよバスター! 早く逃げなさいよ!」
 「だから今やってんだろうが! けどコイツ等が俺達を信じようとしねぇんだよ!」
 四人の諤諤に気圧され、傍観していた商人は不意に集まる視線に気まずそうに眼を背ける。


 「貴方達! 私はパルベスギル……いえ! こちらの方は南エスパニ領主ラウル様です!」

 「ええ!? わ、私ですか!?」
 「全権代理者イサーク・エスパニョールはご逝去されました。ディエゴ様の安否も不明……
よって現時点を以って、ここにおられるラウル様が臨時の全権代理人となります!!」

 オフェリアが咄嗟に掲げた旗印は虚飾以上の働きを見せ――避難はここに始まった。 


   ***


 「ラウル様! 西側は宿が多いようなので片っ端から指示してきます!」

 「あ、はい! えっと……私はどうしましょう?」
 「住民が西門に来始めたら先導をお願いします!」

 「え、あの……集合を待たなくて良いんですか?」
 「バスターの焦りようだと余り猶予が無いかと思われます。
それに領主が率先して動けば、それだけで住民は後を付いて行きますから、
とにかく急ぎ避難の流れを作ってください」

 「わ、分かりました……! オフェリアさんも気を付けてください!」
 嘘は言っていない――オフェリアの真意は別の所にあった。


 ラウルに先導させれば少なくとも彼の身の安全だけは保障される――確率が格段に上がる。
今は街に残る方が確実に危険であり、それを避ける名分に『避難誘導』は最適だった。


 駆け出したラウルの背を笑顔で見送って、オフェリアは何かを小さく呟いた。


 西門に到着したラウルの元に一人の戦人が飛び込んで地に転がったのは、その直後だった。

 「ゲホッゲホッ はぁはぁ……く、苦……ゲホッ」
 「あ、貴女は……もしかしてフェニクセイジの?」

 「はぁはぁ……ああ、ネスティだよ。ってアンタ……セビリスのラウルさんか?」
 「あ、はい。何かありまし……っ!」
 ラウルが膝を付くネスティの短髪の奥に長蛇の列を見たのは、言葉を飲み込んだ後だった。


 「ああ、アレはドリードからの避難民だ……です。ドリードが速攻陥落しちまったもんで、
アタイらが先行して来たん……ですが、イベル大橋を渡った辺りで割れちまって」

 「割れた??」
 「セローナ方面に逃げる奴と、セバールに知り合いが居るからつってコッチに来た奴とで、
二手に分かれたから先に様子を見に来たんだ……です」

 「あの、敬語は良いんで……向こう側はどうなってるんです? セローナの方は」

 「カーヤに任せたんで大丈夫……と思うよ。けど……ふぅ、厳しそうかね、コッチは」
 ネスティはラウルの背後に迫る人波を確認すると、スッと立ち上がって息を整える。

 「ええ……今まさにセバールの避難を始めようとしていた所で……けど丁度良かったです。
ネスティさん、すみませんが住民を連れてセローナ組に合流して貰って良いですか?」
 「は? アンタはどうすんだい??」

 「私は今から街の支援に向かいます。多分……戦ってますから」
 「……違うね。領主のアンタの仕事はそっちじゃないだろ?」

 グレイブを寝かせてラウルを遮ったネスティは薄く笑って、街中へと駆け出して行った。


  ***


 「全部焼き払っちまえ! 動いてるもんは薙ぎ倒せ!!」

 叫声と火炎に包まれた広場は美しい街並みを見る影もない姿へ、逃げ惑う人を物に変えた。
逃げ遅れた母は娘を守り突き倒され、泣く事しか出来ない子供に――凶槍が襲いかかる。 


 ギャリィィィンと響く不快な音は暴虐の一撃を弾き飛ばし、鎌刃は地を穿った。

 「っけんな!! 好き放題やりやがって……お嬢! 傷はどうだ!?」
 「は、はい! 肩口を抉ってますが……止血は出来そうです!」


 「よし! そっちは任せた! 俺はこっちを――」
 「――大丈夫かい!? 手を貸すよ!!」
 噴水広場の三叉で敵と対峙していたバスターとグロリアの元に西から合流したネスティは、
長柄を前方に突き付け前衛へと踊り出た。

 隣に立つ露出の多い軽装に戸惑いながら、相方とよく似た得物を構える戦人にバスターは、
放った鎌を引き戻して前方に陣取る分隊から視線を切らさず、小さく頷いた。

 「……こいつ等は恐らく斥候だな。本体はまだ北門外の防衛線でやり合ってるみてぇだが、
住民がまだ西門に集まれてない。ここは何としても通せねぇ」

 「へぇ……敵さんはどんくらい居るんだい?」
 「俺も直で見てねぇから何とも言えねぇが、コイツ等が防御柵を突破した現状を考えりゃ、
数十は見積もった方が無難だろうな」

 「うげぇ……そんなに居んのかい。ウンザリするね」
 「とにかくそこの5人の足止めが出来りゃ時間稼ぎになる。重要なのは勝てると思わせて、
本体に報告に戻らせない事だ」

 「そりゃぁ増援される方が厄介さね。けど倒しちゃって良いんだよねぇ?」
 「そりゃな。ただ治療で人手を取られてるからな、もう一人くらい居りゃぁ――」
 「――呼んだ?」
 バスターの背後から届いた既視感のある声は――オフェリアだった。


 避難勧告を終えて、ラウルとの合流に向かわず人の流れに逆らって駆け付けたギルド嬢は、
グロリアの淡く光る右手を掴んで優しく、力強く言った。

 「代わるわ、こっちは任せて。貴女はアイツの支援を」
 「は、はい! す、すみません!」
 オフェリアが役割を交代した理由は、グロリアの一風変わった長杖にあった。

 オフェリアは一目でグロリアがスロワーヒーラーであることを見抜いたのだ。
 力量と構成を熟知し、配置変えをするギルド嬢としての質は――後の展開を大きく分けた。


  ***


 帝国第二師団『鷹槍隊』――読んで字のごとく、槍兵で統一された突撃特化兵団の中でも、
斥候分隊は機動性や対応力を重視した軽装の短槍部隊だった。

 バスターやネスティの持つサイズやグレイブを相手にするには速度で勝るが射程に欠ける。
それが膠着を維持させた理由と言えるが、もう一つ大きな理由があった。


 「どうしたんだい! 来ないのかい!? 〇〇玉ついてんのかねぇ!!」
 「っば! 挑発すんじゃねぇよ! 来たら不利なのはこっちだろうが!!」

 「アタイはそういう小細工は嫌いだよ! 正面からぶつかってなんぼだよ!」

 「バスター! ネスティは脳筋アタッカーだから、アンタがバランス取んのよ!」
 ポーションを掌で受け、術で効果を増幅させるオフェリアの言葉にネスティが鼻で答える。

 「はんっ 流石有能ギルド嬢は良く分かってらっしゃる……いっくぞおらああああ!」


 後方のオフェリアが参加出来ない中では一択の縦列フォーメーション――『マラソン』は、
本来移動の為の物でしかない。機動に長けるが防御には不安があり、更に前衛は猪である。

 中衛に立つバスターが左右の敵を常に牽制し続けなければ、後衛のグロリアに攻撃が届く、
相応の戦術眼が求められる戦況だった。
そしてこの時点でバスターは『戦術』持ちではない。

 それでも強引に何とか出来た理由は、偏に経験としか言えないだろう。


 同時に掛け声と吐息以外は無言で襲い掛かって来る槍隊の連携も、余り良いとは言えない。
グレイドルとのペア経験が、即席とは言え似たタイプのネスティとの調和をもたらしていた。

 
 「っらあああ!! レッグスロー!!」
 広範の足払いを放つネスティの攻撃を散り散りに避けた5人のうち2人が射程を掻い潜り、
左右を迂回して中衛のバスターを通り過ぎて後方へと跳躍する――
 「させねえよ!!」

 鎌柄に連結した鎖の中ほどを握ったバスターは、上体を傾けて大きく遠心力で振り抜く――
ともすれば前衛の背を断ちそうな大振りな薙ぎは、無闇に突出するネスティの性分に合致し、
後衛を狙う両翼を撃ち落とし――咄嗟の防御で重傷は免れた敵を――後方へと吹き飛ばす。


 「グロリア! ネスティにバフだ! 持ってればアッパー! 無けりゃダウナーだ!」
 「アッパー行きます!! ネスティさん!! 3・2・1……はい!」

 グロリアはポーチから取り出した水薬をケーンの先に引っ掛け、クルクル旋回し投擲する。
グレイブを振り回しながらも、伊達にシニアを名乗っていないネスティは後手でキャッチし、
水袋を絞り薄紅の液体で勢いよく喉を鳴らした。

 「……来た来た来た来た!! ノッて来たよ!!!!」

 支援無しで興奮していたネスティをポーションで高揚、もしくは鎮静しようとした理由は、
バスターの武器の射程にあった。

 鉄鎖を付けて投擲を可能にした鎌は大幅に攻撃範囲が上がった反面、振り速度が激減した。

ネスティが前のめりに攻め続けるならこのままでも良いが、
下手に押し引きするようならば、誤射ならぬ誤撃をしかねない。
バスターは仲間の持ち場を固定する為にグロリアに支援させ、
支援がダウナーポーションであれば広範攻撃を控えたのだろう。


 常日頃からグレイドルに合わせて、バランスを取っていたバスターならではの判断だった。
その結果が窮地を招いたのだとしても、それが間違っていたという事は無い。

 事実、戦況は優位に進み、時間稼ぎどころか僅かに前線を押し返していた。

 「はーっはっはっはっ! 良いねぇ!! ドン爺より合わせやすいよアンタ!」
 「そりゃぁどうも!! けどあんま無理すんな! 引き……状況見て指示出すからよ!」

 バスターがこの時、明確に『撤退指示』の伝達を出来なかったのも無理はない。


 眼前に交戦中の敵兵が居る状態で、丁寧に手の内を晒すのはノービス以下の愚行だからだ。
しかし二人は気の知れた仲間ではない。齟齬無く疎通が出来る関係では無かった。

 「辛気臭いねぇ! アタイに任しときな! 全部片づけてやるよ!!」
 「ま、待て!! これ以上飛び出すな!!」


  前衛三人の速攻陣――ファストブレイクで正対している敵兵には後衛が二人控えている。
機能していない守備陣――ガンマツーで迎撃も牽制をも一人でこなしていた中衛バスターに、
ただ一人の前衛であるネスティが――後衛に向かって一直線に駆け出してしまった。


 バスターが立ち位置を調整し辛うじて維持していた陣は、再び移動陣『マラソン』と化し、
空洞化した中衛に敵の両翼が襲い掛かる。

 「く! くそっ!! お嬢! こっちは良い!! ネスティの支援に集中してくれ!!」
 「え、あ、はい!! け、けどブラインドが……!」

 縦列陣で後衛が前衛を支援する事は難しい。中衛の戦況次第で前衛が死角になる為であり、
それ以前に距離が離れては流石の投擲ヒーラーのグロリアでも支援自体が届かない。


 「喰らいやがれ!! アンタで最……がっ!!」

 敵中衛の二人を薙ぎ倒したネスティの苦悶の声が聞こえたのは刹那の後だった。



 畳みかける攻撃を掻い潜るバスターの目に写ったのは、崩れ落ちるネスティの隣に立つ――
小柄な敵が持つ小さな剣先と、被ったフードから僅かに覗く、


どこかで見た幼顔だった。
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