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第十一章 熱心党のシモン Simon Zelotes
Ⅲ・10月28日
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一晩この壁の前にいた事が、不思議に思えてならない。何事もなく朝を迎えたはずだ。それなのに壁の向こうで、静かに事が運ばれていたのか。
信者達を帰らせたあと、応援が来るより先に、警備会社の車が到着した。壁の上で力が尽きたのか、山﨑が壁の向こうに落ちて、十五分が経った頃だった。予想より早い到着に礼を告げ、開かれた門の向こうに、山﨑が壁から見ていただろう光景が広がる。
——オキザリス。
それが庭一面に咲いている、白い花だと言う事はすぐに分かった。
庭に落ちたはずの山﨑は、十五分と言う時間の中で、充分に状況を把握もしていた。
「田村拓海です」
オキザリスの白い花が、血で赤く染まっていた。
——タダイよ! 斧に首を刎ねられ、息絶えよ!
オキザリスの花の上に倒れた黒いキャソックの男が田村拓海だと、山﨑が言う。
「鑑識が到着したら、見て貰いますけど、まだそれほど時間は経っていません。花びらに付着した血液もまだ乾ききっていません」
「それで、サイモン神父は? どこにいる?」
慌てだした松田が、スマホを取り出す。
「いや、電話は繋がらない」
「どう言う事だ? まさか?」
目を伏せた山﨑に、松田が迫る。
三人も付いていながら二人の犠牲を出した事に、声を荒くしている。それは自分への苛立ちなのだろう。そんな松田と同じ苛立ちを感じながら、山﨑に静かに尋ねる。
「サイモン神父はどこで殺されていたんだ?」
「教会の中です」
まさか。と、思うより先に、殺された事を前提に、話をした方が早い。
田村拓海が殺されたのであれば、サイモンも同様に殺されていると、考えるのが当然だろう。それは諦めが優先された考えではあったが、山﨑も素直に飲み込んでいる。
「教会の中で、サイモンも死んでいたんだな」
「恐らく、あの状況じゃ」
松田の背中を押しながら、扉が開かれたままの教会へと入る。
大きな窓から差し込む朝の光が、中央祭壇を輝かせていたが、光が照らすものは、祭壇だけではなかった。中央祭壇の足元、二段ある階段に倒れている男。Tシャツにスウェットという、ラフな格好に、神父だと想像するのは難しい。キャソック姿の田村拓海の死体を見た後では尚の事だ。
そんなTシャツ姿の男にも、朝の光が当たっている。この朝の光が神のご加護なのだろうか。
「サイモン神父で間違いないんだな?」
「ああ、さっき顔を確認したんで、間違いない」
——熱心党のシモンよ! 鋸に引かれ、息絶えよ!
首筋に赤い線が見える。あれが鋸に引かれた痕なのだろうか。
「とりあえず、鑑識に任せよう。それよりどうやって殺したんだ? どうやって入り込んだって言うんだよ。ずっと張り込んでいたのに」
気を取り直したのか、松田の顔には怒りが見え始めていた。
まんまと二人の犠牲を出してしまった。また予告通りだ。また奴にやられてしまった。松田に釣られ"TAMTAM"への憎悪が膨れ上がる。
「まだ警備会社の人間は帰っていないよな」
「門の前で待って貰っていますよ」
状況を確認しなければならない。どうやって奴は、この教会の中に入ったのだろうか。どうしてサイモンと田村拓海は、簡単に奴の手に落ちてしまったのだろうか。
「すみません。多摩川南署の田村と申します。少しお伺いしたいのですが?」
門の外で待っていた、警備会社の二人のうちの一人はすっかり項垂れてしまっていた。朝っぱらから呼び出され、門を開けた所に死体があれば、誰だって項垂れてしまうだろう。ただもう一人は何とか持ち堪えようと、踏ん張っているように見えた。
「あ、すみません。東新警備の近藤です」
「朝からお呼び立てして、すみません。それでですね。こちらの教会の入口ですが、今、開けて頂いたこちらの門以外にもありますかね? 見る限りでは壁に囲まれていて、ここしか入口がないように見えるのですが」
「あ、はい。少々お待ちください」
近藤と名乗った男がタブレットを開く。幾つかのページを捲る指先に、集中しその答えを待つ。タブレットから目を離すと、ようやく到着した応援に、指示を出す松田がいた。
庭へと目を向けると、こちらへと向かってくる山﨑がいた。先に現場を一通り見た事に、満足している様子も伺える。
「ありますね。裏口が一か所あります。この庭の奥。あの教会の建物の裏側です。確認に行かれますか?」
「ええ、お願いします」
近藤に続き壁沿いを進む。
新宿カトリック教会の敷地は、一ブロック全てを所有しているようで、通りに面した壁の終わりで、近藤が左手の路地へと入って行く。その路地にも同じ高さの壁が巡らされていたが、壁の色が変わった辺りで、教会の建物の壁が同化する。門の前の通りの裏手は、車など通れない細い路地で、その細い路地に入り近藤が指差す。
「あそこですね。庭の後ろに教会があって、教会の建物は、そのままこの邸宅に繋がっています。この邸宅に裏口がありますね」
裏手の細い路地からは、教会である事は分からない。少し大きめの屋敷か、事務所か何かにしか見えない。そんな屋敷の壁に一枚のドアが見えた。
「おい、素手で触るなよ!」
早速そのドアに、手を掛けようとしていた山﨑が、声に驚きハンカチを取り出している。
「閉まっていますね。こじ開けられた跡とかもないです」
「他の入口は、ないんですよね?」
「そうですね。さっきの正門とここだけです」
「分かりました。それとどこかに防犯カメラは取り付けられていますか?」
近藤がまたタブレットのページを捲っていく。
「そうですね。防犯カメラは、二台ですね。正門の所と、それと教会の入口に取り付けられています」
「そうなんですね。その教会の前のカメラの映像って、見る事が出来ますか?」
「勿論。ただここでは無理です。会社に戻れば映像は確認できます」
「ありがとうございます」
後で電話をする旨を伝え近藤を帰らせる。少しでも早く防犯カメラの映像を確認して貰いたい。
「晃平さん。これって密室ですよね? 全ての入口は閉じられていた。それなのにサイモン神父と田村拓海は殺された」
可笑しな笑みを浮かべる山﨑に呆れた目を返す。何が密室だ。単純な話じゃないか。一晩寝ずに過ごし、山﨑の頭は機能していないらしい。
「密室でも何でもないだろ? このドアから入り出て行った、犯人が閉めただけだ。ただそれだけの事だろ」
「ああ」
遣り込めたつもりなどないが、山﨑がぽかんと口を開いている。こんな大事な時に、どうしていつもの威力を発揮できないのかと、更に呆れた目を向ける。
「でも、正門にはずっと自分達がいた分けですから、このドアから出入りしないと無理ですよね。でも鍵は掛かっていただろうし。奴が来た時にたまたまドアが開いていて、殺害のあと閉めて帰ったって、都合よくないですか?」
「そうだな。たまたま開いていたって言うのは、都合よすぎるな」
「それじゃあ」
山﨑の顔が固まる。ようやく頭が正常に機能してきたようだ。
「そうだろうな。誰かが中からドアを開けて招き入れた。そう考えるしかないだろ」
「そうですね。それなら田村拓海がって事になりますね」
「そうなるな。サイモンはTシャツ姿だったが、田村拓海はキャソックに着替えていた。奴を招き入れたのは田村拓海だろう。それに自分がタダイだと、次に殺されるのは自分だと知っていた訳だし」
裏付けするものはまだないが、今口にした推測は強ち間違いでもないだろう。
田村拓海が"TAMTAM"を招き入れ、サイモンと自分を殺させた。あんなに仲が良さそうだったのに、どうして田村拓海はサイモンまで、巻き添えにしたのだろうか。
ふと浮かんだサイモンの顔が記憶の奥で被さる。いつだったか新宿二丁目の店で見掛けたことがあった。
記憶の奥のサイモンの隣には田村拓海が並んでいる。
——あんなに仲が良さそうだったのに。
そう思ったのは、並んだ二人を思い出したからだろう。生前のサイモンに会った時、見覚えがあるように感じたのは、二丁目の店で二人に出会っていたからだ。
「なあ、山﨑。やっぱりカトリックで、同性愛者って言うのは、宗教的に問題があるのか?」
「えっ? いきなりどうしたんですか?」
「いや、ちょっと気になって」
「タブーだと思いますよ。神に背く行為になると」
田村拓海は、神に背く行為に、悩んでいたのだろうか?
サイモンと神の狭間で悩み、答えを導き出せず、自らの死と言う結末を"TAMTAM"に託したのではないのだろうか。それは憶測にしかすぎず、口を閉ざした田村拓海の本心など、言い当てられるはずはないが、突拍子もない考えでもないような気がする。
信者達を帰らせたあと、応援が来るより先に、警備会社の車が到着した。壁の上で力が尽きたのか、山﨑が壁の向こうに落ちて、十五分が経った頃だった。予想より早い到着に礼を告げ、開かれた門の向こうに、山﨑が壁から見ていただろう光景が広がる。
——オキザリス。
それが庭一面に咲いている、白い花だと言う事はすぐに分かった。
庭に落ちたはずの山﨑は、十五分と言う時間の中で、充分に状況を把握もしていた。
「田村拓海です」
オキザリスの白い花が、血で赤く染まっていた。
——タダイよ! 斧に首を刎ねられ、息絶えよ!
オキザリスの花の上に倒れた黒いキャソックの男が田村拓海だと、山﨑が言う。
「鑑識が到着したら、見て貰いますけど、まだそれほど時間は経っていません。花びらに付着した血液もまだ乾ききっていません」
「それで、サイモン神父は? どこにいる?」
慌てだした松田が、スマホを取り出す。
「いや、電話は繋がらない」
「どう言う事だ? まさか?」
目を伏せた山﨑に、松田が迫る。
三人も付いていながら二人の犠牲を出した事に、声を荒くしている。それは自分への苛立ちなのだろう。そんな松田と同じ苛立ちを感じながら、山﨑に静かに尋ねる。
「サイモン神父はどこで殺されていたんだ?」
「教会の中です」
まさか。と、思うより先に、殺された事を前提に、話をした方が早い。
田村拓海が殺されたのであれば、サイモンも同様に殺されていると、考えるのが当然だろう。それは諦めが優先された考えではあったが、山﨑も素直に飲み込んでいる。
「教会の中で、サイモンも死んでいたんだな」
「恐らく、あの状況じゃ」
松田の背中を押しながら、扉が開かれたままの教会へと入る。
大きな窓から差し込む朝の光が、中央祭壇を輝かせていたが、光が照らすものは、祭壇だけではなかった。中央祭壇の足元、二段ある階段に倒れている男。Tシャツにスウェットという、ラフな格好に、神父だと想像するのは難しい。キャソック姿の田村拓海の死体を見た後では尚の事だ。
そんなTシャツ姿の男にも、朝の光が当たっている。この朝の光が神のご加護なのだろうか。
「サイモン神父で間違いないんだな?」
「ああ、さっき顔を確認したんで、間違いない」
——熱心党のシモンよ! 鋸に引かれ、息絶えよ!
首筋に赤い線が見える。あれが鋸に引かれた痕なのだろうか。
「とりあえず、鑑識に任せよう。それよりどうやって殺したんだ? どうやって入り込んだって言うんだよ。ずっと張り込んでいたのに」
気を取り直したのか、松田の顔には怒りが見え始めていた。
まんまと二人の犠牲を出してしまった。また予告通りだ。また奴にやられてしまった。松田に釣られ"TAMTAM"への憎悪が膨れ上がる。
「まだ警備会社の人間は帰っていないよな」
「門の前で待って貰っていますよ」
状況を確認しなければならない。どうやって奴は、この教会の中に入ったのだろうか。どうしてサイモンと田村拓海は、簡単に奴の手に落ちてしまったのだろうか。
「すみません。多摩川南署の田村と申します。少しお伺いしたいのですが?」
門の外で待っていた、警備会社の二人のうちの一人はすっかり項垂れてしまっていた。朝っぱらから呼び出され、門を開けた所に死体があれば、誰だって項垂れてしまうだろう。ただもう一人は何とか持ち堪えようと、踏ん張っているように見えた。
「あ、すみません。東新警備の近藤です」
「朝からお呼び立てして、すみません。それでですね。こちらの教会の入口ですが、今、開けて頂いたこちらの門以外にもありますかね? 見る限りでは壁に囲まれていて、ここしか入口がないように見えるのですが」
「あ、はい。少々お待ちください」
近藤と名乗った男がタブレットを開く。幾つかのページを捲る指先に、集中しその答えを待つ。タブレットから目を離すと、ようやく到着した応援に、指示を出す松田がいた。
庭へと目を向けると、こちらへと向かってくる山﨑がいた。先に現場を一通り見た事に、満足している様子も伺える。
「ありますね。裏口が一か所あります。この庭の奥。あの教会の建物の裏側です。確認に行かれますか?」
「ええ、お願いします」
近藤に続き壁沿いを進む。
新宿カトリック教会の敷地は、一ブロック全てを所有しているようで、通りに面した壁の終わりで、近藤が左手の路地へと入って行く。その路地にも同じ高さの壁が巡らされていたが、壁の色が変わった辺りで、教会の建物の壁が同化する。門の前の通りの裏手は、車など通れない細い路地で、その細い路地に入り近藤が指差す。
「あそこですね。庭の後ろに教会があって、教会の建物は、そのままこの邸宅に繋がっています。この邸宅に裏口がありますね」
裏手の細い路地からは、教会である事は分からない。少し大きめの屋敷か、事務所か何かにしか見えない。そんな屋敷の壁に一枚のドアが見えた。
「おい、素手で触るなよ!」
早速そのドアに、手を掛けようとしていた山﨑が、声に驚きハンカチを取り出している。
「閉まっていますね。こじ開けられた跡とかもないです」
「他の入口は、ないんですよね?」
「そうですね。さっきの正門とここだけです」
「分かりました。それとどこかに防犯カメラは取り付けられていますか?」
近藤がまたタブレットのページを捲っていく。
「そうですね。防犯カメラは、二台ですね。正門の所と、それと教会の入口に取り付けられています」
「そうなんですね。その教会の前のカメラの映像って、見る事が出来ますか?」
「勿論。ただここでは無理です。会社に戻れば映像は確認できます」
「ありがとうございます」
後で電話をする旨を伝え近藤を帰らせる。少しでも早く防犯カメラの映像を確認して貰いたい。
「晃平さん。これって密室ですよね? 全ての入口は閉じられていた。それなのにサイモン神父と田村拓海は殺された」
可笑しな笑みを浮かべる山﨑に呆れた目を返す。何が密室だ。単純な話じゃないか。一晩寝ずに過ごし、山﨑の頭は機能していないらしい。
「密室でも何でもないだろ? このドアから入り出て行った、犯人が閉めただけだ。ただそれだけの事だろ」
「ああ」
遣り込めたつもりなどないが、山﨑がぽかんと口を開いている。こんな大事な時に、どうしていつもの威力を発揮できないのかと、更に呆れた目を向ける。
「でも、正門にはずっと自分達がいた分けですから、このドアから出入りしないと無理ですよね。でも鍵は掛かっていただろうし。奴が来た時にたまたまドアが開いていて、殺害のあと閉めて帰ったって、都合よくないですか?」
「そうだな。たまたま開いていたって言うのは、都合よすぎるな」
「それじゃあ」
山﨑の顔が固まる。ようやく頭が正常に機能してきたようだ。
「そうだろうな。誰かが中からドアを開けて招き入れた。そう考えるしかないだろ」
「そうですね。それなら田村拓海がって事になりますね」
「そうなるな。サイモンはTシャツ姿だったが、田村拓海はキャソックに着替えていた。奴を招き入れたのは田村拓海だろう。それに自分がタダイだと、次に殺されるのは自分だと知っていた訳だし」
裏付けするものはまだないが、今口にした推測は強ち間違いでもないだろう。
田村拓海が"TAMTAM"を招き入れ、サイモンと自分を殺させた。あんなに仲が良さそうだったのに、どうして田村拓海はサイモンまで、巻き添えにしたのだろうか。
ふと浮かんだサイモンの顔が記憶の奥で被さる。いつだったか新宿二丁目の店で見掛けたことがあった。
記憶の奥のサイモンの隣には田村拓海が並んでいる。
——あんなに仲が良さそうだったのに。
そう思ったのは、並んだ二人を思い出したからだろう。生前のサイモンに会った時、見覚えがあるように感じたのは、二丁目の店で二人に出会っていたからだ。
「なあ、山﨑。やっぱりカトリックで、同性愛者って言うのは、宗教的に問題があるのか?」
「えっ? いきなりどうしたんですか?」
「いや、ちょっと気になって」
「タブーだと思いますよ。神に背く行為になると」
田村拓海は、神に背く行為に、悩んでいたのだろうか?
サイモンと神の狭間で悩み、答えを導き出せず、自らの死と言う結末を"TAMTAM"に託したのではないのだろうか。それは憶測にしかすぎず、口を閉ざした田村拓海の本心など、言い当てられるはずはないが、突拍子もない考えでもないような気がする。
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