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episode V . ヴィオラの場合 / 巨大化する性奴隷
Viola 002. ツインタワー
しおりを挟む26:20
眠らぬ都会の夜は漆黒とは程遠い。
今日は、月明かりも煌々としており、尚明るい夜だ。
空はやや曇り。時おり銀色の雲が月や星を隠すが、昨日よりも明日より明るい夜空。
その都会に佇む、「館」。
何時もなら、警備係りの職員が持つ懐中電灯から放たれるサーチライトが時折窓に反射するだけで、
静かに暗く閉ざされているが、
今日は、満月。
満月の日は、館に閉館は無く、幾つもの窓に灯りが見えている。
この日は、館の前庭の芝生に通称ツインタワー、白い巨大な柱が二本、聳え立った。
オーバーコートと山高帽を身につけた男が立っている。
そのすそばには、片目を眼帯で覆っている男もいる。
二人とも、手にはホットチョコレートがなみなみ注がれた大きなマグカップを持っている。
他にも、数十の旦那さまが、前庭での夜更かしを楽しんでおられた。
すると、三階建ての館よりも更に高く聳える二本の柱がボォと白い光を放ち出した。
真っ白な光の長方形に、
太いゴシック体のアルファベットがドラマチック映し出される。
V
I
O
L
A
Slave Viola
柱に輝くこの名前を確認した人々が歓声を上げた。
美しくもユニークかつ個性的な性奴隷の出現の予告に、光を反射する幾つもの目が煌めく。
雲を避けて煌めく星ぼし。
それに勝る煌めきが、柱に映った。
磨かれたファイアアゲートアイ。
性奴隷のヴィオラだ。
無駄な肉が一切ついていない細くてマッチョな長い手足で
くねくねと木のように踊りはじめた。
ボディには、革命的かつ洗練されたデザインのボルドーカラーのハーネスを巻いている。
旦那さま方はこのパフォーマンスでも十分にロックな気分になったが、もっと違うものを期待している。
美しいスキンヘッドから繋がる長い耳たぶのルビーで、挑発するヴィオラが、
徐々に余裕を失い、
臥転んでグズリグズリと泣く姿だ。
身長が、12メートルもあるヴィオラが動くたびに、旦那さま方のハートが暴かれ、
夜の欲望の海に、波紋を拡げていった。
真夜中の庭で、
『邪淫』の巨大天使・ヴィオラ
最初に施されるのは、
『唇に接吻、胸に匕首』
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