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23話
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ブルーベルが退出してから、直ぐにシルヴィアが怒鳴り込んできた。
怒鳴り込むは、ちょっと言い過ぎかも知れない。
淑女であるシルヴィアは静かに騎士団長室に入ってくると、粛々と静かな声音でベルゴッドを攻め立てた。
「お兄様、団長に部下としてではなく兄に妹として忠告させていただきますわ」
先日のやり取りを思い出すようで、美南の口許には小さな笑みが上る。
やはり仲が良い兄妹なのだなと。
そのやり取りを止めるように扉にノックがある。
ベルゴッドが入室を許可すると、入ってきたのは手に籠を持ったブルーベルだった。
「ベルありがとう、ミナミこれで良かったかしら、何がいいかわからなかったからベルに任せたけれど」
「えっ、ありがとうございます。拘りは特にありませんし……いつも飲んでいたのはティーパックの安いものでしたから」
ブルーベルが持ってきたのは缶に入った茶葉だった。
「ミナミ様、何がお好きかわかりませんでしたので」
「すみません」
「お兄様は、本当にその辺りは適当ですのよ」
シルヴィアはまだベルゴッドに噛み付いている。
美人の怒る姿はそれでも綺麗なのだと思う。
「シルヴィア、そのくらいにしなさい」
「でもベル……」
「ミナミが困っているから」
ちらりとブルーベルがこちらを向くと、シルヴィアもこちらを振り向いてからにこりと微笑む。
「ベルゴッド様にも淹れますから、シルヴィア様もブルーベル様も一緒に飲みませんか?」
美南はそう言うと、カップを用意し始めた。
「オレンジティーは大丈夫でしょうか」
美南は自分の好きな茶葉を選ぶとそう声を掛ける。
蓋を開いた瞬間の香りが好きな香りだったのだ。
お湯を沸かしてから、ティーセットだけはしっかりとあったためそれを使って紅茶をいれる。
本当は砂糖やミルクも添えたいけれど、それは今度買ってからにしようと思う。
「お待たせしました」
慣れた手つきで紅茶を応接セットに置く。
既に座っていた3人の前に出してから、ふと自分は何処に座ろうかと悩む。
確かに4人掛けの応接セットはベルゴッドの正面にシルヴィア、その隣にブルーベル。
空いているのはベルゴッドの隣なのだ。
でも、隣に座るほど親密ではないし、だからと言って執務机について飲むのもどうかと思うと、ベルゴッドがポンポンとソファーを叩いた。
座れと言うことらしい。
仕方ないし、シルヴィアがどうぞと促してくれたから、美南はそっとベルゴッドの隣に座ったのだった。
怒鳴り込むは、ちょっと言い過ぎかも知れない。
淑女であるシルヴィアは静かに騎士団長室に入ってくると、粛々と静かな声音でベルゴッドを攻め立てた。
「お兄様、団長に部下としてではなく兄に妹として忠告させていただきますわ」
先日のやり取りを思い出すようで、美南の口許には小さな笑みが上る。
やはり仲が良い兄妹なのだなと。
そのやり取りを止めるように扉にノックがある。
ベルゴッドが入室を許可すると、入ってきたのは手に籠を持ったブルーベルだった。
「ベルありがとう、ミナミこれで良かったかしら、何がいいかわからなかったからベルに任せたけれど」
「えっ、ありがとうございます。拘りは特にありませんし……いつも飲んでいたのはティーパックの安いものでしたから」
ブルーベルが持ってきたのは缶に入った茶葉だった。
「ミナミ様、何がお好きかわかりませんでしたので」
「すみません」
「お兄様は、本当にその辺りは適当ですのよ」
シルヴィアはまだベルゴッドに噛み付いている。
美人の怒る姿はそれでも綺麗なのだと思う。
「シルヴィア、そのくらいにしなさい」
「でもベル……」
「ミナミが困っているから」
ちらりとブルーベルがこちらを向くと、シルヴィアもこちらを振り向いてからにこりと微笑む。
「ベルゴッド様にも淹れますから、シルヴィア様もブルーベル様も一緒に飲みませんか?」
美南はそう言うと、カップを用意し始めた。
「オレンジティーは大丈夫でしょうか」
美南は自分の好きな茶葉を選ぶとそう声を掛ける。
蓋を開いた瞬間の香りが好きな香りだったのだ。
お湯を沸かしてから、ティーセットだけはしっかりとあったためそれを使って紅茶をいれる。
本当は砂糖やミルクも添えたいけれど、それは今度買ってからにしようと思う。
「お待たせしました」
慣れた手つきで紅茶を応接セットに置く。
既に座っていた3人の前に出してから、ふと自分は何処に座ろうかと悩む。
確かに4人掛けの応接セットはベルゴッドの正面にシルヴィア、その隣にブルーベル。
空いているのはベルゴッドの隣なのだ。
でも、隣に座るほど親密ではないし、だからと言って執務机について飲むのもどうかと思うと、ベルゴッドがポンポンとソファーを叩いた。
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