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断罪イベント
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「ルナシオン= フュリアス。 貴様との婚約を破棄する!」
魔法科学校の卒業パーティーの中で 、クリシュマルドが高らかに宣言した。 彼の隣にはルルリナがいて、 勝ち誇ったように笑みを浮かべている。
「 貴様が行ったルルリナに対しての、非道の数々の証拠は出揃っている!」
なぜ私が公衆の面前で断罪されているかと言うと、 それは他の候補者たちへの見せしめのためだ。 私を公開処刑して、ルルリナに これ以上手を出せばお前たちもこうなるぞ、と パフォーマンスをして脅しているのである。
他の候補者たちは側室になる 立場さえ失うが、 おとなしくしていれば 関わっていたことを内密にされ、 他の貴族との政略結婚の道を探ることができる。
私の味方は誰もいない。
「 動くな! おとなしくしていろ!!」
騎士団長の息子のカルセドニーが、 私の髪を掴んで床にねじ伏せる。
「っく・・・・・・!」
痛さのあまり息が詰まって、 涙がにじんできた。 それでもカルセドニーは容赦してくれない。
周囲の人間は 、飛び火がかからないように 遠巻きに眺めているだけ。 他の候補者たちは 目をそらし、 あるものは面白がるような目線を向けてくる。
私が何をやったというのか!
いや、ルルリナを いじめたのだ。 それは忘れてはならない。
「あ、そうそう。 ルナシオンさん、 牢屋の数が足りないそうよ」
「? 何のこと?」
私はすぐにはルルリナが 言っている意味を理解できなかった。
「あら、 まだわからないの。 あなたには 共犯者と一緒の牢屋に入ってもらうのよ」
「 共犯者って・・・・・・まさか!?」
「 そのまさかよ」
ルルリナは 片方の口角だけを上げて、 まるで悪魔のような笑みを浮かべた。
「 牢屋ではお仲間の山賊たちと仲良くすることね」
このままでは私は、山賊達の欲望の捌け口とされてしまう。 体も心もズタボロに壊れてしまうことだろう。
「 公開処刑は三日後よ。 それまであなたの体を使って、 お仲間たちにご奉仕して楽しませなさい」
「 お願いします! 許してください」
私は床に頭を擦りつけて懇願した。
「 楽に死ねるとは思わないことね。 たっぷりとかわいがってもらいなさい」
「イヤアアアァ!!!」
ルルリナの ゾッとするような宣言を聞いて、 私は思わず発狂した。
その時。
「ざまぁをご所望でしょうか?」
ラブリナの 声が聞こえてきた。
この状況から逃げられるなら悪魔に魂を売ったっていい。
「はい」
私は静かに答えた。
魔法科学校の卒業パーティーの中で 、クリシュマルドが高らかに宣言した。 彼の隣にはルルリナがいて、 勝ち誇ったように笑みを浮かべている。
「 貴様が行ったルルリナに対しての、非道の数々の証拠は出揃っている!」
なぜ私が公衆の面前で断罪されているかと言うと、 それは他の候補者たちへの見せしめのためだ。 私を公開処刑して、ルルリナに これ以上手を出せばお前たちもこうなるぞ、と パフォーマンスをして脅しているのである。
他の候補者たちは側室になる 立場さえ失うが、 おとなしくしていれば 関わっていたことを内密にされ、 他の貴族との政略結婚の道を探ることができる。
私の味方は誰もいない。
「 動くな! おとなしくしていろ!!」
騎士団長の息子のカルセドニーが、 私の髪を掴んで床にねじ伏せる。
「っく・・・・・・!」
痛さのあまり息が詰まって、 涙がにじんできた。 それでもカルセドニーは容赦してくれない。
周囲の人間は 、飛び火がかからないように 遠巻きに眺めているだけ。 他の候補者たちは 目をそらし、 あるものは面白がるような目線を向けてくる。
私が何をやったというのか!
いや、ルルリナを いじめたのだ。 それは忘れてはならない。
「あ、そうそう。 ルナシオンさん、 牢屋の数が足りないそうよ」
「? 何のこと?」
私はすぐにはルルリナが 言っている意味を理解できなかった。
「あら、 まだわからないの。 あなたには 共犯者と一緒の牢屋に入ってもらうのよ」
「 共犯者って・・・・・・まさか!?」
「 そのまさかよ」
ルルリナは 片方の口角だけを上げて、 まるで悪魔のような笑みを浮かべた。
「 牢屋ではお仲間の山賊たちと仲良くすることね」
このままでは私は、山賊達の欲望の捌け口とされてしまう。 体も心もズタボロに壊れてしまうことだろう。
「 公開処刑は三日後よ。 それまであなたの体を使って、 お仲間たちにご奉仕して楽しませなさい」
「 お願いします! 許してください」
私は床に頭を擦りつけて懇願した。
「 楽に死ねるとは思わないことね。 たっぷりとかわいがってもらいなさい」
「イヤアアアァ!!!」
ルルリナの ゾッとするような宣言を聞いて、 私は思わず発狂した。
その時。
「ざまぁをご所望でしょうか?」
ラブリナの 声が聞こえてきた。
この状況から逃げられるなら悪魔に魂を売ったっていい。
「はい」
私は静かに答えた。
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