スキルテイカーならぬ、スキルコレクター。ちょ、選ぶ職業間違えました

漆黒之仔猫

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異世界転移は突然に

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 クラスで授業中。それも昼食後の血液が消化に使われ、眠気を誘う時間帯。その時、天井の光が強くなったが、誰も気にしない。先生は一人口を開いて喋っているが、やはり天井を確認しない。先生も眠いのかもしれない。

 天井の光はさらに強くなると、やっと天井を確認し始める。その天井を確認すると驚きが彼らを襲い始める。だが、オタクは違った。口を僅かに動かし、『ケモ耳』『異世界転移』『チートスキル』と各々が心の内に秘めている願望を口にしていた。

 先生は上を見上げて誰かのイタズラだと思ったのかもしれない。声を張り上げて誰がやったかを問い詰め出す。だが、犯人など出ないわけで、そんなことをしているうちに、逃げる機会を無くした。

 眩い光が目を覆い始めたことに気付いた。だけど気付いた時にはもう終わっていたんだ。下らない日常が。押さえ付けるだけの社会が。

「ここは?」

 イケメンがそんなことを言うと絵になるから僕はイラつく。だけど、それを防ごうとか、邪魔をしようとは思わないし、テンプレを邪魔してはいけないのだろう、たぶん。

『君達は異世界に召喚されようとしている。だが、それに関しては私は手出しを出来ない。神が人との間に入ることができないからだ。そこでだ、君達にはこんな迷惑を掛けることになった詫びに職業を自由に選べるようにした。職業は自分の可能性を示している。だから選べないものも存在するためそこには注意して選んでくれ』

 彼は自身を神とは言わなかったが、神が介入できないと言ったので、神なんだろう。何の神かは言っていないが偉い神だと思う。違ってても神のことなんて分からないから仕方がない。

 さて、職業を選ぶか。目の前にいつまでも触れないうっとおしいボードがあるのは邪魔だしな。

 スキルテイカーか、スキルを盗むのかな?これで、他のやつの強いスキルを奪えば強いけど・・・バレたら?いや、モンスターから奪えばいいじゃないか。俺に近寄るなとか何とか言って誠実さを出すのもいいかもしれない。これにしよう。

 職業を選ぶ際には指で押して選ぶみたいだ。これにしますか?という質問に対してはいで答えると転移した。

 スキルテイカーの下にスキルコレクターがあったことを知らないでいた。そのため僅かに下を押したことに気付かないまま、彼は異世界へと言ってしまうのだった。彼が気付くのは転移した先でステータスを確認する時だった。
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