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第一章
1-9.温泉
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木製の戸枠を越え、石造りの床を踏みしめる。溢れる湯気で熱せられたそれは、颯の足に心地良い感触を伝えた。岩で囲まれた湯船に手を浸す。人肌以上の熱さを感じたが、入れない温度ではなかった。
檜でできた円筒形の桶で湯をすくい、汗まみれの体を清める。擦り傷がじんわりと痛んだ。爪先からゆっくりと湯に浸していく。肩まで浸かる頃には、ひりひりと肌を突く熱にも慣れ、体の中心から全身が癒されていくように颯は感じた。
「ふぅ……」
颯は目を閉じ、肌の全てで温泉を堪能する。疲れた体に染み渡るそれは、天に召されたかのような快感をもたらした。
「やっぱり三輪山に行くしかないよなぁ……」
颯は一日の出来事を改めて思い返すが、原因も理由もやはり不明だった。ただ、その中で神の鎮座する三輪山という存在がとても大きく感じられた。三輪山だけが唯一の手がかりに思えた。
「失礼します」
闖入者によって颯の思考が遮られる。声のした方を向くと、伽耶が一糸纏わぬ姿で戸口に立っていた。
一瞬、何が起こったのかわからなかった。颯の視線は湯気の向こうの伽耶に釘付けになる。
「……伽耶ちゃん?」
「颯様、お背中お流しいたします」
「え、え? えぇー?」
戸惑う颯を他所に、伽耶は躊躇することなく近付いてきた。透き通った白い肌が眼前に迫った。仄かな甘い匂いが颯の鼻腔をくすぐる。
「さぁ、颯様、こちらへ」
伽耶に促されるまま湯から上がり、黒く平らな岩に腰掛けた。微風が火照った体を優しく撫でる。伽耶の気配が背後に回った。直後、湿り気を持った柔らかな布が背中に触れた。その感触がゆっくりと上下する度に、伽耶の小さな口から『うんしょうんしょ』と微かな吐息が零れた。僅かに熱を持った呼気が水蒸気を多分に含んだ空気を伝わり、颯の首筋に届いた。颯はむず痒さを感じ、身体を捩る。
「颯様、御加減いかがですか?」
「すごく気持ちいいよ。伽耶ちゃん、背中流すの上手だね」
伽耶に微笑みかけようと自然な流れで後ろを向いた。そこに、きめ細かい絹のような肌が現れる。温泉の熱気でほんのりと桜色に染まった素肌は、九歳とは思えない色香を感じさせた。
「っ!」
颯はものすごい勢いで顔を前に向ける。
「颯様?」
「な、何でもないよ。あはははは」
誤魔化すように笑った。背後で伽耶が小首を傾げる気配を感じた。いくら、ふとしたときの雰囲気が大人びていたとしても、伽耶はまだ九歳の子供だ。この時代の発育が早かろうと遅かろうと、颯にとっては、それは変わらない。颯は深呼吸を繰り返して息を整える。
「よし!」
自身に言い聞かせるように気合を入れて振り向いた。眼前に、僅かに膨らみを帯び始めた双丘が飛び込んできて、颯は思わず視線を逸らす。直視できないのは、わずかばかり気恥ずかしさを感じているからだ。
「どうかなさいましたか?」
伽耶が無垢な瞳を丸くして、颯の顔を覗き込んだ。
「何でもない何でもない。あ、そうだ。身体洗い終わったし、そろそろ湯に入ろうか」
颯はそう言うなり立ち上がり、湯船に向かう。
「あぁ、颯様、まだ前が終わっていません」
「いいからいいから」
制止する伽耶を宥めつつ、熱いくらいの湯に身を浸した。
「もう。颯様ったら……」
伽耶は僅かに頬を膨らませて口を尖らせるが、それ以上何も言わず、湯を囲う黒い岩の外側で膝をついた。
「湯加減はいかがですか?」
「うん。すごく良いよー……って、伽耶ちゃんは入らないの?」
「私は颯様のお世話をするためにここにいるのです」
伽耶はそれが当然であるかのように言った。それがここでは当たり前なのだろうが、背中まで流してもらって、更に自分だけが温泉を楽しむのは気が引けた。
「お世話はもうしてもらったんだから、一緒に入ろうよ」
「ですが……」
「ほら、おいでよ」
颯に誘われ、伽耶はおどおどと周囲を見渡す。しばらく逡巡していた伽耶だったが、意を決したかのように大きく頷いた。
「し、失礼します」
伽耶の右足が岩を越える。爪先からゆっくりと湯に浸され、いくつもの小さな波紋が生まれた。
「気持ち……いいです……」
颯の隣にちょこんと腰をかけた伽耶が、頬を上気させて言った。知らず知らず、右の掌が伽耶の頭上に置かれていた。ポンポンと軽く頭を叩くと、伽耶は、ふにゃっと表情を崩した。颯はそんな伽耶を可愛く思い、撫でるように手を動かした。くすぐったそうに身を捩る伽耶を見ていると、ふと昔を思い出した。
小さい頃、颯は真菜と一緒に風呂に入っていた。真菜は水を怖がり、髪を洗うのを嫌がった。颯はあの手この手で何とか説得し、真菜が小学四年生になるまで毎日のように髪を洗ってやっていた。そして洗い終わった後、がんばったねと頭を撫でると、真菜は心底幸せそうに頬を緩ませたのだった。
「そうだ! 伽耶ちゃん、髪洗ってあげるよ」
「……え?」
伽耶がきょとんとして颯を見上げた。
「僕、髪を洗うの得意なんだ」
「と、とんでもないです。颯様にそのようなことをしていただくわけには……」
「いいからいいから」
戸惑う伽耶を促し、手を引いて平らな岩に座らせる。緊張しているのか、伽耶は紅潮させた顔を下に向けていた。颯がわしゃわしゃと髪を洗うと、伽耶から気持ちよく感じているような雰囲気が伝わってきた。
「兄さん?」
ちょうど髪を洗い終えた頃に伽耶ではない声が聞こえた。颯が声のした方を向くと、戸口から顔だけを覗かせている真菜の姿が目に入る。何事か起こったのかと思い、颯は立ち上がって真菜に近付く。それに気付いた伽耶もパタパタと後を付いて来た。
「真菜、どうかしたの?」
見ると、真菜は内股気味にぎこちなく立っていた。目が合った真菜は何か言いかけるが、視線が下に動き、パッと戸口に頭を引っ込める。
「兄さん、前、前!」
「あ、ごめん!」
真菜に指摘され、颯は後ろを向いた。
「ご、ごめんね、兄さん。伽耶ちゃんいる?」
「はい。真菜様、いかがなさいましたか?」
心配そうに伽耶は真菜に駆け寄る。
「あ、あのね、お手洗い――厠はどこかな? 伽耶ちゃんどこか行っちゃうし、誰かに聞こうにも、あんまり言葉が通じないし、もう我慢できない……」
伽耶は慌て、大急ぎで体を雑に拭いて衣服を纏うと、必死な形相で訴える真菜を連れて脱衣所の小部屋を飛び出していった。
颯が水気を拭って小部屋に戻る。目立つところに細長い白い布と、横長幅広の麻の布が置いてあった。それがどうやら衣服らしいことはわかるが、どうやって身につけるのかわからなかった。ふと見回すと、視線が部屋の壁に立て掛けてある一振りの剣を捉えた。
「天之尾羽張か……」
なぜ自分の元に降ってきたのか。なぜ言葉が通じるようになるのか。疑問は尽きなかったが、なぜか懐かしい感じがした。誘われるかのように手に取る。一見鉄製のように思えるが、見えない羽でも付いているのか、ほとんど重みを感じなかった。
「颯様」
伽耶の呼ぶ声が聞こえた。開けっ放しになっていた入口に、厠から戻った伽耶が立っていた。剣を壁に立て掛けると、伽耶に向き直った。今度は、それとなく前を隠すことを忘れない。
「伽耶ちゃん、服の着方、教えてくれるかな?」
「はい」
頭をかきながら苦笑いを浮かべると、伽耶は目を細めてかわいらしい笑みを湛えた。
檜でできた円筒形の桶で湯をすくい、汗まみれの体を清める。擦り傷がじんわりと痛んだ。爪先からゆっくりと湯に浸していく。肩まで浸かる頃には、ひりひりと肌を突く熱にも慣れ、体の中心から全身が癒されていくように颯は感じた。
「ふぅ……」
颯は目を閉じ、肌の全てで温泉を堪能する。疲れた体に染み渡るそれは、天に召されたかのような快感をもたらした。
「やっぱり三輪山に行くしかないよなぁ……」
颯は一日の出来事を改めて思い返すが、原因も理由もやはり不明だった。ただ、その中で神の鎮座する三輪山という存在がとても大きく感じられた。三輪山だけが唯一の手がかりに思えた。
「失礼します」
闖入者によって颯の思考が遮られる。声のした方を向くと、伽耶が一糸纏わぬ姿で戸口に立っていた。
一瞬、何が起こったのかわからなかった。颯の視線は湯気の向こうの伽耶に釘付けになる。
「……伽耶ちゃん?」
「颯様、お背中お流しいたします」
「え、え? えぇー?」
戸惑う颯を他所に、伽耶は躊躇することなく近付いてきた。透き通った白い肌が眼前に迫った。仄かな甘い匂いが颯の鼻腔をくすぐる。
「さぁ、颯様、こちらへ」
伽耶に促されるまま湯から上がり、黒く平らな岩に腰掛けた。微風が火照った体を優しく撫でる。伽耶の気配が背後に回った。直後、湿り気を持った柔らかな布が背中に触れた。その感触がゆっくりと上下する度に、伽耶の小さな口から『うんしょうんしょ』と微かな吐息が零れた。僅かに熱を持った呼気が水蒸気を多分に含んだ空気を伝わり、颯の首筋に届いた。颯はむず痒さを感じ、身体を捩る。
「颯様、御加減いかがですか?」
「すごく気持ちいいよ。伽耶ちゃん、背中流すの上手だね」
伽耶に微笑みかけようと自然な流れで後ろを向いた。そこに、きめ細かい絹のような肌が現れる。温泉の熱気でほんのりと桜色に染まった素肌は、九歳とは思えない色香を感じさせた。
「っ!」
颯はものすごい勢いで顔を前に向ける。
「颯様?」
「な、何でもないよ。あはははは」
誤魔化すように笑った。背後で伽耶が小首を傾げる気配を感じた。いくら、ふとしたときの雰囲気が大人びていたとしても、伽耶はまだ九歳の子供だ。この時代の発育が早かろうと遅かろうと、颯にとっては、それは変わらない。颯は深呼吸を繰り返して息を整える。
「よし!」
自身に言い聞かせるように気合を入れて振り向いた。眼前に、僅かに膨らみを帯び始めた双丘が飛び込んできて、颯は思わず視線を逸らす。直視できないのは、わずかばかり気恥ずかしさを感じているからだ。
「どうかなさいましたか?」
伽耶が無垢な瞳を丸くして、颯の顔を覗き込んだ。
「何でもない何でもない。あ、そうだ。身体洗い終わったし、そろそろ湯に入ろうか」
颯はそう言うなり立ち上がり、湯船に向かう。
「あぁ、颯様、まだ前が終わっていません」
「いいからいいから」
制止する伽耶を宥めつつ、熱いくらいの湯に身を浸した。
「もう。颯様ったら……」
伽耶は僅かに頬を膨らませて口を尖らせるが、それ以上何も言わず、湯を囲う黒い岩の外側で膝をついた。
「湯加減はいかがですか?」
「うん。すごく良いよー……って、伽耶ちゃんは入らないの?」
「私は颯様のお世話をするためにここにいるのです」
伽耶はそれが当然であるかのように言った。それがここでは当たり前なのだろうが、背中まで流してもらって、更に自分だけが温泉を楽しむのは気が引けた。
「お世話はもうしてもらったんだから、一緒に入ろうよ」
「ですが……」
「ほら、おいでよ」
颯に誘われ、伽耶はおどおどと周囲を見渡す。しばらく逡巡していた伽耶だったが、意を決したかのように大きく頷いた。
「し、失礼します」
伽耶の右足が岩を越える。爪先からゆっくりと湯に浸され、いくつもの小さな波紋が生まれた。
「気持ち……いいです……」
颯の隣にちょこんと腰をかけた伽耶が、頬を上気させて言った。知らず知らず、右の掌が伽耶の頭上に置かれていた。ポンポンと軽く頭を叩くと、伽耶は、ふにゃっと表情を崩した。颯はそんな伽耶を可愛く思い、撫でるように手を動かした。くすぐったそうに身を捩る伽耶を見ていると、ふと昔を思い出した。
小さい頃、颯は真菜と一緒に風呂に入っていた。真菜は水を怖がり、髪を洗うのを嫌がった。颯はあの手この手で何とか説得し、真菜が小学四年生になるまで毎日のように髪を洗ってやっていた。そして洗い終わった後、がんばったねと頭を撫でると、真菜は心底幸せそうに頬を緩ませたのだった。
「そうだ! 伽耶ちゃん、髪洗ってあげるよ」
「……え?」
伽耶がきょとんとして颯を見上げた。
「僕、髪を洗うの得意なんだ」
「と、とんでもないです。颯様にそのようなことをしていただくわけには……」
「いいからいいから」
戸惑う伽耶を促し、手を引いて平らな岩に座らせる。緊張しているのか、伽耶は紅潮させた顔を下に向けていた。颯がわしゃわしゃと髪を洗うと、伽耶から気持ちよく感じているような雰囲気が伝わってきた。
「兄さん?」
ちょうど髪を洗い終えた頃に伽耶ではない声が聞こえた。颯が声のした方を向くと、戸口から顔だけを覗かせている真菜の姿が目に入る。何事か起こったのかと思い、颯は立ち上がって真菜に近付く。それに気付いた伽耶もパタパタと後を付いて来た。
「真菜、どうかしたの?」
見ると、真菜は内股気味にぎこちなく立っていた。目が合った真菜は何か言いかけるが、視線が下に動き、パッと戸口に頭を引っ込める。
「兄さん、前、前!」
「あ、ごめん!」
真菜に指摘され、颯は後ろを向いた。
「ご、ごめんね、兄さん。伽耶ちゃんいる?」
「はい。真菜様、いかがなさいましたか?」
心配そうに伽耶は真菜に駆け寄る。
「あ、あのね、お手洗い――厠はどこかな? 伽耶ちゃんどこか行っちゃうし、誰かに聞こうにも、あんまり言葉が通じないし、もう我慢できない……」
伽耶は慌て、大急ぎで体を雑に拭いて衣服を纏うと、必死な形相で訴える真菜を連れて脱衣所の小部屋を飛び出していった。
颯が水気を拭って小部屋に戻る。目立つところに細長い白い布と、横長幅広の麻の布が置いてあった。それがどうやら衣服らしいことはわかるが、どうやって身につけるのかわからなかった。ふと見回すと、視線が部屋の壁に立て掛けてある一振りの剣を捉えた。
「天之尾羽張か……」
なぜ自分の元に降ってきたのか。なぜ言葉が通じるようになるのか。疑問は尽きなかったが、なぜか懐かしい感じがした。誘われるかのように手に取る。一見鉄製のように思えるが、見えない羽でも付いているのか、ほとんど重みを感じなかった。
「颯様」
伽耶の呼ぶ声が聞こえた。開けっ放しになっていた入口に、厠から戻った伽耶が立っていた。剣を壁に立て掛けると、伽耶に向き直った。今度は、それとなく前を隠すことを忘れない。
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「はい」
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