奴隷勇者の異世界譚~勇者の奴隷は勇者で魔王~

Takachiho

文字の大きさ
284 / 616
第十三章

13-14.状況

しおりを挟む
 仁はここ数日で抱いた疑問をサンデルにぶつけた。城に出入りする者の少なさ、門番の独断専行、奴隷騎士隊が最近姿を見せないことについてなど、サンデルの考えを知りたかったのだ。

 ロゼッタも仁の隣で背筋を伸ばして話に耳を傾け、仁の言葉を肯定するように、話に合わせて度々頷いていた。

「なるほど。ジン様方のお話はわかりました」

 サンデルは立派な口髭を指で撫でながら、沈思黙考する。仁がサンデルの反応を待っていると、サンデルは給仕を応接間から退室させ、真剣な表情で仁を見つめた。

「ジン様。先ほどお話しした通り、私どもの商会はコーデリア様よりご寵愛ちょうあいたまわり、帝国軍遊撃騎士隊、通称、奴隷騎士隊の隊員となるに相応しい奴隷を見繕みつくろって参りました。そして先日も候補者を見定め、奴隷騎士隊に推薦すべく登城とじょうする旨をお伝えしようと使いの者を遣わしたのですが、門前払いとなりました」

 仁は取りつく島もなかった門番の様子を思い出し、顔をしかめる。

「そのため、本日、直談判を試みたのですが……」
「今日、俺が声をかけたときですね」
「はい。結果はご存じのとおりです。私はコーデリア様より、優先的にお会いくださるとの言葉を賜っており、これまでにも幾度か城まで伺っているにも関わらず、コーデリア様への面会が叶わないどころか、此度こたびは取り次ぎさえされませんでした」

 サンデルと門番のやりとりしている様子から、ある程度予想はしていたが、サンデルも同様に門前払いされたとわかり、仁は疑念を深める。自分たちだけであるなら門番の態度にも納得できなくもないが、サンデルまでもが拒否されるとはただ事とは思えなかった。

 仁は背筋を冷たいものが駆け上がっていくような感覚に襲われ、ぶるっと身を震わせる。

 サンデルは帝都を代表する大商人であると同時に、帝国の秘事とも言える勇者召喚魔法陣の研究でルーナリアに協力していたほど帝国や皇族とも関わり深い。そして今はコーデリアと懇意にしているのだ。そのような人物が一門番の意向で門前払いされるとは、知らないところで何か異常な事態が進んでいるように仁には思え、薄ら寒さを感じた。

 奴隷騎士隊の動きがないのも、城内でそれに対処していると思えば納得のいく話だ。

「これが、コーデリア様が何かしらの事情で取り次ぎの禁止を門番に命じているのであればまだ良いのですが、門番はそのようなことは一切口にはしませんでした。ジン殿らのときもそうだったのでは?」

 仁が頷くと、サンデルは深刻そうに眉間に皺を寄せた。

 サンデルによると、門番としても皇族の言をかたってしまっては、それが明るみに出た際に罪に問われてしまうため、理不尽な形で拒否しているのだろうとのことだった。

「つまり、やはりコーディーが面会を拒否しているわけではないと……?」
「おそらくは。もっとも、コーデリア様がご自身の名を出さないよう命じられている可能性も考えられますが……」
「どちらにしても、城内で何かが起こっていると思って間違いないかもしれませんね」

 サンデルが深く頷き、仁は腕を胸の前で組んで考え込む。城の内部で起きる問題と言うと、すぐに思い付くのは継承問題だ。

 仁が以前聞いた話では、第一皇子のガウェインはメルニール戦の敗戦に伴い勢力が衰退。第二皇子のザスティンはドラゴンの帝都襲撃を招いたことで既に継承権を剥奪され謹慎中。第一皇女のルーナリアは自ら継承権の放棄を宣言して公務でメルニールに滞在中だが、意に反して担ぎ上げようとする勢力が活動中。

 そして現在一番有力とされているのが、ドラゴン討伐の功績を挙げた第二皇女のコーデリアだが、その出自から敵も多く、継承権争いは混迷しているという。

 こうして考えると、仁と玲奈がこの世界に召喚された頃の状況とは大きく変わってきている。

 あの頃はコーデリアを除いた3人の継承候補上位者がそれぞれ帝国の勢力拡大に寄与する研究を振り分けられていて、その成果によって次期皇帝が決まるという話だった。

 ガウェインの担当は魔人薬の生成だが、現状では使用者を強力ながらも意志を持たない化け物に変えてしまい、手当たり次第に暴れさせることはできるが、敵味方の区別もできず、効果が切れると使用者を灰に変えてしまう。

 ザスティンの担当である合成獣キメラの創造は、一定の成功を見ているようではあるが、強力な魔物を使用した個体ほど命令を聞かず、そういった面では未完成の魔人薬と大差ないが、効果切れというものが起こらないため、ある意味ではより性質たちが悪いと言える。そして、ドラゴンの襲撃の際に城外の研究室を破壊されてしまったため、研究が滞っている可能性が高い。

 そしてルーナリアからコーデリアに引き継がれた勇者召喚魔法陣は仁の手により研究材料とこれまでの資料を奪われたため、研究の継続は不可能だ。実際はコーデリアの記憶を頼りにある程度研究を進めることは可能だが、魔法陣自体を造り出す目途が立っていないし、コーデリア事態、別件に追われてそれどころではないようだ。

「サンデルさんは城内で何が起こっているか、心当たりはありませんか?」
「そうですね……。あくまで噂の範疇でしかないのですが、何やらガウェイン殿下の陣営に動きがあったようだという話は聞いています。ただ、それがこの度の件に関わっているかどうかはわかりかねます」
「えっと。それは皇位継承権に関わる動きなのでしょうか」

 仁はそれ以外に思い浮かぶことがなく、恐る恐る尋ねる。

 仁としてはルーナリアかコーデリアが帝国のトップになれば、帝国が仁の考える良い国に近付くだろうと思っていた。本心で言えば二人のどちらか、ルーナリア自身が継ぐ気がないと明言している以上はコーデリアに頑張ってほしいと思ってはいるが、それを帝国の国民が歓迎するとは限らない。

 帝国の国民ではないどころかこの世界の人間でもない者が首を突っ込む問題ではないとサンデルに一刀両断されないかと、仁は内心でビクビクしていたが、サンデルはゆっくりと首を左右に振り、わからないと告げるのみだった。



 その後、いくつかの意見交換を行い、仁とロゼッタはサンデルの元を辞した。サンデルからはウィスマン奴隷商傘下の宿での宿泊を勧められたが、仁は丁重に断った。

 仁は不必要に野営を強いてしまうロゼッタに申し訳なく思ったが、仁にはあの地で試したいことがあるのだ。

「ロゼ。戻ったら、最終手段に出ようと思う」
「最終手段ですか?」

 仁が歩みを止めないまま、後ろを振り返りつつロゼッタに告げると、ロゼッタはすらっとした長い首を左に傾けた。

「うん。隠し通路の出口の壁を破壊できないか試してみる」

 外から開けられなくても壁を壊せばいいのではないかと事も無げに話す仁に、ロゼッタは息を呑んだ。

「その発想はありませんでした……」

 コーデリアは驚いて怒るかもしれないが、サンデルですら入城を拒否されている今、このままではいつまで経ってもコーデリアへの面会は叶わない。

 サンデルは自身の人脈を頼りに情報を集めると言ってくれたが、そればかりに頼るわけにはいかない。他にできることがあるのであれば、尚更だ。

 万が一、隠し通路に警備システムのようなものが組み込まれていて侵入者と判断されてしまったとしても、仁はコーデリアが何とかしてくれるだろうと考えていた。コーデリアにとっても帝国にとっても益のある――かどうかはともかく、知っていて損はない情報をもたらすのだから、そのくらい当てにしても罰は当たらないだろうと仁は思った。

「もちろん、対価としてユミラさんの実家の場所を教えてもらうけどね」

 仁が気持ちの良い笑みを浮かべながら言うと、ロゼッタが眉根を寄せ、ふと考え込むような仕草しぐさを見せた。

「ロゼ?」
「あの、ジン殿。もしや、貴族家のことでしたら、サンデル様がご存じだったのでは……?」

 ロゼッタの指摘に、仁の時間が止まる。仁は立ち止まったまま、視線だけをあちこちに彷徨わせた。

「ま、まあ、あれだよ。どの道、コーディーにユミラさんや魔王妃のことを伝えないといけないわけだからさ。うん。こっちから一方的に情報提供するだけだとコーディーが気にしちゃうかもしれないし」

 仁はロゼッタに背を向けて歩みを再開し、失敗を誤魔化すように早口で言い募る。そうこうしている内に目的地の滝が見えてきて、仁は足早に滝壺に近づく。

「ロゼ。さっそくだけど――」

 仁の言葉が途切れ、苦笑していたロゼッタの顔に困惑の色が浮かんだ。二人の視線の先、勢いよく流れ落ちる滝の切れ目付近で、黒い人影が揺れていた。
しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

やさしい異世界転移

みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公 神洞 優斗。 彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった! 元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……? この時の優斗は気付いていなかったのだ。 己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。 この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。 間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。 多分不具合だとおもう。 召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。 そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます ◇ 四巻が販売されました! 今日から四巻の範囲がレンタルとなります 書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます 追加場面もあります よろしくお願いします! 一応191話で終わりとなります 最後まで見ていただきありがとうございました コミカライズもスタートしています 毎月最初の金曜日に更新です お楽しみください!

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

処理中です...