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最終章
21-39.ヘタレ
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「ジンさんのヘタレ! 腰抜け! 意気地なしっ!」
リリーが声を張り上げる。仁は突然のことに面食らって目を白黒させることしかできない。リリーに罵られていることは理解できたが、その事実以上のことは仁の頭には浮かんでこなかった。
「ジンさんってそんなにヘタレだったんですか!? レナさんが忘れちゃう? だったら、絶対に忘れさせないようにすればいいじゃないですかっ!」
仁が呆然としている間もリリーの勢いは止まらない。
「告白して、結ばれて、元の世界に帰っちゃうまで、思う存分イチャイチャしてください! そして、頭じゃなく、心に刻んでください。レナさんとの大切な思い出を! レナさんへの想いを! そうすれば、きっとレナさんの心にも深く強く刻まれるはずですっ!」
リリーが間近で仁の目をまっすぐに見つめている。その瞳には仁を罵倒するような色はなく、ただただ仁と玲奈への想いが色濃く表れていた。
「わたしは人の想いが世界の壁なんかで失われるなんて思わないです。思いたくないです。だからジンさん。どうか、自分の想いを信じてください。レナさんの気持ちを信じてくださいっ」
止まっていたはずの涙が、再びリリーの頬を伝う。
「わたしの想いが、ジンさんを大好きなわたしの気持ちが、たった一時の夢に負けたなんて、言わないでください……!」
「リリー……」
仁は玲奈が好きだからとリリーを振った。それなのに、仁は玲奈と結ばれることを端から諦めていた。そして、それがリリーに対してひどい仕打ちだとは考えもしなかった。仁はそんな自分に嫌気が差す。
「ごめん、リリー。リリーみたいな素敵な子が好きになってくれたのに、こんなヘタレな奴でごめん」
仁が頭を下げる。仁は後頭部にリリーの視線を感じながら、しばらくしてから顔を上げた。
「もう一度、考えてみるよ。俺の想いも、玲奈ちゃんの気持ちも」
「レナさんに告白するとは言ってくれないですねっ」
「それは、その、ごめん」
リリーに申し訳なく思う気持ちに嘘はなく、リリーの言わんとしていることも正しく受け取ったと仁は思っているが、だからといって、すぐに自身の考えを180度転じることはできない。
仁にとって、それだけ玲奈と共に過ごせる時間というのは大切で、奇跡以外の何物でもなかった。リリーは玲奈も仁を好きだと確信を持っているようだが、仁はそこまで自惚れることはできない。仁の胸中を何となく感じ取ったのか、リリーが盛大に溜息を吐く。既にリリーの涙は止まっていた。
「もうっ。ジンさん。わたしが好きになった人の魅力を信じられないんですか? レナさんだってメロメロに決まってますっ」
「ごめん、リリー。リリーの気持ちは嬉しいし、すごく誇らしいけど、ほら。その、人には好みっていうものがあるからさ」
決してリリーを玲奈の下に見ているわけではないと仁が訴えると、リリーは再び大きく溜息を吐いた。
「あのですね、ジンさん。ジンさんとちょっと離れ離れになったからって世界の終わりみたいな顔で泣きじゃくって、いつでもどこでもジンさんと一緒にいたいってわがまま言って、嫌な顔一つせずに毎晩ジンさんを抱き枕にしているようなレナさんですよ? そんなレナさんがジンさんを好きじゃなかったら、誰がジンさんを好きなんですか……」
「いや、ほら。男女としての好きと、家族としての好きは違うからさ」
「またそんなこと言って……。やっぱりジンさんはヘタレですねっ」
「う……。その、ごめん……」
仁は今日何度目かになる謝罪の言葉を口にしながら、できることなら玲奈が恋愛的な意味で自分を好きでいてほしいと思う。それと同時に、そう思ってしまった事実に少なからず衝撃を受けた。これでは、いろいろ理由を付けつつも、ただ振られるのを恐れているだけなのではないかと思ってしまいそうになる。
そう恐れる気持ちがまったくないとは言わないが、仁が最も恐れていたのは玲奈のファンでいられなくなる可能性だったはずだ。もちろん、恋愛的な意味で好きだと告白した上で振られてしまったら、それはそれでファンを続けられないかもしれないが、結果が同じでも過程には大きな違いがある。仁は自分が情けなくなってきた。
「ちなみに、ジンさん。家族の中には妻も含まれているって知ってましたか?」
「え?」
「妻ですよ。妻。奥さんです。奥さんだって、家族ですよねっ」
「えっと……?」
「家族として好きっていうことは、奥さんとして好き。ようするに、愛しているっていうことですっ」
リリーが胸を張る。すがすがしいまでのドヤ顔だった。
「ジンさん。さっき、わたしのこと、家族として好きだって言ってくれましたよね」
「言ったような、言わなかったような……?」
「言・い・ま・し・た。わたしはちゃんと覚えてます。だから、ジンさんがレナさんとお付き合いを始めたら、わたしも“家族”にしてくださいねっ」
語尾に音符でも付きそうな調子でリリーが言う。仁を笑顔で見つめるリリーの瞳は、まだ諦めていないと、仁を好きな気持ちはこれからも変わらないと、言葉以上に雄弁に語っていた。どう答えるべきか戸惑う仁に、リリーは更に言葉を連ねる。
「ジンさんはわたしのこと、嫌いじゃないですよねっ?」
「その質問の仕方はズルいと思う」
好きかと問われればいろいろと返答に悩むが、嫌いじゃないかと問われてしまったら、仁に頷く以外の選択肢は存在しない。
「ジンさん。女性の気持ちは月が急に形を変えるみたいに急変することがあるって言われますけど、わたしの気持ちはいつまでも変わりませんから」
仁はリリーの言い回しに引っ掛かりを覚えるが、俗に言う“女心と秋の空”というやつだろうと納得することにする。変わりやすい秋模様と、緩やかに満ち欠けを繰り返す月とでは意味が違うような気もするが、今大事なのは、リリーがいつまでも仁を思い続けるということだ。
「リリー。気持ちはすごく嬉しいけど、玲奈ちゃんとの関係がどうなったとしても、俺はもうすぐ元の世界に帰っちゃうんだから、その……」
仁は言い淀む。その先を仁が口にすれば、またリリーを傷つけてしまうような気がした。かつて元の世界に帰還した仁をアシュレイやフランが覚えていたように、仁が夢の出来事のように思ってしまう記憶も、この世界に残されるリリーが忘れてしまうことはない。
そのことが幸せなのか、それとも不幸なのか。仁には判断することができない。それでも、振った相手のことを、もう二度と会えない人のことを想い続けるのは、手放しで幸せと呼べるものだとは仁には思えなかった。
「ジンさん。わたしの幸せは、わたしが決めますっ」
リリーが女神のように微笑んだ。仁としてはリリーには自分のことを忘れて他の愛する誰かと結ばれてほしいと思っているのに、リリーの宣言を心のどこかで嬉しく思ってしまうのは浅ましい独占欲の齎す感情なのか。それとも。
如何に自分の気持ちだとしても、人が自己の心を100%理解することなどできはしない。それでも仁は、この感情が玲奈に振られてしまったときの保険のようなものではないと信じたかった。
そのとき、慌てたようなノックの音が響いた。仁はこれまでの話の内容が内容だけに、ビクッと背を反らしてドアの方を向いた。
「仁くん、リリー、お話し中にごめんね。コーディーさんがすぐに来てほしいって!」
焦りを滲ませる玲奈の声に、仁とリリーは顔を見合わせて立ち上がった。
リリーが声を張り上げる。仁は突然のことに面食らって目を白黒させることしかできない。リリーに罵られていることは理解できたが、その事実以上のことは仁の頭には浮かんでこなかった。
「ジンさんってそんなにヘタレだったんですか!? レナさんが忘れちゃう? だったら、絶対に忘れさせないようにすればいいじゃないですかっ!」
仁が呆然としている間もリリーの勢いは止まらない。
「告白して、結ばれて、元の世界に帰っちゃうまで、思う存分イチャイチャしてください! そして、頭じゃなく、心に刻んでください。レナさんとの大切な思い出を! レナさんへの想いを! そうすれば、きっとレナさんの心にも深く強く刻まれるはずですっ!」
リリーが間近で仁の目をまっすぐに見つめている。その瞳には仁を罵倒するような色はなく、ただただ仁と玲奈への想いが色濃く表れていた。
「わたしは人の想いが世界の壁なんかで失われるなんて思わないです。思いたくないです。だからジンさん。どうか、自分の想いを信じてください。レナさんの気持ちを信じてくださいっ」
止まっていたはずの涙が、再びリリーの頬を伝う。
「わたしの想いが、ジンさんを大好きなわたしの気持ちが、たった一時の夢に負けたなんて、言わないでください……!」
「リリー……」
仁は玲奈が好きだからとリリーを振った。それなのに、仁は玲奈と結ばれることを端から諦めていた。そして、それがリリーに対してひどい仕打ちだとは考えもしなかった。仁はそんな自分に嫌気が差す。
「ごめん、リリー。リリーみたいな素敵な子が好きになってくれたのに、こんなヘタレな奴でごめん」
仁が頭を下げる。仁は後頭部にリリーの視線を感じながら、しばらくしてから顔を上げた。
「もう一度、考えてみるよ。俺の想いも、玲奈ちゃんの気持ちも」
「レナさんに告白するとは言ってくれないですねっ」
「それは、その、ごめん」
リリーに申し訳なく思う気持ちに嘘はなく、リリーの言わんとしていることも正しく受け取ったと仁は思っているが、だからといって、すぐに自身の考えを180度転じることはできない。
仁にとって、それだけ玲奈と共に過ごせる時間というのは大切で、奇跡以外の何物でもなかった。リリーは玲奈も仁を好きだと確信を持っているようだが、仁はそこまで自惚れることはできない。仁の胸中を何となく感じ取ったのか、リリーが盛大に溜息を吐く。既にリリーの涙は止まっていた。
「もうっ。ジンさん。わたしが好きになった人の魅力を信じられないんですか? レナさんだってメロメロに決まってますっ」
「ごめん、リリー。リリーの気持ちは嬉しいし、すごく誇らしいけど、ほら。その、人には好みっていうものがあるからさ」
決してリリーを玲奈の下に見ているわけではないと仁が訴えると、リリーは再び大きく溜息を吐いた。
「あのですね、ジンさん。ジンさんとちょっと離れ離れになったからって世界の終わりみたいな顔で泣きじゃくって、いつでもどこでもジンさんと一緒にいたいってわがまま言って、嫌な顔一つせずに毎晩ジンさんを抱き枕にしているようなレナさんですよ? そんなレナさんがジンさんを好きじゃなかったら、誰がジンさんを好きなんですか……」
「いや、ほら。男女としての好きと、家族としての好きは違うからさ」
「またそんなこと言って……。やっぱりジンさんはヘタレですねっ」
「う……。その、ごめん……」
仁は今日何度目かになる謝罪の言葉を口にしながら、できることなら玲奈が恋愛的な意味で自分を好きでいてほしいと思う。それと同時に、そう思ってしまった事実に少なからず衝撃を受けた。これでは、いろいろ理由を付けつつも、ただ振られるのを恐れているだけなのではないかと思ってしまいそうになる。
そう恐れる気持ちがまったくないとは言わないが、仁が最も恐れていたのは玲奈のファンでいられなくなる可能性だったはずだ。もちろん、恋愛的な意味で好きだと告白した上で振られてしまったら、それはそれでファンを続けられないかもしれないが、結果が同じでも過程には大きな違いがある。仁は自分が情けなくなってきた。
「ちなみに、ジンさん。家族の中には妻も含まれているって知ってましたか?」
「え?」
「妻ですよ。妻。奥さんです。奥さんだって、家族ですよねっ」
「えっと……?」
「家族として好きっていうことは、奥さんとして好き。ようするに、愛しているっていうことですっ」
リリーが胸を張る。すがすがしいまでのドヤ顔だった。
「ジンさん。さっき、わたしのこと、家族として好きだって言ってくれましたよね」
「言ったような、言わなかったような……?」
「言・い・ま・し・た。わたしはちゃんと覚えてます。だから、ジンさんがレナさんとお付き合いを始めたら、わたしも“家族”にしてくださいねっ」
語尾に音符でも付きそうな調子でリリーが言う。仁を笑顔で見つめるリリーの瞳は、まだ諦めていないと、仁を好きな気持ちはこれからも変わらないと、言葉以上に雄弁に語っていた。どう答えるべきか戸惑う仁に、リリーは更に言葉を連ねる。
「ジンさんはわたしのこと、嫌いじゃないですよねっ?」
「その質問の仕方はズルいと思う」
好きかと問われればいろいろと返答に悩むが、嫌いじゃないかと問われてしまったら、仁に頷く以外の選択肢は存在しない。
「ジンさん。女性の気持ちは月が急に形を変えるみたいに急変することがあるって言われますけど、わたしの気持ちはいつまでも変わりませんから」
仁はリリーの言い回しに引っ掛かりを覚えるが、俗に言う“女心と秋の空”というやつだろうと納得することにする。変わりやすい秋模様と、緩やかに満ち欠けを繰り返す月とでは意味が違うような気もするが、今大事なのは、リリーがいつまでも仁を思い続けるということだ。
「リリー。気持ちはすごく嬉しいけど、玲奈ちゃんとの関係がどうなったとしても、俺はもうすぐ元の世界に帰っちゃうんだから、その……」
仁は言い淀む。その先を仁が口にすれば、またリリーを傷つけてしまうような気がした。かつて元の世界に帰還した仁をアシュレイやフランが覚えていたように、仁が夢の出来事のように思ってしまう記憶も、この世界に残されるリリーが忘れてしまうことはない。
そのことが幸せなのか、それとも不幸なのか。仁には判断することができない。それでも、振った相手のことを、もう二度と会えない人のことを想い続けるのは、手放しで幸せと呼べるものだとは仁には思えなかった。
「ジンさん。わたしの幸せは、わたしが決めますっ」
リリーが女神のように微笑んだ。仁としてはリリーには自分のことを忘れて他の愛する誰かと結ばれてほしいと思っているのに、リリーの宣言を心のどこかで嬉しく思ってしまうのは浅ましい独占欲の齎す感情なのか。それとも。
如何に自分の気持ちだとしても、人が自己の心を100%理解することなどできはしない。それでも仁は、この感情が玲奈に振られてしまったときの保険のようなものではないと信じたかった。
そのとき、慌てたようなノックの音が響いた。仁はこれまでの話の内容が内容だけに、ビクッと背を反らしてドアの方を向いた。
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焦りを滲ませる玲奈の声に、仁とリリーは顔を見合わせて立ち上がった。
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