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133話 サプライズ(1)
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――40分前
「セドリックさん、自分の部屋で会合が行われるの知らないんですか?」
「うん。それ決まったの本人がいないとこだったからね」
会合でお出しするお茶とお菓子の準備をするために、私とクラヴェルご兄弟は厨房を訪れていた。厨房は甘くて良い香りで満たされている。レナードさんが料理長に向かって軽く会釈をすると、料理長はお皿に盛られたクッキーを差し出してくれた。良い香りの正体だ。会合用のお菓子は前日にお願いしてあったらしい。料理長はダドリーさんといって、何度か顔を合わせている。レナードさんに続いて私も控えめに頭を下げた。クッキーを受け取ると、私達はティーカップやお皿などの食器類を棚から取り出し始める。
ご兄弟が厨房に現れると、その場にいた女性使用人達が色めき立った。あちこちから熱い視線が注がれる。そんな彼女達を注意するかのように、ダドリーさんはコホンと咳払いをした。おふたりを意識し過ぎて、目の前の仕事が疎かになっている人もいたからね。当のご兄弟はというと、女性達から熱烈な眼差しを向けられていても気にした様子もなく、けろっとしている。やはり慣れていらっしゃるな……
「あの、それって勝手に決めちゃって大丈夫だったんですか?」
「大丈夫、大丈夫。ボスも俺らも相手は選ぶって。セドリックさん綺麗好きだから部屋はいつも片付いてるし、予告無く押しかけても問題無し」
「私達の部屋じゃこうはいかないからね。前に行った時も全然散らかってなくてびっくりしたもん」
「王宮の自室はたまにしか使わないってのもあるけど、それにしても綺麗だよな。セドリックさん、ほんとマメだよ」
おふたりの言うイタズラとは、セドリックさんに内緒で会合の場所を彼の自室へ変更したことだった。そして、真っ先に訪ねて驚く顔を見ようという……。ちなみに私を誘ったのは保険らしい。おふたりだけだと信じて貰えず、門前払いされるかもしれないとか。
「イタズラとしてはそこまでインパクト無いし、可愛いもんだよね。ちょっと物足りないかも」
そうかな……結構酷いと思うのですが。想像していたよりは穏やか(?)なイタズラで安心はしたけど。セドリックさんの都合とかは一切無視なんですね……
「でも、14時まで後30分程度しかありませんよ。私達より先に他の方がセドリックさんの部屋に行ってしまってるかも。そうしたら、もう驚いたセドリックさんは見れないのでは?」
怒った顔なら見れそうだけど……
「そこは抜かりない。セドリックさん以外の隊員には、会合の時間は14時半に変更になったって伝えてあるからね」
「何も知らないセドリックさんが『菫の間』に向かうだろう時間は、早く見積もっても30分前位だと思うから、それに合わせて突撃してびっくりさせちゃおうね」
どうしてセドリックさんを驚かすという流れになったのだろうか。おふたりの様子を見ていると、割と日常的に行われているような感じさえする。しかもレオン殿下まで容認しているというのだから……セドリックさん、遊ばれてるなぁ。
でもセドリックさんって、カリカリ怒っても最終的には仕方ないなって受け入れてくれそうなとこある。眉を下げて溜息を吐きながらね。人が良いというか、寛容というか……だからみんな甘えてしまうのかも。
「リズ。はい、ひとつ味見」
ルイスさんが私に手渡したのは1枚のクッキー。さっきダドリーさんから頂いたものだ。栗が入ってる……おいしそう。
「このマロンクッキー、セドリックさん好きなんだよ。お茶もあの人好みの物を用意してあげようね」
セドリックさんの好物なんだ……。嬉々としてイタズラを仕掛けようとしながらも、ご機嫌取りの準備もしっかりとしている。こういった悪ふざけも、彼らなりのコミニケーションのひとつなのだろうか。やられた方はたまったものではないけど。
クッキーをひと口齧ってみる。香ばしい匂いが口の中に広がった。栗のコリコリとした食感も楽しい。
「とっても美味しいです」
「……美味しいってさ、料理長」
料理長のダドリーさんに向かってルイスさんが声をかけた。ダドリーさんは頬を少し赤らめ、照れくさそうに顔を背けてしまう。進んでお喋りをする感じではなく、どちらかといえばクールな人だと思っていたけど、料理を褒められるとやっぱり嬉しいんだな。私はもう一度、さっきよりも大きな声で、本人にも聞こえるように美味しかったと感想を伝えた。そうするとダドリーさんの顔は、ますます赤くなった。
「ふふっ、リズちゃんも良い子だねぇ」
レナードさんが笑いながらそんな事を言う。なんか褒められるようなことしたっけ。
「姫さんの友達がリズみたいなので良かったよ」
ルイスさんまで……よく分からないが、おふたりに褒められてしまった。悪い印象を持たれるよりはずっといいけれど………何でだろう。
そうして穏やかな雰囲気でお茶の準備を整えると、私達はセドリックさんの部屋まで向かった。
「レナード、今何時?」
「13時50分になったとこ。セドリックさん全然出てくる気配無いね」
部屋の扉が見える少し離れた場所で、私達はセドリックさんが出てくるのを待った。レナードさんは30分前くらいに菫の間に行くだろうって予想してたけど……もう14時まで10分を切ってしまった。
「もしかしてもう菫の間に向かわれてしまったのかも。例えば他に用事があって、私達が来るよりも早く部屋を出たとか……」
「マジか」
「セドリックさんがいるかどうか確認しよう」
「そうだな。リズ、行くよ」
「はい」
なかなか姿を現さない部屋の主。すでに居ないのではという可能性が浮上し、確かめるために急いで部屋まで向かった。
「よし、リズが声かけてみて。お前なら無視されない。いるなら返事が返ってくるはずだ」
ルイスさんに促され、私は部屋の扉をノックした。そして中に向かって呼びかける。
「セドリックさん、おられますか? リズです」
「リズさん!?」
いた。セドリックさんいたよ。私の呼びかけに応じてくれた。まだ部屋にいてくれて良かった。しかし同時に湧き上がる疑問。もう14時になるというのに、どうして彼はこんなにものんびりしているのだろう。当然私の後ろにいたご兄弟も同じことを考えているようで、3人で顔を見合わせた。そして事態は更に、予想していなかった方向へ動き出す。
「ルーイ先生もいらっしゃるのですか?」
そこにいたのはセドリックさんだけではなかったのだ。なんとルーイ先生が私達よりも早く、部屋に訪れていたようだ。どうしたらいいの? 先生が入って来いって言ってる……でも、セドリックさんは待ってくれと叫んでいた。
「まさか先生がいるなんてね……」
「うん。ボスは先生に時間も変更になったの伝え忘れたのかな。予定は狂ったけど、これはこれで面白そう。どっちに従う?」
「先生」
「だよな」
ご兄弟は念の為にと、私を一旦部屋の前から遠ざけた。そしてルーイ先生の言葉に応じ、扉を勢いよく開いたのだった。
「セドリックさん、自分の部屋で会合が行われるの知らないんですか?」
「うん。それ決まったの本人がいないとこだったからね」
会合でお出しするお茶とお菓子の準備をするために、私とクラヴェルご兄弟は厨房を訪れていた。厨房は甘くて良い香りで満たされている。レナードさんが料理長に向かって軽く会釈をすると、料理長はお皿に盛られたクッキーを差し出してくれた。良い香りの正体だ。会合用のお菓子は前日にお願いしてあったらしい。料理長はダドリーさんといって、何度か顔を合わせている。レナードさんに続いて私も控えめに頭を下げた。クッキーを受け取ると、私達はティーカップやお皿などの食器類を棚から取り出し始める。
ご兄弟が厨房に現れると、その場にいた女性使用人達が色めき立った。あちこちから熱い視線が注がれる。そんな彼女達を注意するかのように、ダドリーさんはコホンと咳払いをした。おふたりを意識し過ぎて、目の前の仕事が疎かになっている人もいたからね。当のご兄弟はというと、女性達から熱烈な眼差しを向けられていても気にした様子もなく、けろっとしている。やはり慣れていらっしゃるな……
「あの、それって勝手に決めちゃって大丈夫だったんですか?」
「大丈夫、大丈夫。ボスも俺らも相手は選ぶって。セドリックさん綺麗好きだから部屋はいつも片付いてるし、予告無く押しかけても問題無し」
「私達の部屋じゃこうはいかないからね。前に行った時も全然散らかってなくてびっくりしたもん」
「王宮の自室はたまにしか使わないってのもあるけど、それにしても綺麗だよな。セドリックさん、ほんとマメだよ」
おふたりの言うイタズラとは、セドリックさんに内緒で会合の場所を彼の自室へ変更したことだった。そして、真っ先に訪ねて驚く顔を見ようという……。ちなみに私を誘ったのは保険らしい。おふたりだけだと信じて貰えず、門前払いされるかもしれないとか。
「イタズラとしてはそこまでインパクト無いし、可愛いもんだよね。ちょっと物足りないかも」
そうかな……結構酷いと思うのですが。想像していたよりは穏やか(?)なイタズラで安心はしたけど。セドリックさんの都合とかは一切無視なんですね……
「でも、14時まで後30分程度しかありませんよ。私達より先に他の方がセドリックさんの部屋に行ってしまってるかも。そうしたら、もう驚いたセドリックさんは見れないのでは?」
怒った顔なら見れそうだけど……
「そこは抜かりない。セドリックさん以外の隊員には、会合の時間は14時半に変更になったって伝えてあるからね」
「何も知らないセドリックさんが『菫の間』に向かうだろう時間は、早く見積もっても30分前位だと思うから、それに合わせて突撃してびっくりさせちゃおうね」
どうしてセドリックさんを驚かすという流れになったのだろうか。おふたりの様子を見ていると、割と日常的に行われているような感じさえする。しかもレオン殿下まで容認しているというのだから……セドリックさん、遊ばれてるなぁ。
でもセドリックさんって、カリカリ怒っても最終的には仕方ないなって受け入れてくれそうなとこある。眉を下げて溜息を吐きながらね。人が良いというか、寛容というか……だからみんな甘えてしまうのかも。
「リズ。はい、ひとつ味見」
ルイスさんが私に手渡したのは1枚のクッキー。さっきダドリーさんから頂いたものだ。栗が入ってる……おいしそう。
「このマロンクッキー、セドリックさん好きなんだよ。お茶もあの人好みの物を用意してあげようね」
セドリックさんの好物なんだ……。嬉々としてイタズラを仕掛けようとしながらも、ご機嫌取りの準備もしっかりとしている。こういった悪ふざけも、彼らなりのコミニケーションのひとつなのだろうか。やられた方はたまったものではないけど。
クッキーをひと口齧ってみる。香ばしい匂いが口の中に広がった。栗のコリコリとした食感も楽しい。
「とっても美味しいです」
「……美味しいってさ、料理長」
料理長のダドリーさんに向かってルイスさんが声をかけた。ダドリーさんは頬を少し赤らめ、照れくさそうに顔を背けてしまう。進んでお喋りをする感じではなく、どちらかといえばクールな人だと思っていたけど、料理を褒められるとやっぱり嬉しいんだな。私はもう一度、さっきよりも大きな声で、本人にも聞こえるように美味しかったと感想を伝えた。そうするとダドリーさんの顔は、ますます赤くなった。
「ふふっ、リズちゃんも良い子だねぇ」
レナードさんが笑いながらそんな事を言う。なんか褒められるようなことしたっけ。
「姫さんの友達がリズみたいなので良かったよ」
ルイスさんまで……よく分からないが、おふたりに褒められてしまった。悪い印象を持たれるよりはずっといいけれど………何でだろう。
そうして穏やかな雰囲気でお茶の準備を整えると、私達はセドリックさんの部屋まで向かった。
「レナード、今何時?」
「13時50分になったとこ。セドリックさん全然出てくる気配無いね」
部屋の扉が見える少し離れた場所で、私達はセドリックさんが出てくるのを待った。レナードさんは30分前くらいに菫の間に行くだろうって予想してたけど……もう14時まで10分を切ってしまった。
「もしかしてもう菫の間に向かわれてしまったのかも。例えば他に用事があって、私達が来るよりも早く部屋を出たとか……」
「マジか」
「セドリックさんがいるかどうか確認しよう」
「そうだな。リズ、行くよ」
「はい」
なかなか姿を現さない部屋の主。すでに居ないのではという可能性が浮上し、確かめるために急いで部屋まで向かった。
「よし、リズが声かけてみて。お前なら無視されない。いるなら返事が返ってくるはずだ」
ルイスさんに促され、私は部屋の扉をノックした。そして中に向かって呼びかける。
「セドリックさん、おられますか? リズです」
「リズさん!?」
いた。セドリックさんいたよ。私の呼びかけに応じてくれた。まだ部屋にいてくれて良かった。しかし同時に湧き上がる疑問。もう14時になるというのに、どうして彼はこんなにものんびりしているのだろう。当然私の後ろにいたご兄弟も同じことを考えているようで、3人で顔を見合わせた。そして事態は更に、予想していなかった方向へ動き出す。
「ルーイ先生もいらっしゃるのですか?」
そこにいたのはセドリックさんだけではなかったのだ。なんとルーイ先生が私達よりも早く、部屋に訪れていたようだ。どうしたらいいの? 先生が入って来いって言ってる……でも、セドリックさんは待ってくれと叫んでいた。
「まさか先生がいるなんてね……」
「うん。ボスは先生に時間も変更になったの伝え忘れたのかな。予定は狂ったけど、これはこれで面白そう。どっちに従う?」
「先生」
「だよな」
ご兄弟は念の為にと、私を一旦部屋の前から遠ざけた。そしてルーイ先生の言葉に応じ、扉を勢いよく開いたのだった。
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