覚悟はありますか?

翔王(とわ)

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帰国します

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卒業試験も何とか終えて最終的には5位まで上がれたから大丈夫でしょう。10位以内ってだったしね。
すっかり口調も淑女らしくなってしまいましたわ。

卒業式当日の朝、王太子様の従姉妹のレイラ様がやって来て私を一瞥してきましたわ。
「ふーん、あなたが王太子妃になりたいって騒いだ令嬢だそうね……お花畑令嬢って聞いてたけどなかなかやるじゃない。5位まで上がるとはね。」
「私がお花畑令嬢ですって?誰よそんなこと言ったのは?」
「知らないわよ。」

卒業式が始まるってことで別れたけど……お花畑令嬢って言われてるなんて知らなかったわ……。
卒業式が終わってお父様やお母様と合流して、帰国の途につきました。馬車の中ではお父様から思わぬ話をされましたわ。
「リリス卒業おめでとう。5位になるなんて思わなかったよ、よく頑張ったな。それからな大事な話があるんだけど、ユール侯爵家は返上したから、儂の実家の伯爵家の離れに住むことになったからな。」
「え?なんで?ルビー義姉様が女侯爵になるんじゃなかった?」
「それがな、リリスお前が王太子妃になるとか騒いだおかげでユール侯爵家は白い目で見られ、醜聞になってしまったからか、ルビーは除籍願いを出して、受理されたからルビーの実母の妹である伯母さんの家の養女になったんだ。」
「そ、そんな……どうしてルビー義姉様が除籍なんて……。」

帰国したらルビー義姉様に自慢してこき使おうと思ってたのに、まさか除籍して家を捨てるなんて最悪だわ。

「伯爵家がリリスの後ろ盾になるか弟の養女になって王太子妃になるしかないな。」
「そうなんだ……。」

辛い馬車旅も終わり、伯爵家にやってきました。
伯爵家はお父様の弟夫婦が継いでるそうですが、挨拶はしなくていいらしいからそのまま離れに行きました。今日と明日はゆっくり休んで明後日に陛下との謁見をするそうです。
3年振りだから変わった私を見たらどう反応するか楽しみですわ。
謁見当日になり、お父様と王宮まで行き、陛下と王太子様に会いました。

「リリス嬢、留学生活お疲れ様だったな。成績も5位と聞いておるし、まぁ生活態度は良いとは言えないが、まずまずと聞いておる。すまんがまたこの水晶に手を当ててくれんか?」
「ありがとうございます。3年間いろいろと学べて良かったです。」
「ふむ、最初会った時よりも成長したな。」
赤色か……純潔は守っているんだな。

「リリス嬢は王太子妃になりたい気持ちは変わりないか?」
「はい、王太子妃になりたいです。」
「そうか、なら明後日に貴族家当主夫妻と次期当主を集めて、リリス嬢の帰国報告と王太子妃教育の開始を話すとするか。」
「分かりました。王太子妃教育も頑張ります。」

長かった留学生活も終わり、やっと王太子妃になる直前まで来たわ。
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