114 / 606
第2章 木こりと騎士は鍛錬する
第109話 王都の門で
しおりを挟む
カミルがメストのことを『さん付け』で呼ぶことを決めてから、他愛もない会話をしていた2人の前に王都へ入るための門が見えてきた。
「王都の門が見えてきましたね」
「そう、だ、な……って、あっ!!」
「どうされました?」
検問を受けるため、幌馬車が門の中の検問所の前に出来た列の後ろに止まった瞬間、何かを思い出して声を上げたメストの顔が急に青ざめる。
「な、なぁ……検問があるってことは、必ず本人確認がされるってことだよな?」
「えぇ、そうですね」
「だ、だとしたら、俺の正体も……」
(この時のために、わざわざベレー帽やアイマスクを用意したのに!!)
仕事の一環で王都の検問をしたことがあるメストは、検問をやる際は王都を訪れた人間が怪しい人物か確かめるために、必ず本人確認をすることを知っていた。
だから、メストはこれから訪れる最悪な未来に、普段の凛とした態度から想像出来ないくらい1人勝手に慌てていた。
そんな彼を横目で見たカミルは、『何だ、そんなことか』と言わんばかりに深く溜息をつく。
「それなら大丈夫ですよ。これがありますから」
「これって……通行許可書?」
「はい。これさえあれば、簡単に王都に入ることが出来ます」
慣れたようにカミルが懐から取り出したのは、王都へ入るために必要な通行許可証で、亡き恩人から受け継いだ物の1つである。
「だが、ここにあるのは一枚だけ。つまり、カミルだけが王都に入ることを許されるんじゃないのか?」
(そうなれば、俺だけ門番に止められて仕方なく正体を明かし、事態をややこしくさせる上に、カミルにも迷惑をかけるかもしれない!!)
再び顔を青ざめたメストに対し、カミルは小さく首を横に振る。
「いえ、門番が知りたいのは通行許可書を持っていることと王都に来た目的です。だから、あなた様が村の時と同じように、手綱を握って大人しく座っていれば王都に入ることが出来ます」
「そうなのか?」
「えぇ。それに、万が一あなた様のことを聞かれたら、『今日から手伝いで来るようになった私の親戚』って答えます。そしたら、門番も納得して王都に入ることを許してくれます」
「そんなでたらめなことで門番が納得出来るのか? 本人確認でもされたら……」
「大丈夫です」
「本当か?」
(そんな取って付けたような設定で……そもそも、通行許可書と目的だけ聞いただけで王都に入れるものなのか?)
半ば信じられないような顔で見つめるメストに、きっぱりと言い切ったカミルはそっと視線を前に戻す。
「まぁ、見ていれば分かります」
「そ、そうか……」
カミルの話を聞いても尚、イマイチ信じられないにメストは不安になりながら視線を前に向ける。
すると、門番を担当している騎士達の仕事ぶりを遠目で見えて、メストは思わず言葉を失う。
(あいつら、本当に通行許可書と目的だけ聞いて、ろくに本人や荷台の中身を確認しないまま王都に入れている! 万が一、隣国のスパイや賊が入ったらどうするんだ!?)
「確か、門番は第一騎士団の……」
「あの?」
不思議そうに小首を傾げているカミルをよそに、メストは険しい顔をしながら『門番役の杜撰な仕事ぶりをどのタイミングで上司に報告するべきか』と休み明けの仕事のスケジュールを頭の中で組み立てていた。
すると、門番役の騎士がカミル達の乗った幌馬車を呼んだ。
(来たか、どうか俺だとバレないように)
カミルから言われた通り、手綱を預かったメストは門番達に顔を見られないように顔を俯かせる。
そんな彼を一瞥したカミルは、視線を門番に戻すと持っていた通行許可書を見せる。
「王都に来た目的は?」
「行商です」
「行商か……貴族と違って平民は忙しそうだな」
「なにっ!?」
(こいつ、平民というだけで何という態度を……!!)
門番の横柄な態度に怒りを覚えたメストは、顔を上げると門番に詰め寄ろうと御者台から立ち上がろうとした。
だが、それに気づいたカミルが咄嗟にメストの腕を掴む。
「何をするカミル! こいつは、君のことを……!」
鬼の形相で睨みつけてくるメストに、カミルはそっとメストの耳元に顔を寄せる。
「落ち着いてください。今のあなたは平民です。ここで揉め事を起こしたら、面倒なことになることくらい、あなたでも分かるでしょ?」
「っ!?」
(そうだ、今の俺は平民だ。ここで揉め事を起こせば、俺はまだしもカミルの立場が……)
カミルに諫められ、頭が冷えたメストは、項垂れるように座ると悔しさを滲ませるように手綱を強く握る。
「おい、揉め事は終わったか? こっちも暇じゃないんでな!」
「くっ!」
心底面倒くさそうな顔をする門番に、メストが鋭い目を向けようとしたがカミルの華奢な背中がそれを阻む。
そして、カミルは門番に向かって深々と頭を下げる。
「申し訳ございません。今、終わりました」
「ハッ、揉め事はよそでやれよ。なにせここは、宰相閣下が治めている王都の玄関口なのだから!」
「……分かっています。それで、王都に入ってもよろしいでしょうか?」
「良いぞ、通ってよし!」
平民に頭を下げられ、気を良くした門番は、横柄な態度のままカミル達に王都へ入る許可を出す。
そんな騎士の態度を目の当たりし、メストは悔しさを堪えるように奥歯を強く噛み締める。
対して、カミルは小さく溜息をつくと彼から手綱を返してもらい、さっさと幌馬車を走らせた。
「王都の門が見えてきましたね」
「そう、だ、な……って、あっ!!」
「どうされました?」
検問を受けるため、幌馬車が門の中の検問所の前に出来た列の後ろに止まった瞬間、何かを思い出して声を上げたメストの顔が急に青ざめる。
「な、なぁ……検問があるってことは、必ず本人確認がされるってことだよな?」
「えぇ、そうですね」
「だ、だとしたら、俺の正体も……」
(この時のために、わざわざベレー帽やアイマスクを用意したのに!!)
仕事の一環で王都の検問をしたことがあるメストは、検問をやる際は王都を訪れた人間が怪しい人物か確かめるために、必ず本人確認をすることを知っていた。
だから、メストはこれから訪れる最悪な未来に、普段の凛とした態度から想像出来ないくらい1人勝手に慌てていた。
そんな彼を横目で見たカミルは、『何だ、そんなことか』と言わんばかりに深く溜息をつく。
「それなら大丈夫ですよ。これがありますから」
「これって……通行許可書?」
「はい。これさえあれば、簡単に王都に入ることが出来ます」
慣れたようにカミルが懐から取り出したのは、王都へ入るために必要な通行許可証で、亡き恩人から受け継いだ物の1つである。
「だが、ここにあるのは一枚だけ。つまり、カミルだけが王都に入ることを許されるんじゃないのか?」
(そうなれば、俺だけ門番に止められて仕方なく正体を明かし、事態をややこしくさせる上に、カミルにも迷惑をかけるかもしれない!!)
再び顔を青ざめたメストに対し、カミルは小さく首を横に振る。
「いえ、門番が知りたいのは通行許可書を持っていることと王都に来た目的です。だから、あなた様が村の時と同じように、手綱を握って大人しく座っていれば王都に入ることが出来ます」
「そうなのか?」
「えぇ。それに、万が一あなた様のことを聞かれたら、『今日から手伝いで来るようになった私の親戚』って答えます。そしたら、門番も納得して王都に入ることを許してくれます」
「そんなでたらめなことで門番が納得出来るのか? 本人確認でもされたら……」
「大丈夫です」
「本当か?」
(そんな取って付けたような設定で……そもそも、通行許可書と目的だけ聞いただけで王都に入れるものなのか?)
半ば信じられないような顔で見つめるメストに、きっぱりと言い切ったカミルはそっと視線を前に戻す。
「まぁ、見ていれば分かります」
「そ、そうか……」
カミルの話を聞いても尚、イマイチ信じられないにメストは不安になりながら視線を前に向ける。
すると、門番を担当している騎士達の仕事ぶりを遠目で見えて、メストは思わず言葉を失う。
(あいつら、本当に通行許可書と目的だけ聞いて、ろくに本人や荷台の中身を確認しないまま王都に入れている! 万が一、隣国のスパイや賊が入ったらどうするんだ!?)
「確か、門番は第一騎士団の……」
「あの?」
不思議そうに小首を傾げているカミルをよそに、メストは険しい顔をしながら『門番役の杜撰な仕事ぶりをどのタイミングで上司に報告するべきか』と休み明けの仕事のスケジュールを頭の中で組み立てていた。
すると、門番役の騎士がカミル達の乗った幌馬車を呼んだ。
(来たか、どうか俺だとバレないように)
カミルから言われた通り、手綱を預かったメストは門番達に顔を見られないように顔を俯かせる。
そんな彼を一瞥したカミルは、視線を門番に戻すと持っていた通行許可書を見せる。
「王都に来た目的は?」
「行商です」
「行商か……貴族と違って平民は忙しそうだな」
「なにっ!?」
(こいつ、平民というだけで何という態度を……!!)
門番の横柄な態度に怒りを覚えたメストは、顔を上げると門番に詰め寄ろうと御者台から立ち上がろうとした。
だが、それに気づいたカミルが咄嗟にメストの腕を掴む。
「何をするカミル! こいつは、君のことを……!」
鬼の形相で睨みつけてくるメストに、カミルはそっとメストの耳元に顔を寄せる。
「落ち着いてください。今のあなたは平民です。ここで揉め事を起こしたら、面倒なことになることくらい、あなたでも分かるでしょ?」
「っ!?」
(そうだ、今の俺は平民だ。ここで揉め事を起こせば、俺はまだしもカミルの立場が……)
カミルに諫められ、頭が冷えたメストは、項垂れるように座ると悔しさを滲ませるように手綱を強く握る。
「おい、揉め事は終わったか? こっちも暇じゃないんでな!」
「くっ!」
心底面倒くさそうな顔をする門番に、メストが鋭い目を向けようとしたがカミルの華奢な背中がそれを阻む。
そして、カミルは門番に向かって深々と頭を下げる。
「申し訳ございません。今、終わりました」
「ハッ、揉め事はよそでやれよ。なにせここは、宰相閣下が治めている王都の玄関口なのだから!」
「……分かっています。それで、王都に入ってもよろしいでしょうか?」
「良いぞ、通ってよし!」
平民に頭を下げられ、気を良くした門番は、横柄な態度のままカミル達に王都へ入る許可を出す。
そんな騎士の態度を目の当たりし、メストは悔しさを堪えるように奥歯を強く噛み締める。
対して、カミルは小さく溜息をつくと彼から手綱を返してもらい、さっさと幌馬車を走らせた。
6
あなたにおすすめの小説
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
【完結】公爵家の秘密の愛娘
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝グラント公爵家は王家に仕える名門の家柄。
過去の事情により、今だに独身の当主ダリウス。国王から懇願され、ようやく伯爵未亡人との婚姻を決める。
そんな時、グラント公爵ダリウスの元へと現れたのは1人の少女アンジェラ。
「パパ……私はあなたの娘です」
名乗り出るアンジェラ。
◇
アンジェラが現れたことにより、グラント公爵家は一変。伯爵未亡人との再婚もあやふや。しかも、アンジェラが道中に出逢った人物はまさかの王族。
この時からアンジェラの世界も一変。華やかに色付き出す。
初めはよそよそしいグラント公爵ダリウス(パパ)だが、次第に娘アンジェラを気に掛けるように……。
母娘2代のハッピーライフ&淑女達と貴公子達の恋模様💞
🔶設定などは独自の世界観でご都合主義となります。ハピエン💞
🔶稚拙ながらもHOTランキング(最高20位)に入れて頂き(2025.5.9)、ありがとうございます🙇♀️
冷酷侯爵と政略結婚したら、実家がざまぁされました
鍛高譚
恋愛
「この結婚は、家のため。ただの政略結婚よ」
そう言い聞かせ、愛のない結婚を受け入れた公爵令嬢リゼット。
しかし、挙式後すぐに父が「婚約破棄しろ」と命じてきた!?
だが、夫であるアレクシス・フォン・シュヴァルツ侯爵は冷たく言い放つ。
「彼女を渡すつもりはない」
冷酷無慈悲と噂される侯爵が、なぜかリゼットを溺愛し始める!?
毎日甘やかされ、守られ、気づけば逃げ場なし!
さらに、父の不正が明るみに出て、公爵家は失墜――
リゼットを道具として利用しようとした者たちに、ざまぁの鉄槌が下される!
政略結婚から始まる、甘々溺愛ラブストーリー!
「愛なんてないはずなのに……どうしてこんなに大切にされるの?」
追放された落ちこぼれ令嬢ですが、氷血公爵様と辺境でスローライフを始めたら、天性の才能で領地がとんでもないことになっちゃいました!!
六角
恋愛
「君は公爵夫人に相応しくない」――王太子から突然婚約破棄を告げられた令嬢リナ。濡れ衣を着せられ、悪女の烙印を押された彼女が追放された先は、"氷血公爵"と恐れられるアレクシスが治める極寒の辺境領地だった。
家族にも見捨てられ、絶望の淵に立たされたリナだったが、彼女には秘密があった。それは、前世の知識と、誰にも真似できない天性の《領地経営》の才能!
「ここなら、自由に生きられるかもしれない」
活気のない領地に、リナは次々と革命を起こしていく。寂れた市場は活気あふれる商業区へ、痩せた土地は黄金色の麦畑へ。彼女の魔法のような手腕に、最初は冷ややかだった領民たちも、そして氷のように冷たいはずのアレクシスも、次第に心を溶かされていく。
「リナ、君は私の領地だけの女神ではない。……私だけの、女神だ」
【完結】捨てられた皇子の探し人 ~偽物公女は「大嫌い」と言われても殿下の幸せを願います~
ゆきのひ
恋愛
二度目の人生は、前世で慕われていた皇子から、憎悪される運命でした…。
騎士の家系に生まれたリュシー。実家の没落により、生きるために皇宮のメイドとなる。そんなリュシーが命じられたのは、廃屋同然の離宮でひっそりと暮らすセレスティアン皇子の世話係。
母を亡くして後ろ盾もなく、皇帝に冷遇されている幼い皇子に心を寄せたリュシーは、皇子が少しでも快適に暮らしていけるよう奮闘し、その姿に皇子はしだいに心開いていく。
そんな皇子との穏やかな日々に幸せを感じていたリュシーだが、ある日、毒を盛られて命を落とした……はずが、目を開けると、公爵令嬢として公爵家のベッドに横たわっていた。けれどその令嬢は、リュシーの死に因縁のある公爵の一人娘……。
望まぬ形で二度目の生を享けたリュシーと、その死に復讐を誓った皇子が、本当に望んでいた幸せを手に入れるまでのお話。
※本作は「小説家になろう」さん、「カクヨム」さんにも投稿しています。
※表紙画像はAIで作成したものです
偽聖女と追放された私は、辺境で定食屋をはじめます~こっそり生活魔法で味付けしていたら、氷の騎士団長様が毎日通ってくるんですけど!?~
咲月ねむと
恋愛
【アルファポリス女性向けHOTランキング1位達成作品!!】
あらすじ
「役立たずの偽聖女め、この国から出て行け!」
聖女として召喚されたものの、地味な【生活魔法】しか使えず「ハズレ」の烙印を押されたエリーナ。
彼女は婚約者である王太子に婚約破棄され、真の聖女と呼ばれる義妹の陰謀によって国外追放されてしまう。
しかし、エリーナはめげなかった。
実は彼女の【生活魔法】は、一瞬で廃墟を新築に変え、どんな食材も極上の味に変えるチートスキルだったのだ!
北の辺境の地へ辿り着いたエリーナは、念願だった自分の定食屋『陽だまり亭』をオープンする。
すると、そこへ「氷の騎士団長」と恐れられる冷徹な美形騎士・クラウスがやってきて――。
「……味がする。お前の料理だけが、俺の呪いを解いてくれるんだ」
とある呪いで味覚を失っていた彼は、エリーナの料理にだけ味を感じると判明。
以来、彼は毎日のように店に通い詰め、高額な代金を置いていったり、邪魔する敵を排除したりと、エリーナを過保護なまでに溺愛し始める。
最強の騎士団長と騎士たちに胃袋を掴んで守られながら、エリーナは辺境で幸せなスローライフを満喫中?
白い結婚で結構ですわ。愛人持ちの夫に興味はありません
鍛高譚
恋愛
公爵令嬢ルチアーナは、王太子アルベルトとの政略結婚を命じられた。だが彼にはすでに愛する女性がいた。そこでルチアーナは、夫婦の義務を果たさない“白い結婚”を提案し、お互いに干渉しない関係を築くことに成功する。
「夫婦としての役目を求めないでくださいませ。その代わり、わたくしも自由にさせていただきますわ」
そうして始まった王太子妃としての優雅な生活。社交界では完璧な妃を演じつつ、裏では趣味の読書やお茶会を存分に楽しみ、面倒ごととは距離を置くつもりだった。
——だが、夫は次第にルチアーナを気にし始める。
「最近、おまえが気になるんだ」
「もっと夫婦としての時間を持たないか?」
今さらそんなことを言われても、もう遅いのですわ。
愛人を優先しておいて、後になって本妻に興味を持つなんて、そんな都合の良い話はお断り。
わたくしは、自由を守るために、今日も紅茶を嗜みながら優雅に過ごしますわ——。
政略結婚から始まる痛快ざまぁ! 夫の後悔なんて知りませんわ
“白い結婚”を謳歌する令嬢の、自由気ままなラブ&ざまぁストーリー!
無能だとクビになったメイドですが、今は王宮で筆頭メイドをしています
如月ぐるぐる
恋愛
「お前の様な役立たずは首だ! さっさと出て行け!」
何年も仕えていた男爵家を追い出され、途方に暮れるシルヴィア。
しかし街の人々はシルビアを優しく受け入れ、宿屋で住み込みで働く事になる。
様々な理由により職を転々とするが、ある日、男爵家は爵位剥奪となり、近隣の子爵家の代理人が統治する事になる。
この地域に詳しく、元男爵家に仕えていた事もあり、代理人がシルヴィアに協力を求めて来たのだが……
男爵メイドから王宮筆頭メイドになるシルビアの物語が、今始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる