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第2章 木こりと騎士は鍛錬する
第124話 嵐の前の静けさ
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ノルベルトから胸糞悪い嫌がらせを受けた後、フェビルは謁見の間から執務室に戻った。
すると、グレアが執務室を訪れた。
「団長、お疲れ様でした」
「あぁ、疲れたよ」
「表情からして、今回も酷い嫌がらせを受けたようですね」
「まぁな」
(全く、謁見の間に俺を呼び出す度に腰巾着共を集めて大掛かりな嫌がらせをしやがって)
心底疲れた顔をしたフェビルは、懐から2つ魔道具を取り出すとそれを持ち主に返す。
「それとこれ、ありがとうな」
「いえ。ところで、護身用の方はお役に立ちましたか?」
「いや、出す前に奴が勝手に話を進めやがった」
「そうだと思いました」
苦笑しながら魔道具を受け取ったグレアは、応接用ソファーに座ると記録用の青い小箱に魔力を流す。
◇◇◇◇◇
「『宰相に無断で特別訓練を行ったことで、王都の治安が著しく損なわれた。よって、近衛騎士団フェビル・シュタールに対し、1ヶ月の減俸処分を下す』ですか。これ、一体何の冗談です?」
魔道具から聞こえてきた謁見の間での会話を全て聞き終えたグレアは、青い小箱を懐に入れると心底呆れた顔で深く溜息をつく。
「フン! 知るかよ、そんなの! そういうことは俺に嫌がらをした輩に聞いてくれ!」
「まぁ、そうですね。本当、あの方の横暴ぶりは目にあまります」
グレアの反対側のソファーに座ったフェビルの酷く不機嫌そうな顔を見て、小さく溜息をついたグレアは、ソファーから立ち上がると2人分のマグカップにコーヒーを淹れ、片方のマグカップをフェビルに差し出した。
「悪いな」
「いえ、このくらい」
小さく笑みを浮かべたグレアは、対面のソファーに座るとコーヒーを飲んで一息つくとマグカップをローテーブルに置く。
「とは言っても、あの方はよくもまぁ謁見の間で堂々と嘘を吐きましたね」
国王と直接会える場所である謁見の間では、いかなる理由があろうとも国王の前で嘘をついてはならないという決まりがある。
なぜなら、国王を欺くことは国家反逆と捉えかねないからである。
「陛下の前で嘘をつくなんて正気とは思えませんし、万が一、嘘だとバレた場合、間違いなく重罪扱いですよ?」
「だろうな。だが、あいつは陛下の前で嘘を言っても構わないと思っているのだろう。なにせ、『自分はこの国で2番目に偉い存在なのだから、何をしても許される』と心の底から思っているのだから」
「そんな……」
(そうじゃなきゃ、『陛下に手をあげる』という畏れ多いことを出来るはずがない)
唖然としているグレアをよそに、謁見の間で見たノルベルトの凶行を思い出したフェビルは、こみ上げてきた苛立ちを抑えようとコーヒーを飲んで一息つく。
「それにあいつ、俺個人だけでは満足しなかったらしく、シュタール辺境伯家にも処罰を与えたからな」
「本当ですね。仮にも宰相を仰せつかっているのに、シュタール辺境伯家を敵に回す意味を知らないんでしょうか?」
「知らん。単に、俺があっさりと減俸処分を受け入れたことが面白くなかったから、そんなバカなことを言ったんだろう」
「それは……」
(なんと、命知らずなことを。自分には到底出来ない)
「とはいえ、シュタール辺境伯家……というより、俺の姉とその婿である現当主を敵に回すとか、ハッキリ言って自殺行為だよな」
「そうですね。団長の姉君であるリリアナ様とその旦那様でシュタール辺境伯家当主ジェレミ様は何と言うか……手強いですから」
「手強いというより、腹黒の間違いだろ」
(あの夫婦は、似た者同士で自分達に降りかかった理不尽に対して嬉々として報復するからな。そのやり方が、ハッキリ言ってえげつない。身内であり王国騎士団を預かる身で言っては何だが、ペトロート王国で敵に回したくない家の1つだ)
ペトロート王国では、王国騎士団や宮廷魔法師団のように国防を担っている家が4つある。
その中でも、フェビルの実家であるシュタール辺境伯家が治めている場所は、国内で一番魔物の発生率が高く、隣国と接しているため王国内の最重要拠点の1つとされている。
そのため、シュタール辺境伯家は公爵家と同じくらい権力を有しており公爵家と同等として扱われる。
だが、日夜魔物討伐に追われているため、シュタール辺境伯家は滅多に社交界には顔に出さない。
それでも、王国騎士団を支えている数多の貴族家達の中で、ヴィルマン侯爵家の次に貢献しているのがシュタール辺境伯家である。
ちなみに、フェビルが近衛騎士団長になれたのも、彼がシュタール辺境伯家の出身であることも含まれている。
(そもそも、あいつが正真正銘の宰相なら、そもそも俺の実家の名前を迂闊に口にすることなんてしなかったはずだしな)
『フェビル・シュタール君、だよね?』
自分が信頼している宰相の顔が脳裏を過り、フェビルは深く息を吐くとゆっくりと天井を見上げる。
「それに、姉貴のもとにはあの方の奥さんがいるからなぁ……」
「団長?」
首を傾げるグレアに気づいたフェビルは、視線を戻すと小さく首を横に振る。
「何でもない。一先ず、特別訓練は止めておこう」
「そうですね」
銀縁眼鏡を軽く上げたグレアを見て、小さく安堵したフェビルはホットコーヒーに口を含む。
(そう言えばあいつ『シュタール辺境伯家には既に伝えている』って言っていたな。となると、近いうちにあの腹黒夫婦は動くな。なにせ、久しぶりにシュタール辺境伯家が理不尽に晒されたのだから)
「その時は俺がどうにかするしかないな」
小さく呟いたフェビルは、これから起こることを想像して酷く疲れた表情で項垂れる。
そして、空しくもフェビルが予想していたことが現実になった。
それも、彼が想定していた以上に早いタイミングで。
すると、グレアが執務室を訪れた。
「団長、お疲れ様でした」
「あぁ、疲れたよ」
「表情からして、今回も酷い嫌がらせを受けたようですね」
「まぁな」
(全く、謁見の間に俺を呼び出す度に腰巾着共を集めて大掛かりな嫌がらせをしやがって)
心底疲れた顔をしたフェビルは、懐から2つ魔道具を取り出すとそれを持ち主に返す。
「それとこれ、ありがとうな」
「いえ。ところで、護身用の方はお役に立ちましたか?」
「いや、出す前に奴が勝手に話を進めやがった」
「そうだと思いました」
苦笑しながら魔道具を受け取ったグレアは、応接用ソファーに座ると記録用の青い小箱に魔力を流す。
◇◇◇◇◇
「『宰相に無断で特別訓練を行ったことで、王都の治安が著しく損なわれた。よって、近衛騎士団フェビル・シュタールに対し、1ヶ月の減俸処分を下す』ですか。これ、一体何の冗談です?」
魔道具から聞こえてきた謁見の間での会話を全て聞き終えたグレアは、青い小箱を懐に入れると心底呆れた顔で深く溜息をつく。
「フン! 知るかよ、そんなの! そういうことは俺に嫌がらをした輩に聞いてくれ!」
「まぁ、そうですね。本当、あの方の横暴ぶりは目にあまります」
グレアの反対側のソファーに座ったフェビルの酷く不機嫌そうな顔を見て、小さく溜息をついたグレアは、ソファーから立ち上がると2人分のマグカップにコーヒーを淹れ、片方のマグカップをフェビルに差し出した。
「悪いな」
「いえ、このくらい」
小さく笑みを浮かべたグレアは、対面のソファーに座るとコーヒーを飲んで一息つくとマグカップをローテーブルに置く。
「とは言っても、あの方はよくもまぁ謁見の間で堂々と嘘を吐きましたね」
国王と直接会える場所である謁見の間では、いかなる理由があろうとも国王の前で嘘をついてはならないという決まりがある。
なぜなら、国王を欺くことは国家反逆と捉えかねないからである。
「陛下の前で嘘をつくなんて正気とは思えませんし、万が一、嘘だとバレた場合、間違いなく重罪扱いですよ?」
「だろうな。だが、あいつは陛下の前で嘘を言っても構わないと思っているのだろう。なにせ、『自分はこの国で2番目に偉い存在なのだから、何をしても許される』と心の底から思っているのだから」
「そんな……」
(そうじゃなきゃ、『陛下に手をあげる』という畏れ多いことを出来るはずがない)
唖然としているグレアをよそに、謁見の間で見たノルベルトの凶行を思い出したフェビルは、こみ上げてきた苛立ちを抑えようとコーヒーを飲んで一息つく。
「それにあいつ、俺個人だけでは満足しなかったらしく、シュタール辺境伯家にも処罰を与えたからな」
「本当ですね。仮にも宰相を仰せつかっているのに、シュタール辺境伯家を敵に回す意味を知らないんでしょうか?」
「知らん。単に、俺があっさりと減俸処分を受け入れたことが面白くなかったから、そんなバカなことを言ったんだろう」
「それは……」
(なんと、命知らずなことを。自分には到底出来ない)
「とはいえ、シュタール辺境伯家……というより、俺の姉とその婿である現当主を敵に回すとか、ハッキリ言って自殺行為だよな」
「そうですね。団長の姉君であるリリアナ様とその旦那様でシュタール辺境伯家当主ジェレミ様は何と言うか……手強いですから」
「手強いというより、腹黒の間違いだろ」
(あの夫婦は、似た者同士で自分達に降りかかった理不尽に対して嬉々として報復するからな。そのやり方が、ハッキリ言ってえげつない。身内であり王国騎士団を預かる身で言っては何だが、ペトロート王国で敵に回したくない家の1つだ)
ペトロート王国では、王国騎士団や宮廷魔法師団のように国防を担っている家が4つある。
その中でも、フェビルの実家であるシュタール辺境伯家が治めている場所は、国内で一番魔物の発生率が高く、隣国と接しているため王国内の最重要拠点の1つとされている。
そのため、シュタール辺境伯家は公爵家と同じくらい権力を有しており公爵家と同等として扱われる。
だが、日夜魔物討伐に追われているため、シュタール辺境伯家は滅多に社交界には顔に出さない。
それでも、王国騎士団を支えている数多の貴族家達の中で、ヴィルマン侯爵家の次に貢献しているのがシュタール辺境伯家である。
ちなみに、フェビルが近衛騎士団長になれたのも、彼がシュタール辺境伯家の出身であることも含まれている。
(そもそも、あいつが正真正銘の宰相なら、そもそも俺の実家の名前を迂闊に口にすることなんてしなかったはずだしな)
『フェビル・シュタール君、だよね?』
自分が信頼している宰相の顔が脳裏を過り、フェビルは深く息を吐くとゆっくりと天井を見上げる。
「それに、姉貴のもとにはあの方の奥さんがいるからなぁ……」
「団長?」
首を傾げるグレアに気づいたフェビルは、視線を戻すと小さく首を横に振る。
「何でもない。一先ず、特別訓練は止めておこう」
「そうですね」
銀縁眼鏡を軽く上げたグレアを見て、小さく安堵したフェビルはホットコーヒーに口を含む。
(そう言えばあいつ『シュタール辺境伯家には既に伝えている』って言っていたな。となると、近いうちにあの腹黒夫婦は動くな。なにせ、久しぶりにシュタール辺境伯家が理不尽に晒されたのだから)
「その時は俺がどうにかするしかないな」
小さく呟いたフェビルは、これから起こることを想像して酷く疲れた表情で項垂れる。
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