154 / 606
第3章 木こりは距離を縮め、宮廷魔法師は陥れられる
第148話 宮廷魔法師団
しおりを挟む
「はぁぁぁ~、疲れたぁ」
予定時間よりも大幅に会議が長引いただけでなく、書記役と一緒に今日の会議についての報告書を纏めたカトレアは、執務室に戻ると誰もいないことを良いことに盛大な溜息をつく。
そして座り心地の良い革張りの椅子に座ると、テオが綺麗に整理してくれた机の上に顔を突っ伏す。
(何だか、いつも以上に疲れたわ。それもこれも……)
「あの子が来たからよ」
持って帰ってきた会議資料と報告書に顔を横に向けたカトレアは、会議中に起こったことを思い出して深く溜息をつく。
◇◇◇◇◇
――それは、会議も終わりに差し掛かった頃だった。
ダリアの理不尽なお願い事などすっかり忘れていたカトレアは、広々とした会議室の後ろの方で真剣に会議に参加していた。
(今回の議題は、宮廷魔法師団内でも王国騎士団と同じように『近衛魔法部隊』『第一魔法師部隊』『第二魔法師部隊』と部隊を分け、王都に密集している宮廷魔法師を王国全土に配置することで王国の防衛強化を図ろうとしていることについて。当然、王都に憧れを抱く魔法師達から反対意見が出て会議は白熱した。けれど……)
会議資料にメモをしながら、カトレアは一番まで議題について説明する宮廷魔法師団団長に目を向ける。
「確かに、王族達が住まう王都の防衛を強化するのは当然のことである」
「でしたら……!」
「だが、先程も言ったが、近年の我が国における魔物発生率を鑑みると、明らかに増加傾向である。それに伴い、各地での魔物の被害も深刻なものになってきている。これを見過ごしては、例え王都を守れたとしても、魔物により我が国の国土が小さくなったことで、国としての存続が危うくなる」
「い、言われてみれば……」
紛れもない事実を改めて突きつけられ、反対意見を出した宮廷魔法師が口を閉ざす。
それを見た宮廷魔法師団団長ルベルは、会議に参加している部下達に改めて訴える。
「知っているとは思うが、魔物を倒すためには剣か魔法を使わなければならない。そして、我々と同じく国防を担っている王国騎士団は、剣に特化しているためあまり魔法が得意ではない。故に……」
反対意見を出した宮廷魔法師を一瞥したルベルは、威厳のある声で最後の一押しをする。
「魔法に特化している我々宮廷魔法師団も、王都から王国全土に派遣する形から、王国各地に常駐する形を取らなくてはならない!」
毅然とした態度のルベルから言われ、今の今まで反対していた部下達は全員口を閉ざすと悔しそうに俯いた。
(どうやら、これで決まりみたいね)
同僚達の落ち込んだ様子に、小さく笑みを浮かべたカトレアは視線をルベルに戻す。
「とはいえ、部隊編成や拠点場所の確保など、決めなければならないことが山積みである。だから、そこは皆や王国騎士団の意見を聞いて決めていきた……」
その時、重々しい雰囲気を会議室の扉が音を立てて開けられた。
バン!!
「失礼致します!」
「ダリア!?」
(どうして、ダリアがここに!? さっき、帰るって言ってなかった!?)
先程まで執務室で寛いでいた、親友の突然の乱入に驚いたカトレアは思わず立ち上がる。
すると、カトレアの方を見たダリアが不気味な笑みを浮かべる。
(何? 一体、何をしようというの!?)
ダリアの笑顔にカトレアが悪寒を覚えた時、ずかずかと会議室に入ってきたダリアにルベルが笑みを浮かべる。
「これはこれは、インベック公爵令嬢殿。『本日の会議に出席される』という話を部下から聞いておりませんが」
宰相家令嬢の登場にも一切応じないルベルが嫌味を言いつつ深々と頭を下げると、混乱していた宮廷魔法師達が団長を見て椅子から立ち上がるとダリアに向かって深々と頭を下げる。
それを見て、少しだけ気を良くしたダリアは、嫌味を言ったルベルの前に立つと挑発的な笑みを浮かべる。
「何? 宰相家令嬢である私が会議に参加して何か不都合でもあるのかしら?」
「不都合……そうですね、確かに、今後の宮廷魔法師団の方針をついて話し合う場に、宮廷魔法師でもないあなた様がいらっしゃると少々不都合かもしれないですね」
(さすが宮廷魔法師団団長。相手が宰相家令嬢でも容赦が無いわね)
ルベルの辛辣な言葉にカトレア以外の部下達が肝を冷やしている中、顔を上げたルベルが冷ややかな目を向けると、加虐的な笑みを浮かべたダリアは侍女に持ってこさせた扇子を広げて口元を覆い隠す。
「ふ~ん、宰相家令嬢に対してそんな口答えをするの?」
「口答えなんてそんな……私はただ、事実を申し上げただけですよ」
「そう。なら、この件は私が預かっても良いわよね?」
「……何のことでしょうか?」
僅かに眉を上げるルベルに、ダリアは嘲笑を浴びせる。
「とぼけないでよ。あなた達が長い時間、話し合っていたことについてよ」
そう言うと、ダリアは広げていた扇子を閉じて笑みを潜めると、会議に参加している宮廷魔法師達に向かって会議の結論を勝手に出す。
「つい先程、皆さんで話し合われていた『宮廷魔法師の王国全土の配置について』ですが……これは、宮廷魔法師団内の話し合いだけで決めるにはあまりにも大きすぎます! ですので、この一件は宰相家令嬢である私が預からせていただきます!」
予定時間よりも大幅に会議が長引いただけでなく、書記役と一緒に今日の会議についての報告書を纏めたカトレアは、執務室に戻ると誰もいないことを良いことに盛大な溜息をつく。
そして座り心地の良い革張りの椅子に座ると、テオが綺麗に整理してくれた机の上に顔を突っ伏す。
(何だか、いつも以上に疲れたわ。それもこれも……)
「あの子が来たからよ」
持って帰ってきた会議資料と報告書に顔を横に向けたカトレアは、会議中に起こったことを思い出して深く溜息をつく。
◇◇◇◇◇
――それは、会議も終わりに差し掛かった頃だった。
ダリアの理不尽なお願い事などすっかり忘れていたカトレアは、広々とした会議室の後ろの方で真剣に会議に参加していた。
(今回の議題は、宮廷魔法師団内でも王国騎士団と同じように『近衛魔法部隊』『第一魔法師部隊』『第二魔法師部隊』と部隊を分け、王都に密集している宮廷魔法師を王国全土に配置することで王国の防衛強化を図ろうとしていることについて。当然、王都に憧れを抱く魔法師達から反対意見が出て会議は白熱した。けれど……)
会議資料にメモをしながら、カトレアは一番まで議題について説明する宮廷魔法師団団長に目を向ける。
「確かに、王族達が住まう王都の防衛を強化するのは当然のことである」
「でしたら……!」
「だが、先程も言ったが、近年の我が国における魔物発生率を鑑みると、明らかに増加傾向である。それに伴い、各地での魔物の被害も深刻なものになってきている。これを見過ごしては、例え王都を守れたとしても、魔物により我が国の国土が小さくなったことで、国としての存続が危うくなる」
「い、言われてみれば……」
紛れもない事実を改めて突きつけられ、反対意見を出した宮廷魔法師が口を閉ざす。
それを見た宮廷魔法師団団長ルベルは、会議に参加している部下達に改めて訴える。
「知っているとは思うが、魔物を倒すためには剣か魔法を使わなければならない。そして、我々と同じく国防を担っている王国騎士団は、剣に特化しているためあまり魔法が得意ではない。故に……」
反対意見を出した宮廷魔法師を一瞥したルベルは、威厳のある声で最後の一押しをする。
「魔法に特化している我々宮廷魔法師団も、王都から王国全土に派遣する形から、王国各地に常駐する形を取らなくてはならない!」
毅然とした態度のルベルから言われ、今の今まで反対していた部下達は全員口を閉ざすと悔しそうに俯いた。
(どうやら、これで決まりみたいね)
同僚達の落ち込んだ様子に、小さく笑みを浮かべたカトレアは視線をルベルに戻す。
「とはいえ、部隊編成や拠点場所の確保など、決めなければならないことが山積みである。だから、そこは皆や王国騎士団の意見を聞いて決めていきた……」
その時、重々しい雰囲気を会議室の扉が音を立てて開けられた。
バン!!
「失礼致します!」
「ダリア!?」
(どうして、ダリアがここに!? さっき、帰るって言ってなかった!?)
先程まで執務室で寛いでいた、親友の突然の乱入に驚いたカトレアは思わず立ち上がる。
すると、カトレアの方を見たダリアが不気味な笑みを浮かべる。
(何? 一体、何をしようというの!?)
ダリアの笑顔にカトレアが悪寒を覚えた時、ずかずかと会議室に入ってきたダリアにルベルが笑みを浮かべる。
「これはこれは、インベック公爵令嬢殿。『本日の会議に出席される』という話を部下から聞いておりませんが」
宰相家令嬢の登場にも一切応じないルベルが嫌味を言いつつ深々と頭を下げると、混乱していた宮廷魔法師達が団長を見て椅子から立ち上がるとダリアに向かって深々と頭を下げる。
それを見て、少しだけ気を良くしたダリアは、嫌味を言ったルベルの前に立つと挑発的な笑みを浮かべる。
「何? 宰相家令嬢である私が会議に参加して何か不都合でもあるのかしら?」
「不都合……そうですね、確かに、今後の宮廷魔法師団の方針をついて話し合う場に、宮廷魔法師でもないあなた様がいらっしゃると少々不都合かもしれないですね」
(さすが宮廷魔法師団団長。相手が宰相家令嬢でも容赦が無いわね)
ルベルの辛辣な言葉にカトレア以外の部下達が肝を冷やしている中、顔を上げたルベルが冷ややかな目を向けると、加虐的な笑みを浮かべたダリアは侍女に持ってこさせた扇子を広げて口元を覆い隠す。
「ふ~ん、宰相家令嬢に対してそんな口答えをするの?」
「口答えなんてそんな……私はただ、事実を申し上げただけですよ」
「そう。なら、この件は私が預かっても良いわよね?」
「……何のことでしょうか?」
僅かに眉を上げるルベルに、ダリアは嘲笑を浴びせる。
「とぼけないでよ。あなた達が長い時間、話し合っていたことについてよ」
そう言うと、ダリアは広げていた扇子を閉じて笑みを潜めると、会議に参加している宮廷魔法師達に向かって会議の結論を勝手に出す。
「つい先程、皆さんで話し合われていた『宮廷魔法師の王国全土の配置について』ですが……これは、宮廷魔法師団内の話し合いだけで決めるにはあまりにも大きすぎます! ですので、この一件は宰相家令嬢である私が預からせていただきます!」
6
あなたにおすすめの小説
【完結】公爵家の秘密の愛娘
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝グラント公爵家は王家に仕える名門の家柄。
過去の事情により、今だに独身の当主ダリウス。国王から懇願され、ようやく伯爵未亡人との婚姻を決める。
そんな時、グラント公爵ダリウスの元へと現れたのは1人の少女アンジェラ。
「パパ……私はあなたの娘です」
名乗り出るアンジェラ。
◇
アンジェラが現れたことにより、グラント公爵家は一変。伯爵未亡人との再婚もあやふや。しかも、アンジェラが道中に出逢った人物はまさかの王族。
この時からアンジェラの世界も一変。華やかに色付き出す。
初めはよそよそしいグラント公爵ダリウス(パパ)だが、次第に娘アンジェラを気に掛けるように……。
母娘2代のハッピーライフ&淑女達と貴公子達の恋模様💞
🔶設定などは独自の世界観でご都合主義となります。ハピエン💞
🔶稚拙ながらもHOTランキング(最高20位)に入れて頂き(2025.5.9)、ありがとうございます🙇♀️
冷酷侯爵と政略結婚したら、実家がざまぁされました
鍛高譚
恋愛
「この結婚は、家のため。ただの政略結婚よ」
そう言い聞かせ、愛のない結婚を受け入れた公爵令嬢リゼット。
しかし、挙式後すぐに父が「婚約破棄しろ」と命じてきた!?
だが、夫であるアレクシス・フォン・シュヴァルツ侯爵は冷たく言い放つ。
「彼女を渡すつもりはない」
冷酷無慈悲と噂される侯爵が、なぜかリゼットを溺愛し始める!?
毎日甘やかされ、守られ、気づけば逃げ場なし!
さらに、父の不正が明るみに出て、公爵家は失墜――
リゼットを道具として利用しようとした者たちに、ざまぁの鉄槌が下される!
政略結婚から始まる、甘々溺愛ラブストーリー!
「愛なんてないはずなのに……どうしてこんなに大切にされるの?」
見た目は子供、頭脳は大人。 公爵令嬢セリカ
しおしお
恋愛
四歳で婚約破棄された“天才幼女”――
今や、彼女を妻にしたいと王子が三人。
そして隣国の国王まで参戦!?
史上最大の婿取り争奪戦が始まる。
リュミエール王国の公爵令嬢セリカ・ディオールは、幼い頃に王家から婚約破棄された。
理由はただひとつ。
> 「幼すぎて才能がない」
――だが、それは歴史に残る大失策となる。
成長したセリカは、領地を空前の繁栄へ導いた“天才”として王国中から称賛される存在に。
灌漑改革、交易路の再建、魔物被害の根絶……
彼女の功績は、王族すら遠く及ばないほど。
その名声を聞きつけ、王家はざわついた。
「セリカに婿を取らせる」
父であるディオール公爵がそう発表した瞬間――
なんと、三人の王子が同時に立候補。
・冷静沈着な第一王子アコード
・誠実温和な第二王子セドリック
・策略家で負けず嫌いの第三王子シビック
王宮は“セリカ争奪戦”の様相を呈し、
王子たちは互いの足を引っ張り合う始末。
しかし、混乱は国内だけでは終わらなかった。
セリカの名声は国境を越え、
ついには隣国の――
国王まで本人と結婚したいと求婚してくる。
「天才で可愛くて領地ごと嫁げる?
そんな逸材、逃す手はない!」
国家の威信を賭けた婿争奪戦は、ついに“国VS国”の大騒動へ。
当の本人であるセリカはというと――
「わたし、お嫁に行くより……お昼寝のほうが好きなんですの」
王家が焦り、隣国がざわめき、世界が動く。
しかしセリカだけはマイペースにスイーツを作り、お昼寝し、領地を救い続ける。
これは――
婚約破棄された天才令嬢が、
王国どころか国家間の争奪戦を巻き起こしながら
自由奔放に世界を変えてしまう物語。
追放された落ちこぼれ令嬢ですが、氷血公爵様と辺境でスローライフを始めたら、天性の才能で領地がとんでもないことになっちゃいました!!
六角
恋愛
「君は公爵夫人に相応しくない」――王太子から突然婚約破棄を告げられた令嬢リナ。濡れ衣を着せられ、悪女の烙印を押された彼女が追放された先は、"氷血公爵"と恐れられるアレクシスが治める極寒の辺境領地だった。
家族にも見捨てられ、絶望の淵に立たされたリナだったが、彼女には秘密があった。それは、前世の知識と、誰にも真似できない天性の《領地経営》の才能!
「ここなら、自由に生きられるかもしれない」
活気のない領地に、リナは次々と革命を起こしていく。寂れた市場は活気あふれる商業区へ、痩せた土地は黄金色の麦畑へ。彼女の魔法のような手腕に、最初は冷ややかだった領民たちも、そして氷のように冷たいはずのアレクシスも、次第に心を溶かされていく。
「リナ、君は私の領地だけの女神ではない。……私だけの、女神だ」
【完結】捨てられた皇子の探し人 ~偽物公女は「大嫌い」と言われても殿下の幸せを願います~
ゆきのひ
恋愛
二度目の人生は、前世で慕われていた皇子から、憎悪される運命でした…。
騎士の家系に生まれたリュシー。実家の没落により、生きるために皇宮のメイドとなる。そんなリュシーが命じられたのは、廃屋同然の離宮でひっそりと暮らすセレスティアン皇子の世話係。
母を亡くして後ろ盾もなく、皇帝に冷遇されている幼い皇子に心を寄せたリュシーは、皇子が少しでも快適に暮らしていけるよう奮闘し、その姿に皇子はしだいに心開いていく。
そんな皇子との穏やかな日々に幸せを感じていたリュシーだが、ある日、毒を盛られて命を落とした……はずが、目を開けると、公爵令嬢として公爵家のベッドに横たわっていた。けれどその令嬢は、リュシーの死に因縁のある公爵の一人娘……。
望まぬ形で二度目の生を享けたリュシーと、その死に復讐を誓った皇子が、本当に望んでいた幸せを手に入れるまでのお話。
※本作は「小説家になろう」さん、「カクヨム」さんにも投稿しています。
※表紙画像はAIで作成したものです
白い結婚で結構ですわ。愛人持ちの夫に興味はありません
鍛高譚
恋愛
公爵令嬢ルチアーナは、王太子アルベルトとの政略結婚を命じられた。だが彼にはすでに愛する女性がいた。そこでルチアーナは、夫婦の義務を果たさない“白い結婚”を提案し、お互いに干渉しない関係を築くことに成功する。
「夫婦としての役目を求めないでくださいませ。その代わり、わたくしも自由にさせていただきますわ」
そうして始まった王太子妃としての優雅な生活。社交界では完璧な妃を演じつつ、裏では趣味の読書やお茶会を存分に楽しみ、面倒ごととは距離を置くつもりだった。
——だが、夫は次第にルチアーナを気にし始める。
「最近、おまえが気になるんだ」
「もっと夫婦としての時間を持たないか?」
今さらそんなことを言われても、もう遅いのですわ。
愛人を優先しておいて、後になって本妻に興味を持つなんて、そんな都合の良い話はお断り。
わたくしは、自由を守るために、今日も紅茶を嗜みながら優雅に過ごしますわ——。
政略結婚から始まる痛快ざまぁ! 夫の後悔なんて知りませんわ
“白い結婚”を謳歌する令嬢の、自由気ままなラブ&ざまぁストーリー!
無能だとクビになったメイドですが、今は王宮で筆頭メイドをしています
如月ぐるぐる
恋愛
「お前の様な役立たずは首だ! さっさと出て行け!」
何年も仕えていた男爵家を追い出され、途方に暮れるシルヴィア。
しかし街の人々はシルビアを優しく受け入れ、宿屋で住み込みで働く事になる。
様々な理由により職を転々とするが、ある日、男爵家は爵位剥奪となり、近隣の子爵家の代理人が統治する事になる。
この地域に詳しく、元男爵家に仕えていた事もあり、代理人がシルヴィアに協力を求めて来たのだが……
男爵メイドから王宮筆頭メイドになるシルビアの物語が、今始まった。
【完結】元お飾り聖女はなぜか腹黒宰相様に溺愛されています!?
雨宮羽那
恋愛
元社畜聖女×笑顔の腹黒宰相のラブストーリー。
◇◇◇◇
名も無きお飾り聖女だった私は、過労で倒れたその日、思い出した。
自分が前世、疲れきった新卒社会人・花菱桔梗(はなびし ききょう)という日本人女性だったことに。
運良く婚約者の王子から婚約破棄を告げられたので、前世の教訓を活かし私は逃げることに決めました!
なのに、宰相閣下から求婚されて!? 何故か甘やかされているんですけど、何か裏があったりしますか!?
◇◇◇◇
お気に入り登録、エールありがとうございます♡
※ざまぁはゆっくりじわじわと進行します。
※「小説家になろう」「エブリスタ」様にも掲載しております(アルファポリス先行)。
※この作品はフィクションです。特定の政治思想を肯定または否定するものではありません(_ _*))
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる