175 / 606
第3章 木こりは距離を縮め、宮廷魔法師は陥れられる
第167話 言えない真実
しおりを挟む
カミルと合流してしばらく、ステインの手綱を引いているカミルの隣を歩いていたメストは、ルベルから預かった言伝を思い出す。
「あっ! そう言えば、カミルへの言伝を預かっていた!」
「言伝、ですか?」
(もしかして、カトレアからの罵詈雑言が籠った言伝を預かったのかしら?)
蔑んだ目で見つめてきたカトレアを思い出し、穏やかだった気持ちが急に冷えたカミルが思わず身構えると、メストは預かった言伝をそのままカミルに伝える。
「宮廷魔法師団長殿が、カミルに『魔物討伐に協力してくれてありがとう。そして、うちの宮廷魔法師が本当にすまなかった』と」
「そう、でしたか」
ルベルから預かった言伝を聞いて、カミルの冷たく凍った気持ちがほんの少しだけ温かくなる。
(まさか、宮廷魔法師団団長のルベル様からだったとは。それにしても、平民に対してお礼と謝罪をされるなんて……この国にも、メスト様と同じくらい平民に対して紳士的な方がまだいらっしゃったのね)
けれど、『うちの宮廷魔法師が本当にすまなかった』という言葉で、蔑んだ目で見つめてきたカトレアを再び思い出したカミルは、思わず握っていた手綱に力を入れると堪らず空を見上げる。
「それにしても、この国の稀代の天才魔法師様は、平民に対して容赦が無いのですね」
「まぁ、そう、だな」
(なにせ、カトレア嬢のご実家は、貴族の中でも人一倍プライドが高い家で有名な家だ。加えて、カトレア嬢自身、貴族であることと『稀代の天才魔法師』と呼ばれていることに誰よりも誇りを持っている。だから、魔法をまともに扱えない平民に対して容赦が無いのだと思う)
「とはいえ、王都で騎士が平民に対して剣を向けているので今更だと思いますが」
「っ!? それも、そうだな……」
悔しそうに顔を顰めるメストの隣で、カミルは久しぶりに会った親友のことを思い返す。
(それにしても、誰かを蔑む顔をしたカトレア、久しぶりに見たわ)
「本当、久しぶりに」
「カミル?」
「……いえ、何でもありません」
(忘れよう、他人のことなんか)
不思議そうに小首を傾げるメストに、小さく首を横に振ったカミルはふと、今のカトレアが『稀代の天才魔法師』を名乗っていることが気になった。
「そう言えば、あの方が『稀代の天才魔法師』なのですよね?」
「そうだが?」
「ならば、あの方は魔法師としてそれなりに優秀な方ですよね?」
(例えば、全属性の魔法が使うことが出来るとか)
「そうだな。確か、貴族しか通うことが許されない魔法学園に入学する前、火属性の上級魔法を会得したそうだ」
「火属性の上級魔法を?」
(違う。飛び級で学園することになった彼女が、入学前に会得した魔法は火魔法の上級魔法ではなく、全属性の中級魔法だったはず)
その時、カミルの脳裏に先程のカトレアの会話が蘇る。
『あなた様は『稀代の天才魔法師』と言われている人物なのですよね?』
『えぇ、そうよ。それがどうしたの?』
『それなら、火属性以外の属性魔法を使えるのではないのですか?』
『はぁ!? 何を言っているの!? 『王国一の主砲』と謳われるティブリー家に生まれたこの私が、火魔法以外の属性魔法を使えるわけが無いでしょ!?』
『そう、ですか』
(そうだったわ、彼女は自分が火属性以外の魔法を使えることを知らなかった……いや、忘れてしまったのよね。彼女の親友を騙っているあの女の父親の魔法のせいで)
悔しさを堪えるように手綱を強く握るカミル。
そんなカミルからの問いに、メストは小さく頷く。
「あぁ、そして学園卒業時に火属性の超級魔法を会得した彼女は魔法師としてのずば抜けた能力に加え、貴族令嬢として優秀なダリアの唯一無二の親友ということで、宮廷魔法師団に入団するのと同時に『稀代の天才魔法師』という2つ名を賜ったそうだ」
「つまり、魔法師として有能で尚且つあなた様の婚約者の親友だから、その2つ名を賜ったと?」
「そういうことだ」
メストの話を聞いて、カミルは僅かに苦い顔をする。
(私は色々あって学園には通えなかったけど、学園卒業時に火属性の超級魔法を会得しているのはスゴイと思う。それでも、私は知っている。その2つ名に本当に相応しい魔法師の実力を。それにしても……)
「それにしても、あなた様の婚約者様が貴族令嬢として有能なのですね」
「まぁ……そう、だな」
気まずそうに視線を逸らすメストに、更に苦い顔をしたカミルは悔しさを押し殺すように手綱をきつく握る。
王都で仕事をしている時、カミルはド派手なドレスに身を包み、数十人の侍女を引き連れて歩くダリアを何度か見たことがあった。
そして、婚約者がいるにも関わらず、数人の貴族令息と仲睦まじく歩いているところも見かけていた。
(貴族として大層恥知らずな女性が貴族の中で優秀とは……この国の品格も随分落ちたものね)
「いや、随分落としてくれたものね」
(誰のお陰で国が維持出来ているかも知らずに)
メストにも聞こえない小声で呟いたカミルの淡い緑色の瞳には、憎しみの感情が宿っていた。
「あっ! そう言えば、カミルへの言伝を預かっていた!」
「言伝、ですか?」
(もしかして、カトレアからの罵詈雑言が籠った言伝を預かったのかしら?)
蔑んだ目で見つめてきたカトレアを思い出し、穏やかだった気持ちが急に冷えたカミルが思わず身構えると、メストは預かった言伝をそのままカミルに伝える。
「宮廷魔法師団長殿が、カミルに『魔物討伐に協力してくれてありがとう。そして、うちの宮廷魔法師が本当にすまなかった』と」
「そう、でしたか」
ルベルから預かった言伝を聞いて、カミルの冷たく凍った気持ちがほんの少しだけ温かくなる。
(まさか、宮廷魔法師団団長のルベル様からだったとは。それにしても、平民に対してお礼と謝罪をされるなんて……この国にも、メスト様と同じくらい平民に対して紳士的な方がまだいらっしゃったのね)
けれど、『うちの宮廷魔法師が本当にすまなかった』という言葉で、蔑んだ目で見つめてきたカトレアを再び思い出したカミルは、思わず握っていた手綱に力を入れると堪らず空を見上げる。
「それにしても、この国の稀代の天才魔法師様は、平民に対して容赦が無いのですね」
「まぁ、そう、だな」
(なにせ、カトレア嬢のご実家は、貴族の中でも人一倍プライドが高い家で有名な家だ。加えて、カトレア嬢自身、貴族であることと『稀代の天才魔法師』と呼ばれていることに誰よりも誇りを持っている。だから、魔法をまともに扱えない平民に対して容赦が無いのだと思う)
「とはいえ、王都で騎士が平民に対して剣を向けているので今更だと思いますが」
「っ!? それも、そうだな……」
悔しそうに顔を顰めるメストの隣で、カミルは久しぶりに会った親友のことを思い返す。
(それにしても、誰かを蔑む顔をしたカトレア、久しぶりに見たわ)
「本当、久しぶりに」
「カミル?」
「……いえ、何でもありません」
(忘れよう、他人のことなんか)
不思議そうに小首を傾げるメストに、小さく首を横に振ったカミルはふと、今のカトレアが『稀代の天才魔法師』を名乗っていることが気になった。
「そう言えば、あの方が『稀代の天才魔法師』なのですよね?」
「そうだが?」
「ならば、あの方は魔法師としてそれなりに優秀な方ですよね?」
(例えば、全属性の魔法が使うことが出来るとか)
「そうだな。確か、貴族しか通うことが許されない魔法学園に入学する前、火属性の上級魔法を会得したそうだ」
「火属性の上級魔法を?」
(違う。飛び級で学園することになった彼女が、入学前に会得した魔法は火魔法の上級魔法ではなく、全属性の中級魔法だったはず)
その時、カミルの脳裏に先程のカトレアの会話が蘇る。
『あなた様は『稀代の天才魔法師』と言われている人物なのですよね?』
『えぇ、そうよ。それがどうしたの?』
『それなら、火属性以外の属性魔法を使えるのではないのですか?』
『はぁ!? 何を言っているの!? 『王国一の主砲』と謳われるティブリー家に生まれたこの私が、火魔法以外の属性魔法を使えるわけが無いでしょ!?』
『そう、ですか』
(そうだったわ、彼女は自分が火属性以外の魔法を使えることを知らなかった……いや、忘れてしまったのよね。彼女の親友を騙っているあの女の父親の魔法のせいで)
悔しさを堪えるように手綱を強く握るカミル。
そんなカミルからの問いに、メストは小さく頷く。
「あぁ、そして学園卒業時に火属性の超級魔法を会得した彼女は魔法師としてのずば抜けた能力に加え、貴族令嬢として優秀なダリアの唯一無二の親友ということで、宮廷魔法師団に入団するのと同時に『稀代の天才魔法師』という2つ名を賜ったそうだ」
「つまり、魔法師として有能で尚且つあなた様の婚約者の親友だから、その2つ名を賜ったと?」
「そういうことだ」
メストの話を聞いて、カミルは僅かに苦い顔をする。
(私は色々あって学園には通えなかったけど、学園卒業時に火属性の超級魔法を会得しているのはスゴイと思う。それでも、私は知っている。その2つ名に本当に相応しい魔法師の実力を。それにしても……)
「それにしても、あなた様の婚約者様が貴族令嬢として有能なのですね」
「まぁ……そう、だな」
気まずそうに視線を逸らすメストに、更に苦い顔をしたカミルは悔しさを押し殺すように手綱をきつく握る。
王都で仕事をしている時、カミルはド派手なドレスに身を包み、数十人の侍女を引き連れて歩くダリアを何度か見たことがあった。
そして、婚約者がいるにも関わらず、数人の貴族令息と仲睦まじく歩いているところも見かけていた。
(貴族として大層恥知らずな女性が貴族の中で優秀とは……この国の品格も随分落ちたものね)
「いや、随分落としてくれたものね」
(誰のお陰で国が維持出来ているかも知らずに)
メストにも聞こえない小声で呟いたカミルの淡い緑色の瞳には、憎しみの感情が宿っていた。
6
あなたにおすすめの小説
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
【完結】公爵家の秘密の愛娘
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝グラント公爵家は王家に仕える名門の家柄。
過去の事情により、今だに独身の当主ダリウス。国王から懇願され、ようやく伯爵未亡人との婚姻を決める。
そんな時、グラント公爵ダリウスの元へと現れたのは1人の少女アンジェラ。
「パパ……私はあなたの娘です」
名乗り出るアンジェラ。
◇
アンジェラが現れたことにより、グラント公爵家は一変。伯爵未亡人との再婚もあやふや。しかも、アンジェラが道中に出逢った人物はまさかの王族。
この時からアンジェラの世界も一変。華やかに色付き出す。
初めはよそよそしいグラント公爵ダリウス(パパ)だが、次第に娘アンジェラを気に掛けるように……。
母娘2代のハッピーライフ&淑女達と貴公子達の恋模様💞
🔶設定などは独自の世界観でご都合主義となります。ハピエン💞
🔶稚拙ながらもHOTランキング(最高20位)に入れて頂き(2025.5.9)、ありがとうございます🙇♀️
冷酷侯爵と政略結婚したら、実家がざまぁされました
鍛高譚
恋愛
「この結婚は、家のため。ただの政略結婚よ」
そう言い聞かせ、愛のない結婚を受け入れた公爵令嬢リゼット。
しかし、挙式後すぐに父が「婚約破棄しろ」と命じてきた!?
だが、夫であるアレクシス・フォン・シュヴァルツ侯爵は冷たく言い放つ。
「彼女を渡すつもりはない」
冷酷無慈悲と噂される侯爵が、なぜかリゼットを溺愛し始める!?
毎日甘やかされ、守られ、気づけば逃げ場なし!
さらに、父の不正が明るみに出て、公爵家は失墜――
リゼットを道具として利用しようとした者たちに、ざまぁの鉄槌が下される!
政略結婚から始まる、甘々溺愛ラブストーリー!
「愛なんてないはずなのに……どうしてこんなに大切にされるの?」
【完結】捨てられた皇子の探し人 ~偽物公女は「大嫌い」と言われても殿下の幸せを願います~
ゆきのひ
恋愛
二度目の人生は、前世で慕われていた皇子から、憎悪される運命でした…。
騎士の家系に生まれたリュシー。実家の没落により、生きるために皇宮のメイドとなる。そんなリュシーが命じられたのは、廃屋同然の離宮でひっそりと暮らすセレスティアン皇子の世話係。
母を亡くして後ろ盾もなく、皇帝に冷遇されている幼い皇子に心を寄せたリュシーは、皇子が少しでも快適に暮らしていけるよう奮闘し、その姿に皇子はしだいに心開いていく。
そんな皇子との穏やかな日々に幸せを感じていたリュシーだが、ある日、毒を盛られて命を落とした……はずが、目を開けると、公爵令嬢として公爵家のベッドに横たわっていた。けれどその令嬢は、リュシーの死に因縁のある公爵の一人娘……。
望まぬ形で二度目の生を享けたリュシーと、その死に復讐を誓った皇子が、本当に望んでいた幸せを手に入れるまでのお話。
※本作は「小説家になろう」さん、「カクヨム」さんにも投稿しています。
※表紙画像はAIで作成したものです
追放された落ちこぼれ令嬢ですが、氷血公爵様と辺境でスローライフを始めたら、天性の才能で領地がとんでもないことになっちゃいました!!
六角
恋愛
「君は公爵夫人に相応しくない」――王太子から突然婚約破棄を告げられた令嬢リナ。濡れ衣を着せられ、悪女の烙印を押された彼女が追放された先は、"氷血公爵"と恐れられるアレクシスが治める極寒の辺境領地だった。
家族にも見捨てられ、絶望の淵に立たされたリナだったが、彼女には秘密があった。それは、前世の知識と、誰にも真似できない天性の《領地経営》の才能!
「ここなら、自由に生きられるかもしれない」
活気のない領地に、リナは次々と革命を起こしていく。寂れた市場は活気あふれる商業区へ、痩せた土地は黄金色の麦畑へ。彼女の魔法のような手腕に、最初は冷ややかだった領民たちも、そして氷のように冷たいはずのアレクシスも、次第に心を溶かされていく。
「リナ、君は私の領地だけの女神ではない。……私だけの、女神だ」
偽聖女と追放された私は、辺境で定食屋をはじめます~こっそり生活魔法で味付けしていたら、氷の騎士団長様が毎日通ってくるんですけど!?~
咲月ねむと
恋愛
【アルファポリス女性向けHOTランキング1位達成作品!!】
あらすじ
「役立たずの偽聖女め、この国から出て行け!」
聖女として召喚されたものの、地味な【生活魔法】しか使えず「ハズレ」の烙印を押されたエリーナ。
彼女は婚約者である王太子に婚約破棄され、真の聖女と呼ばれる義妹の陰謀によって国外追放されてしまう。
しかし、エリーナはめげなかった。
実は彼女の【生活魔法】は、一瞬で廃墟を新築に変え、どんな食材も極上の味に変えるチートスキルだったのだ!
北の辺境の地へ辿り着いたエリーナは、念願だった自分の定食屋『陽だまり亭』をオープンする。
すると、そこへ「氷の騎士団長」と恐れられる冷徹な美形騎士・クラウスがやってきて――。
「……味がする。お前の料理だけが、俺の呪いを解いてくれるんだ」
とある呪いで味覚を失っていた彼は、エリーナの料理にだけ味を感じると判明。
以来、彼は毎日のように店に通い詰め、高額な代金を置いていったり、邪魔する敵を排除したりと、エリーナを過保護なまでに溺愛し始める。
最強の騎士団長と騎士たちに胃袋を掴んで守られながら、エリーナは辺境で幸せなスローライフを満喫中?
白い結婚で結構ですわ。愛人持ちの夫に興味はありません
鍛高譚
恋愛
公爵令嬢ルチアーナは、王太子アルベルトとの政略結婚を命じられた。だが彼にはすでに愛する女性がいた。そこでルチアーナは、夫婦の義務を果たさない“白い結婚”を提案し、お互いに干渉しない関係を築くことに成功する。
「夫婦としての役目を求めないでくださいませ。その代わり、わたくしも自由にさせていただきますわ」
そうして始まった王太子妃としての優雅な生活。社交界では完璧な妃を演じつつ、裏では趣味の読書やお茶会を存分に楽しみ、面倒ごととは距離を置くつもりだった。
——だが、夫は次第にルチアーナを気にし始める。
「最近、おまえが気になるんだ」
「もっと夫婦としての時間を持たないか?」
今さらそんなことを言われても、もう遅いのですわ。
愛人を優先しておいて、後になって本妻に興味を持つなんて、そんな都合の良い話はお断り。
わたくしは、自由を守るために、今日も紅茶を嗜みながら優雅に過ごしますわ——。
政略結婚から始まる痛快ざまぁ! 夫の後悔なんて知りませんわ
“白い結婚”を謳歌する令嬢の、自由気ままなラブ&ざまぁストーリー!
無能だとクビになったメイドですが、今は王宮で筆頭メイドをしています
如月ぐるぐる
恋愛
「お前の様な役立たずは首だ! さっさと出て行け!」
何年も仕えていた男爵家を追い出され、途方に暮れるシルヴィア。
しかし街の人々はシルビアを優しく受け入れ、宿屋で住み込みで働く事になる。
様々な理由により職を転々とするが、ある日、男爵家は爵位剥奪となり、近隣の子爵家の代理人が統治する事になる。
この地域に詳しく、元男爵家に仕えていた事もあり、代理人がシルヴィアに協力を求めて来たのだが……
男爵メイドから王宮筆頭メイドになるシルビアの物語が、今始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる