王太子様お願いです。今はただの毒草オタク、過去の私は忘れて下さい

シンさん

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出来レース1

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毒草が邸から届くまで、今は出来る事をしよう。
婚約者のうち、私を抜いて残り2人。どちらが有望株か考えたんだけど、ルーシー様、私は彼女が1番だと思うの。

まず、お兄様は王位継承権をもってる、そんな公爵と王族とのつながりよ。

噂ではセドリック様と幼馴染みだとかなんとか…。

私がオタクを披露するまでもないかもしれないわ。披露しなくてもひっそりオタク生活するつもりだけどね。

「リズ」

「はい、何でしょうか。セス様。」

「…お前、何か趣味はあるのか?」

「え…と、趣味ですか…」
…どうしよう、チャンスではあるよね。
『毒草に興味があります。』…て。けどね、それを言う時期は今なの?まだ会って一週間もたっていないのよ。
この時点で嫌いになって貰えればいいわ。最高よ。
1番怖いのは、毒草に興味を持たれたりした場合。徐々にルーシー様をおすすめしつつ、心がそちらに傾いたくらいの時に、教えたいのよ。

「とくに、これといってございません。」

「無趣味か…。つまらない奴だな。」

何この人。感じ悪すぎよね。
けどこの調子でどんどん『面白くない女』と認定するといいわ。

「では、私はこれで失礼します。まだ部屋を整頓できておりませんので。」


セス様の方はこうして、ルーシー様をすすめていくわ。
ルーシー様には、応援してますアピールをすればいいよね。

これで私には明るい未来がまってる…って思ったのよ。



けど、大事件発生よ。



「エリザベス様、貴女はセドリックの婚約者候補よね。」
「はい!身の丈はわきまえております。ルーシー様を応え…」
「私、貴女を応援しますわ。」
「……え?」
「王族とまではいかなくても、ミリオン侯爵の家名はこの国で大きな存在ですのよ。」

…そこまでなの?

「ですがルーシー様はセドリック王太子様と幼馴染みで付き合いも長い訳ですし……、お互い楽しいのではないかと…。」

「エリザベス様、私はあの男と結婚などする気は更々なくてよ。全力でエリザベス様を応援いたしますわ。そうだ、名前は侯爵には何と呼ばれてますの?」

「リズ…です。」

「ではリズと呼ぶわ。私の事はルーシーと。」

さすが幼馴染み。思考回路が同じだわ。
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