王太子様お願いです。今はただの毒草オタク、過去の私は忘れて下さい

シンさん

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お昼の時間3

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「貴女、人の恋人に失礼ではなくて?身分を笠に着て人を辱しめるような物言い。恥を知りなさい!」

「ふふ、仰る通りね。ご免なさい。」

…恥ずかしげもなくよく言うよね。まさに自分はそれなくせに。

「セスっ!もうこの女を昼に誘うのは止めろ!不愉快だ!」
「…わかった。…リズ、悪いが明日からは席をはずしてくれ。」
「ええ、喜んで。」
「っ何だその態度はっ!!」

…スタン、なんて面倒くさい男なの。

「スタン、大声を出すな。まわりに迷惑だ。」
「俺が悪いのかっ!?」

……レベルの低い会話。5才児と話してる気がするわ。

「遠慮なく退席させていただきますね。ご機嫌よう。」

ロビン様の心配する通りね。王太子が誰かに言われてその通りにしてしまうなんて良くないもの。そのせいで私が婚約者にさせられるのもありえないわ。


午後の授業、
案の定、セドリック様はスタンとルーシーの事を私に言ってきた。

「失礼な態度をとりすぎだ。謝りに行け。」
「私に嫌みを言ってくる相手に、そのままお返しすると『私が悪い』事になるのですか?」
「……」
「王太子様はお友達が言った事をその通りにしてしまう、召使いか何かのようで見ていて恥ずかしいですわ。」
「いい加減にしろ。無礼だぞ。」
「不敬で私を捕らえますか?構いませんよ、恥をかくのは貴方ではなく王様でしょうから。」
「ならそうすればいい。」
「そんな面倒な事はしませんわ。安心してください。」

くだらない世界。…何だか滅入るわ。
毒草に癒してもらうのが1番ね。

「…リズ」

しつこいわね。

「わかっています。謝りにいきますので…」
「来週の土曜日にパーティーがある。俺はリズをエスコートする。」

ぱーてぃー…
それだけは絶対無理よ。けれど断るのは難しいわね。当日に熱が出たふりでもしてやり過ごそう。

「そのドレスを作らせるから…」
「っ絶対に嫌よっ!!パーティーには行くとしても、服くらい自分で用意するわっ!!」

「……リズ?」

「…っごめんなさい。大声を出してしまって。授業を進めてください。」

今は授業中なんだったわ…。

「セドリック様、頂いたドレスなど着ていては、婚約者に思われる可能性があるので丁重にお断りします。」

今日までお父様とお母様が私を護ってくれていたのよ。それを水の泡には出来ない。
ドレスはお母様に相談して、いつもの仕立て屋で何もかも仕上げてもらうわ。
行かないにしても、最悪の事態は考えないと…
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