王太子様お願いです。今はただの毒草オタク、過去の私は忘れて下さい

シンさん

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パーティー2

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なんて長い階段なの…。うちの3倍くらはあるわよ。お城は防衛の為でもあるんだから、当たり前なんだけどね…。

今さらだけど、手を借りればよかったわ。靴が脱げそうなのよね。もし脱げたら私はドレスが邪魔になって1人で履けないもの。

「セドリック王太子様、申し訳ないのですがお手をお借りできますか。やはり1人では…」
「ああ。」
差し伸べてくれた手を取ろうとした時、後ろから声がした。

「エリザベス様っ!!」
それはリリー様。
「…っ!?」
「貴女、私とグリーとの事、バラしたわね!」

内容なんて聞こえて無いわ。私は階段から落ちている途中だったから。階段を上って中二階があって、また左と右に別れた階段。その5段ほどの所。

セドリックの手が私を掴もうとしたけど、私は咄嗟に引っ込めた。

この人は王太子…何かあれば国の問題になる。お父様が罰せられるかもしれない。
そう思ったから。
落ちるのは一瞬でも、何故か考える時間はあった。
「っっ!! 」
ドサッと落ちたのを上手く受け身がとれなくて、手首と肩を打ってしまった。

「っエリザベス!! 」
セドリックが私に駆け寄ってきたけど、何ともなかったふりをしないと…。

医師に診せるにはドレスを脱ぐ事になるよね。それは絶対に避けないと駄目よ…。

「驚いて落ちちゃいました。」
「怪我はっ!!」
「別に何ともありません。」

これくらい、ナイフで切られた時の痛さに比べれば、何て事ないっ……っ。
靴は脱げていないし裾が捲れてもないから、それは助かったわ。

「早く国王様に会いに行きましょう。」
「……」

少しの我慢よ。話を聞いてから、『体調不良』で帰らせてもらえばいいだけの事だもの。


王様の話はやっぱり婚約者について。

「エリザベス、セドリックとパーティーに出席している意味は知ってるね?」

「はい。もう1度最終的に発表するパーティーがあるとも聞きました。3人から選ばれるのは、私では無いかもしれません。」

もうどうでもいいから、早く話を終わらせて下さい…。

「君に決まった。」

「は…?…っ失礼いたしました。驚いてしまい…。その決まってるというのは…何故ですか?セドリック王太子様と私は、ついこの間会ったばかりです。」

「形だけの転入試験をしたね。あれは君の学力を計る為の試験。事前に調べておいたんだ。前の学校での授業の進み具合、成績。そのレベルをケアレスミスだけで、後は全て正解だった。」

…そんなの聞いてないわ。学力なんて伸ばそうと思えばできるし、ここの学校の進み具合が遅いだけだもの。

「それだけで…決められるなら他にも候補はいたのではないでしょうか…。」

「エリザベス…」

セドリックの顔が、『国王にあまり反論するな』と言っているのは解るのよ。でも言わせてもらうわ。
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