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今日は城で会食なの…。
国王様、警察長官、陸海軍の総帥…はっきり言って、この国の最高権力者の集まりよ。
セドリックはまだしも、私が同席する場じゃないのよ。
それなのに呼ばれる…という事は、話題はもちろん誘拐未遂事件について…。
事件の時は、『恐ろしい目にあわされてるのに、それを思い出させるような事はしないでくれ』ってお父様が言ってくれたの。
けど、そろそろいいだろう…みたいな雰囲気をまわりから感じてたわ。侯爵に言われてすぐには聞けないけど、落ち着いてきたし護衛もつけてるんだから…ってね。
「エリザベス様、拐われた時に犯人をどうやって馬車の外へ?」
お父様はこれを聞いてほしくなかったから『止めろ』って言ってくれていたのよ…。
「私、あの時の事は怖くて何も憶えていないのです。それ以外、申し上げる事は何もございません。早く犯人を捕まえて下さい。」
総帥…怒るかしら。
「エリザベス、これは大事なんだ。少しでも憶えている事はないのかい?」
…ここで、国王が突っ込んでくるのね。
「そうですね。死ななかった人から情報は聞きだせていると思いますので、それが全てです。ここに相席している皆様は、私に何を期待しているのですか?」
「…陛下への口の利き方も知らんのか。ミリオン侯爵の娘は。」
うん、侯爵家への侮辱。抹殺リスト登録よ。警察長官殿。
「これだけ貴族の誘拐が増えているにも関わらず、誰1人として容疑者を捕まえられなかったのを捕まえた。さすが、ミリオン侯爵の娘…貴方こそ言葉をお間違えではありませんか?」
「…何をっ!?」
…これは逆効果だったかしら。
「…この誘拐事件ではエリザベスしか役に立ってないのだから、このような会食までして彼女を問いただすのは間違えています。それが例え国王であっても、礼を言って然る可きかと。」
……セドリックがフォローに入ってくれるなんて。天変地異が起こるわ…。
「その通り。セドリックの言う通りだ。」
何だか王様の顔が嬉しそうな気がするわ…。
「そうですね。私達が不甲斐ないだけの事。サーシャのせいで怪我をさせてしまった、申し訳ない。」
「え!?っいえ、サーシャさんは何も悪くありません!気を緩めていた私が悪いのです!!」
「寛大なお言葉、ありがとうございます。」
「いえ、そんな事は…」
何だかおかしいわ。長官も怒ってたみたいなのに、何故か今はニコニコしてるのよね。結構な嫌み具合だったはず……
ああ、なるほど。これは…完璧にはめられたわ。
この事件について聞いた時に、私が権力者を前にしてハッキリ返事が出来るのか、サーシャさんに罰をくだすかどうか、…セドリックがエリザベスの事で陛下に反論するか…。
これを試したかったのよ。事件の真相なんて、私じゃなくても犯人が知ってるんだもの。
ミリオン侯爵令嬢の逞しさとセドリックとの相性を見られてただけなのよ。
こうなると私がお父様に泣きついても、『エリザベスを婚約者にする』と言われてしまえばなかなか覆らないわ。
してやられた…とはこの事よ。
国王様、警察長官、陸海軍の総帥…はっきり言って、この国の最高権力者の集まりよ。
セドリックはまだしも、私が同席する場じゃないのよ。
それなのに呼ばれる…という事は、話題はもちろん誘拐未遂事件について…。
事件の時は、『恐ろしい目にあわされてるのに、それを思い出させるような事はしないでくれ』ってお父様が言ってくれたの。
けど、そろそろいいだろう…みたいな雰囲気をまわりから感じてたわ。侯爵に言われてすぐには聞けないけど、落ち着いてきたし護衛もつけてるんだから…ってね。
「エリザベス様、拐われた時に犯人をどうやって馬車の外へ?」
お父様はこれを聞いてほしくなかったから『止めろ』って言ってくれていたのよ…。
「私、あの時の事は怖くて何も憶えていないのです。それ以外、申し上げる事は何もございません。早く犯人を捕まえて下さい。」
総帥…怒るかしら。
「エリザベス、これは大事なんだ。少しでも憶えている事はないのかい?」
…ここで、国王が突っ込んでくるのね。
「そうですね。死ななかった人から情報は聞きだせていると思いますので、それが全てです。ここに相席している皆様は、私に何を期待しているのですか?」
「…陛下への口の利き方も知らんのか。ミリオン侯爵の娘は。」
うん、侯爵家への侮辱。抹殺リスト登録よ。警察長官殿。
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「…何をっ!?」
…これは逆効果だったかしら。
「…この誘拐事件ではエリザベスしか役に立ってないのだから、このような会食までして彼女を問いただすのは間違えています。それが例え国王であっても、礼を言って然る可きかと。」
……セドリックがフォローに入ってくれるなんて。天変地異が起こるわ…。
「その通り。セドリックの言う通りだ。」
何だか王様の顔が嬉しそうな気がするわ…。
「そうですね。私達が不甲斐ないだけの事。サーシャのせいで怪我をさせてしまった、申し訳ない。」
「え!?っいえ、サーシャさんは何も悪くありません!気を緩めていた私が悪いのです!!」
「寛大なお言葉、ありがとうございます。」
「いえ、そんな事は…」
何だかおかしいわ。長官も怒ってたみたいなのに、何故か今はニコニコしてるのよね。結構な嫌み具合だったはず……
ああ、なるほど。これは…完璧にはめられたわ。
この事件について聞いた時に、私が権力者を前にしてハッキリ返事が出来るのか、サーシャさんに罰をくだすかどうか、…セドリックがエリザベスの事で陛下に反論するか…。
これを試したかったのよ。事件の真相なんて、私じゃなくても犯人が知ってるんだもの。
ミリオン侯爵令嬢の逞しさとセドリックとの相性を見られてただけなのよ。
こうなると私がお父様に泣きついても、『エリザベスを婚約者にする』と言われてしまえばなかなか覆らないわ。
してやられた…とはこの事よ。
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