王太子様お願いです。今はただの毒草オタク、過去の私は忘れて下さい

シンさん

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暴れません3

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今日はパーティーの日よ!気合いをいれないと!!

「お嬢様、とっても綺麗ですよ!!」
「ふふ、ありがとうルネ。でも、護衛の服を着てた方が犯人を見つけ時に捕まえやすいのに。」
「お嬢様…。旦那様や奥様、邸の皆が大変心配しますので、危険な事はしないでくださいね!!」
「お祖父様やお祖母様、総帥にも怒られるかしら…。」
「今度は毒草接触永久禁止にしてもらいます。」
「ここに鬼がいるわ…」
「さぁ、セドリック様がお待ちですので行きましょう。」

1階でセドリックは優雅にお茶…。
まだドレス初心者の私がコルセットで何も食べられないくらい苦しんでいるというのに…。

「…お待たせしました。」
「……」
「セドリック様?どうかしましたか?」

セドリックは私の姿を見てサッと目をそらした。

「馬子にも衣装だな。」
「…喧嘩なら買うわよ。」
「いつも泥だらけで臭い虫くっつけて寝癖だらけなのに…今日は…綺麗だと言ってるんだ。」
「褒めたいの?けなしたいの?」
「うるさい。」

…私は悪くないよね。



馬車で会場まで1時間。

「うう……」
「どうかしたのか?」
「ドレスを着なれないもので…。少し苦しいだけです…。」

これでは犯人を見つけても追いかけられないわ。

「それなら犯人を見つけても追いかけられないな。」
「……」

読心術でも使えるのかしら、この人。

「リズは分かりやすいんだ。」

またしても!

「追いかけるのは諦めたわ。」

探すけど。

「探すのもやめろ。」
「貴方ね、さっきから私の心を読むのはやめなさいよ。」
「やっぱり当たってたのか。」
「……そんな事ないわよ。」
「ならいいが。」

信じてないわね。

そうだ、気になってた事を聞いてみようかしら。

「セドリック様、会いたい人を探すのはやめたんですか?」
「…探してはいる。」

まだ探してるんだ…。

「手がかりは何かありましたか?」
「いや、全くない。」
「そうですか。早く見つかるといいですね。」
「…そうだな。」

きっと探してる子が私だと思う事はないよね。ここまで接近してても気が付かないんだもの。

言ってもいいのかもしれない…。
多分、私の事を知っても誰かに言ったりするような人ではなさそうだし、どういう経緯いきさつなのか話せば解ってくれそう。

…けど、セドリックにだけは知られたくないと思ってる自分がいる。何故かは解らないけど。

婚約者にはなりたくないし、言えば確実に私ではなくなる。
けど、婚約とそれとは別なの。

結局、セドリックを信じてないって事なのかな……。

「どうした?」
「…え?」
「辛いならドレスじゃなくても…」
「違うわよ。ミリオン侯爵令嬢はドレスくらい着こなせるのよ。」
「令嬢っぽくはないけどな。まぁ、我慢できなければ言え。最後までいる必要はないから。」
「やっぱり、意外と優しいわね。」
「意外なのか…」
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