王太子様お願いです。今はただの毒草オタク、過去の私は忘れて下さい

シンさん

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僕の愛するセドリック3

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「ねぇ、ルネ。私の言ってる事とセドリックの言ってる事はかみあってないかしら。」
「私からすれば、お嬢様は最初から同じ事を言い方を変えて言ってるだけに聞こえます。これだけ時間をかけていてもです。」
「どうして?」
「お嬢様が狙われている。これは変わりません。どんな事件であったとしてもです。」
「それはわかってるわ。フリナの花弁で私の気を引きたいくらいだし。」
「セドリック様だって解ってます。目立つ事は避けていますが、お嬢様より頭の良い方なんですから。今回は誘拐の時とは話が違います。あの時はお嬢様の情報が有利だったからセドリック様を出し抜けたのです。」
「まぁ…今回は違うのは確かだわ。」

ルネが青い顔をしている。

「火傷をおわせたり、猫を殺せる人相手に、言葉が通じると思いません。『危ないから止めろ』とセドリック様は言い続けていましたが、今回は違うと感じませんでしたか?」
「…さっきは、とても焦ってるように感じたわ。」
「セドリック様の中では、この事件の真相はわかってるんです。」
「私のは間違えてる?」
「いくつも考えすぎて、どの選択がいいのか、お嬢様は今回の件について全く解っていないんです。ブレるのは危険なんです。」
「そんな事はないわよ。変態は私を殺したいの。それは変わらないわ。」
「ええ。お嬢様とセドリック様に対して何らかの気持ちをいだいているとしましょう。2人も狙われていると、そこはもう適当に考えましょう。」

適当って…

「何故セドリック様がお嬢様に犯人を知らせたと思いますか?いつもなさ絶対に話さないでしょう。それでも知らせに来た。…ここが問題なんです。狂った想いをぶつけてくるのだから、『どんな事をされるかわからない』、その『どんな事』が常軌を逸ってるんです。セドリック様の方が情報も人格も何もかもを知ってるからです。危険を知らせたいから言いにきたんです。」

ルネの顔はどんどん青くなってる。

「セドリック様がここで言ったのは、ほんの一部だと思います。『獲物はエスカレートする』…どれだけの物を見てきたからそう言えたと思いますか?小さい生物から始まって大きな物を殺していってるのを見てしまってるからです。精神疾患なんて甘いんです。お嬢様の考えは生温いんです!」
「……けど、変態を捕まえられるのが私なのも確かだよね。そこは譲れないわ。」
「毒殺される前の段階で、恐ろしい事をされる…と、セドリック様は100%解ってるんです。」
「でもそれはセドリックだって同じよ。捕まったら何をされるのか解らないわ。それをさせないためにお互いトビーを捕まえるのよ。挟み撃ちよ。」
「お嬢様!!今回は警察にまかせてください!!」
「無理よ。相手がセドリックの影である限り、警察は判断をつけられない。確信を持てるのは家族とラッドさん、私くらいよ。」
「お嬢様が…?」
「考えてみれば、この1年のセドリックの顔を誰よりも近くで見続けてたのは私なの。」

確実な答え合わせが必要な時、私だからこそ分かる事がある。
セドリックと私だけが知ってる秘密。
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