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9. 幸せな世界
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ケーキの箱を片手に、僕の足取りは軽かった。ゆうくん…良い子にしてるかな。ご褒美といえば、やっぱりケーキだよね。
今日は夕方まで外でのお仕事。彼にはお留守番をしてもらっている。
大丈夫。これまでに何度かさせてみたけど、いつも平気そうだった。だんだん落ち着いてきたのかな。夜のおトイレも一人で行けるようになって…ほろり。父さん、さみちい。いつまでも甘えてくれたらいいのに。
この調子ならひょんなことから記憶が戻って、そうしたらプロポーズ、ゴールイン!
愛の営みの末、彼は妊娠、出産。晴れて僕はパパとなる……なぁんて。楽しみだなぁ。
踊り出したい気持ちを抑え、僕はようやく家へと辿り着いた。中には愛する彼が待ちわびているはず。ゆうくん~~パパだよ~~……って、あれ。
なぜだか、鍵が開いていたのだった。僕の頭の中に、はてなマークが浮かび上がる。
おかしいな、閉め忘れることなんて…ないはずだけど。
そーっと中を覗くと、彼の姿はなかった。いつもドタドタと騒々しく出迎えてくれるのに。
僕は中に入り込んで、リビングへと進んでゆく。なんだろう、なんか変だ。
「ゆうくん ただいま、パパだよ。おかえりのチュウはしてくれないの」
部屋は真っ暗、返ってくる言葉はない。息を呑んで、「ゆっ、ゆうくん、どこだい、どこにいるの?」と部屋中をひっくり返し、駆け回る。だけど彼は見つからない。僕はハッとなった。
いや、まさか、そんなはずは……祈る思いで下駄箱の前までやって来ると、伸ばした手が震えてどうしようもなかった。
中はもぬけの殻、あのピカピカのお靴はなくなっていた。僕は青くなって、赤くなる。「ゆうくんッッ!!」飛び跳ねるようにして、あの病院へと向かって行った。
「あぁ、おりますよ。退行化の症状は改善されたようですね」
やはり、彼はここにいた。外へ連れ出した唯一の場所……僕を探し、間違えてここに来たんだ。そうに決まってる。早く連れて帰らないと。
ところが、奴は立ちはだかってきた。ニコニコと、あの癪に障る笑顔で「彼にあなたは必要ありません。私共がサポート致しますから、御引き取り願いたい」とほざく。
頭の血管が切れそうになった。この変態おやじ…何がサポートだ。僕にはわかるんだぞ。お前がどんな目で、由貴くんのことを見ていたか。
「僕は父親ですよ。彼と会う権利があります」
そう噛み付けば、奴は「…はぁ」と不愉快なため息をついた。落ち着け…落ち着け、僕……我慢の限界は、すぐそこまで迫っていた。それを知ってか知らずか、奴は言葉を続けた。
じゃあ、教えてあげましょうか。彼、言ってましたよ……
「あなたの顔なんか…見たくも、ないって…俺の人生から、消えて…くれ」
気づいたら、僕は一人で家に戻っていた。すっかり日も暮れ、辺りは真っ暗だった。
彼が…そんなことを言うはずがないんだ。どこか、身体の調子が悪いんだよ、きっと。
ベッドに倒れ込み、項垂れる。僕達を引き裂くために、奴があんなデタラメを……絶対、殺してやる。
何度もそう言い聞かせるのに、涙が止まらなかった。息も上手くできない。まるで深海に沈み込んでいるようだ。
も、もう…死のうか。その時だった。
「ゆっ、悠介さん?どした、何かあったの…?」
僕は…動けなかった。何かの聞き間違いだろう、そう思ったからだ。
けれどその声はまた、「部屋真っ暗じゃん、お化けがいるのかと思ったよ。ケーキだって潰れてるし…怪獣でも通った?」と陽気に言う。僕は恐る恐る身体を起こし、その姿を捉えようとした。
「ねぇ 悠介さん。俺、早く飯食いたいなぁって…腹減っちゃった」
問答無用で、勢いよくそれに襲いかかった。自分でも何を口走っているのか、よくわからない。
「うわっ!ちょっ、ちょっちょっ、何っ、なんなの!」
ゆっ、ゆうくん…いや、由貴くんのばかっ、ばかっ、ばかばかばか!今までどこ行ってたんだよぉ…うぅっ、あァッ、あぁっ!あぁあぁぅうっうっ……彼の腕の中で、僕は泣くに泣いた。どうにかなってしまいそうだった。
それでも彼の優しい手が、僕の背を撫でてくれていた…そんな風に思う。
「だぁかぁらぁ、大学に行ってたんだよ。いつものことじゃん」
なんで、病院に行かなきゃなんないの…俺、どこも悪いとこないよ。彼はそう言うが、僕は信じられなかった。
「本当に…なんともないの?」
「大丈夫だってば。どうしちゃったんだよ」
彼曰く、僕らは同棲しているらしい。プロポーズもすでに済んでいて、彼の大学卒業後には正式に結婚する…とか。
僕には思い当たる節があった。ゆうくんの時だ。あの時言い聞かせていたことが、刷り込まれているみたいだった。
「ちょっと、なんでそんなこと聞いてくんの。まさかとは思うけど…浮気でもした、とか」
彼の冷え切った声に、僕は頬が緩むのを抑えきれなかった。そんな…嫉妬してくれるなんて。
強烈な平手打ちを食らってしまったが、ちっとも痛くなかった。あぁ…間違いない、彼は僕のことを好いてくれている。こんな幸せなことがあっていいのか。やっぱり、あのヤブ医の言うことはデタラメだったんだ。
両思い、相思相愛!その言葉がドンッと背中を押し、僕は嬉々として夕飯作りに励んだ。
「悠介さんっ!なに、この量…」
えっとぉ コロッケでしょお、ハンバーグにフライ、それからコーンポタージュぅ。サラダはハムで巻いて、食べやすくしておいたよぉ。ドレッシングは三種類作ってみたから、好きなのをかけてみてねぇ。
そうそう、ご飯はねぇ、梅干しとちりめんじゃこ、それに枝豆を混ぜ合わせておいたんだぁ。たぁくさんおかわりしてねぇ……
ゆうくんの時とは少し違う。愛する恋人への心を込めた手料理。
喜んで欲しい、沢山食べて欲しい、『悠介さん…素敵だね。どうぞ、俺をめ・し・あ・が・れ…チュッ』なぁんてことも…キャー(低音)!
恋する乙女のように暴れていたら、「ゆ、悠介さん…今日、なんか嫌なことでもあった?」と彼が尋ねてきた。
「どうしてぇ?僕、幸せだよぉ」
「だって、ずっと様子が変だし…五合も飯炊くなんて、普通じゃないよ。五合だよ?五合」
「そうだったぁ?えへへぇ…召し上がっちゃうよぉ…ぐふっ、ぐふふぅ」
「語尾を伸ばさないで。鬱陶しい」
可愛らしく、ジトーっと。見つめてきた視線を少し外しては、また僕の方へ。それで、「今夜……します?」って。
シマス…島須?いや、します…します…シます。雷に打たれたように、僕は動けなくなってしまった。
「…しません?」
「すすすするするするッ!!シますッッ!!」
彼からのお誘いなんて…奇跡だ。同棲万歳!おっさん、ビンビン!今すぐにでもしよう…!!
ところが、「うん、まずは飯食おうね」と焦らされてしまった。残念だったけど、ビッグバンをも超える衝撃は立て続けに起こった。
彼がなんと、「はい、あーん」って。はい、あーん…って。
「あッ、アぁアア゛ァア゛んンン!!!」
夢にまで見た、あ~~~ん!!!例えヘドロだったとしても、僕は絶対食べるぞ。あぁ…し、幸せぇ。
そんな僕の右手を取り、「なんて書いたか当ててみてよ」と彼は楽しそうに笑う。人差し指で手の平をなぞっているようだった。
「えーと…だ…い…す…き。"だいすき"って書いたんだね。…え?」
「悠介さんは?」
彼はほんのり頬を赤らめていた。動悸、息切れ、めまい……差し出された右手に、僕は何度も何度も"だいすき"となぞりつけた。
「ははは…くすぐったいよ、悠介さん」
僕の股間は、燃え上がりそうなくらいに熱くなっている。これは重症だ。由貴くんに、ミニスカガーターベルト付きナース服の由貴くんに、看病してもらわなきゃ治らないぞぉこれは。
食べ終わると早々、僕らはお風呂へ飛び込んだ。我慢できなかった。
「ゆっ、悠介さんっ…ンンッ」
可憐な唇に食らいつき、その美しい裸体を弄り回す。由貴くんだ…あぁ、由貴くん、由貴くん…!
抑えきれないほどに膨れ上がった欲望を、彼の肛門に擦り付けて、情熱的に求愛した。お願い、どうか僕を受け入れて…っ…君の愛が欲しいんだ…!
「やっ、優しくしてね…ここ、お風呂だから…」
でもね、ベッドの上では…激しくして欲しいの……
幸せ過ぎて、頭がおかしくなりそうだった。いや、すっかりおかしくなっている。この子のせいだ。
「由貴くん……本当にごめんね。僕は酷い男だ…君なしじゃ生きられない、どうしようもない奴なんだ…」
彼は静かにほほえんだ。あぁ…まるで違う世界にやって来たみたいだ。
僕と由貴くんが、誰にも邪魔されることなく結ばれる…そんな幸せな世界に。
今日は夕方まで外でのお仕事。彼にはお留守番をしてもらっている。
大丈夫。これまでに何度かさせてみたけど、いつも平気そうだった。だんだん落ち着いてきたのかな。夜のおトイレも一人で行けるようになって…ほろり。父さん、さみちい。いつまでも甘えてくれたらいいのに。
この調子ならひょんなことから記憶が戻って、そうしたらプロポーズ、ゴールイン!
愛の営みの末、彼は妊娠、出産。晴れて僕はパパとなる……なぁんて。楽しみだなぁ。
踊り出したい気持ちを抑え、僕はようやく家へと辿り着いた。中には愛する彼が待ちわびているはず。ゆうくん~~パパだよ~~……って、あれ。
なぜだか、鍵が開いていたのだった。僕の頭の中に、はてなマークが浮かび上がる。
おかしいな、閉め忘れることなんて…ないはずだけど。
そーっと中を覗くと、彼の姿はなかった。いつもドタドタと騒々しく出迎えてくれるのに。
僕は中に入り込んで、リビングへと進んでゆく。なんだろう、なんか変だ。
「ゆうくん ただいま、パパだよ。おかえりのチュウはしてくれないの」
部屋は真っ暗、返ってくる言葉はない。息を呑んで、「ゆっ、ゆうくん、どこだい、どこにいるの?」と部屋中をひっくり返し、駆け回る。だけど彼は見つからない。僕はハッとなった。
いや、まさか、そんなはずは……祈る思いで下駄箱の前までやって来ると、伸ばした手が震えてどうしようもなかった。
中はもぬけの殻、あのピカピカのお靴はなくなっていた。僕は青くなって、赤くなる。「ゆうくんッッ!!」飛び跳ねるようにして、あの病院へと向かって行った。
「あぁ、おりますよ。退行化の症状は改善されたようですね」
やはり、彼はここにいた。外へ連れ出した唯一の場所……僕を探し、間違えてここに来たんだ。そうに決まってる。早く連れて帰らないと。
ところが、奴は立ちはだかってきた。ニコニコと、あの癪に障る笑顔で「彼にあなたは必要ありません。私共がサポート致しますから、御引き取り願いたい」とほざく。
頭の血管が切れそうになった。この変態おやじ…何がサポートだ。僕にはわかるんだぞ。お前がどんな目で、由貴くんのことを見ていたか。
「僕は父親ですよ。彼と会う権利があります」
そう噛み付けば、奴は「…はぁ」と不愉快なため息をついた。落ち着け…落ち着け、僕……我慢の限界は、すぐそこまで迫っていた。それを知ってか知らずか、奴は言葉を続けた。
じゃあ、教えてあげましょうか。彼、言ってましたよ……
「あなたの顔なんか…見たくも、ないって…俺の人生から、消えて…くれ」
気づいたら、僕は一人で家に戻っていた。すっかり日も暮れ、辺りは真っ暗だった。
彼が…そんなことを言うはずがないんだ。どこか、身体の調子が悪いんだよ、きっと。
ベッドに倒れ込み、項垂れる。僕達を引き裂くために、奴があんなデタラメを……絶対、殺してやる。
何度もそう言い聞かせるのに、涙が止まらなかった。息も上手くできない。まるで深海に沈み込んでいるようだ。
も、もう…死のうか。その時だった。
「ゆっ、悠介さん?どした、何かあったの…?」
僕は…動けなかった。何かの聞き間違いだろう、そう思ったからだ。
けれどその声はまた、「部屋真っ暗じゃん、お化けがいるのかと思ったよ。ケーキだって潰れてるし…怪獣でも通った?」と陽気に言う。僕は恐る恐る身体を起こし、その姿を捉えようとした。
「ねぇ 悠介さん。俺、早く飯食いたいなぁって…腹減っちゃった」
問答無用で、勢いよくそれに襲いかかった。自分でも何を口走っているのか、よくわからない。
「うわっ!ちょっ、ちょっちょっ、何っ、なんなの!」
ゆっ、ゆうくん…いや、由貴くんのばかっ、ばかっ、ばかばかばか!今までどこ行ってたんだよぉ…うぅっ、あァッ、あぁっ!あぁあぁぅうっうっ……彼の腕の中で、僕は泣くに泣いた。どうにかなってしまいそうだった。
それでも彼の優しい手が、僕の背を撫でてくれていた…そんな風に思う。
「だぁかぁらぁ、大学に行ってたんだよ。いつものことじゃん」
なんで、病院に行かなきゃなんないの…俺、どこも悪いとこないよ。彼はそう言うが、僕は信じられなかった。
「本当に…なんともないの?」
「大丈夫だってば。どうしちゃったんだよ」
彼曰く、僕らは同棲しているらしい。プロポーズもすでに済んでいて、彼の大学卒業後には正式に結婚する…とか。
僕には思い当たる節があった。ゆうくんの時だ。あの時言い聞かせていたことが、刷り込まれているみたいだった。
「ちょっと、なんでそんなこと聞いてくんの。まさかとは思うけど…浮気でもした、とか」
彼の冷え切った声に、僕は頬が緩むのを抑えきれなかった。そんな…嫉妬してくれるなんて。
強烈な平手打ちを食らってしまったが、ちっとも痛くなかった。あぁ…間違いない、彼は僕のことを好いてくれている。こんな幸せなことがあっていいのか。やっぱり、あのヤブ医の言うことはデタラメだったんだ。
両思い、相思相愛!その言葉がドンッと背中を押し、僕は嬉々として夕飯作りに励んだ。
「悠介さんっ!なに、この量…」
えっとぉ コロッケでしょお、ハンバーグにフライ、それからコーンポタージュぅ。サラダはハムで巻いて、食べやすくしておいたよぉ。ドレッシングは三種類作ってみたから、好きなのをかけてみてねぇ。
そうそう、ご飯はねぇ、梅干しとちりめんじゃこ、それに枝豆を混ぜ合わせておいたんだぁ。たぁくさんおかわりしてねぇ……
ゆうくんの時とは少し違う。愛する恋人への心を込めた手料理。
喜んで欲しい、沢山食べて欲しい、『悠介さん…素敵だね。どうぞ、俺をめ・し・あ・が・れ…チュッ』なぁんてことも…キャー(低音)!
恋する乙女のように暴れていたら、「ゆ、悠介さん…今日、なんか嫌なことでもあった?」と彼が尋ねてきた。
「どうしてぇ?僕、幸せだよぉ」
「だって、ずっと様子が変だし…五合も飯炊くなんて、普通じゃないよ。五合だよ?五合」
「そうだったぁ?えへへぇ…召し上がっちゃうよぉ…ぐふっ、ぐふふぅ」
「語尾を伸ばさないで。鬱陶しい」
可愛らしく、ジトーっと。見つめてきた視線を少し外しては、また僕の方へ。それで、「今夜……します?」って。
シマス…島須?いや、します…します…シます。雷に打たれたように、僕は動けなくなってしまった。
「…しません?」
「すすすするするするッ!!シますッッ!!」
彼からのお誘いなんて…奇跡だ。同棲万歳!おっさん、ビンビン!今すぐにでもしよう…!!
ところが、「うん、まずは飯食おうね」と焦らされてしまった。残念だったけど、ビッグバンをも超える衝撃は立て続けに起こった。
彼がなんと、「はい、あーん」って。はい、あーん…って。
「あッ、アぁアア゛ァア゛んンン!!!」
夢にまで見た、あ~~~ん!!!例えヘドロだったとしても、僕は絶対食べるぞ。あぁ…し、幸せぇ。
そんな僕の右手を取り、「なんて書いたか当ててみてよ」と彼は楽しそうに笑う。人差し指で手の平をなぞっているようだった。
「えーと…だ…い…す…き。"だいすき"って書いたんだね。…え?」
「悠介さんは?」
彼はほんのり頬を赤らめていた。動悸、息切れ、めまい……差し出された右手に、僕は何度も何度も"だいすき"となぞりつけた。
「ははは…くすぐったいよ、悠介さん」
僕の股間は、燃え上がりそうなくらいに熱くなっている。これは重症だ。由貴くんに、ミニスカガーターベルト付きナース服の由貴くんに、看病してもらわなきゃ治らないぞぉこれは。
食べ終わると早々、僕らはお風呂へ飛び込んだ。我慢できなかった。
「ゆっ、悠介さんっ…ンンッ」
可憐な唇に食らいつき、その美しい裸体を弄り回す。由貴くんだ…あぁ、由貴くん、由貴くん…!
抑えきれないほどに膨れ上がった欲望を、彼の肛門に擦り付けて、情熱的に求愛した。お願い、どうか僕を受け入れて…っ…君の愛が欲しいんだ…!
「やっ、優しくしてね…ここ、お風呂だから…」
でもね、ベッドの上では…激しくして欲しいの……
幸せ過ぎて、頭がおかしくなりそうだった。いや、すっかりおかしくなっている。この子のせいだ。
「由貴くん……本当にごめんね。僕は酷い男だ…君なしじゃ生きられない、どうしようもない奴なんだ…」
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