59 / 150
2章
33-4. 子守の随に アン ★
しおりを挟む
「母乳が出ている間は性欲がなくなるーって聞いてましたけど、アンちゃんはそんなことないんですねぇ」
この前、「最近、お勤めがなくてムラムラするんですよねー」とアルカさんに漏らした零したら、そう言われました。
確かにお姉ちゃんは、そんな感じです。赤ちゃんが可愛いし、世話することで頭がいっぱいになっている様子です。
それが普通なのかなぁと、わたしだって思います。赤ちゃんへの愛情と同じくらいの気持ちでムラムラを持て余していることに罪悪感を覚えてもいます。でも実際問題、ムラムラしちゃうんだから仕方がないじゃないですか。これって、わたしが悪いんですか!?
……という感じで、ムラムラを放置しているとイライラに変わってしまいそうだったので、わたしのためにも赤ちゃんのためにも、ムラムラ解消は必要だったんです。
その相手にロイドさんを選んだのは、ゴブリンさんより軽くで済むかなぁ、という考えからでした。
いえ、ロイドさんが下手とか薄いとかいうのではなく、アルカさんを相手に鍛えられているゴブリンさんたちが特別に濃厚なのだと思います。わたしの経験人数なんてたかが知れていますけど、それでも、ゴブリンさんたちより上手で濃厚なセックスのできるひとは滅多にいないのだろうなと思いますもの。
でも……濃いから良い、薄いから悪い――じゃないんですよね、セックスって。相手と状況が噛み合えば、内容がそこそこでも雰囲気だけでどこまでも興奮できてしまうものなのです。
その意味で言うと、お姉ちゃんと赤ちゃんたちが横で寝ている昼下がりの野外という状況で、一時期お姉ちゃんとしっぽりしていたロイドさんを相手にいやらしいことをする――というのは、なかなか見事に噛み合っているのでした。
「……んっ、っ……ロイドさ、んんぁ♥ そこっ、んんぁ♥っはあぁ……♥」
わたしはいま、仰向けに寝そべるロイドさんに抱っこされるようにして、うつ伏せで跨がっています。ロイドさんの胸板に頬を預け、ロイドさんの腰の両脇に膝を置いて、お尻を軽く持ち上げている体勢です。
その広げた両足の中心部に、ロイドさんの右手が身体と身体の間に潜り込むように伸ばされていて、わたしの一番柔らかいところを指先でくるくると縦長の輪を描くように撫でまわしているのです。
一番柔らかいところ――残念ながら胸ではなく、最近赤ちゃんが出てきたばかりの穴の入り口のことです。
赤ちゃんは思ったより小さかったけれど、それでもゴブリンさんのち○ぽより大きかったから、産むときはそれなりに苦しかったです。あそこが裂けてしまうかと思いました。でも、身体ってすごいものですね。裂けてないんです。少し広がってしまった感じはするんですけど、痛みはもうありません。むしろ、一度思いきり拡げられたせいなのか、何かを入れたくてムズムズしてくるくらいです。
だからいまだって、ロイドさんに「入れちゃっていいですよ♥」と言ったのに、ロイドさんは「あと十日は様子見よう。な?」と愛想笑いで諭してきました。わたしの穴を気遣っての言葉なのは分かりますけど、目の前に餌をぶら下げられながらお預けを食らわされているみたいで、非常にムズムズします。
「ん、んんっ……ロイドさん、指、も、ちょっと……中に、くいって、ね? くいって、くいくいって……ね?」
わたしは自分から腰を揺すって、しっとり粘ついているあそこのお肉をロイドさんの指に自分から擦りつけます。擦りつけながら、入り口の周りをなぞってばかりでそれ以上は触ってくれない意気地無しの指に、中に入ってもいいんだよ、中は温かいよと、態度と指触りで伝えます。
あ、言っておきますが、わたしにだって羞恥心くらいあります。自分からあそこに指を咥えさせてとおねだりするなんて恥ずかしいに決まっています。でも、その恥ずかしさに堪えて自分の意思を示しているんです。それもこれも、いまだに周りを気にしているロイドさんの背中を押してあげるためです。だというのに、ロイドさんは指を入れてくれません。
「中じゃなくて、こっちで……な?」
そう言うと、あそこの上端にちょこりと顔を出す小さな突起に指を押しつけてくるのです。
「違います。そっちじゃなくて、にゃ――……はああぁ♥」
突起でお茶を濁そうとする態度に文句を付けようとしたのですけど、クリはクリで気持よくて、指の腹をくりくり押しつけ捏ねくりされると、お腹の奥に染みて澱になっていたムラムラがじゅわぁんと溶けて解消されていくのが分かります。
「そっちじゃないって言う割りに、十分感じているようだけど?」
ロイドさんが意地悪く囁いてきます。
「きっ、気持ちいいものは気持ちいいんですっ」
わたしが負けた気分になって目を逸らしてしまったら、ロイドさんはますます意地悪い顔になりました。
「じゃあ、今日はここでどこまで気持よくなれるか試してみるか」
「……そうやって挿入しなくていい流れにしようとしてるんですね」
「むっ……」
ロイドさん。言葉で答えなくても、目を逸らしたら答えたも同然ですよ。
「もう、しょうがないですね。あんまり言っても、ロイドさん、萎えちゃうでしょうから……今日はこれで満足するとしましょう」
わたしはロイドさんに微笑みかけると、股間に潜り込んでいたロイドさんの右手を取って、身体の外に投げ出させました。
ロイドさんは、どうするんだ、という顔でこちらを窺っています。その視線に目を細めて微笑み返すと、わたしは持ち上げていたお尻をゆっくり落としていきました。
あ、今更ですけど、わたしは元から丈の長いシャツ一枚しか着ていなくて、その裾はがばっと捲り上げています。ロイドさんのズボンは脱がせ済みです。つまり、わたしもロイドさんも下半身が丸出しだということです。
その丸出しの下半身同士の一番熱くなっているところ同士が、いま、くちゅっと湿った感触を伴ってキスをしました。
「はんっ♥」
「んっ……!」
わたしの漏らした甘い喘ぎと、ロイドさんの噛み殺すような呻きが重なります。ロイドさんと腰の位置を合わせているため、普通に立っているときよりもずっと顔が近くて、声と吐息が混ざり合うようです。
「あ、っふふ……ロイドさん、息がくすぐったい……ふふっ」
「おい、もうちょっと声を抑えたほうが……んっ!?」
ロイドさんの声が跳ねたのは、わたしが押しつけたお尻をずいっと前後に滑らせて、ねっとり濡れたあそこのお肉で、ロイドさんの勃起したち○ぽの裏側をずにゅっと擦ったからです。ただでさえ仰向け勃起でお腹に亀頭をくっつけていたパンみたいに硬いち○ぽが、わたしの体重を受けて、いっそうぐにゅっと腹筋に埋まります。
「んっ、んっ……声を出しちゃ駄目なの、ちゃんと分かってます。分かってますから、興醒めするようなことは言いっこなしです……よっ、ん、んっ♥」
気持ちいいことしているときに小言を言うの男の人って、ちょっとどうかと思いますよ――と苦笑で窘めながら、腰をぐっぐっと押し込むように使って、わたしのあそことロイドさん自身のお腹で上下から挟まれて固定されたち○ぽを、穴周りの濡れたお肉でずりゅっずりゅっと強めに擦ってやりました。
「っ……素股なんて、これも……アルカが?」
「え? ――ああ、こうやってち○ぽに股間を擦りつけるの、スマタって言うんですね」
「その言い方……まさか、自分で思いついたのかよ……!」
「アルカさんは……んっ、っ……こんなこと、んっ……する、なら……入れちゃいますっ、しっ、っ……んぁ♥」
ロイドさんの疑問に答える間も、わたしは腰を振るというより擦りつけるように動かして、穴から染み出る粘ついたお汁をち○ぽの裏側に、先から根元から満遍なく擦り込んでいきます。
「うっ、っ……た、確かに、そりゃそう……うぁ!」
「あ、ここがいいんですか? いいんですね、ふふっ♥」
ち○ぽの先っぽ――亀頭と竿の繋ぎ目の、兎の鼻面みたいに見えるところ……そう、裏筋! ロイドさんは裏筋が弱いみたいなので、そこに体重がかかるように腰の位置と角度を合わせて、前後に揺するだけじゃなくて、ぐりんぐりんと円を描くように腰を揺すって、わたしの特別柔らかなお肉で裏筋を責め立てます。
「んっ、んっ♥ ん、んんっ♥ んあぁ……ロイドさん……んんっ、どっ、ですかぁ? 気持ちいいっ、ですっ、かぁ?」
あ……駄目です、これ。いえ、分かってはいたんですけど、これは思ったよりも、わたしへ快感が強すぎでっ……あぁ♥
「あっ、あぁ♥」
ただでさえ腰を振るので少し疲れていた身体が、ち○ぽと擦れるあそこの快感にやられて、ぐてっと脱力してしまいます。
「はっ、あ……なんだ、アン。気持よくなってるの、そっちのほうじゃないか」
くくっと喉を鳴らすように笑うロイドさん。意地悪い顔です。勝ち誇ってます。ムカムカします。
「ロイドさんがそういうこと言うんだったら、わたしにも考えが……えいっ!」
「うおっ!?」
わたしの反撃にロイドさんが上擦った声を漏らします。効き目ばっちりですっ♥ だけど……んっ♥ この攻撃は、わたしにも反動が……あっ♥
「あぁ♥ これっ、っ……クリぃ、いぃ♥」
あそこ上端の突起で裏筋をぐにゅぐにゅ穿り返すように擦りつける攻撃は、ロイドさんを呻かせていますが、わたしも喘ぎを堪えるのが難しくなるほど感じてしまってます。
「あっ、んっ、んんっ……これっ、これっ……あぁ♥ 腰っ、あぁ♥」
充血してジンジンと疼く突起を裏筋に擦りつけるたび響いてくる焼けるような快感に、腰が砕けてしまいます。ロイドさんの腰にどっかり落ちたわたしのお尻が、ぶるっぶるっと震えています。それで擦れるクリの刺激が、いっそうお尻をぶるぶるさせて――
「――っはああぁ♥」
裏筋に突起ぐりぐり攻撃は失敗でした。わたしのほうが気持よくなりすぎて、動けなくなって、全然大失敗です。
「アン、もう動けないのか?」
ロイドさんが潜めた声で問いかけてきます。またそうやって嫌味を言ってきて……と思って顔を見たら、ロイドさんは目元を桃色に火照らせた発情顔をしていました。ゴブリンさんたちを誘うときのアルカさんとよく似た表情です。二人は血が繋がっていないと聞いていますが、そういうのとは関係なく兄妹って兄妹なんですね。
……なんてほっこりしていたわたしのお尻を、ロイドさんの両手がむんずと引っ掴みました。
「ひゃう!」
と声が出てしまったのは、ぐったり腰砕けしているお尻を掴まれた弾みで、硬く膨れたクリが裏筋にずりっと擦れたからです。
「っ……っは……ロイドさ――」
「アンが動けないなら、俺が動かしてやる……!」
「ええっ……ひゃうぅんっ♥」
ロイドさんの両手がわたしのお尻を、ぐいんっぐいんっと前後に揺さぶってきました。自分で腰を使うのと、他人の好きに腰を揺さぶられるのとでは、クリを通じて頭に響いてくる快感が段違いです。凄いです。
自分でするときは、いつどのタイミングでどの程度の刺激が来るかが分かっているけれど、ロイドさんのタイミングと力加減でお尻を引いたり押したり使われているのだと、わたしが身構えるのとは微妙にずれたところでクリに快感が刺さってくるのです。
「あっ、ひゃんっ♥ んんっ、んあっ、あぁ♥ 駄目ですっ、これっ……あぁ、ああっ♥」
タイミングが分からないから、身体を休めて快感を逃がすことができなくて、クリへの刺激が一足飛びに積み上げられていく……っとか冷静に言ってる余裕がもう!
「うあぁ! だめっ、んあっ、あっ……クリ、いっ、いぃ……!」
「っ、っ……俺も、もう少しだからっ……!」
「だめっ、強すぎでっ……ひいぅ♥ いぃ♥ イぃくううぅ――ッ♥」
「ううぁ――ッ……!!」
わたしはロイドさんの胸に顔を埋め、掴まれているお尻をビクビク痙攣させて、クリ絶頂。それに合わせたかのように勃起ち○ぽも激しく跳ねて、イってるクリを震わせながら射精しました。
「はあぁ……あぁ……」
わたしのお腹とロイドさんのお腹に挟まったち○ぽが悶えるように脈打つと、熱いものがお腹に濡れ広がっていきます。べっちょりして気持ち悪いのに、それが同時に気持ち良くもあって……身体はぐったり重いのに、頭はふわふわ浮いてるみたいで……♥
「あ……声、普通に出してたな……」
ロイドさんが息切れ混じりに苦笑しました。
「あ、そうでした」
わたしも苦笑して、赤ちゃん起きていないよね、と横目を向けたら――お姉ちゃんと目が合いました。
「あ――」
と言う間もなしに目を閉じたけれど、お姉ちゃんは確かに薄目を開けて、こっちを見ていました。
「……」
わたしが寝顔をじっと見つめていると、お姉ちゃんは不自然に寝返りを打って顔を背けました。はい、狸寝入りで確定ですね。
「やっぱり、赤ん坊が気になるか」
その声で視線を戻すと、ロイドさんが茶化すように目を細めていました。わたしが横目で赤ちゃんたちを見ていたと思ったようです。
「気にならないことはないんですけど、お姉ちゃんが……」
そう言いながらもう一度、視線をお姉ちゃんのほうへ向けたら、まさにそのとき、わたしの赤ちゃん――白っぽくて二本角な女の子のほう――が、ぱちっと目を開けました。
「あ――」
と言う間もなしに、
「ふぁ……ふわああぁっ!!」
前置きなしの号泣を始める、わたしの赤ちゃん。そして当然、片方が泣き出せば、もう片方も目を覚まして、よくも起こしてくれたなとばかりに大泣きを始めます。
「ふわあぁああぁ!!」
「はぎゃああぁあ!!」
こうなってしまえばもう、気持ちいいことの余韻に浸っている場合でも、狸寝入りのお姉ちゃんをからかう場合でもありません。息抜きは終わりで、母親に復帰です。お腹にザーメンべっちょりだけど已むなしです。
「あぁ、はいはい。起きたのね、お腹空いたの? それともおしっこ、うんちかなぁ?」
ロイドさんのお腹から起き出したわたしが自分の赤ちゃんを抱き上げていると、お姉ちゃんも寝たふりして覗き見していたことなんてなかったみたいな母親顔で、自分の赤ちゃんを抱っこします。
「おまえはおっぱいだろ。昼寝の後はいつもちゅぱちゅぱしたがるもんな。ほんと、お父ちゃんたち似の男の子だぜ」
優しげに微笑みながら胸をはだけて授乳を始めるお姉ちゃんと、ぴたっと泣き止んで一心不乱にお乳を飲み始める黒肌の赤ちゃん。
一方で、襁褓を濡らしていたわたしの赤ちゃんを泣き止ませるには、替えの襁褓を準備しなくてはなりません。
「あ、俺が持ってくるよ」
いつの間にかズボンを穿いていたロイドさんが、物干し台に小走りで向かいます。
「助かります」
言葉だけで感謝を告げながら、襁褓を外していくわたし――。
さっきまでの一時が夢だったかのように、一瞬で育児体勢に戻るわたしたちなのでした。
この前、「最近、お勤めがなくてムラムラするんですよねー」とアルカさんに漏らした零したら、そう言われました。
確かにお姉ちゃんは、そんな感じです。赤ちゃんが可愛いし、世話することで頭がいっぱいになっている様子です。
それが普通なのかなぁと、わたしだって思います。赤ちゃんへの愛情と同じくらいの気持ちでムラムラを持て余していることに罪悪感を覚えてもいます。でも実際問題、ムラムラしちゃうんだから仕方がないじゃないですか。これって、わたしが悪いんですか!?
……という感じで、ムラムラを放置しているとイライラに変わってしまいそうだったので、わたしのためにも赤ちゃんのためにも、ムラムラ解消は必要だったんです。
その相手にロイドさんを選んだのは、ゴブリンさんより軽くで済むかなぁ、という考えからでした。
いえ、ロイドさんが下手とか薄いとかいうのではなく、アルカさんを相手に鍛えられているゴブリンさんたちが特別に濃厚なのだと思います。わたしの経験人数なんてたかが知れていますけど、それでも、ゴブリンさんたちより上手で濃厚なセックスのできるひとは滅多にいないのだろうなと思いますもの。
でも……濃いから良い、薄いから悪い――じゃないんですよね、セックスって。相手と状況が噛み合えば、内容がそこそこでも雰囲気だけでどこまでも興奮できてしまうものなのです。
その意味で言うと、お姉ちゃんと赤ちゃんたちが横で寝ている昼下がりの野外という状況で、一時期お姉ちゃんとしっぽりしていたロイドさんを相手にいやらしいことをする――というのは、なかなか見事に噛み合っているのでした。
「……んっ、っ……ロイドさ、んんぁ♥ そこっ、んんぁ♥っはあぁ……♥」
わたしはいま、仰向けに寝そべるロイドさんに抱っこされるようにして、うつ伏せで跨がっています。ロイドさんの胸板に頬を預け、ロイドさんの腰の両脇に膝を置いて、お尻を軽く持ち上げている体勢です。
その広げた両足の中心部に、ロイドさんの右手が身体と身体の間に潜り込むように伸ばされていて、わたしの一番柔らかいところを指先でくるくると縦長の輪を描くように撫でまわしているのです。
一番柔らかいところ――残念ながら胸ではなく、最近赤ちゃんが出てきたばかりの穴の入り口のことです。
赤ちゃんは思ったより小さかったけれど、それでもゴブリンさんのち○ぽより大きかったから、産むときはそれなりに苦しかったです。あそこが裂けてしまうかと思いました。でも、身体ってすごいものですね。裂けてないんです。少し広がってしまった感じはするんですけど、痛みはもうありません。むしろ、一度思いきり拡げられたせいなのか、何かを入れたくてムズムズしてくるくらいです。
だからいまだって、ロイドさんに「入れちゃっていいですよ♥」と言ったのに、ロイドさんは「あと十日は様子見よう。な?」と愛想笑いで諭してきました。わたしの穴を気遣っての言葉なのは分かりますけど、目の前に餌をぶら下げられながらお預けを食らわされているみたいで、非常にムズムズします。
「ん、んんっ……ロイドさん、指、も、ちょっと……中に、くいって、ね? くいって、くいくいって……ね?」
わたしは自分から腰を揺すって、しっとり粘ついているあそこのお肉をロイドさんの指に自分から擦りつけます。擦りつけながら、入り口の周りをなぞってばかりでそれ以上は触ってくれない意気地無しの指に、中に入ってもいいんだよ、中は温かいよと、態度と指触りで伝えます。
あ、言っておきますが、わたしにだって羞恥心くらいあります。自分からあそこに指を咥えさせてとおねだりするなんて恥ずかしいに決まっています。でも、その恥ずかしさに堪えて自分の意思を示しているんです。それもこれも、いまだに周りを気にしているロイドさんの背中を押してあげるためです。だというのに、ロイドさんは指を入れてくれません。
「中じゃなくて、こっちで……な?」
そう言うと、あそこの上端にちょこりと顔を出す小さな突起に指を押しつけてくるのです。
「違います。そっちじゃなくて、にゃ――……はああぁ♥」
突起でお茶を濁そうとする態度に文句を付けようとしたのですけど、クリはクリで気持よくて、指の腹をくりくり押しつけ捏ねくりされると、お腹の奥に染みて澱になっていたムラムラがじゅわぁんと溶けて解消されていくのが分かります。
「そっちじゃないって言う割りに、十分感じているようだけど?」
ロイドさんが意地悪く囁いてきます。
「きっ、気持ちいいものは気持ちいいんですっ」
わたしが負けた気分になって目を逸らしてしまったら、ロイドさんはますます意地悪い顔になりました。
「じゃあ、今日はここでどこまで気持よくなれるか試してみるか」
「……そうやって挿入しなくていい流れにしようとしてるんですね」
「むっ……」
ロイドさん。言葉で答えなくても、目を逸らしたら答えたも同然ですよ。
「もう、しょうがないですね。あんまり言っても、ロイドさん、萎えちゃうでしょうから……今日はこれで満足するとしましょう」
わたしはロイドさんに微笑みかけると、股間に潜り込んでいたロイドさんの右手を取って、身体の外に投げ出させました。
ロイドさんは、どうするんだ、という顔でこちらを窺っています。その視線に目を細めて微笑み返すと、わたしは持ち上げていたお尻をゆっくり落としていきました。
あ、今更ですけど、わたしは元から丈の長いシャツ一枚しか着ていなくて、その裾はがばっと捲り上げています。ロイドさんのズボンは脱がせ済みです。つまり、わたしもロイドさんも下半身が丸出しだということです。
その丸出しの下半身同士の一番熱くなっているところ同士が、いま、くちゅっと湿った感触を伴ってキスをしました。
「はんっ♥」
「んっ……!」
わたしの漏らした甘い喘ぎと、ロイドさんの噛み殺すような呻きが重なります。ロイドさんと腰の位置を合わせているため、普通に立っているときよりもずっと顔が近くて、声と吐息が混ざり合うようです。
「あ、っふふ……ロイドさん、息がくすぐったい……ふふっ」
「おい、もうちょっと声を抑えたほうが……んっ!?」
ロイドさんの声が跳ねたのは、わたしが押しつけたお尻をずいっと前後に滑らせて、ねっとり濡れたあそこのお肉で、ロイドさんの勃起したち○ぽの裏側をずにゅっと擦ったからです。ただでさえ仰向け勃起でお腹に亀頭をくっつけていたパンみたいに硬いち○ぽが、わたしの体重を受けて、いっそうぐにゅっと腹筋に埋まります。
「んっ、んっ……声を出しちゃ駄目なの、ちゃんと分かってます。分かってますから、興醒めするようなことは言いっこなしです……よっ、ん、んっ♥」
気持ちいいことしているときに小言を言うの男の人って、ちょっとどうかと思いますよ――と苦笑で窘めながら、腰をぐっぐっと押し込むように使って、わたしのあそことロイドさん自身のお腹で上下から挟まれて固定されたち○ぽを、穴周りの濡れたお肉でずりゅっずりゅっと強めに擦ってやりました。
「っ……素股なんて、これも……アルカが?」
「え? ――ああ、こうやってち○ぽに股間を擦りつけるの、スマタって言うんですね」
「その言い方……まさか、自分で思いついたのかよ……!」
「アルカさんは……んっ、っ……こんなこと、んっ……する、なら……入れちゃいますっ、しっ、っ……んぁ♥」
ロイドさんの疑問に答える間も、わたしは腰を振るというより擦りつけるように動かして、穴から染み出る粘ついたお汁をち○ぽの裏側に、先から根元から満遍なく擦り込んでいきます。
「うっ、っ……た、確かに、そりゃそう……うぁ!」
「あ、ここがいいんですか? いいんですね、ふふっ♥」
ち○ぽの先っぽ――亀頭と竿の繋ぎ目の、兎の鼻面みたいに見えるところ……そう、裏筋! ロイドさんは裏筋が弱いみたいなので、そこに体重がかかるように腰の位置と角度を合わせて、前後に揺するだけじゃなくて、ぐりんぐりんと円を描くように腰を揺すって、わたしの特別柔らかなお肉で裏筋を責め立てます。
「んっ、んっ♥ ん、んんっ♥ んあぁ……ロイドさん……んんっ、どっ、ですかぁ? 気持ちいいっ、ですっ、かぁ?」
あ……駄目です、これ。いえ、分かってはいたんですけど、これは思ったよりも、わたしへ快感が強すぎでっ……あぁ♥
「あっ、あぁ♥」
ただでさえ腰を振るので少し疲れていた身体が、ち○ぽと擦れるあそこの快感にやられて、ぐてっと脱力してしまいます。
「はっ、あ……なんだ、アン。気持よくなってるの、そっちのほうじゃないか」
くくっと喉を鳴らすように笑うロイドさん。意地悪い顔です。勝ち誇ってます。ムカムカします。
「ロイドさんがそういうこと言うんだったら、わたしにも考えが……えいっ!」
「うおっ!?」
わたしの反撃にロイドさんが上擦った声を漏らします。効き目ばっちりですっ♥ だけど……んっ♥ この攻撃は、わたしにも反動が……あっ♥
「あぁ♥ これっ、っ……クリぃ、いぃ♥」
あそこ上端の突起で裏筋をぐにゅぐにゅ穿り返すように擦りつける攻撃は、ロイドさんを呻かせていますが、わたしも喘ぎを堪えるのが難しくなるほど感じてしまってます。
「あっ、んっ、んんっ……これっ、これっ……あぁ♥ 腰っ、あぁ♥」
充血してジンジンと疼く突起を裏筋に擦りつけるたび響いてくる焼けるような快感に、腰が砕けてしまいます。ロイドさんの腰にどっかり落ちたわたしのお尻が、ぶるっぶるっと震えています。それで擦れるクリの刺激が、いっそうお尻をぶるぶるさせて――
「――っはああぁ♥」
裏筋に突起ぐりぐり攻撃は失敗でした。わたしのほうが気持よくなりすぎて、動けなくなって、全然大失敗です。
「アン、もう動けないのか?」
ロイドさんが潜めた声で問いかけてきます。またそうやって嫌味を言ってきて……と思って顔を見たら、ロイドさんは目元を桃色に火照らせた発情顔をしていました。ゴブリンさんたちを誘うときのアルカさんとよく似た表情です。二人は血が繋がっていないと聞いていますが、そういうのとは関係なく兄妹って兄妹なんですね。
……なんてほっこりしていたわたしのお尻を、ロイドさんの両手がむんずと引っ掴みました。
「ひゃう!」
と声が出てしまったのは、ぐったり腰砕けしているお尻を掴まれた弾みで、硬く膨れたクリが裏筋にずりっと擦れたからです。
「っ……っは……ロイドさ――」
「アンが動けないなら、俺が動かしてやる……!」
「ええっ……ひゃうぅんっ♥」
ロイドさんの両手がわたしのお尻を、ぐいんっぐいんっと前後に揺さぶってきました。自分で腰を使うのと、他人の好きに腰を揺さぶられるのとでは、クリを通じて頭に響いてくる快感が段違いです。凄いです。
自分でするときは、いつどのタイミングでどの程度の刺激が来るかが分かっているけれど、ロイドさんのタイミングと力加減でお尻を引いたり押したり使われているのだと、わたしが身構えるのとは微妙にずれたところでクリに快感が刺さってくるのです。
「あっ、ひゃんっ♥ んんっ、んあっ、あぁ♥ 駄目ですっ、これっ……あぁ、ああっ♥」
タイミングが分からないから、身体を休めて快感を逃がすことができなくて、クリへの刺激が一足飛びに積み上げられていく……っとか冷静に言ってる余裕がもう!
「うあぁ! だめっ、んあっ、あっ……クリ、いっ、いぃ……!」
「っ、っ……俺も、もう少しだからっ……!」
「だめっ、強すぎでっ……ひいぅ♥ いぃ♥ イぃくううぅ――ッ♥」
「ううぁ――ッ……!!」
わたしはロイドさんの胸に顔を埋め、掴まれているお尻をビクビク痙攣させて、クリ絶頂。それに合わせたかのように勃起ち○ぽも激しく跳ねて、イってるクリを震わせながら射精しました。
「はあぁ……あぁ……」
わたしのお腹とロイドさんのお腹に挟まったち○ぽが悶えるように脈打つと、熱いものがお腹に濡れ広がっていきます。べっちょりして気持ち悪いのに、それが同時に気持ち良くもあって……身体はぐったり重いのに、頭はふわふわ浮いてるみたいで……♥
「あ……声、普通に出してたな……」
ロイドさんが息切れ混じりに苦笑しました。
「あ、そうでした」
わたしも苦笑して、赤ちゃん起きていないよね、と横目を向けたら――お姉ちゃんと目が合いました。
「あ――」
と言う間もなしに目を閉じたけれど、お姉ちゃんは確かに薄目を開けて、こっちを見ていました。
「……」
わたしが寝顔をじっと見つめていると、お姉ちゃんは不自然に寝返りを打って顔を背けました。はい、狸寝入りで確定ですね。
「やっぱり、赤ん坊が気になるか」
その声で視線を戻すと、ロイドさんが茶化すように目を細めていました。わたしが横目で赤ちゃんたちを見ていたと思ったようです。
「気にならないことはないんですけど、お姉ちゃんが……」
そう言いながらもう一度、視線をお姉ちゃんのほうへ向けたら、まさにそのとき、わたしの赤ちゃん――白っぽくて二本角な女の子のほう――が、ぱちっと目を開けました。
「あ――」
と言う間もなしに、
「ふぁ……ふわああぁっ!!」
前置きなしの号泣を始める、わたしの赤ちゃん。そして当然、片方が泣き出せば、もう片方も目を覚まして、よくも起こしてくれたなとばかりに大泣きを始めます。
「ふわあぁああぁ!!」
「はぎゃああぁあ!!」
こうなってしまえばもう、気持ちいいことの余韻に浸っている場合でも、狸寝入りのお姉ちゃんをからかう場合でもありません。息抜きは終わりで、母親に復帰です。お腹にザーメンべっちょりだけど已むなしです。
「あぁ、はいはい。起きたのね、お腹空いたの? それともおしっこ、うんちかなぁ?」
ロイドさんのお腹から起き出したわたしが自分の赤ちゃんを抱き上げていると、お姉ちゃんも寝たふりして覗き見していたことなんてなかったみたいな母親顔で、自分の赤ちゃんを抱っこします。
「おまえはおっぱいだろ。昼寝の後はいつもちゅぱちゅぱしたがるもんな。ほんと、お父ちゃんたち似の男の子だぜ」
優しげに微笑みながら胸をはだけて授乳を始めるお姉ちゃんと、ぴたっと泣き止んで一心不乱にお乳を飲み始める黒肌の赤ちゃん。
一方で、襁褓を濡らしていたわたしの赤ちゃんを泣き止ませるには、替えの襁褓を準備しなくてはなりません。
「あ、俺が持ってくるよ」
いつの間にかズボンを穿いていたロイドさんが、物干し台に小走りで向かいます。
「助かります」
言葉だけで感謝を告げながら、襁褓を外していくわたし――。
さっきまでの一時が夢だったかのように、一瞬で育児体勢に戻るわたしたちなのでした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる