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第三章 世界に降りかかる受難
第778話
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今日の僕は神子召喚系のテンプレに巻き込まれました。
何度目だろうか。
僕の前にはチワワ系の少年と人生に影がありそうな少年、どちらも中学生ぐらいかな。
呼び出されたのは謁見の間みたいな所で、王子の一人がチワワ系に駆け寄って「神子よ」と声をかける。ここまでの流れは最早王道。
そのまま王子がチワワ系を唯一の神子と宣言しちゃうパターンかと思ったけど、それより早く周囲にいた司祭たちが動いた。
シュバッと動いたよ、お花畑な王子を突き飛ばす勢いで僕の周囲に集まりました。
「神子様、神子様、ですね」
「黒髪、黒い瞳、見慣れぬポンチョに加護の特盛」
「ガチのが来た」
「天災級でございます」
「えー、国王陛下におかれましては、今すぐ土下座なりして全身全霊で謝罪をしないと国が滅びます」
神子召喚をしたのはどこかの国だけど、実行させられたのはヴィシュタル教の司祭たちだったらしい、兵士に囲まれて強制的に連れてこられたから不可抗力です。と愚痴られました。
どうやら僕が現れた事で気が大きくなっているようだ。存分に大きくなりたまえ、この国の未来は君たちの肩にかかっていると言っても過言ではない!
「あのはち切れそうなおデブが国王?」
「神子様、しっ、本当の事を言ってはいけません」
「ああそちらの貴方、巻き込まれてしまいましたね。こちらへ隠れていなさい」
「あちらの坊やは?」
「私たちに暴言吐いていましたし、放置で」
影あり少年を保護、チワワ系を見捨てようとしている。
理由に私情を挟みまくるのって聖職者としてどうなんだろう、ヴィシュタル教の司祭がどこまでも自由。
「おデブ何か叫んでる?」
「はい、子供には聞かせられない罵詈雑言ですね」
「大人の風上にも置けません」
異世界に突如召喚された子供を見捨てようとしている大人が何か言ってる。
「私たちはお望みの通り神子召喚を実行し、この通り成功いたしました」
「ですので帰らせていただきます」
「ならぬっ!!」
「やーだーよー」
大きな声だったけどただの否定の言葉だったので僕にも聞き取れました。
司祭たちを帰らせないつもりかい?
ふははは、僕がいる時点でそれは無理な相談なのである!
彼らは女神様の敬虔な信者! 守るのも僕のお仕事です!
「く、国を見捨てると言うのか!!」
「少年たちを元の世界に戻せるなら助けてやってもいい」
上から目線だって?
だってどうやっても僕のほうが身分が上。
こちとら保護者に神薙さんがいるんだぞ! 勝てると思うならかかってこい!
「帰す方法はありますけれど、帰す気があるかと言うとないでしょうね」
「あのおっさんの目的、魔王討伐させようって腹です」
「ぶっ潰せーー!」
「聞いていた以上にぶっ飛んでいる」
「魔王様は神子様を保護している筆頭ですからね、その次が神薙様、触れたら危険どころか地雷そのものです」
えっちゃん先生、えっちゃん先生、帰還魔法の発動をお願いします!
「あっ、魔法陣が発動しました」
「どうする、あの王も一緒に飛ばしてもらうか?」
「異世界に迷惑かけたら神々に叱られるだろ」
「それもそうだな」
こうして異世界召喚をされて数分、神子と偽神子は地球に返された。
……チワワ系はともかく、もう一人の方は一言もセリフがなかったなぁ。
まだ魔法陣が発動していると思ったら、今度は僕と司祭たちが魔法陣に吸い込まれました。
行先は彼らが拠点としている教会、今夜は打ち上げパーティーをするそうなので、食べたら帰ろうかな。今帰っても誰もいないだろうし、きっとその内迎えが来ると思うんだ。
僕らが飛ばされる直前、入れ替わるように神薙さんとリザママを見た気がするんだもの。
僕がいる世界で神子召喚は自殺行為なのである。なむなむ。
何度目だろうか。
僕の前にはチワワ系の少年と人生に影がありそうな少年、どちらも中学生ぐらいかな。
呼び出されたのは謁見の間みたいな所で、王子の一人がチワワ系に駆け寄って「神子よ」と声をかける。ここまでの流れは最早王道。
そのまま王子がチワワ系を唯一の神子と宣言しちゃうパターンかと思ったけど、それより早く周囲にいた司祭たちが動いた。
シュバッと動いたよ、お花畑な王子を突き飛ばす勢いで僕の周囲に集まりました。
「神子様、神子様、ですね」
「黒髪、黒い瞳、見慣れぬポンチョに加護の特盛」
「ガチのが来た」
「天災級でございます」
「えー、国王陛下におかれましては、今すぐ土下座なりして全身全霊で謝罪をしないと国が滅びます」
神子召喚をしたのはどこかの国だけど、実行させられたのはヴィシュタル教の司祭たちだったらしい、兵士に囲まれて強制的に連れてこられたから不可抗力です。と愚痴られました。
どうやら僕が現れた事で気が大きくなっているようだ。存分に大きくなりたまえ、この国の未来は君たちの肩にかかっていると言っても過言ではない!
「あのはち切れそうなおデブが国王?」
「神子様、しっ、本当の事を言ってはいけません」
「ああそちらの貴方、巻き込まれてしまいましたね。こちらへ隠れていなさい」
「あちらの坊やは?」
「私たちに暴言吐いていましたし、放置で」
影あり少年を保護、チワワ系を見捨てようとしている。
理由に私情を挟みまくるのって聖職者としてどうなんだろう、ヴィシュタル教の司祭がどこまでも自由。
「おデブ何か叫んでる?」
「はい、子供には聞かせられない罵詈雑言ですね」
「大人の風上にも置けません」
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「私たちはお望みの通り神子召喚を実行し、この通り成功いたしました」
「ですので帰らせていただきます」
「ならぬっ!!」
「やーだーよー」
大きな声だったけどただの否定の言葉だったので僕にも聞き取れました。
司祭たちを帰らせないつもりかい?
ふははは、僕がいる時点でそれは無理な相談なのである!
彼らは女神様の敬虔な信者! 守るのも僕のお仕事です!
「く、国を見捨てると言うのか!!」
「少年たちを元の世界に戻せるなら助けてやってもいい」
上から目線だって?
だってどうやっても僕のほうが身分が上。
こちとら保護者に神薙さんがいるんだぞ! 勝てると思うならかかってこい!
「帰す方法はありますけれど、帰す気があるかと言うとないでしょうね」
「あのおっさんの目的、魔王討伐させようって腹です」
「ぶっ潰せーー!」
「聞いていた以上にぶっ飛んでいる」
「魔王様は神子様を保護している筆頭ですからね、その次が神薙様、触れたら危険どころか地雷そのものです」
えっちゃん先生、えっちゃん先生、帰還魔法の発動をお願いします!
「あっ、魔法陣が発動しました」
「どうする、あの王も一緒に飛ばしてもらうか?」
「異世界に迷惑かけたら神々に叱られるだろ」
「それもそうだな」
こうして異世界召喚をされて数分、神子と偽神子は地球に返された。
……チワワ系はともかく、もう一人の方は一言もセリフがなかったなぁ。
まだ魔法陣が発動していると思ったら、今度は僕と司祭たちが魔法陣に吸い込まれました。
行先は彼らが拠点としている教会、今夜は打ち上げパーティーをするそうなので、食べたら帰ろうかな。今帰っても誰もいないだろうし、きっとその内迎えが来ると思うんだ。
僕らが飛ばされる直前、入れ替わるように神薙さんとリザママを見た気がするんだもの。
僕がいる世界で神子召喚は自殺行為なのである。なむなむ。
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