811 / 1,233
第三章 世界に降りかかる受難
第798話
しおりを挟む
涼玉を中心に森の仲間たちが踊りまくった結果、リザママが心配するような不穏な感じの魔力の渦が発生。
渦だけならドラゴンとトレント集団でどうにでもなったと思う、まぁ大丈夫だろうと思ってそのまま放置してたら中心に穴が開いてそこから手が生えていました。
人間の手だったら全力で逃げたと思う。
でもパンダの手だったのです。
なぜパンダの手?
パンダが異世界転移してくるの?
異世界生活をサポートしようか?
「ぐ、ぐおおおおおっ!!」
「ちび、やばいって、あれはやばいってぇぇぇ!!」
「あい!」
唸り声というより咆哮しながら穴を開けようとしています、あれは拙いです!
でも、でもでも、人間じゃないから僕が何とか出来ると思うんだ!
リザママは僕が守る!
「かあちゃ、とりあえず――パニックが起きる前に食事片付けよう!」
「そうだね!」
「冷静だねちびドラ!」
「飯を粗末にすると神薙様がおっかない!」
粗末にしたり食材を無駄にすると怖いです!
お口にポーンとしてモグモグされます!
「ひよこ豆! トレントが抑えている今のうちに片付け開始!」
涼玉の号令にひよこ豆が広げられた料理を回収、森の中へ消えていった。
中にはコヨーテの背に乗っているひよこ豆もいたような。ちょっと羨ましいでござる。
「よし、俺らも逃げるぞ!」
「オラァァアアアア!!」
「怖いぃぃ!!」
リザママが僕に手を伸ばそうとしたその時、パンダの手に力がこめられ、異音を立てながら渦の中心に開いた穴が大きく開いた。
パンダが出てこようとしてる?
でも普通のパンダにそんな力はない、あれは、どこの世界のパンダだろうか。
「かあちゃ、あのな、俺……今物凄い勢いで腹が減ってる」
「涼玉の魔力を使われているってこと?」
「おう、ぐごごごーって鳴り始めた」
「大変!」
追加のご飯を用意したくても片付けちゃったから何も残ってない!
何か食べるもの、食べるものっ!
慌てて周囲を見渡したものの、ひよこ豆が撤退してしまったので何もない。
渦が壊れかける音に涼玉のお腹の音が重なる。お腹の音、でっかいね。
「あとでハンバーグでもステーキでも作ってやるからっ!」
「困ったことに、俺を運べる相手がいない」
「未来からマールス呼ぶ?」
お腹が空いて動けないだけじゃない、マンモス君がいない今、涼玉を速やかに動かせる生き物がいないのよ。
「かぁぁぁぁぁっ!」
「よし、ちびドラ、転がれ」
「無茶を言うリザードンだな!」
「存在が無茶なお前に言われたくねぇなぁ!」
リザママ、今の涼玉はお腹が空いているから転がる体力もちょっと怪しいよ。
いっそこの場に留まって、パンダが出てきた瞬間に仲間にした方が安全だと思うの。
「さまぁぁぁっっ!!」
「ん?」
穴をこじ開け、そこから顔を出したのはどこからどう見てもパンダだった。
異世界に転生したらパンダにママと呼ばれた件。
いや、僕はパンダはまだ生んでないはず!
ならあれは僕らのさらに未来からやってきたパンダ?
何か混乱してきた!
渦だけならドラゴンとトレント集団でどうにでもなったと思う、まぁ大丈夫だろうと思ってそのまま放置してたら中心に穴が開いてそこから手が生えていました。
人間の手だったら全力で逃げたと思う。
でもパンダの手だったのです。
なぜパンダの手?
パンダが異世界転移してくるの?
異世界生活をサポートしようか?
「ぐ、ぐおおおおおっ!!」
「ちび、やばいって、あれはやばいってぇぇぇ!!」
「あい!」
唸り声というより咆哮しながら穴を開けようとしています、あれは拙いです!
でも、でもでも、人間じゃないから僕が何とか出来ると思うんだ!
リザママは僕が守る!
「かあちゃ、とりあえず――パニックが起きる前に食事片付けよう!」
「そうだね!」
「冷静だねちびドラ!」
「飯を粗末にすると神薙様がおっかない!」
粗末にしたり食材を無駄にすると怖いです!
お口にポーンとしてモグモグされます!
「ひよこ豆! トレントが抑えている今のうちに片付け開始!」
涼玉の号令にひよこ豆が広げられた料理を回収、森の中へ消えていった。
中にはコヨーテの背に乗っているひよこ豆もいたような。ちょっと羨ましいでござる。
「よし、俺らも逃げるぞ!」
「オラァァアアアア!!」
「怖いぃぃ!!」
リザママが僕に手を伸ばそうとしたその時、パンダの手に力がこめられ、異音を立てながら渦の中心に開いた穴が大きく開いた。
パンダが出てこようとしてる?
でも普通のパンダにそんな力はない、あれは、どこの世界のパンダだろうか。
「かあちゃ、あのな、俺……今物凄い勢いで腹が減ってる」
「涼玉の魔力を使われているってこと?」
「おう、ぐごごごーって鳴り始めた」
「大変!」
追加のご飯を用意したくても片付けちゃったから何も残ってない!
何か食べるもの、食べるものっ!
慌てて周囲を見渡したものの、ひよこ豆が撤退してしまったので何もない。
渦が壊れかける音に涼玉のお腹の音が重なる。お腹の音、でっかいね。
「あとでハンバーグでもステーキでも作ってやるからっ!」
「困ったことに、俺を運べる相手がいない」
「未来からマールス呼ぶ?」
お腹が空いて動けないだけじゃない、マンモス君がいない今、涼玉を速やかに動かせる生き物がいないのよ。
「かぁぁぁぁぁっ!」
「よし、ちびドラ、転がれ」
「無茶を言うリザードンだな!」
「存在が無茶なお前に言われたくねぇなぁ!」
リザママ、今の涼玉はお腹が空いているから転がる体力もちょっと怪しいよ。
いっそこの場に留まって、パンダが出てきた瞬間に仲間にした方が安全だと思うの。
「さまぁぁぁっっ!!」
「ん?」
穴をこじ開け、そこから顔を出したのはどこからどう見てもパンダだった。
異世界に転生したらパンダにママと呼ばれた件。
いや、僕はパンダはまだ生んでないはず!
ならあれは僕らのさらに未来からやってきたパンダ?
何か混乱してきた!
30
あなたにおすすめの小説
【完結】冷血孤高と噂に聞く竜人は、俺の前じゃどうも言動が伴わない様子。
N2O
BL
愛想皆無の竜人 × 竜の言葉がわかる人間
ファンタジーしてます。
攻めが出てくるのは中盤から。
結局執着を抑えられなくなっちゃう竜人の話です。
表紙絵
⇨ろくずやこ 様 X(@Us4kBPHU0m63101)
挿絵『0 琥』
⇨からさね 様 X (@karasane03)
挿絵『34 森』
⇨くすなし 様 X(@cuth_masi)
◎独自設定、ご都合主義、素人作品です。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
若頭の溺愛は、今日も平常運転です
なの
BL
『ヤクザの恋は重すぎて甘すぎる』続編!
過保護すぎる若頭・鷹臣との同棲生活にツッコミが追いつかない毎日を送る幼なじみの相良悠真。
ホットミルクに外出禁止、舎弟たちのニヤニヤ見守り付き(?)ラブコメ生活はいつだって騒がしく、でもどこかあったかい。
だけどそんな日常の中で、鷹臣の覚悟に触れ、悠真は気づく。
……俺も、ちゃんと応えたい。
笑って泣けて、めいっぱい甘い!
騒がしくて幸せすぎる、ヤクザとツッコミ男子の結婚一直線ラブストーリー!
※前作『ヤクザの恋は重すぎて甘すぎる』を読んでからの方が、より深く楽しめます。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
【完結】テルの異世界転換紀?!転がり落ちたら世界が変わっていた。
カヨワイさつき
BL
小学生の頃両親が蒸発、その後親戚中をたらいまわしにされ住むところも失った田辺輝(たなべ てる)は毎日切り詰めた生活をしていた。複数のバイトしていたある日、コスプレ?した男と出会った。
異世界ファンタジー、そしてちょっぴりすれ違いの恋愛。
ドワーフ族に助けられ家族として過ごす"テル"。本当の両親は……。
そして、コスプレと思っていた男性は……。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
使用人と家族たちが過大評価しすぎて神認定されていた。
ふわりんしず。
BL
ちょっと勘とタイミングがいい主人公と
主人公を崇拝する使用人(人外)達の物語り
狂いに狂ったダンスを踊ろう。
▲▲▲
なんでも許せる方向けの物語り
人外(悪魔)たちが登場予定。モブ殺害あり、人間を悪魔に変える表現あり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる