【完結】婚約破棄された悪役令嬢は、癒されるより、癒したい?

白雨 音

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最終話

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◆◆◆


『テオフィルが、あたしに、どんな制裁を受けさせるって?』
『その前に、あたしがテオフィルを跪かせてやるわ!』

テオフィルの弱点はフルールだと、エリアーヌは見当を付けていた。
二人は婚約解消をしているが、学園にフルールが居るという事は、
婚約解消は『嘘』とも考えられる。
フルールはテオフィルの名を出していた、二人がまだ繋がっている可能性は十分にあった。

それならば、フルールの名をとことん穢し、地に落としてやる!
落ちる所まで落とし、自分はエリアーヌに戻り、望み通りに学園を去ればいい。
怒りと復讐に燃える今のエリアーヌには、二人を陥れる事こそが最大の目標となっていた。


エリアーヌは部屋にあった刺繍を掻き集めた。
翌日、それを持ち、エリアーヌが仲良くしていた男子生徒たちに声を掛けた。
そして、気のあるフリをし、刺繍を渡した。
男子生徒たちは驚きながらも、喜んでいて、中には誘って来る者もいた。
エリアーヌはそのどれにも色良い返事をした。

テオフィルとフルールの婚約解消を知る者はおらず、学園では直ぐに噂になった。
フルールが男子生徒たちを誘っている、フルールは男好きだ___

それは、当然、テオフィルの耳にも入る。
今まで無視を決め込んでいたテオフィルも、流石に黙っている訳にはいかなくなったのだろう、教室で自分に声を掛けて来た。
エリアーヌの狙い通りに___

「随分、楽しんでいるようだね、ミス・メルシェ」

その声は硬く冷たかったが、逆にエリアーヌは一矢報いた事を喜んだ。
ふふ、苛々しているわ!もっと怒らせてやる!

「そんな、他人行儀な呼び方はお止めになって、テオ様!
最近、テオ様が素っ気無くされるので、あたし寂しくて…」

「残念だが、君なんかと仲良くした覚えは無いね」

テオフィルが冷たくはっきりと言ったので、
教室に居た生徒たちは驚きの視線を向けた。

「え?二人は婚約してるんだろ?」
「痴話喧嘩か?」
「けど、最近、ずっと無視してたよな…」
「あんだけ仲良かったのになー…」

エリアーヌは少しも動じてはいなかった。
テオフィルがフルールに冷たくすれば、フルールの印象はもっと悪くなるだろう。
フルールを軽薄な女性にしてやればいい___

「もう!テオ様ってば!他の男性方とお話したからといって、怒らないで!
刺繍もお渡ししましたけど、皆さん喜んでくれましたし、構わないでしょう?
あたし、人を喜ばせるのが好きなの、分かって下さるわね?」

「いや、勝手に刺繍をあげられては困る、君の作った物では無いだろう、
直ぐに取り戻してくるなら、許してもいいが___」

そんな気は無いんだろう?
そのオリーブグレーの目はそう嘲っていた。

「もう!怒らないで!愛しているのはあなただけよ!」

「僕は君なんて愛していない」

フルール=メルシェは、テオフィル=グノーから愛されていない!
言質を取ったエリアーヌは勢いに乗った。

「酷いわ!愛していないだなんて!あたしたち、婚約しているのに!」

エリアーヌは悦に入り、悲劇のヒロインの如く、大袈裟に訴えた。
だが、目の前に立つテオフィルは、悠然とし、悪い笑みを見せていた。
それに気付き、エリアーヌの背中に、冷たいものが落ちた。

「僕が婚約したのは君じゃない、君はフルールを騙る者だ、
直ぐに下手な芝居を止めて、ここから立ち去るんだな」

凛とした声に、教室中が鎮まり返った。

「まぁ!何をおっしゃいますの?あたしはフルールよ!
テオフィル様、お疲れなんじゃありませんか?」

自分を『フルールでは無い』と疑っている者はいない。
自分の方が有利だと、エリアーヌは堂々としていた。
テオは笑みを浮かべたまま、その目を光らせた。

「ならば、証明しよう、その指輪は僕があげた物ではないね」

「いいえ、テオフィル様から頂いた物ですわ!」

エリアーヌが左手を上げ堂々と言い放つと、
テオフィルは肩を揺らし、楽し気に笑った。

「いや、僕があげた指輪は特別な物でね、
とてもロマンチックな魔法が掛けられているんだ、
それが何か、君に分かるかな?」

この挑戦に、エリアーヌは当然、答える事は出来無い。

「指輪にはね、嵌めた相手にしか外せない魔法が掛けられているんだよ。
僕はこう見えて、独占欲の強い男なんだ」

テオが飄々と言い、肩を竦めた。

「なっ!?」

愕然とするエリアーヌの側に、ヴィクトリア=ゴーティエが立った。
彼女は、エリアーヌの手を掴むと、その指から指輪を引き抜いて見せた。
周囲は「おおおーー!!」と声を上げた。

「僕の指輪も同じだよ、これは、君じゃなく、本物のフルールに嵌めて貰った。
これが外せるなら、君と結婚してやってもいいよ」

テオフィルが、此れ見よがしに指輪の嵌められた手を上げて見せた。
当然だが、エリアーヌは動けなかった。

教室が騒然となる。

「おい、それって、どういう事だよ?」
「だから、あのフルール=メルシェは偽物なんだろ?」
「それで、テオフィル様はフルールに冷たかったって事か?」
「けど、良く似てるよなー」
「いや、それより、あれが偽物なら、本物は何処に居るんだ?」
「まさか、何か事件に巻き込まれてたりして…」
「取り敢えず、偽物に聞いてみようぜ」

エリアーヌは分が悪いと悟り、その場から走り去った。
テオフィルを嵌めるつもりが、逆に立場を悪くしてしまったと知る。

「テオフィルは、『あれ』を狙っていたのね!忌々しい!」

これでは、どれだけ『フルールが男好きだ』という噂を流しても、
『それは偽物だ』という事になってしまう。
このまま学園から去るという選択もあったが、エリアーヌはそれを選ばなかった。
何としても、テオフィルとフルールに一矢報いてやりたかったのだ。

「テオフィルもフルールも、絶対に許さないわ!!」

それが、この先の彼女の運命を決定付けるとは、思いもせずに___





翌日、エリアーヌが教室に入ると、自分の席に他の者が座っていた。
緩くカールした髪はストロベリーブロンド…
それだけで、誰だか分かる。

フルールのヤツ!!あたしを追い出す気ね!!
だけど、思い通りになんて、させないわ!!

エリアーヌは内心で舌打ちしたが、ぐっと抑え、何食わぬ顔で話掛けた。

「エリアーヌ!どうしたの!あなたは退学したでしょう?そこはあたしの席よ」

自分こそがフルールだと、周囲に知らせる様に話す。
すると、フルールは音も無く、椅子から立ち上がった。

「わたしがフルールです」

フルールの言葉に、教室中の生徒たちがざわめいた。

「おお!本物登場か!?」
「いや、どっちが本物だよ?」
「分かんねーな」

面白がる外野を、エリアーヌは「キッ」と睨み付けた。
フルールは落ち着いた声で話す。

「わたしがフルールだという証明は直ぐに出来ます。
髪色も目の色も変えられない、これは、わたしの色よ」

フルールの指が、その髪を靡かせる。
それは、染めた色とは違う、美しいストロベリーブロンドだった。
それに、目の色も良く見ると、二人は違う。
フルールの瞳は黄緑色で、エリアーヌの瞳は濃い緑色だ。

「悪いが」と、ヴィクトリアがエリアーヌの髪を掴み、液体を落とした。
すると、それは金色に変化した。

「本当だ!こっちがフルールだ!」「髪色が違うぞ!」

風向きが悪いと察したエリアーヌは、大声で叫んだ。

「あたしがフルールよ!こんな悪戯をするなんて酷いわ!
あなたは退学になったのよ!学園から出て行きなさい、エリアーヌ!」

エリアーヌは、自分が無意識に使っている魔力の事は知らなかったが、
経験上、同情を買い、大声で主張した者の勝ちだ、という認識はあった。
エリアーヌの魂の叫びに、思った通り周囲は戸惑いを見せた。

「いつも、あたしを困らせて!こんな事しないで、お願いよ、エリアーヌ…」

エリアーヌは腕を広げたが、フルールは頭を振り、拒否を示した。
そして、エリアーヌに悲しげな瞳を向けた。

「エリアーヌ、わたし、メルシェ家から籍を抜いたのよ」

「!?」

「フルール=メルシェはもういないの、わたしはもう、あなたの姉ではないの…」

フルールがメルシェ家を出た事を知らされていなかったエリアーヌは、
驚きに言葉を失くした。
周囲も状況が飲み込めずに、唖然としている。
そんな中、フルールを後から抱きしめる者がいた。

「そうだ、気易く触れないでくれ、僕の婚約者に___」


◆◆◆
◇◇◇


『フルールと縁切りをするならば、賠償金を支払う』

テオとの婚約を解消した事で、この先の援助を見込めなくなったメルシェ家の当主は、この条件を飲んだ。
テオは直ちに手続きを進めた。
わたしの籍をメルシェ家から抜くと、直ぐに、ゴーティエ家の養女にしたのだ。

ゴーティエ家…
つまり、わたしは、ヴィクの義理の妹になったのだった。
ゴーティエ家にこの話を頼みに行った時、一番歓迎してくれたのは、
ヴィクの曾祖父ガスパールだった。
誕生日パーティの時の事を覚えていてくれ、境遇にも同情してくれ、
「我がゴーティエ家で迎えたい」と言ってくれたのだった。

そして、わたしはフルール=ゴーティエとして、
再びテオフィル=グノーの婚約者になったのだった。

指には、今も変らず、銀色の指輪が輝いている。


「当然だけど、学園にもフルール=メルシェはいない。
登録されているのは、フルール=ゴーティエだけだ、
エリアーヌ、君の居場所はここには無いよ」

テオに冷たく告げられ、エリアーヌは憤慨した。
そして、まだ狂っている…自分はフルールだという演技を続けた。

「なんで、そんな事言うの!?あたしがフルールよ!!」

そんなエリアーヌに、わたしは語り掛けた。

「エリアーヌ、今のあなたは、メルシェ家のただ一人の娘、愛嬢よ、
それが望みだったのでしょう?」

『全部あたしから奪った!』
エリアーヌはそう言っていた。

二人で生まれた事への不満だろうか。
一人なら全て自分の物だったのに、別れてしまい、相手が良い物を奪っていった、そんな風に思っていたのか、エリアーヌは自分の片割れに、ずっと怒りを持っていたのだ。
エリアーヌが満足するには、フルールが消えるしかない。
自分がエリアーヌの一部ではなく、別の人間だと分からせる必要があった。

「エリアーヌ、自分を愛してあげて」

「ああああ!!煩い煩い!!あたしがフルールよ!!」

エリアーヌは絶叫し、腕を振り上げた。
その手から上がった炎は、迷う事無く、わたしに向かって放たれた。
だが、それはわたしに届く前に、掻き消えた。

わたしの方が魔力も強く、そして、わたしには頼りになる婚約者と仲間、
義理の姉も付いていた。

エリアーヌは尚も我儘な子供の様に暴れていたが、駆け付けた教師たちに拘束され、連れて行かれた。

「精神的に問題があるな」
「これは病ですね、然るべき施設入れられた方が良いでしょう」
「ふざけんな!!あたしは正常よー!!フルールよー!!」

エリアーヌは叫んでいたが、それに耳を貸す者はいなかった。





その後、エリアーヌは暫く施設で過ごす事になったと、テオから聞いた。

わたしはあの日、父の元から失踪した後、テオの手引きで、教員用の宿舎に住まわせて貰っていた。
身を隠しながら、主に温室の世話係として、薬草学の教師の手伝いをしていた。
それで、あの日、温室を荒そうとしたエリアーヌに気付き、止める事が出来たのだ。
だが、彼女を思い留まらせる事までは出来なかった。

エリアーヌが去り、
わたしはフルール=ゴーティエとして、学園に戻る事が出来た。

エリアーヌが男子生徒に配ったわたしの刺繍は、独占欲の強いらしいテオと、
親友思いのヒューゴが取り戻してくれた。

エリアーヌの正体が露見した事、そしてエリアーヌの魔力が消えた事で、
わたしに纏わる悪評は消えつつある。
だが、その事はあまり気にしてはいなかった。
わたしには、噂など信じずに、真っ直ぐに自分を見てくれる、
テオ、ヒューゴ、ヴィクが傍に居るからだ。

それに、学園の外では、わたしの悪評など、無いも同然だった。
もし、わたしを悪く言う者がいても、頼りになる未来の義妹が言い返してくれる。

結局、両親と妹からは愛される事はなかったが…

わたしは今、自由で、そして幸せだった。


学園の裏、あの小高い丘に上る。

今日のわたしは、独りではなく、テオと手を繋いでいる。
乱立する木々の間を通り抜けて、そこに辿り着く。

深い緑色の葉が生い茂る、高木。

「サーラが亡くなり、僕は抜け殻になっていた。
世の中の不条理を嘆き、出口を見付けられなくて、何に対しても気力が沸かなかった…」

テオが静かに打ち明けてくれた。

「魔法学園に来ても、それは一緒だった。
だけど、サーラが学園で一番好きだった場所、
『学園に入ったら必ず行ってみて』と言っていた場所には、行かなくてはいけないと思っていた。唯一、叶えられそうな約束だったからね」

「それで、あの日、入学式の後…
試験を終えて時間もあったし、行ってみる事にした。
サーラの説明では迷ってしまったけどね、何とか辿り着けたよ…」

テオは高木を仰ぎ、目を細めた。

「あの日は、白くちいさな花が沢山咲いていた、甘い香りがして…
とても清らかで、触れてはいけない様な…僕にはこの場所が、聖域に思えた。
そして、その中に、君がいた___」

わたしがあの日、ここで祈っていたのを、見ていた人がいた!?
思ってもみなかった。しかも、それが、テオだなんて…

『お願いです!婚約者だけは譲れません、譲りたくないんです!』
『どうか、妹から護らせて下さい___』

エリアーヌを恐れ、この先の不安に、精神的に追い詰められていた。
一番見られたく無い自分を、テオに見られてしまった…
気落ちし、隣に視線をやると、テオは薄く微笑み、遠い目をしていた。

「思わぬ先客に驚いたんだけど、君の言葉やその姿が、サーラと重なってね…
儚く、消えてしまいそうで…」

わたしが、サーラ様と…
わたしの頭に、いつかヴィクに見せて貰った、美しく繊細な王女の肖像が浮かんだ。

「それが、頭から離れなくて、どうしても気になってしまって…
気付くと、それまで空虚だった僕の内を、君がすっかり埋めてしまっていた。
教室で君をみつけた時、もう、抑える事は出来なかった。
その日から、君をみつめる事が、僕の常になっていた。
ヒューゴには散々、気持ち悪いとか、訴えられるぞと言われていたけどね…」

それで、ヒューゴもヴィクも、わたしを知っていて、直ぐに受け入れてくれたのね…
サーラの事や、テオを心配しているという事も、二人はわたしに話してくれた。
当時は聞いてしまって良いのだろうかと戸惑ったが、合点がいった。

「君を心配する事で、いつの間にか僕の内にあった傷は癒され、塞がっていた。
そして、いつの間にか、君を好きになっていた」

その告白に、わたしの胸はときめく。
だが、テオは銀色の髪を揺らし、嘆息した。

「だけど、君には婚約者がいた。
君は絶対に渡せないと言っていたしね…僕がどれ程好きでも、愛していても、
君を幸せにしたいと願っていても、諦めるしかないと。
あの日も、ずっと君をみていた、助ける事が出来てうれしかったよ___」

学園パーティの日の事だ。

「あの様な処を見られていたのですか…わたしは、さぞ惨めだったでしょう…」

どういう巡り合わせなのか、テオには度々、悲惨な姿を見られてしまっている様だ。
だが、テオは笑い、わたしを慰める様に抱きしめた。

「直ぐに駆け寄って、抱きしめたくなる程にね!
勿論、君には同情したし、相手に対しては怒りしかなかった。
だけど、僕は喜んでもいたんだ、僕にも機会が回って来たんだからね…」

「それでは、わたしを運んで下さったのは…」

「うん、勿論、僕だよ、君を他の者に触れさせるなんて、絶対に嫌だからね」

は、はい…
わたしは赤くなり俯いた。

「君の力になりたい、君を助けたい、それは本当だったよ、
その上で…君に僕を知ってもらい、恋して貰いたかった。
僕なら彼とは違う、君を大切にすると、ずっと思っていた…」

「あなたは、誰よりもわたしを大切にして下さいましたわ、
そして、わたしはあなたに恋をし、あなたを愛し、
あなたを知りたくて、今もずっとみつめていますわ」

「僕も、変らずに、君を愛し、みつめているよ、フルール」

テオがわたしに口付ける。
わたしは目を閉じ、喜びをもって、それを受けた。



「僕と婚約した時も、ここで誓ってくれていたね、うれしかったよ」

「聞かれていたのですか!?
でも、同じではありません、あなたの時は『愛』がありましたもの___」

笑い声が溶ける。

風が吹き、葉が重なり、それは囁く、祝福を。



魔法学園には、幾つかの聖域、秘密のサンクチュアリが存在する。
それは求める者にだけ、必要とする者にだけ、導きがある。

何を感じ、何をみつけ、何を手に入れるかは、その者次第。

さぁ、心を開いて、進んでごらん




《完》
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