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魔導世界
第16話 通りがかったら売れ残り品を譲り受けた
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それにしても、押しの強い人だった。ルーナさんもそうだったし、そうじゃないと魔導師なんてやれないかもしれないな。
「トージ! いいニオイがしてくるニャ~」
「うん? え、どこから?」
「あっちニャ!」
「あっ、コムギさん!?」
相変わらず自由奔放な猫さんだ。俺のペットでもない猫さんだし、魔導師ルーナ以外の命令は受けないあたり、本当に契約猫って感じなんだよな。
かくいう俺も猫カフェ常連だったのが染みついているせいか、それでもいいやと思ってしまっているわけだが。
気持ちの通じ合いじゃなくても、行動を共にしてくれるってだけでも有難い。
……それにしても、人間と猫ではやはり行動力に差が出るな。匂いがすると言って駆けて行ったコムギさんの姿は、すっかり探せなくなってしまった。
猫の嗅覚も違うだろうし、俺にはその匂いの場所が分からないままだ。
「そこのフード付きの白い服着たおっさん!」
……おっさん――あ、俺か。
サシャさんに貰ったホワイトコートはやっぱり目立ってしまうな。
声のする方に目をやると、そこには木箱に乗った背丈の低い男の子が店を構えていた。テントの前に置いてある古びたテーブルの上を見ると、何か分からないものが無造作に置かれている。
「……俺のことだよね?」
自分を指して確認してみるが、男の子は腰に手を当てて威圧感を与えてくる。
「おっさん以外、この町におっさんはあまりいない!」
あまりいないってことはないだろうけど、まあそれはいいとして。子供だけで店を出してるとしたらそれはそれで気になるところ。
「それもそうだね。え~と、君のお店では何を置いているの?」
「置いてない。もう店閉めるから。だからおっさんが全部持っていっていい!」
「ええ? いいと言われても……それは何なのかな?」
そういえば鑑定出来るようなスキルがないというか、全然意識してなかった。おそらくスキルアップをしていけば商人スキルのようなものが使えるようになると思うんだが、コムギさんしか気にしていなかったな。
「で、どうなんだよ? 今なら全部タダで譲る! タダが嫌なら、邪魔をしたセキニンで銀貨……じゃなくて、金貨をもらう! はっきりしろ~!」
「今ならタダなんだね? そ、それなら貰うよ!」
よく分からない商品に金貨を払うのは流石に厳しい。商売の邪魔をしたつもりもないけど、たまたま目についたのかもしれないな。
「よしっ! じゃあおいらは里に帰る。机の上の物は全部好きにしていいからな! じゃあな~おっさん」
木箱に乗っていたから分からなかったが、男の子は思っていた以上に小さかった。
……それにしても無料で貰ったのはいいけど、どう見てもガラクタのような気が。今は収納的なものもないし、魔導四輪車も整備中でこんなに大量の物をどうやって持っていけばいいのやら。
足下に袋のようなものは見えるが、どうしたものか。
何せ大量にあるのはほとんどが煤だらけの塊で、あとは削られた岩のような壊れた武器、それから黒焦げで原形をとどめていない石のようなものしかない。
「うわ、やられちまったな!」
「人が良さそうだからだろうな」
「全く、あの里の爺さんたちもちゃんと叱ってくれよな……」
などと、俺が途方に暮れそうになるくらい眺めていると、近くのテント商人たちが声をかけてきた。
「あの~何かご存じなんですか?」
俺の言葉に、アイゼルクラスマーケットで長く商売をしていそうな老商人たちが、互いに顔を見合わせ首を振っている。
様子を見る限り、あの男の子は何度か店じまい行為を繰り返しているような感じだ。
――というか、おっさんじゃないけど老商人率が高いな。
「にいちゃん。そいつはな、ドワーフの里で作られた失敗作ってやつだ。時々ここの空きテントに来ては、人が良さそうな人間に譲るって言って押し付けてくるのさ!」
「ええっ!?」
ドワーフ……やはりいるんだな。どうりで背丈の低さ以上に小さいと思った。しかし、貰ってしまった物を返しにいくのも簡単じゃないし文句を言いに行くのも何か違う。
「ドワーフの里というのはどこにあるんですか?」
何か変なことでも言ったかというくらい、商人たちはこぞって目を丸くしている。
「……え? 何かおかしなこと言いましたか?」
「白いコートを着ているが、にいちゃんは魔法使いか?」
「いいえ。商人ですよ」
ああ、見た目だけなら魔法使いと思われてしまうのか。
「行くつもりならやめときな」
「里はとてもじゃないが歩いて行ける場所にはないぞ。魔法が使えるとか冒険者でも雇わないとたどり着けんよ」
「それが狙いでここに来てるからな。諦めてどうにかするしかないぞ」
タダほど高くつくものはない――ってやつか。
「どうにかというと、持ち帰って自分で売るか処分ですか?」
老商人たちは無言で一斉に頷いてみせた。
「なるほど。ドワーフの里には後で行くかもしれませんし、今はどうにかして持ち帰ることにします。どんな物であれ、譲り受けましたからね」
何事も前向きにいけば何とかなる。幸いにも、床にズタ袋が落ちてるし、大量に入れるにはちょうどいい。
「……しょっと」
ほぼ担ぐ形になりながら、全ての物を袋に入れてコムギさんを探すことにした。どこか修行の旅に行けそうな見た目になってしまったが、これも異世界の洗礼と思えばどうってことはない。
「――って、あれっ?」
「どうした、にいちゃん」
「あ、いえ……」
「フラフラしてるみたいだが、気を付けて歩きなよ」
「はい、ありがとうございます!」
ドワーフの里とドワーフの子供のことを教えてくれた老商人たちから離れ、しばらくマーケット周辺を歩く。
周りからは重そうな袋で今にも倒れそうに思われていそうだったが、実は全然重くない。それどころか本当に大量の物を入れたのか疑いたくなるくらい軽くなっている。
歩いている途中でどこかに落としまくったかと思っていたが、穴が開いているわけでもなく、ズタ袋の膨らみは大量の物が入ったままだ。
あそこに落ちていたズタ袋は間違いなくドワーフの子供が放置していたもので、特別な効果があるようには思えなかった。
そうなるとこの軽さはどういうことなのか。
「ニャフ~! 満足満足ニャ~」
ズタ袋に疑問を持ちながらマーケット周辺を歩き続けていたら、テントの間からコムギさんが歩いて出てきた。
コムギさんからは、グルグルとした喉を鳴らす音が漏れ聞こえてくる。
どこかで何か美味しそうなものを食べてきたのかな?
「ニャ? トージが持っている袋はなんニャ?」
「ああ、これはね……」
中身を見てもらえば分かるかもしれない――そう思って、コムギさんの前に袋を置いてあげた。
「シャー!! 何なのニャ! 重くてちっとも動かせないニャ!!」
そうかと思ったら、動かせない袋に向かってコムギさんは威嚇を始めた。
「あれっ? え、何で?」
道具袋的なものを手にした俺だけが軽いってことは、スキルなのか?
「トージ! いいニオイがしてくるニャ~」
「うん? え、どこから?」
「あっちニャ!」
「あっ、コムギさん!?」
相変わらず自由奔放な猫さんだ。俺のペットでもない猫さんだし、魔導師ルーナ以外の命令は受けないあたり、本当に契約猫って感じなんだよな。
かくいう俺も猫カフェ常連だったのが染みついているせいか、それでもいいやと思ってしまっているわけだが。
気持ちの通じ合いじゃなくても、行動を共にしてくれるってだけでも有難い。
……それにしても、人間と猫ではやはり行動力に差が出るな。匂いがすると言って駆けて行ったコムギさんの姿は、すっかり探せなくなってしまった。
猫の嗅覚も違うだろうし、俺にはその匂いの場所が分からないままだ。
「そこのフード付きの白い服着たおっさん!」
……おっさん――あ、俺か。
サシャさんに貰ったホワイトコートはやっぱり目立ってしまうな。
声のする方に目をやると、そこには木箱に乗った背丈の低い男の子が店を構えていた。テントの前に置いてある古びたテーブルの上を見ると、何か分からないものが無造作に置かれている。
「……俺のことだよね?」
自分を指して確認してみるが、男の子は腰に手を当てて威圧感を与えてくる。
「おっさん以外、この町におっさんはあまりいない!」
あまりいないってことはないだろうけど、まあそれはいいとして。子供だけで店を出してるとしたらそれはそれで気になるところ。
「それもそうだね。え~と、君のお店では何を置いているの?」
「置いてない。もう店閉めるから。だからおっさんが全部持っていっていい!」
「ええ? いいと言われても……それは何なのかな?」
そういえば鑑定出来るようなスキルがないというか、全然意識してなかった。おそらくスキルアップをしていけば商人スキルのようなものが使えるようになると思うんだが、コムギさんしか気にしていなかったな。
「で、どうなんだよ? 今なら全部タダで譲る! タダが嫌なら、邪魔をしたセキニンで銀貨……じゃなくて、金貨をもらう! はっきりしろ~!」
「今ならタダなんだね? そ、それなら貰うよ!」
よく分からない商品に金貨を払うのは流石に厳しい。商売の邪魔をしたつもりもないけど、たまたま目についたのかもしれないな。
「よしっ! じゃあおいらは里に帰る。机の上の物は全部好きにしていいからな! じゃあな~おっさん」
木箱に乗っていたから分からなかったが、男の子は思っていた以上に小さかった。
……それにしても無料で貰ったのはいいけど、どう見てもガラクタのような気が。今は収納的なものもないし、魔導四輪車も整備中でこんなに大量の物をどうやって持っていけばいいのやら。
足下に袋のようなものは見えるが、どうしたものか。
何せ大量にあるのはほとんどが煤だらけの塊で、あとは削られた岩のような壊れた武器、それから黒焦げで原形をとどめていない石のようなものしかない。
「うわ、やられちまったな!」
「人が良さそうだからだろうな」
「全く、あの里の爺さんたちもちゃんと叱ってくれよな……」
などと、俺が途方に暮れそうになるくらい眺めていると、近くのテント商人たちが声をかけてきた。
「あの~何かご存じなんですか?」
俺の言葉に、アイゼルクラスマーケットで長く商売をしていそうな老商人たちが、互いに顔を見合わせ首を振っている。
様子を見る限り、あの男の子は何度か店じまい行為を繰り返しているような感じだ。
――というか、おっさんじゃないけど老商人率が高いな。
「にいちゃん。そいつはな、ドワーフの里で作られた失敗作ってやつだ。時々ここの空きテントに来ては、人が良さそうな人間に譲るって言って押し付けてくるのさ!」
「ええっ!?」
ドワーフ……やはりいるんだな。どうりで背丈の低さ以上に小さいと思った。しかし、貰ってしまった物を返しにいくのも簡単じゃないし文句を言いに行くのも何か違う。
「ドワーフの里というのはどこにあるんですか?」
何か変なことでも言ったかというくらい、商人たちはこぞって目を丸くしている。
「……え? 何かおかしなこと言いましたか?」
「白いコートを着ているが、にいちゃんは魔法使いか?」
「いいえ。商人ですよ」
ああ、見た目だけなら魔法使いと思われてしまうのか。
「行くつもりならやめときな」
「里はとてもじゃないが歩いて行ける場所にはないぞ。魔法が使えるとか冒険者でも雇わないとたどり着けんよ」
「それが狙いでここに来てるからな。諦めてどうにかするしかないぞ」
タダほど高くつくものはない――ってやつか。
「どうにかというと、持ち帰って自分で売るか処分ですか?」
老商人たちは無言で一斉に頷いてみせた。
「なるほど。ドワーフの里には後で行くかもしれませんし、今はどうにかして持ち帰ることにします。どんな物であれ、譲り受けましたからね」
何事も前向きにいけば何とかなる。幸いにも、床にズタ袋が落ちてるし、大量に入れるにはちょうどいい。
「……しょっと」
ほぼ担ぐ形になりながら、全ての物を袋に入れてコムギさんを探すことにした。どこか修行の旅に行けそうな見た目になってしまったが、これも異世界の洗礼と思えばどうってことはない。
「――って、あれっ?」
「どうした、にいちゃん」
「あ、いえ……」
「フラフラしてるみたいだが、気を付けて歩きなよ」
「はい、ありがとうございます!」
ドワーフの里とドワーフの子供のことを教えてくれた老商人たちから離れ、しばらくマーケット周辺を歩く。
周りからは重そうな袋で今にも倒れそうに思われていそうだったが、実は全然重くない。それどころか本当に大量の物を入れたのか疑いたくなるくらい軽くなっている。
歩いている途中でどこかに落としまくったかと思っていたが、穴が開いているわけでもなく、ズタ袋の膨らみは大量の物が入ったままだ。
あそこに落ちていたズタ袋は間違いなくドワーフの子供が放置していたもので、特別な効果があるようには思えなかった。
そうなるとこの軽さはどういうことなのか。
「ニャフ~! 満足満足ニャ~」
ズタ袋に疑問を持ちながらマーケット周辺を歩き続けていたら、テントの間からコムギさんが歩いて出てきた。
コムギさんからは、グルグルとした喉を鳴らす音が漏れ聞こえてくる。
どこかで何か美味しそうなものを食べてきたのかな?
「ニャ? トージが持っている袋はなんニャ?」
「ああ、これはね……」
中身を見てもらえば分かるかもしれない――そう思って、コムギさんの前に袋を置いてあげた。
「シャー!! 何なのニャ! 重くてちっとも動かせないニャ!!」
そうかと思ったら、動かせない袋に向かってコムギさんは威嚇を始めた。
「あれっ? え、何で?」
道具袋的なものを手にした俺だけが軽いってことは、スキルなのか?
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