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魔導世界
第21話 猫さんのもふもふヒーリング
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魔導車で道なりに進むと、途端に下り坂になったかと思えば、壮大な岩の崖が眼前に見えてくる。波の浸食によって作られた洞窟が王都への入り口になっていて、簡単には来られないような場所みたいだ。
「お待ちしていましたよ、ムギヤマさん!」
天然岩で出来た門の前で回復士をしていた青年が俺を出迎えてくれた。革鎧を着ていた格好とはうって変わり、騎士が着るようなコットン製のタバードに着替えていた。
「名乗りが遅れましたが、オレはロードと言います。冒険者としては駆け出しなのですが、王都のことは誰よりも詳しいつもりです。どうぞオレを頼ってください!」
やはり駆け出し冒険者だったんだな。見目姿だけで判断しても年若く、二十代前半くらいに見える。
「もちろん頼りにしていますよ!」
彼だけを見て判断は出来ない以上、言葉遣いを今すぐ変えるのは控えておく。もしかすれば、階級の高い貴族なのかもしれないからだ。
「実はここから崖の上を目指して行くのですが、ロディアーク王都は実は崖の上に築かれた規模の小さな都市なんです。五十メートル以上の高さにありまして、広くて長い岩の上に建っていて昔からの建物が残る街並みなんですよ」
そうすると魔導車は崖の上には行けないな。
「魔導車はここに止めていくことになりますが、問題ないですか?」
「そうですね、道幅が狭くなりますのでその方がいいと思います」
念のためタブレットだけ持っていくか。新規のお客さんがつきそうだし、ロードのように定期購入を希望する人がいるかもしれない。
「ニャ~ン」
コムギさんは相変わらず猫さんのままだ。黙っていても王都についていってくれるとは思うが、過剰だった猫王国の例もあるし一応訊いておかねば。
「ロードさん。猫さんを連れていっても平気ですよね?」
「もちろんですよ。その猫さんがオレたちを応援してくれた気もしていますからね! お礼も兼ねて撫でたいのですが、オレが撫でても怒りませんか?」
あれ、もしかして猫が好きなんだろうか?
もしそうなら話が合いそうだけど。
確認のためコムギさんを見てみると、頭を撫でられてもいいといった感じで首を下げ目を細めている。
「いやぁ、可愛いなぁ。王都には猫さんがいないので、こうして触れられるだけでも嬉しいですよ」
「ゴロゴロ~……」
「やった、喉を鳴らしてる!」
「そうですね、喜んでいると思います」
くっ、羨ましい……。
最近は全然もふもふ出来てないし、落ち着いてなでなでする機会も減ってしまっているんだよな。
商売繁盛の招き猫さんとしては成功ではあるものの、ビジネス猫さんとして考えると、猫カフェの時よりも密着した可愛がりが出来ないというか、しづらくなってしまった気がする。
金貨は順調に稼ぐことは出来ているけど、魔導石はそう上手く入手出来ていないから、どうしても魔導師ルーナのお伺いを立ててしまいがちだ。
この場にいなくてもコムギさんを通して見えているだろうし、気を遣うようになってしまったというか。
「……ムギヤマさんも撫でていいんじゃないですかね」
「え、私も?」
「ムギヤマさんの猫さんじゃないにしろ、行動を共にされているのでしたら時々頭を撫でてあげたら喜ぶと思いますよ」
「そ、そうですかね?」
ロードに撫でられているコムギさんを気にしてみると、見透かされているかのように彼女は俺をジッと見つめている。
「ニャ~!」
そして高い声で鳴いてくれた。
「で、では……」
「ウニャ」
「ぬほほほ~」
今まで我慢していたかのように、コムギさんは俺の顔に抱きついてきて耳元に顔をくっつけてくる。
「(トージは考えすぎなのニャ)」
「い、いやぁ~……はははは」
くすぐったさを感じつつ、コムギさんの言葉ですっかり疲れが取れた気がした。
「緊張がほぐれたようで何よりです」
「――! ど、どうも」
気づかないうちに顔が強張っていたのだろうか。
「王都は初めてのようですけど、その辺の町や魔導師がいるとされている拠点よりも居心地はいいはずです。ムギヤマさんのような商人さんでしたらみんな歓迎しますよ」
商人が歓迎されるなら嬉しいが、そうなると格好も気にしておかなければ。
「私の服装……白コートは問題ありませんか?」
冒険者パーティーたちと違って戦いに加わったわけじゃないが、段ボール箱にいくつか触れたことで若干の薄汚れが生じている。
「……そうですね。もしムギヤマさんが気にされているようでしたら、王国制式の礼服をお貸ししますよ。王都に来られるお客様用の礼服ですので、王都の者が見たらすぐに気づいてしまいますけどね」
それはまた、別の意味で注目を浴びてしまうアイテム!
商売をしたいだけであまり目立ちたくはないのだが、目の前の青年の口ぶりだとすでに王都内で恩人扱いとして出迎えられる予感しかしない。
「お言葉に甘えて、王都にいる間だけでも貸していただければ……」
「決まりですね! それでは猫さんもご一緒に、ロディアーク王都の中枢へ進みましょう!」
「ニャ~」
「お願いします」
回復士の青年ロードに案内され崖の上にたどり着くと、そこには色とりどりの家屋が連なり、まるで絵画のように美しい景色が飛び込んでくる。
手前は家屋が中心だが、進むにつれ商業的な建物が目立ち始め、中枢とされる奥には古城らしき高い建造物が見えている。
その光景だけで判断すれば、王国はかなり大きい国なのではないだろうか。
「では、こちらが礼服になります。着替えをされる際は家屋の壁際でしたら誰も気にしません」
王都内に進んだところで、ロードは衛兵から礼服を即座に受け取ってすぐに渡してくれた。
何とも派手な深紅色の礼服で王国の紋章が胸の上に縫われている。
「そ、そうします」
「それと、ムギヤマさん。商人ギルドはこの先にある噴水の近くにあります。それから、冒険者の酒場も近くにありますので顔見せだけでもお願いします」
「は、はい」
なんかいっぺんに言われてしまったな。
「オレは少し外れますので、オレに気にせず王都を自由に歩き回ってみてください」
「え?」
ずっと案内してくれるかと思いきや、俺からあっさりと離れていった。やはり王都での地位が高い青年なのかもしれない。
「商売頑張ってニャ~」
「コ、コムギさんまで?」
本来一人で取引しなければならない商人なのは分かっていたが、王都に着いた途端コムギさんはいつもの散歩、ロードさんもあっという間にいなくなってしまった。
とりあえずギルドに行って挨拶しておくか。ミナギリンα以外の商品を探して取引出来るいい機会だしな。
そう思いながら、家屋付近のひと気が少ないところを探し歩くことにした。
「そこのおっさん! 礼服を手にしてるおっさん! こっちだ、こっち」
「お待ちしていましたよ、ムギヤマさん!」
天然岩で出来た門の前で回復士をしていた青年が俺を出迎えてくれた。革鎧を着ていた格好とはうって変わり、騎士が着るようなコットン製のタバードに着替えていた。
「名乗りが遅れましたが、オレはロードと言います。冒険者としては駆け出しなのですが、王都のことは誰よりも詳しいつもりです。どうぞオレを頼ってください!」
やはり駆け出し冒険者だったんだな。見目姿だけで判断しても年若く、二十代前半くらいに見える。
「もちろん頼りにしていますよ!」
彼だけを見て判断は出来ない以上、言葉遣いを今すぐ変えるのは控えておく。もしかすれば、階級の高い貴族なのかもしれないからだ。
「実はここから崖の上を目指して行くのですが、ロディアーク王都は実は崖の上に築かれた規模の小さな都市なんです。五十メートル以上の高さにありまして、広くて長い岩の上に建っていて昔からの建物が残る街並みなんですよ」
そうすると魔導車は崖の上には行けないな。
「魔導車はここに止めていくことになりますが、問題ないですか?」
「そうですね、道幅が狭くなりますのでその方がいいと思います」
念のためタブレットだけ持っていくか。新規のお客さんがつきそうだし、ロードのように定期購入を希望する人がいるかもしれない。
「ニャ~ン」
コムギさんは相変わらず猫さんのままだ。黙っていても王都についていってくれるとは思うが、過剰だった猫王国の例もあるし一応訊いておかねば。
「ロードさん。猫さんを連れていっても平気ですよね?」
「もちろんですよ。その猫さんがオレたちを応援してくれた気もしていますからね! お礼も兼ねて撫でたいのですが、オレが撫でても怒りませんか?」
あれ、もしかして猫が好きなんだろうか?
もしそうなら話が合いそうだけど。
確認のためコムギさんを見てみると、頭を撫でられてもいいといった感じで首を下げ目を細めている。
「いやぁ、可愛いなぁ。王都には猫さんがいないので、こうして触れられるだけでも嬉しいですよ」
「ゴロゴロ~……」
「やった、喉を鳴らしてる!」
「そうですね、喜んでいると思います」
くっ、羨ましい……。
最近は全然もふもふ出来てないし、落ち着いてなでなでする機会も減ってしまっているんだよな。
商売繁盛の招き猫さんとしては成功ではあるものの、ビジネス猫さんとして考えると、猫カフェの時よりも密着した可愛がりが出来ないというか、しづらくなってしまった気がする。
金貨は順調に稼ぐことは出来ているけど、魔導石はそう上手く入手出来ていないから、どうしても魔導師ルーナのお伺いを立ててしまいがちだ。
この場にいなくてもコムギさんを通して見えているだろうし、気を遣うようになってしまったというか。
「……ムギヤマさんも撫でていいんじゃないですかね」
「え、私も?」
「ムギヤマさんの猫さんじゃないにしろ、行動を共にされているのでしたら時々頭を撫でてあげたら喜ぶと思いますよ」
「そ、そうですかね?」
ロードに撫でられているコムギさんを気にしてみると、見透かされているかのように彼女は俺をジッと見つめている。
「ニャ~!」
そして高い声で鳴いてくれた。
「で、では……」
「ウニャ」
「ぬほほほ~」
今まで我慢していたかのように、コムギさんは俺の顔に抱きついてきて耳元に顔をくっつけてくる。
「(トージは考えすぎなのニャ)」
「い、いやぁ~……はははは」
くすぐったさを感じつつ、コムギさんの言葉ですっかり疲れが取れた気がした。
「緊張がほぐれたようで何よりです」
「――! ど、どうも」
気づかないうちに顔が強張っていたのだろうか。
「王都は初めてのようですけど、その辺の町や魔導師がいるとされている拠点よりも居心地はいいはずです。ムギヤマさんのような商人さんでしたらみんな歓迎しますよ」
商人が歓迎されるなら嬉しいが、そうなると格好も気にしておかなければ。
「私の服装……白コートは問題ありませんか?」
冒険者パーティーたちと違って戦いに加わったわけじゃないが、段ボール箱にいくつか触れたことで若干の薄汚れが生じている。
「……そうですね。もしムギヤマさんが気にされているようでしたら、王国制式の礼服をお貸ししますよ。王都に来られるお客様用の礼服ですので、王都の者が見たらすぐに気づいてしまいますけどね」
それはまた、別の意味で注目を浴びてしまうアイテム!
商売をしたいだけであまり目立ちたくはないのだが、目の前の青年の口ぶりだとすでに王都内で恩人扱いとして出迎えられる予感しかしない。
「お言葉に甘えて、王都にいる間だけでも貸していただければ……」
「決まりですね! それでは猫さんもご一緒に、ロディアーク王都の中枢へ進みましょう!」
「ニャ~」
「お願いします」
回復士の青年ロードに案内され崖の上にたどり着くと、そこには色とりどりの家屋が連なり、まるで絵画のように美しい景色が飛び込んでくる。
手前は家屋が中心だが、進むにつれ商業的な建物が目立ち始め、中枢とされる奥には古城らしき高い建造物が見えている。
その光景だけで判断すれば、王国はかなり大きい国なのではないだろうか。
「では、こちらが礼服になります。着替えをされる際は家屋の壁際でしたら誰も気にしません」
王都内に進んだところで、ロードは衛兵から礼服を即座に受け取ってすぐに渡してくれた。
何とも派手な深紅色の礼服で王国の紋章が胸の上に縫われている。
「そ、そうします」
「それと、ムギヤマさん。商人ギルドはこの先にある噴水の近くにあります。それから、冒険者の酒場も近くにありますので顔見せだけでもお願いします」
「は、はい」
なんかいっぺんに言われてしまったな。
「オレは少し外れますので、オレに気にせず王都を自由に歩き回ってみてください」
「え?」
ずっと案内してくれるかと思いきや、俺からあっさりと離れていった。やはり王都での地位が高い青年なのかもしれない。
「商売頑張ってニャ~」
「コ、コムギさんまで?」
本来一人で取引しなければならない商人なのは分かっていたが、王都に着いた途端コムギさんはいつもの散歩、ロードさんもあっという間にいなくなってしまった。
とりあえずギルドに行って挨拶しておくか。ミナギリンα以外の商品を探して取引出来るいい機会だしな。
そう思いながら、家屋付近のひと気が少ないところを探し歩くことにした。
「そこのおっさん! 礼服を手にしてるおっさん! こっちだ、こっち」
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