53 / 73
アフターストーリー 1
ワンルーム暮らしの猫好きおじさん
しおりを挟む
大好きな猫と異世界で暮らすことを決めてからかれこれ一年が経とうとしている。
ムギヤマトージ(50)として、向こう(日本のどこか)の世界のように移動販売を各地に広めながら過ごしていた俺は、美人猫のコムギさんとどこかで落ち着きたいと願っていた。
それが叶ったのは、コムギさんが正式に俺のパートナーとなり、猫魔導師や他の魔導師に認められてからだ。
「着いたニャ~」
「コムギさん、お疲れ様」
気ままに移動販売をしながら各地を訪れていた時、俺とコムギさんは辺境の漁村メルバにたどり着く。
そこはとても小さな村だった。
村に入ってすぐのところにあった小さな宿屋の主人が真っ先に声をかけてきたが、無類の猫好きだったらしく、主人とはすぐに打ち解けた。
離れの部屋が空いているという話を聞かされた俺は、コムギさんと相談してメルバ漁村で暮らすことを即決。
「お部屋が借りられて良かったニャ~!」
「狭いワンルームでごめんね」
「トージと二人だけなら全然狭くないニャ」
コムギさんとは今まで魔導車で寝泊まりをしていた。亜空間で空間を広く使えたりも出来たが、そこはあくまで亜空間で形成された場所。
魔導車空間でも問題はなかったが、やはりきちんとした部屋にいたい。そんな夢が叶い、ようやく一つの場所に落ち着くことが出来た。俺にとってもコムギさんにとっても最高の環境を見つけたと言ってもいいかもしれない場所だった。
……漁村にある崖の一部をくり貫いて作られた部屋だとは思わなかったけど。
漁村に暮らしているのは十数人程度、この村には冒険者や旅人の姿もない。
まずはここに暮らす人を相手に商売をしようと思っていたが、俺の膝の上でくつろぐコムギさんは俺の顔をじっと見上げながら――
「――トージと一緒に暮らせるなんて嬉しいニャ~。せっかく一緒にいられるようになったし、しばらく動かずにいるのもいいかもしれないニャ」
……などと、意外なことを提案された。
「え? 動かずにしばらく休む? それって、移動販売だけじゃなくて商売も休むって意味かな?」
「ウニャ」
「そっか~。それもいいのかもしれないね」
異世界に来てから、真の意味でのんびりするといったことは出来ていなかった。この世界に慣れるために動いたり、商売をするために各地へ動いたりといった感じでゆっくりする時間は限られていた。
それにコムギさんのことだから、もしかしたら俺をこの世界に招いた責任を感じての言葉かも――そう思うと、思わず顔がにやけてしまう。
「笑ってる場合じゃないニャ。そもそもトージは働き過ぎなのニャ!」
「え、そ、そうかな?」
まさか怒られるとは。
漁村の人たちにも商売が出来れば――と考えていたが、商売そのものを休めと言うコムギさんの言葉は俺にはとても優しく、ありがたい話に聞こえた。
「そうだね。うん、休むことにするよ」
「それがいいニャ~」
俺の返事にコムギさんは、目を閉じ喉をゴロゴロと鳴らしながら満足そうに眠りだした。
……何もしないで部屋でのんびりするのがこんなにも幸せだなんて。
コムギさんを抱っこしながら、ワンルームでモフモフな暮らしを過ごす日々――あぁ、幸せ過ぎる。
誰に邪魔されるでもない、こんな日が続けばいいなと思いつつ、流石に自分が食べるものやコムギさんの食事は何とか確保しなければならない。
幸いにして俺には移動販売スキルですぐにネット注文が出来る。石板《タブレット》を使えば、いつでも手に入るのはやっててよかったなと思えるくらいに。
「コムギさん。お昼なに食べる?」
「鶏のささみがいいニャ」
コムギさんに美味しいささみを食べさせてあげたい。そう思いながら、石板の注文画面を開く。
「あれ……?」
しかし、どういうわけか全く反応がない。
最近自分のスキルをほとんど使うことがなかった。それだけに不具合でも起きたのかと触りまくるも、俺のスキルなんてあくまで石板をネット倉庫として動かすことくらい。
試しに金貨を画面に近づけるも、特に何の反応もなくどうすることも出来ない。こんな時に近くに魔導師がいればいいのになんて弱音を吐きたくなるも。
「使えないのニャ?」
異変に気付いたのか、コムギさんがすぐに声をかけてくれた。
「うん……どうすればいいのかな」
俺の戸惑いにコムギさんは首を傾げるもコムギさんは何か閃いたのか、俺から離れた。
「トージのスキルが使えないなら私がおつかいに行けばいいのニャ~」
「え? おつかい?」
「行ってくるニャ~。トージはゆっくり休んでてニャ」
そう言ってどこかに出かけてしまった。
コムギさんは俺が落ち込む暇もないくらいポジティブな猫さんだった。
「トージ、起きてニャ」
何も出来ない以上動きようもないので部屋で寝転がりながらコムギさんの帰りを待っていると、いつの間にか眠っていたのか俺を起こす声と体を揺らす可愛い手が目の前にあった。
体を起こすと、コムギさんの隣に誰かが立っているのが見えた。
「とりあえず連れてきたニャ~」
コムギさんが連れてきたのは、猫魔導師のシャムガルド――猫獣人のシャムだった。俺には分からないシグナル的な知らせで連れてきたのかもしれない。
「ムギヤマくんお久しぶりなのだ!」
「そうですね。お久しぶりです」
シャムガルドは使い魔養成スクールの猫獣人で、コムギさんを輩出した猫帝国の魔導師でもある。小柄な猫獣人だが、とても偉い立場の女性だ。
……結構ヘマをするけど。
「ムギヤマくんには不便をかけるけど、原因を探れるのは石板を作った魔導師じゃないと分からないのだ。だからしばらく石板と魔導車を預けてもらうしかないのだ」
彼女が提案したのは魔導車と石板のメンテナンスをすることだった。
「預ける? むむ……」
しかし、魔導師の手によって与えられた物だしそれが最善かもしれない。
「そうするしかなさそうですね」
「落ち込むことはないのだ! ムギヤマくんにはコムギがいるのだ。力があるコムギがおつかいに出れば、ムギヤマくんはここでのんびり出来るのだ」
「それはそうですが……」
せっかくコムギさんとのんびり過ごすつもりだったのに、まさか商売スキルが使えなくなるなんて。
しかしコムギさんはあまり気にしていないようで。
「トージのためにおつかい頑張るニャ~! トージにはお部屋で休んでて欲しいニャ」
そう言って張り切るコムギさんが凄く可愛かった。
ムギヤマトージ(50)として、向こう(日本のどこか)の世界のように移動販売を各地に広めながら過ごしていた俺は、美人猫のコムギさんとどこかで落ち着きたいと願っていた。
それが叶ったのは、コムギさんが正式に俺のパートナーとなり、猫魔導師や他の魔導師に認められてからだ。
「着いたニャ~」
「コムギさん、お疲れ様」
気ままに移動販売をしながら各地を訪れていた時、俺とコムギさんは辺境の漁村メルバにたどり着く。
そこはとても小さな村だった。
村に入ってすぐのところにあった小さな宿屋の主人が真っ先に声をかけてきたが、無類の猫好きだったらしく、主人とはすぐに打ち解けた。
離れの部屋が空いているという話を聞かされた俺は、コムギさんと相談してメルバ漁村で暮らすことを即決。
「お部屋が借りられて良かったニャ~!」
「狭いワンルームでごめんね」
「トージと二人だけなら全然狭くないニャ」
コムギさんとは今まで魔導車で寝泊まりをしていた。亜空間で空間を広く使えたりも出来たが、そこはあくまで亜空間で形成された場所。
魔導車空間でも問題はなかったが、やはりきちんとした部屋にいたい。そんな夢が叶い、ようやく一つの場所に落ち着くことが出来た。俺にとってもコムギさんにとっても最高の環境を見つけたと言ってもいいかもしれない場所だった。
……漁村にある崖の一部をくり貫いて作られた部屋だとは思わなかったけど。
漁村に暮らしているのは十数人程度、この村には冒険者や旅人の姿もない。
まずはここに暮らす人を相手に商売をしようと思っていたが、俺の膝の上でくつろぐコムギさんは俺の顔をじっと見上げながら――
「――トージと一緒に暮らせるなんて嬉しいニャ~。せっかく一緒にいられるようになったし、しばらく動かずにいるのもいいかもしれないニャ」
……などと、意外なことを提案された。
「え? 動かずにしばらく休む? それって、移動販売だけじゃなくて商売も休むって意味かな?」
「ウニャ」
「そっか~。それもいいのかもしれないね」
異世界に来てから、真の意味でのんびりするといったことは出来ていなかった。この世界に慣れるために動いたり、商売をするために各地へ動いたりといった感じでゆっくりする時間は限られていた。
それにコムギさんのことだから、もしかしたら俺をこの世界に招いた責任を感じての言葉かも――そう思うと、思わず顔がにやけてしまう。
「笑ってる場合じゃないニャ。そもそもトージは働き過ぎなのニャ!」
「え、そ、そうかな?」
まさか怒られるとは。
漁村の人たちにも商売が出来れば――と考えていたが、商売そのものを休めと言うコムギさんの言葉は俺にはとても優しく、ありがたい話に聞こえた。
「そうだね。うん、休むことにするよ」
「それがいいニャ~」
俺の返事にコムギさんは、目を閉じ喉をゴロゴロと鳴らしながら満足そうに眠りだした。
……何もしないで部屋でのんびりするのがこんなにも幸せだなんて。
コムギさんを抱っこしながら、ワンルームでモフモフな暮らしを過ごす日々――あぁ、幸せ過ぎる。
誰に邪魔されるでもない、こんな日が続けばいいなと思いつつ、流石に自分が食べるものやコムギさんの食事は何とか確保しなければならない。
幸いにして俺には移動販売スキルですぐにネット注文が出来る。石板《タブレット》を使えば、いつでも手に入るのはやっててよかったなと思えるくらいに。
「コムギさん。お昼なに食べる?」
「鶏のささみがいいニャ」
コムギさんに美味しいささみを食べさせてあげたい。そう思いながら、石板の注文画面を開く。
「あれ……?」
しかし、どういうわけか全く反応がない。
最近自分のスキルをほとんど使うことがなかった。それだけに不具合でも起きたのかと触りまくるも、俺のスキルなんてあくまで石板をネット倉庫として動かすことくらい。
試しに金貨を画面に近づけるも、特に何の反応もなくどうすることも出来ない。こんな時に近くに魔導師がいればいいのになんて弱音を吐きたくなるも。
「使えないのニャ?」
異変に気付いたのか、コムギさんがすぐに声をかけてくれた。
「うん……どうすればいいのかな」
俺の戸惑いにコムギさんは首を傾げるもコムギさんは何か閃いたのか、俺から離れた。
「トージのスキルが使えないなら私がおつかいに行けばいいのニャ~」
「え? おつかい?」
「行ってくるニャ~。トージはゆっくり休んでてニャ」
そう言ってどこかに出かけてしまった。
コムギさんは俺が落ち込む暇もないくらいポジティブな猫さんだった。
「トージ、起きてニャ」
何も出来ない以上動きようもないので部屋で寝転がりながらコムギさんの帰りを待っていると、いつの間にか眠っていたのか俺を起こす声と体を揺らす可愛い手が目の前にあった。
体を起こすと、コムギさんの隣に誰かが立っているのが見えた。
「とりあえず連れてきたニャ~」
コムギさんが連れてきたのは、猫魔導師のシャムガルド――猫獣人のシャムだった。俺には分からないシグナル的な知らせで連れてきたのかもしれない。
「ムギヤマくんお久しぶりなのだ!」
「そうですね。お久しぶりです」
シャムガルドは使い魔養成スクールの猫獣人で、コムギさんを輩出した猫帝国の魔導師でもある。小柄な猫獣人だが、とても偉い立場の女性だ。
……結構ヘマをするけど。
「ムギヤマくんには不便をかけるけど、原因を探れるのは石板を作った魔導師じゃないと分からないのだ。だからしばらく石板と魔導車を預けてもらうしかないのだ」
彼女が提案したのは魔導車と石板のメンテナンスをすることだった。
「預ける? むむ……」
しかし、魔導師の手によって与えられた物だしそれが最善かもしれない。
「そうするしかなさそうですね」
「落ち込むことはないのだ! ムギヤマくんにはコムギがいるのだ。力があるコムギがおつかいに出れば、ムギヤマくんはここでのんびり出来るのだ」
「それはそうですが……」
せっかくコムギさんとのんびり過ごすつもりだったのに、まさか商売スキルが使えなくなるなんて。
しかしコムギさんはあまり気にしていないようで。
「トージのためにおつかい頑張るニャ~! トージにはお部屋で休んでて欲しいニャ」
そう言って張り切るコムギさんが凄く可愛かった。
25
あなたにおすすめの小説
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
元・神獣の世話係 ~神獣さえいればいいと解雇されたけど、心優しいもふもふ神獣は私についてくるようです!~
草乃葉オウル ◆ 書籍発売中
ファンタジー
黒き狼の神獣ガルーと契約を交わし、魔人との戦争を勝利に導いた勇者が天寿をまっとうした。
勇者の養女セフィラは悲しみに暮れつつも、婚約者である王国の王子と幸せに生きていくことを誓う。
だが、王子にとってセフィラは勇者に取り入るための道具でしかなかった。
勇者亡き今、王子はセフィラとの婚約を破棄し、新たな神獣の契約者となって力による国民の支配を目論む。
しかし、ガルーと契約を交わしていたのは最初から勇者ではなくセフィラだったのだ!
真実を知って今さら媚びてくる王子に別れを告げ、セフィラはガルーの背に乗ってお城を飛び出す。
これは少女と世話焼き神獣の癒しとグルメに満ちた気ままな旅の物語!
転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。
山椒
ファンタジー
そのコンビニにいた人たち全員が異世界転移された。
異世界転移する前に神に世界を救うために呼んだと言われ特典のようなものを決めるように言われた。
その中の一人であるフリーターの優斗は異世界に行くのは納得しても世界を救う気などなくまったりと過ごすつもりだった。
攻撃、防御、速度、魔法、特殊の五項目に割り振るためのポイントは一億ポイントあったが、特殊に八割割り振り、魔法に二割割り振ったことでチートな箱庭をゲットする。
そのチートな箱庭は優斗が思った通りにできるチートな箱庭だった。
前の世界でやっている番組が見れるテレビが出せたり、両親に電話できるスマホを出せたりなど異世界にいることを嘲笑っているようであった。
そんなチートな箱庭でまったりと過ごしていれば迷い込んでくる女性たちがいた。
偽物の聖女が現れたせいで追放された本物の聖女やら国を乗っ取られて追放されたサキュバスの王女など。
チートな箱庭で作った現代技術たちを前に、女性たちは現代技術にどっぷりとはまっていく。
うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
家の庭にダンジョンができたので、会社辞めました。
希羽
ファンタジー
都内のブラックIT企業で働く社畜・佐藤健太(27歳)。
手取り18万、残業100時間。唯一の資産は、亡き祖母から相続した郊外のボロ戸建てだけ。
「このまま死ぬのかな……」
そう絶望していたある夜、庭の物置の裏に謎の穴が出現する。
そこは、なぜか最弱モンスターしか出ないのに、ドロップアイテムだけは最高ランクという、奇跡のボーナスダンジョンだった。
試しにスライムを叩いたら、出てきた宝石の査定額はなんと――【1,000,000円】。
「……え、これ一個で、俺の年収の3分の1?」
スマホアプリで即換金、ドローン配送で手間いらず。
たった10分の庭仕事で5000万円を稼ぎ出した健太は、翌朝、上司に辞表を叩きつけることを決意する。
※本作は小説家になろうでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる