【完結】悪役令息⁈異世界転生?したらいきなり婚約破棄されました。あれこれあったけど、こんな俺が元騎士団団長に執着&溺愛されるお話

さつき

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番外編 風邪?

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アロンの風邪?

ブルッ
ヘェ~へぇっくっ、フン!!
少し冷える朝だった。
やばい、身体がダルい。
         ***
昨晩は、シエルと夫夫ふうふの営みを、3回……いや、4、5回?はしてしまったと思う。
シエルは気絶するかの様に寝た後、アロンのアロンが大きくなるのを必死に堪えながら、シエルの身体をきれいにした。
可愛いシエルの寝顔に、何度も欲をぶつけたのになぜかいまだにおさまらない性欲。
とあるスキルのせいなのか?
絶倫……。
毎年年を重ねているが、相変わらずの可愛すぎるし、ますます色っぽさが増すのは気のせいではない、はず……。
欲を必死に抑えたものの寝顔を見てると、また…ッ!!
寒そうに身体を縮こませるシエル(ほぼ気絶)をシーツで包んで抱きしめた。
抑えきれない熱をどうしようかと考えるうちに、いつのまにか寝てしまった。

ブルッ
ヘェ~へぇっくっ、フン!!
シエルが寝ているから、くしゃみを抑えようとしたら変なくしゃみになってしまった。
ハッ!!!
シエルを起こしてしまったのでは?!
そう思ったが、やはり無理をさせてしまったのかまだ眠っていた。

仕事に行きたくない。
身体の怠さもある。
頭もボーっとしてしまうが、可愛いシエルと……フッフ、頑張りすぎてしまったのだろう。
さっさと仕事を片付けて、さっさと帰らして貰おう。
新人の冒険者のランクアップ試験の立ち会いが予定されていた。
シエルを起こさないように、そっとベッドを抜け出し服を着て着た。
ブルッ!!
今日は、何だか寒いなぁ。
もう一枚上着を身につけ、仕事場に着いた。
あいさつを済ませたが、なぜか喉も痛くなってきた。
絶倫モードになると、体力もだが声もいつのまにか出していたのだろう。
昨夜の事を思い出しては、身体がホカホカするようだ。
ダメだ、ダメだ!!
新人の冒険者たちのランクアップ試験は、ギルド内の訓練所で担当教官と打ち合い、又は、近場の狩場である森でツノうさぎ3匹、その他低ランクの魔物を数匹狩るというどちらかの試験を選べるのだが……。
本日は、訓練所での打ち合いだった。
すぐに帰れそうだ。
そう思い、訓練所に行くと試験を受ける新人3人が来ていた。
どの子も緊張しながらも、ランクアップに闘志をもやしていた。
一通り説明をし、1人ずつでもいいし、臨時のパーティーとして3人一斉でもいいと選択技を与えた。
3人まとめなら、早く帰れると思ったのに、選ばれたのは1人ずつだった。
1人目、2人目、新人だからかまだ甘さがあるが、それなりに技術を磨けば半年位で、もう1段階上がれそうだと思った。
《*注、アロンちゃんはねぇ、本人は気づいてないんだけどぉ、高熱が出てるのよぉ~。だからぁ新人のぉ冒険者たちのぉ、動きがぁ、早く感じてしまっていまぁーす♡by久々の腐ェニックス神よん》
合格のサインをした。
3人目、かまえた木刀がグラグラしている。
この新人は幻覚でも使えるのか?
アロンの身体がグラグラとさらに揺れていたが、慌てる新人たちがアロンの異変を感じ、ギルドの受付に知らせた。
対時していた新人も、いつもより赤い顔と荒い息使い、言葉もいつも以上にゆっくりな物言いに、おかしいと思っていた。
正々堂々と真正面から、長剣を模した木刀がアロンの右腕に入った。
痛みで歪んだアロンの顔と、グラついたアロンの身体。
倒れはしなかったものの、ギルド長自らアロンなら元に駆け寄った。
「あつっ!!絶対、熱あるだろ!!おまっ、バカ!!早く帰れ~!!」
グラグラする頭と身体と思考。
アロンは、ギルド長の"帰れ"と言う言葉に、反応した。
「俺のシエルがまってるから、帰る」
「いや、アロンさん、絶対おかしいから医者に診てもらって下さい!」
3人目の新人が言うと、合格をもらった2人は自分のランクアップ試験は、本当に合格だったのだろうかと心配になった。

ふらつきながらも帰っていくアロンを心配気に見送ったあと、新人3人はギルド長に相談した。
      
        ***

家に着くとシエルは部屋で、遅めの朝食を食べていた。
「シエルゥー、我が愛しのシエルゥー、ただい……」
バタッ!!
あまりの高熱にアロンは倒れてしまった。
シエルは驚きながらも、アロンを浮遊魔法で浮かしベッドに移動させた。
すぐに医者に診てもらうと、魔力が枯渇仕掛けの上疲労による高熱と喉風邪だった。
治癒魔法を使えるシエルだったが、自分自身、アロンによる腰痛と疲労、倦怠感などを治したばかりだったので、まだ魔力が戻り切っていなかったのだった。

「アロンさん、体調悪いなら(仕事に)行かないでよ」
アロンのアロンが少し反応した。
「(魔力量が)まだ、戻ってないから、治癒出来ないけど、あとでするね」
「な、何が戻って……ちゅう?」
高熱の中、シエルの声は所々聞こえていた。
ムクッ!
グラグラから視界がぐるぐる回っているアロンの耳は、言葉足らずのシエルの声の一部だけをとらえていた。

"アロンさん、イかないでよ"
"まだ、戻ってないからチュウ出来ない"
"あ、と、で"

魔力枯渇寸前、医者から気休めの魔力ポーションを処方されたが、わずかに回復した魔力はアロンのアロンの復活に使われてしまった。
高熱による荒い息使い、熱い身体でアロンはシエルを抱きしめた。
高熱のアロンを拒否出来ないまま、シエルはアロンにされるがまま抱かれてしまった。

翌日、シエルも風邪をひいてしまった。
そんな2人を、叱りつけたのはいつもは影のように気配が薄かったり、濃くする事もできる家令だった。
魔力が戻ると、高熱ながらもシエルはアロンを先に治癒し、治ったあとも2人のエッチ禁止令が家令から発動されたのだった。

《冒険者のぉ~新人ちゃんたちは、ギルド長がぁ試験をやり直し、3人とも何とかギリギリ合格したわよん♡by腐ェニックス神》
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みんなの感想(9件)

日の丸扇
2025.05.09 日の丸扇

能無し王様を守る護衛は居なかったのか、民衆に味方したくなる位酷い王族だったのか。
隣国王族の王位継承問題で追い出したと見せかけて国取りなんて陰謀あったりして。

2025.05.09 さつき

またまたありがとうございます♥️ほんっと嬉しすぎます♥️一段落区切りをつけましたが、隣国のこと、その他もろもろ、ぼちぼち続きカキカキしてます。国王は亡くなった、王妃と第一王子も……といった感じで、第二弾、まだ行方不明になったなんかが、でてきたり、物語自体が行方不明に、なって、作者が混乱してたり😱
いつも、うれしいコメントありがとうございます❤️
感謝します。

解除
ちょぼり
2025.05.07 ちょぼり

女神からの補足情報が多くてw 本文に戻るに少々お時間頂戴しましたw
でも楽しい補足情報なので、カットしないでください\(//∇//)\

2025.05.07 さつき

ご感想、ありがとうございます❤️
腐ェニックス神(作者のド忘れ防止)たまに迷言もちょこちょこ入れてるので、メモ代わりの言い訳…ゴホッ、説明などを入れていたのですみません。
ちょぼり様の温かいコメント、すごくうれしいです❤️深謝しますm(_ _)m

解除
日の丸扇
2025.05.07 日の丸扇

公爵パパのキャラ崩壊がもう一人の息子にも飛び火したね。
シエルの親に対する敬語と態度は前世の記憶だけじゃなく、王宮監禁生活で親子関係が薄いからでしょうか。
後者だったらマジで王妃とボンクラ国王とついでに王子もボコボコにしたい。

2025.05.07 さつき

またまた感想頂けて、うれしいです❤️
シリアスな場面が続いていると、気が重くなるのでシエルのパパと兄たちも親バカ、ブラコン気味に書いてみました。
日の丸扇様のご推察通り、シエルの前世と王族のせいでシエルとウォード公爵家の関係…幼少期に心を閉ざしたのもあり、記憶があまりないっていうかんじです。
はじめの設定では、悪役もあまり悪くしない、ザマァも軽めにするつもりでしたが、書いてるうちに、なぜか、私もボコボコにしたくなってしまいました……。
もうすぐ、ひと段落つけるつもりですが、いつも読んでいただき、そしてご感想も、本当にありがとうございます❤️
深謝しますm(_ _)m

解除

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