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40、その後、護衛の独り言
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悪意があった2人。
「……うっ……痛っ、なぜこの私がこんな目に…何もかもあの男が…っ」
「あのぉ~大丈夫ですか?」
国王が付けた護衛3人のうち1人が、飛んでいった先の王妃に話しかけた。
「何よ!!大丈夫そうに見えるのならあなたのその目もその頭も、相当おかしいのね!!」
「……」
そのあとすぐ、王子も近くに飛んできたがただ見ていた。
ちがう護衛が様子を見に行ったが、似たような態度をとられたのか、そのまま見ていた。
怒鳴り散らしながら、支離滅裂な事をいう王妃。
「不敬だ!!なぜ、この俺様がわざわざ下手に出てやったのに取り次ぎもせず、王族に暴力を振るった、訴えてやる!俺は、俺は、ただあいつに謝ろうとしただけなのに、なぜ?」と言う王子。
護衛たちは、呆れていた。
国王の命令で仕方なくイバド町に連れて行くだけの仕事だったはずなのに。
そのまま離れるつもりだったが、なぜか、王子に
「おまえらは、俺たちの護衛なのになぜ離れる?」
「仕事をサボるなら給金はなしにするぞ!!」
と言ってきた。
言い返そうとしたが、相手は王族。
反対意見を出しても良いことはないし、王都にも元の職場には戻るつもりは無かった。
この王子に雇われているわけではないので、言われる筋合いがないと思っていたが、話が通じるとは思わないので黙っていた。
3人とも、しっかり荷造りをし第一騎士団の団長に辞表を出してきたのだった。
第一騎士団の団長も、騎士団一人一人の意向を聞いた後、退団する予定だと言っていた。
少ないが…と言いながら今月働いた分と餞別にと、団長みずから金貨数枚ずつ手渡しされたのだった。
本来なら今月働いた分は、来月の初め頃に手渡しで団長から貰う物なのだが、やめた私たちの給料がどうなるかは、騎士団を雇っている王族しかわからない。
この団長の元ならいくらでも働けるが、王族に仕え続けるには、理不尽な事が多く、もう限界だった。
第一も第二も、第三騎士団の団長の事、そしてなぜ第三騎士団が壊滅したのかという理由をも知った。もちろん、書類の事も。
団長から国王の言葉も教えてくれていた。
"「王都を出たら、戻るのはいつでもいい」"
"「……王妃と第一王子は……好きにしていい……私は、この国を建て直せれるだろうか?」"
つまり、この国に王妃と第一王子は要らないという意味にもとれるし、どういう含みがあるのかは、わからない。
今後、この国がどうなるかもわからない。
こんなにも不安定な国に、いつからなったんだろうか?
王都の物価はかなり上がり、貴族たちはどんどん自分の領地に引き上げている。
団長は最後まで何も言わなかったが、私たちの自由にしていいという事だと思った。
イバド町には着いた。
身分証を持たない二人は手持ち金など持ってなかった。
普段の生活にお金がかかることも、この2人は知らないんじゃないかと思ってしまった。
夜通し馬車を走らせている時にも、揺れが酷いだの、腰が痛いだの、足をマッサージしろなどと言うのは序の口で、食事はまだか?お肉メインのディナーが食べたいとか、お花摘みなどをこまめに取れとか、気遣いできない、役立たずと護衛たちを罵り、たびたび馬車を停めさせていた。
何度、その場に置き去りにしたかったかと、数えるのもバカらしくなるほどだった。
イバド町に着いた時にはほとほと疲れていた。
通行料である一人につき銀貨1枚(約千円)も、この2人には出したくなかったので、王宮宛に銀貨二枚分の請求書を手数料とともに払ってもらう事にした。
門には犯罪者かどうか調べる魔道具があるのだが、それがこの2人には反応しなかったのが、不思議でたまらなかった。
魔道具に触れる時も、不満を述べながら、周りの目も気にもしないで、勝手な振る舞いをしていた。
やっとの思いで到着すると、1番良い宿を取れだの、領主の家に泊まるよう手配しろと命令してきた。
できるわけない。
王妃と第一王子は、ここの領主であるウォード公爵の三男に対して相当酷い事をしているのに、どんな面下げて会おうとしているのかわからない。
それともここが、ウォード公爵の領地だという事を知らない可能性もある。
どちらにせよ、もうこの2人には関わりたくない、早く離れたいと思っていた。
「私どもは、その役目を仰せつかってはおりません」
そう言うと案の定、気が狂ったように罵詈雑言を吐き出した王妃だった。
私たちを見かけたイバド町にいた人たちは、王族だと気がついたのか、私たちを避けるかのように、厳しい視線だけを投げかけてきた。
第一王子は、フードを深く被っているものの靴も服装も他の民とは一線を画すほどの高価な物ばかり身につけていた。
一方、王妃はフードをかぶる事をせず、かろうじてマントを引っ掛ける程度で、明らかに場違いな豪華なドレスと宝飾類が悪目立ちしていた。
ここが王宮の舞踏会場とでも勘違いしてるのかと問いたかった。
この2人に付いていた特別宮殿の侍従たちも城を出る際、2人を見捨てたのか服装について何も進言しなかったようだ。
早く離れようと思っていたのに、タイミングがつかめなかった。
王妃の恋人が冒険者になったそうで、王妃が会うと言っていたので、とりあえずギルドに行く事にした。
あとは、任せるつもりだった。
だが、当てがはずれた。
なぜか商業ギルドのギルド長と対面する事になってしまった。
王族二人の話は、話がわからない魔物と対峙してる方が楽な様な気がした。
ギルド長も同じ様な気持ちだったのか、目の奥が笑っていなかった。
エドリックという名前と、騎士団のあの人というのは、もしかすると元第三騎士団の団長なのかと思った。
実力主義の第三騎士団、貴族なのに底辺から上り詰めた団長、憧れの人だ!!
冒険者としてA級をもつ強い騎士団の元団長。
残念ながら、スタンピートで足を負傷したとかで退団というか壊滅した。
仲間を失い死に場所を探しながら仲間を弔っていると聞いた。
自分の好奇心のせいで、ギルド長に案内されるがまま付いて来てしまった。
だが、すぐ後悔した。
鋭い眼光をものともせず喚き散らす二人に、心底あきれてしまった。
それだけではなく、一瞥された時、身体中の何かが凍ってしまったかのように、震えがとまらなかった。
なぜ連れて来たんだと責められたような気がした。
早くこの王族2人と離れなければ、早くしなければと思った。
もう、付き合う事もない。
自分たちの役目は終わっている。
もうすぐ日が暮れそうだが、自分の為、この町を出てどこか定住地を見つける旅をしようと思った。
あとのことは知らない。
元第三騎士団団長の言う様に、王族とは関わりたくないと心の奥底から思った。
***
数ヶ月後。
私たちがそれぞれの場所に旅立ったあと、風のウワサでは、王族もどきがイバド町にいたそうで、身ぐるみを剥がされどこかに連れて行かれたとか、王族だとバレて、民の鬱憤を晴らすため、スタンピートがあったそれぞれの場所に放置し、民たちに石や様々なものを投げられたりしたとか……。
月日が経った今も、王都には元王妃と元第一王子の姿はないそうだ。
王都は、ほぼ機能していないらしく、逃げきれなかった民たちがわずかながら残っているそうだ。
王族は、国王は王都の暴徒に襲われ死亡した。
第二妃、第三妃、そして王子たちの行方もわからないそうだ。ただ、幼い王女だけはどこかで人知れず生かされているかもというウワサが流れていた。
「……うっ……痛っ、なぜこの私がこんな目に…何もかもあの男が…っ」
「あのぉ~大丈夫ですか?」
国王が付けた護衛3人のうち1人が、飛んでいった先の王妃に話しかけた。
「何よ!!大丈夫そうに見えるのならあなたのその目もその頭も、相当おかしいのね!!」
「……」
そのあとすぐ、王子も近くに飛んできたがただ見ていた。
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「不敬だ!!なぜ、この俺様がわざわざ下手に出てやったのに取り次ぎもせず、王族に暴力を振るった、訴えてやる!俺は、俺は、ただあいつに謝ろうとしただけなのに、なぜ?」と言う王子。
護衛たちは、呆れていた。
国王の命令で仕方なくイバド町に連れて行くだけの仕事だったはずなのに。
そのまま離れるつもりだったが、なぜか、王子に
「おまえらは、俺たちの護衛なのになぜ離れる?」
「仕事をサボるなら給金はなしにするぞ!!」
と言ってきた。
言い返そうとしたが、相手は王族。
反対意見を出しても良いことはないし、王都にも元の職場には戻るつもりは無かった。
この王子に雇われているわけではないので、言われる筋合いがないと思っていたが、話が通じるとは思わないので黙っていた。
3人とも、しっかり荷造りをし第一騎士団の団長に辞表を出してきたのだった。
第一騎士団の団長も、騎士団一人一人の意向を聞いた後、退団する予定だと言っていた。
少ないが…と言いながら今月働いた分と餞別にと、団長みずから金貨数枚ずつ手渡しされたのだった。
本来なら今月働いた分は、来月の初め頃に手渡しで団長から貰う物なのだが、やめた私たちの給料がどうなるかは、騎士団を雇っている王族しかわからない。
この団長の元ならいくらでも働けるが、王族に仕え続けるには、理不尽な事が多く、もう限界だった。
第一も第二も、第三騎士団の団長の事、そしてなぜ第三騎士団が壊滅したのかという理由をも知った。もちろん、書類の事も。
団長から国王の言葉も教えてくれていた。
"「王都を出たら、戻るのはいつでもいい」"
"「……王妃と第一王子は……好きにしていい……私は、この国を建て直せれるだろうか?」"
つまり、この国に王妃と第一王子は要らないという意味にもとれるし、どういう含みがあるのかは、わからない。
今後、この国がどうなるかもわからない。
こんなにも不安定な国に、いつからなったんだろうか?
王都の物価はかなり上がり、貴族たちはどんどん自分の領地に引き上げている。
団長は最後まで何も言わなかったが、私たちの自由にしていいという事だと思った。
イバド町には着いた。
身分証を持たない二人は手持ち金など持ってなかった。
普段の生活にお金がかかることも、この2人は知らないんじゃないかと思ってしまった。
夜通し馬車を走らせている時にも、揺れが酷いだの、腰が痛いだの、足をマッサージしろなどと言うのは序の口で、食事はまだか?お肉メインのディナーが食べたいとか、お花摘みなどをこまめに取れとか、気遣いできない、役立たずと護衛たちを罵り、たびたび馬車を停めさせていた。
何度、その場に置き去りにしたかったかと、数えるのもバカらしくなるほどだった。
イバド町に着いた時にはほとほと疲れていた。
通行料である一人につき銀貨1枚(約千円)も、この2人には出したくなかったので、王宮宛に銀貨二枚分の請求書を手数料とともに払ってもらう事にした。
門には犯罪者かどうか調べる魔道具があるのだが、それがこの2人には反応しなかったのが、不思議でたまらなかった。
魔道具に触れる時も、不満を述べながら、周りの目も気にもしないで、勝手な振る舞いをしていた。
やっとの思いで到着すると、1番良い宿を取れだの、領主の家に泊まるよう手配しろと命令してきた。
できるわけない。
王妃と第一王子は、ここの領主であるウォード公爵の三男に対して相当酷い事をしているのに、どんな面下げて会おうとしているのかわからない。
それともここが、ウォード公爵の領地だという事を知らない可能性もある。
どちらにせよ、もうこの2人には関わりたくない、早く離れたいと思っていた。
「私どもは、その役目を仰せつかってはおりません」
そう言うと案の定、気が狂ったように罵詈雑言を吐き出した王妃だった。
私たちを見かけたイバド町にいた人たちは、王族だと気がついたのか、私たちを避けるかのように、厳しい視線だけを投げかけてきた。
第一王子は、フードを深く被っているものの靴も服装も他の民とは一線を画すほどの高価な物ばかり身につけていた。
一方、王妃はフードをかぶる事をせず、かろうじてマントを引っ掛ける程度で、明らかに場違いな豪華なドレスと宝飾類が悪目立ちしていた。
ここが王宮の舞踏会場とでも勘違いしてるのかと問いたかった。
この2人に付いていた特別宮殿の侍従たちも城を出る際、2人を見捨てたのか服装について何も進言しなかったようだ。
早く離れようと思っていたのに、タイミングがつかめなかった。
王妃の恋人が冒険者になったそうで、王妃が会うと言っていたので、とりあえずギルドに行く事にした。
あとは、任せるつもりだった。
だが、当てがはずれた。
なぜか商業ギルドのギルド長と対面する事になってしまった。
王族二人の話は、話がわからない魔物と対峙してる方が楽な様な気がした。
ギルド長も同じ様な気持ちだったのか、目の奥が笑っていなかった。
エドリックという名前と、騎士団のあの人というのは、もしかすると元第三騎士団の団長なのかと思った。
実力主義の第三騎士団、貴族なのに底辺から上り詰めた団長、憧れの人だ!!
冒険者としてA級をもつ強い騎士団の元団長。
残念ながら、スタンピートで足を負傷したとかで退団というか壊滅した。
仲間を失い死に場所を探しながら仲間を弔っていると聞いた。
自分の好奇心のせいで、ギルド長に案内されるがまま付いて来てしまった。
だが、すぐ後悔した。
鋭い眼光をものともせず喚き散らす二人に、心底あきれてしまった。
それだけではなく、一瞥された時、身体中の何かが凍ってしまったかのように、震えがとまらなかった。
なぜ連れて来たんだと責められたような気がした。
早くこの王族2人と離れなければ、早くしなければと思った。
もう、付き合う事もない。
自分たちの役目は終わっている。
もうすぐ日が暮れそうだが、自分の為、この町を出てどこか定住地を見つける旅をしようと思った。
あとのことは知らない。
元第三騎士団団長の言う様に、王族とは関わりたくないと心の奥底から思った。
***
数ヶ月後。
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月日が経った今も、王都には元王妃と元第一王子の姿はないそうだ。
王都は、ほぼ機能していないらしく、逃げきれなかった民たちがわずかながら残っているそうだ。
王族は、国王は王都の暴徒に襲われ死亡した。
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