【完結】悪役令息⁈異世界転生?したらいきなり婚約破棄されました。あれこれあったけど、こんな俺が元騎士団団長に執着&溺愛されるお話

さつき

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41、悩み事

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*シエル目線

シエルは悩んでいた。
数ヶ月前、正確には約7ヶ月程前、このイバド町のこの家に王族2人が来たはずだった。
王妃と第一王子。
元のシエルの記憶もあいまいだが、前世の俺自身の名前は腐ェニックス神によってなぜか消去され、記憶もだんだんと薄れている気がした。
忘れないうちに和紙もどきにこっそり、前世の言語で書こうとしたが、書けなかった。
前世の文字も自分の元の名前同様、失ったのか思い出せず何か物足りない感じがした。
こちらの言語で書き出すしか、方法はなかった。
名前消去済み、たぶん男、30代、たぶん一人暮らし、看護師、連勤続きで過労死、ついでにたぶん孤独死、家族不明。
死体発見した人や、オレを見つけて臭いって思われてたらへこむ。
死後数週間、一部白骨化とかだったら嫌だなぁ。
休みの日でも休日出勤するように連絡きてたから、たぶんすぐ発見してくれただろうけど……。
自分自身の事を書き出したものの、なんだかむなしくてかなりさみしい人生の様な気がした。
前世の記憶の中のチラ見した物語では、万が一、他の人に見られても困らないように、わざと前世で生まれた国の言葉で書いたり同郷?他の転生者と意気投合いきとうごうし、前世で使っていた言葉で話す、そういうシーンがあった気がする。
ここの世界には、のような転生者?前世の記憶持ちはいるのかな?
いたら話してみたいと思った。
話すくらいならいいのかなぁ?
でも、いざとなったら何を話すんだろう?
どうやって死んだの?とか、性別?生まれた場所?
聞いてもどうしようもないけど、懐かしい~といって前世を思い出しながら笑って会話できるとも思えなかった。
ま、まさか…オレ根暗でかなりのマイナス思考だったのか?!
友達ゼロ人?!
前世の記憶を頼りに、料理革命、スローライフだけどチート使いまくり、あと、魔物をバッサバッサ倒して冒険者のトップにおどり出るとか……無理だ!!
魔物の解体をアロンさんやコリラックさんに教えてもらったが……ウプッ。
思い出しただけで、ヤバっ…気分が悪く……っ。
ダメだ、ダメダメ。
明るい話題。
明るい話、料理革命は出来ないけど、レパートリーがちょびっと増えた。
食べ物も書き出そうかな。
フランクフルト、コロッケ、から揚げ、ナゲット、三色団子、おまんじゅう、みたらし団子、焼き芋、肉まん、豚まん、あんまん、中華まん、ピザまん…コンビニのレジ付近にあるアレだ。
よく買って食べ比べしたなぁ。
ポテチとか、柿ピーも美味しかったなぁ。
グリ○のカフェオレ、毎日飲んでたら職場の人に、「あんたぁ~甘っいもんばっかり飲んどったらぁ、糖尿病になるでぇ~にぃちゃん若いんやから、アンタほんっま、気ぃつけいやぁ」って言って、ホカホカのたこ焼き差し入れにもらったなぁ。
おばちゃん元気かなぁ?
あれ?なんでピンポイントで記憶が?!
住んでた地域なんでやねん地域なのか?
まっ、いいか?
おばちゃん元気かなぁ?おばちゃんがこの異世界にいたら、すごくにぎやかだろうなぁ。
いらん事にもお節介焼いて、グイグイきそうだ…あはは、懐かしいなぁ。
たこ焼き、お好み焼き、焼きそば、トリプル定食、美味しいけど、あまり健康的な食事ではない気もする。サラダでも付ければ、まぁ、いいのか?
でも、オレ料理作った記憶がほとんどない。
栄養ドリンクと栄養系ゼリー、そしてサプリメントは買い置きしていた、地味でむなしい記憶はなぜかある。
「……はぁ」
思わずため息をついてしまった。
庭に花壇も作ったし、ナデシコに似た可愛い花も植えた。
銀色の月に照らされたナデシコっぽい花、いい感じの庭になってきた。
銀色の月のように、気分の満ち欠けもあるけどキレイな心でい続けたいなぁ。
ナデシコは、花言葉はえーと、愛に関する花言葉だったような?
ひまわりやバラもいいけど、なぜかこの可愛いナデシコっぽい花が気に入ったんだよなぁ。
他にも、どんどんお気に入りを増やしていこう。
今、今ここで生きてるし、楽しい事とか、え~と庭に、バーベキュー……うっ。
バーベ級の串刺し、拷問の一種って思われてたんだよなぁ……酷い、オレ、そんな事しないよ。
「はぁ~」
いやいや、ほらもう一つ作ったピザ窯で、楽しく、何度か…ピザを焦がしたり、炭にしたり……あれ?お、美味しく焼けた時も増えてきたし、まだまだこれからも、美味しく作る予定だし、万が一、炭になっても、そのまま炭として焼き続ければ無くなるし、証拠隠滅しょうこいんめつもできる優れもの!!
失敗は成功のもとって誰か、そうだアイーン…愛?アイなんちゃららさんが言っていた気がするし、時間調整も上手くなって成功確率は上がったからヨシとしよう!!
透明なピザ窯なら、焼き加減わかるけど……。
耐熱ガラスをイメージしたらいいのか?
素人しろうとがいきなり本格的な、ピザ窯でピザを焼いたから失敗したんだよね。
もっと創造力を豊かにしないとね!!
最近作った物と言えば、来客用のスリッパもどきと来客用のサンダルもどきを創造魔法で作ってみた。
時々、魔法の存在を忘れてしまうけど、スリッパもどきもサンダルもどきも、その人それぞれの足の大きさに伸縮する優れ物。
公爵様が大絶賛だいぜっさんしてくれたけど、あまりにもベタ褒めされたから、ついつい公爵邸の分として、20足ずつスリッパもどきと、サンダルもどきを作ったら、公爵様がしばらく離してくれなかった。
しまいには兄である、アランお兄さんとボクを取り合いになり、くろがガウゥ!!と威嚇いかくしてくれたので、一旦はおさまった。
親バカと兄バカ?ブラコンだったかな?
うん、たぶんそれだ。
公爵様…パパ…この年で言いづらいから、お父さんって呼ぼうかな?
アロンさんが言ったら……ふふっ。
ビックリな事に、ウォード公爵夫妻とアロンさん同じ年齢だもんね。
まぁ、我が子が自分と同じ年齢の彼氏を連れて来たらビックリどころか、普通なら…たぶん反対するよね?そう考えたら、公爵様の望み通り、って呼んだ方がいいのかな?
あの時のアロンさんと公爵様……ふふっ。
公爵様ってのが一番しっくりくるけど、また泣かれたら困るし、オトンとか父ちゃんはもっと違うし、次男のライルお兄さんのように、父上って言うのも違和感がある。
元のシエルがどう呼んでいたのかは、記憶にございません状態だった。
家族の記憶が薄いというか、ない?
記憶喪失なの?って思うほどない。
前世のオレの名前のように、消去されたのかと思ってしまった。
王妃にされたことは、まるで映像を見るかの様な記憶はあるのに家族や、友人の記憶がない。
もしかしてオレと同じボッチなのか?
閉じ込められたり、話し相手も居なかったし、かたよった知識しかない気がした。
この世界にいるのにシエル自身、魔法が使える事を知らなかった。
慣れたのかどうかはわからないけど、以前は赤い物や王族の事を考えるだけでなぜか、身体の震えが止まらない時もあったのに、その回数も減り、今ではなんだかうまく言えないけど、フィルターがかかった感じ。
オレは、オレで看護師だったのに担当した患者の顔はなんとなくわかるのに、なぜか名前がわからなかった。
自分自身がなのかなのかがわからない。
2つの魂が混ざり合ったはずなのに、二重人格というわけでもなく、とにかく違和感が拭えない状態が続いていた。
この世界に来て約9ヶ月足らず。
来てすぐに訳もわからず、誰かに言われるがまま服を着り、お城に用意された会場に行った。
そこで第一王子に婚約破棄され、さよならを告げたと思ったら倒れた。
記憶にあるはずなのに、見知らぬ自分の部屋。
身体もあまり動かせずキレイなシエルのお母さんと妹に、食事介助…ご飯を食べさせてもらった。
36歳とは思えない美しい女性、20代だと言われても違和感ない美しさ。
妹もすっごく可愛い。
守りたくなる様な妹、ミーユちゃん。
女性がやたらと少ない世界じゃなくても、確実にモテる部類の可愛い女の子だ。
次男のライルお兄さんがブラコンなのも、弟や妹が可愛いって気持ちがわかる気がする。
ライルお兄さんもかっこいいし、シエルのお父さんも無駄に色気あるし、イケメンだ。
この世界の顔面偏差値は、やたらと高い気がする。
そう言えば、患者さんが持っていたゲームパッケージに赤い髪と金髪の……ッ!!
痛っ……!!
うっ…なんだか、あれ?目が…頭?…ッ目眩めまい…が…っ、コワイ、まだ…この世界に……。
アロンさん、助けて…寒い……。

この時のオレは過労死した自分を思い出し、怖くなってたんだと思う。
また死ぬかもしれないとこの時、思ってしまった。
気を失うまで、その怖さと戦っていた自分がいた。


*ほぼアロン目線 (シエルが倒れる数日前)

ここ最近、シエルが塞ぎ込んでいた。
悩みを抱えているはずなのに、教えてくれず聞いてもはぐらかすばかり。
くろさんに聞いても、なぜか教えてくれない。
私は頼りにならないということなのか?
王族2人が…いや、王族もどき2人がこの町に来た後、スタンピートがあった場所に連れて行かれその後は……。
王都は暴徒化しているらしいが第一騎士団も第二騎士団も、王族でさえ散り散りに居なくなった。
国王は暴徒にやられた。
残されたのは、力のない何かをあきらめた者たちばかり。
この国は、実質亡くなったも同然だ。
王都だった場所はスラムより酷いと状態だ。
王族の事はあまりシエルの耳には入れたくないが、一通りわかってる事だけはサラッと説明した。
そして、ウォード公爵ご当主と次男であるライルが帰られる時、なぜか一緒に領主宅に行く事になった。
なぜかゆっくり進む馬車に揺られ半日、やっと辿り着いた公爵邸は、立派だった。
(*くろちゃんが、聖獣で強すぎるから馬車の馬たちがおびえてしまっちゃってたのよねぇ~by説明好きな腐ェニックス神)
いや、立派すぎた。
驚いた事に、獣人族の使用人が多かった。
シエルは、なぜか目を輝かせ"可愛い"、"あの子も可愛い"と連発していた。
私にヤキモチをかせるつもりなのか?
可愛い顔が見れるなら、いくらでも妬いてやる!
ただし、妬いた分の報酬ほうしゅうはちゃんと貰うつもりだ。
まずは、可愛いシエルの唇から頂くつもりだ。
使用人はほとんどが、獣人族だったのにも驚いたが、公爵夫妻と子ども5人が勢ぞろいした時のあの顔面偏差値が高い事に驚いた。
公爵夫妻が美男美女だからさもありなんだが、シエルを少し大人びた感じの兄たち、シエルが一番下だと言っても過言ではないくらい末っ子の妹と身長も可愛さも似通っていた。
髪色と目の色の濃淡、少しずつちがうが一番可愛いのがシエルだ。
妹のミーユちゃんは、母親似なのか髪色がシルバー系に瞳は両親にはない色で、赤い瞳だった。
一瞬、シエルは大丈夫かなと思ったが、表情は硬いものの表面上は穏やかに当たり障りなく話していた。
背筋を伸ばし言うべき事は言おうと決意した。
「ウォード公爵ご夫妻、並びにウォード公爵家のご子息様方とご息女様に申し上げます。わたくしローレンス辺境伯の兄、アロン・ローレンスは、ウォード公爵家三男であられるシエル様と事後承諾じごしょうだくではございますが、真剣にお付き合いさせて頂いております。かつて仲間を失い自暴自棄になり死に場所を探しておりました私が、シエル様と出逢い、この方とならば一緒に生きてみたい、幸せにする、幸せにしますとまことに勝手ながら心に誓いました!私にとっても、かけがえのない存在です!本日は、急ではございますが、シエル様と私の結婚の許可を頂きたいと思っております!どうかよろしくお願いします!!大切で美しくも可愛いご子息であるシエル様とこの先も、幸せに暮らす為、許可を…ぜひとも、お願い申し上げます!!」
頭を下げたので、公爵家の皆様がどんな表情をしていたのかは、わからない。
「シエル、今、幸せか?」
公爵当主はシエルに、落ち着いた声で問うと
「はい。すごく幸せです。アロンさんが居ない時は、なんだかみしいし、心の中と言うか家の中に居ても寒く感じます。アロンさんとずっと一緒に生きていきたい、今度こそ…この方と一緒にさらに幸せに、なります!!」
がばっ、ぎゅー
「うグッ!!」
「こらぁ、アロン君!!き、君は…大切な大切な可愛いシエルに、な、何を、離れなさい!!今すぐに、速攻で離れなさい!!」
「離れません、たくない!!」
「はなしたくない?は、私と話したくないと言うことか、それとも、私の可愛いシエルを離したくないいと言うことなのかな?」
「……ッ」
ぎゅっとされうれしいシエルだったが、公爵とアロンの話し合いはいつのまにか、言い合いに熱が入り、腕の力も強くなっていった。
あまりの苦しさに、アロンの背中に回した手でアロンの背中を叩いた。
やっと気づいてくれそうだったのに、引き剥がそうとした公爵に、後ろから抱きしめられるかの様に包み込まれそうになってしまった。
それを見かねた公爵夫人である、オリビア・ウォードの言葉に2人は言い争いをピタリとやめた。
「あなたたち、子どもたちの前でみっともない。そんな事していると、騒がしい2人にの可愛いシエルに嫌われますわよ」
「「!!」」
「えっ?!」
思わずシエルは言葉を漏らしてしまったが、2人は泣きそうな顔でまた騒がしくなってしまった。
「シエルゥゥゥゥ、パパを許しておくれ!!パパ騒がしくないはずだからね、ねっ!!」
「…私を、シエルが…まさか…いや、でも…」
シエルは、シエルの母と兄たちと妹に囲まれ楽しくお茶やお菓子を楽しんだのだった。
しばらく2人は放置された。

         ***

シエルの母と兄たちそして弟と妹で、いつ頃結婚をするのかと話を進めた。
本来ならば、貴族同士の婚姻は婚姻届けを国教である教会に届け、王族の許可ももらうのが一般的だったが、今では、王族は不在、人族主義の国教である教会は軒並み暴徒化した民に潰されていた。
誰が扇動せんどうしたのかはわからない。
「暗いご時世ですから、お世話になった皆様を呼んで、このウォード公爵家とローレンス辺境伯のそれぞれの領地でお披露目するのもいいわね」
「母上、それでは移動の際、危険も伴います。」
長男の発言にそれぞれの意見を出し合っていると、復活した公爵とアロンも話し合いに参加したのだった。
話し合いは、翌日も続きまとめきれないままアロンの弟の領地に知らせる為の手紙を送ろうとした。
『届かない可能性が高いから、シエルの創造魔法で送ればと思ったが、シエルは、ローレンスの領地がどこか分からない…よ、な?』
「うっ、わかりません」
『この家に、この国全体の大まかな地図はあるはずだから、その地図を準備してほしい。アロンはローレンスの領地と手紙を届けたい人物を強く頭に思い描いてくれたらいい。あとは、シエルの創造スキルで、地図で場所を確認しアロンの思念と同調させ手紙を贈る』
くろは公爵とアロン、そしてシエルに直接頭に話しかけたのだった。
驚いている公爵を尻目に、手紙を書き出したアロン。
「くろ、様はまさか、聖獣なのか?…ッ、なのですか?」
『そうだ』
聖獣と知った面々はくろに頭を下げていた。
「くろは可愛いから、聖獣でも魔獣?でもくろは、くろだから好き!!」
シエルはくろに聖魔法をかけもふもふが、更にもふもふになったのだった。

すぐさま地図が用意され、ウォード公爵からローレンス辺境伯の元に手紙が手元に届けられるイメージをした。ついでに、返信出来る機能として3分間声と画像を記録、録音出来る返信方法もイメージした。
声のと画像の記録と録音が終われば、送ってきた相手に戻る機能をつけた。
3分経ったらピコーンピコーンと音がなり、送るときにはシュワッチッチーと音がなるようにもイメージした。
3分といえば、ほら、カップ麺とかアレとかアレだよね。
オレ30代後半だったのか?
もしかしてアロンさんより年上だったのかもしれない!!
まっいいか?
初めての体験。
手紙はたぶん、送れた…はず。
頭の中に、書斎っぽいところでアロンさんが少し若返ったような金髪の男の人が書き物をしてる姿が浮かびあがった気がした。
あとは、返事を待つだけ。
待ってる間、またお菓子とお茶がテーブルに並べられていた。

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