55 / 58
51、魔 *イメージAI画像あり
しおりを挟む
12、吊るされた男、
■正位置:試練、修行、努力、苦労が報われる
■逆位置:報われない苦悩、徒労、投げやり
13死神、
■正位置:強制終了、中止、破局、終焉停止
■逆位置:再生、再スタート、起死回生、新展開
14節制、
■正位置:循環、順調、調和、管理、淀みない
■逆位置:浪費、淀み、不均衡、停止、惰性
15悪魔、
■正位置:誘惑、堕落、裏切り、破滅、依存
■逆位置:解放、再生、目覚め、執着を手放す
16塔、
■正位置:災害、災難、事故、崩壊ショック
■逆位置:不名誉、緊迫状態、受難、不安定
***
《…始まったわね》
《………》
《………ッ》
《ねぇ、腐ァビュラス神、御超腐神2人は……、どうなるかは……う腐腐腐♡》
***
崩壊は小さなところから始まった。
小さな小さなところから。
今まで虐げられていた者が、ただ怖くて自分を庇うために挙げた手が偶然危害を加えようとした人族主義者の身体に触れた。
ただ触れたはずだが、勢いがあった為身体の弱っていた?人族主義者は死んでしまった。
人族主義者が多い国。
サンブックとリーンコック。
サンブックの国王と王妃、そして第一王子は民衆に殺されてしまった。
他の王族は、散り散りになり行方知らずになっていた。
サンブックの隣国であるリーンコックの皇帝もまた、帝国民たちに重い税を課していた。
逃げ延びたサンブックの王族や貴族もいたが、小さな綻びが時間とともに大きくなっていった。
痩せ細った獣人族たちと、痩せ衰えた人族たち。
他の種族の者たちは、ただ見ていた。
食べ物は王城の蔵に貯め込まれていた。
皇帝の残虐性に恐れをなしていた者たちは、危機が迫るとあっさりと皇帝を捨てた。
ある程度の魔法は皇帝も使えたが、元々身体が丈夫な多数の獣人族に負けてしまった。
子を目の前で殺された者。
大事な者を縛りあげ残虐行為の末殺された者。
皇帝のみが楽しむため、犯罪者奴隷でもない者を獣人族1人対人族数人で戦わせた。皇帝の気分次第で、つまらない試合をしたからと勝者も殺してしまったりしていた。
腐ェニックス神が、宰相の家の地下牢を壊したと同時に、他の場所でも同じような現象が起きていた。
獣人族だけではなく、罪のある者までもが解放されたのだった。
たった数日間で、リーンコックにいた人族のほとんど居なくなってしまった。
大地は血を吸い、死肉を魔物が喰らい、かつての闇の国、男だけの世界に近づいたリーンコック。
ただココは、光と闇が交互にくる場所だったので魔族のほとんどが日中の光を避けていた。
魔族の魔力を駆使し地下に家を作っていった。やがてそれは、地下帝国を築く勢いで広がり、地上には獣人族、地下には魔族が多く住む様になっていった。
すぐ隣の国のサンブックは、王族はいないまま形だけの貴族位で、ウォード公爵家を筆頭にそれぞれの領地のギルドを通して情報交換もしていた。
定期的に選挙をし、複数人選ばれた者たちがそれぞれの領主を監視と領民の意見をまとめたりしていた。
種族は関係なく選ばれ、食料確保の為の農地改革、魔物が多い所では冒険者を雇い討伐し、魔物肉の流通もギルドが請負していた。
***
傲慢のルシファー→ルシ
怠惰《たいだ》のベルフェゴール→べル
色欲のアスモデウス→アス
ルシ「ここの土地も美しくないし、なんだか飽きてきたねぇ、これ以上は私のお肌に悪いわぁ」
べル「せっかく落ち着いてきたのに、動くのめんどくさっ!!」
アス「まぁ、ここもあまり美味しい者たちが減ったから、つまみ食い程度にしか食べてないし極上の者を探しに出るのも面白そうだ」
ルシ「あらぁ?じゃあ、私とアスモデウスとでどっか美しい者探ししに行く?」
アス「そういえば、隣の国に面白いヤツが人族に紛れて何かしてるらしいぞ」
ルシ「あらぁ?誰かしら。魔族の誰かってことよね?」
アス「たぶんな?」
ルシ「たぶんって、じゃあ、違うかもしれないってことよね?」
ベル「………。」
ルシ「あらぁ?ベルフェゴールは何か知ってる…のね?もぉ、思考を読もうとしたのにはね返さないでよ!!痛いじゃ無い!!私のお肌に傷が付いたらどぉしてくれるのよ!!」
ベル「……」
アス「おまえならすぐ治るだろ。考えてる事を読まれたり見られるのは誰でも嫌だろうが、許可もなく読むな!!見るな!!近っ!!こらっ近寄るな!!圧がやばい!!」
ルシ「もぉ~、2人とも行くわよ!!」
べル・アス「「えっ?!」」
***
月日は流れアロンとシエルの子どもたちは育っていた。
長男のリアンは、紺色の髪に青色の瞳。
体格はアロンに似たのが一番大きく、まるで年齢差がある兄弟のように育った。
次男のセレネは、金色の髪に紫色の瞳。
一番小柄で華奢。
三男のエセルは、日中は銀色の髪に紫色の瞳。
夜は黒髪に赤い瞳だった。
幼少の頃に背中がムズムズすると言いだし、背中を見ると可愛い小さな羽が生えていた。
鳥系の獣人族の羽の様にも見えるが独特の形だったり自分の意思で大きさなども変えれるようだった。
まだ、羽のみでは飛べないようで、小さな子どもに羽がある姿を見て、シエルとアロンだけではなくウォード公爵邸の皆も悶えていた。
一時期、エセルの羽に似せた薄い布で作られた羽が流行り背中にくっつけたり服に直接縫い付けたりするのが流行っていた。
エセルの服は背中に羽が出し入れしやすい様に切れ込みがあり羽を出した時に服の背中部分が肌けないように工夫された作りになっていた。
服飾関連、建築関連、その他にも素晴らしい者たちが揃っていた。
リーンコックから来た獣人族たちも、痩せ細った身体が嘘だったかのように、健康的な身体つきになり自分がしたいと思う仕事を、それぞれしていた。
はじめに興味を持ったのが、料理だったからか大人5人のうち2人は料理人になり、1人は農作物を作る傍らウォード公爵家の庭師に混じりながら土の改良や実験的な畑で研究を楽しんでいた。
あとの2人は孤児院のお手伝いをしたり、定期的に町に子どもたちとお買い物したりしていた。
3歳にしては小さかったリアナは、ミーユ付きのメイドとして働きたいと言い出したが、「子どものうちはたっぷりの睡眠とちゃんとした食事が大切、そしてお勉強も大切よ!」とミーユに言われ、シエルとアロンの子どもたちと同じ年齢だったこともあり乳兄弟たちと一緒に、勉強し色々な体験もしながら成長していった。
あれから12年が経ち子どもたちは15歳の成人となった。
15歳から18歳の学園も見直しされ、7歳から15歳まで学園に通う制度も作られた。
サンブックの各領地に孤児院と学校が作られ、身分、性別、種族にこだわらず学びたい者はそこで学び、実質イドバ町のウォード公爵家の領地が王都のような状態になっていた。
農地改革、建築を主に大人向けの講義と実戦も、ギルドを通し行われていった。
「やぁ、ここ数年画期的な発明で活気的に変わったよね、ベリベリちゃん、サイラスちゃん」
「「……」」
「なぜ2人は助祭のまま上がろうとしないの?地位的にはもう一人立ちして一教会を任せれる立場なんだよ?」
「私は……。」
BL教会の教皇スコティの言葉にサイラスは答うようとした時
「教皇、俺は上に上がってあれこれ仕事がふえるのがめんどうだ。このまま、下っぱのまま気楽にしていたいからな。」
「そうは言っても、それでは下の者に示しがつかないっていうのは建物で本業がお忙しいのですか?動きやすい様にフリーの司教という立場になりませんか?ココに常にとらわれずに、布教活動や説法の為と言い訳…ゴホッ、まぁ、あちこちいけますしお二人にはそちらの方がいいかもしれませんね。儀式はしたことにして、書類だけサインして下さったら種族も身分、性別もココでは皆等しくなので関係ないですよ?どうですか?」
「貴方の言葉は、悪魔的なお誘いで、私なんかより言葉にを操るのかうまいな」
「あらぁ?ベリベリちゃんに褒められたちゃったわね。あくま的でも、一応この書類にサインしてくれたらうれしいわ。う腐腐腐♡」
2人はやっと一番下っぱの助祭から2番手の位置フリーの司教としての地位を得たのだった。
4人の元天使たち、今は魔族はサンブックにいるベリと名乗っているBL教会の司教に会った途端、笑い転げていた。
ベリはニヤリと笑った。
「お久しぶりですね。あなたたちも、聖職者になりませんか?なかなか面白いですよ?美味しいエサがゴロゴロ転がってますし、教皇スコティ様も得体の知れない何かですし、暇つぶしにはなりますよ?」
「美しい者もいるのか?」
「めんどくさいから、パス」
「暇だけど、堅苦しそうな服装だなぁ」
ルシファ、ベルフェゴール、アスモデウスの順でべり無価値なものという堕天使のうちの1人ベリアルこと、ベリは答えた。
「皆、同じ様な境遇だろ。1番得体の知れない教皇、獣人族も多く、人族なのに闇が多い面白いやつもいる。面白いとこには、面白いヤツや、変なヤツも集まってくる。悪魔以上の悪魔っぽい教皇は、そこそこ顔も良いし美味しいぞ」
「「「!!!」」」
やがてBL教会に、新しい仲間が増えた。
ウォード公爵家では、使用人はもちろん領民たちも成人を迎える子どもたちの為、お祝いの宴を開いた。
アロンとシエルの子、エセルは悩んでいた。
日中は銀髪と紫の瞳の天族、日が沈むと黒髪に赤い瞳の夢魔になるのだった。
幼い頃から知っているウォード公爵家の者たちには普通に接してくれている者の、他の領地の者たちや初めて会うものたちには、なるべく夜には会わないことにしていた。
赤い目の持ち主のほとんどが、魔力量が多く恐れられる事が多かった。
悪魔や魔族も赤い目が多かった。
エセルは、冒険者として活躍していたが日中はエル、夜はセルと名乗っていた。
そして、同じ様に学び同じ年齢のリアナに惹かれていた。
日中はウォード公爵家本邸で、ミーユに逢うふりをしミーユ付きの使用人リアナに逢いにいっていた。
ミーユ25歳、エセルたちは15歳
ウォード公爵家の者の中には、年齢差や体格差がある夫婦(夫)が多くいたので、まだ未婚の2人はそういう仲だと思われていた。
ウォード公爵当主は、ミーユの結婚相手をことごとく阻止していたのでこの世界では珍しく、ミーユは未婚のまま25歳を過ぎていた。
ミーユは、ミーユで結婚に対してめんどくさいと思っていたので兄たちのように、それぞれ好きな事をしていた。
ミーユは、アロンの弟アイザック・ローレンス48歳と一緒に魔道具を作り、魔力が少ないものでも使える低価格な魔道具を作ろうと頑張っていた。
エセルは、ミーユのそばにいるリアナをただ見ているだけだった。
*イメージAI画像あります。
イメージを壊したくない方は、薄目で視界をぼやかすか、スルッとスルーしていただければ幸いです。
■正位置:試練、修行、努力、苦労が報われる
■逆位置:報われない苦悩、徒労、投げやり
13死神、
■正位置:強制終了、中止、破局、終焉停止
■逆位置:再生、再スタート、起死回生、新展開
14節制、
■正位置:循環、順調、調和、管理、淀みない
■逆位置:浪費、淀み、不均衡、停止、惰性
15悪魔、
■正位置:誘惑、堕落、裏切り、破滅、依存
■逆位置:解放、再生、目覚め、執着を手放す
16塔、
■正位置:災害、災難、事故、崩壊ショック
■逆位置:不名誉、緊迫状態、受難、不安定
***
《…始まったわね》
《………》
《………ッ》
《ねぇ、腐ァビュラス神、御超腐神2人は……、どうなるかは……う腐腐腐♡》
***
崩壊は小さなところから始まった。
小さな小さなところから。
今まで虐げられていた者が、ただ怖くて自分を庇うために挙げた手が偶然危害を加えようとした人族主義者の身体に触れた。
ただ触れたはずだが、勢いがあった為身体の弱っていた?人族主義者は死んでしまった。
人族主義者が多い国。
サンブックとリーンコック。
サンブックの国王と王妃、そして第一王子は民衆に殺されてしまった。
他の王族は、散り散りになり行方知らずになっていた。
サンブックの隣国であるリーンコックの皇帝もまた、帝国民たちに重い税を課していた。
逃げ延びたサンブックの王族や貴族もいたが、小さな綻びが時間とともに大きくなっていった。
痩せ細った獣人族たちと、痩せ衰えた人族たち。
他の種族の者たちは、ただ見ていた。
食べ物は王城の蔵に貯め込まれていた。
皇帝の残虐性に恐れをなしていた者たちは、危機が迫るとあっさりと皇帝を捨てた。
ある程度の魔法は皇帝も使えたが、元々身体が丈夫な多数の獣人族に負けてしまった。
子を目の前で殺された者。
大事な者を縛りあげ残虐行為の末殺された者。
皇帝のみが楽しむため、犯罪者奴隷でもない者を獣人族1人対人族数人で戦わせた。皇帝の気分次第で、つまらない試合をしたからと勝者も殺してしまったりしていた。
腐ェニックス神が、宰相の家の地下牢を壊したと同時に、他の場所でも同じような現象が起きていた。
獣人族だけではなく、罪のある者までもが解放されたのだった。
たった数日間で、リーンコックにいた人族のほとんど居なくなってしまった。
大地は血を吸い、死肉を魔物が喰らい、かつての闇の国、男だけの世界に近づいたリーンコック。
ただココは、光と闇が交互にくる場所だったので魔族のほとんどが日中の光を避けていた。
魔族の魔力を駆使し地下に家を作っていった。やがてそれは、地下帝国を築く勢いで広がり、地上には獣人族、地下には魔族が多く住む様になっていった。
すぐ隣の国のサンブックは、王族はいないまま形だけの貴族位で、ウォード公爵家を筆頭にそれぞれの領地のギルドを通して情報交換もしていた。
定期的に選挙をし、複数人選ばれた者たちがそれぞれの領主を監視と領民の意見をまとめたりしていた。
種族は関係なく選ばれ、食料確保の為の農地改革、魔物が多い所では冒険者を雇い討伐し、魔物肉の流通もギルドが請負していた。
***
傲慢のルシファー→ルシ
怠惰《たいだ》のベルフェゴール→べル
色欲のアスモデウス→アス
ルシ「ここの土地も美しくないし、なんだか飽きてきたねぇ、これ以上は私のお肌に悪いわぁ」
べル「せっかく落ち着いてきたのに、動くのめんどくさっ!!」
アス「まぁ、ここもあまり美味しい者たちが減ったから、つまみ食い程度にしか食べてないし極上の者を探しに出るのも面白そうだ」
ルシ「あらぁ?じゃあ、私とアスモデウスとでどっか美しい者探ししに行く?」
アス「そういえば、隣の国に面白いヤツが人族に紛れて何かしてるらしいぞ」
ルシ「あらぁ?誰かしら。魔族の誰かってことよね?」
アス「たぶんな?」
ルシ「たぶんって、じゃあ、違うかもしれないってことよね?」
ベル「………。」
ルシ「あらぁ?ベルフェゴールは何か知ってる…のね?もぉ、思考を読もうとしたのにはね返さないでよ!!痛いじゃ無い!!私のお肌に傷が付いたらどぉしてくれるのよ!!」
ベル「……」
アス「おまえならすぐ治るだろ。考えてる事を読まれたり見られるのは誰でも嫌だろうが、許可もなく読むな!!見るな!!近っ!!こらっ近寄るな!!圧がやばい!!」
ルシ「もぉ~、2人とも行くわよ!!」
べル・アス「「えっ?!」」
***
月日は流れアロンとシエルの子どもたちは育っていた。
長男のリアンは、紺色の髪に青色の瞳。
体格はアロンに似たのが一番大きく、まるで年齢差がある兄弟のように育った。
次男のセレネは、金色の髪に紫色の瞳。
一番小柄で華奢。
三男のエセルは、日中は銀色の髪に紫色の瞳。
夜は黒髪に赤い瞳だった。
幼少の頃に背中がムズムズすると言いだし、背中を見ると可愛い小さな羽が生えていた。
鳥系の獣人族の羽の様にも見えるが独特の形だったり自分の意思で大きさなども変えれるようだった。
まだ、羽のみでは飛べないようで、小さな子どもに羽がある姿を見て、シエルとアロンだけではなくウォード公爵邸の皆も悶えていた。
一時期、エセルの羽に似せた薄い布で作られた羽が流行り背中にくっつけたり服に直接縫い付けたりするのが流行っていた。
エセルの服は背中に羽が出し入れしやすい様に切れ込みがあり羽を出した時に服の背中部分が肌けないように工夫された作りになっていた。
服飾関連、建築関連、その他にも素晴らしい者たちが揃っていた。
リーンコックから来た獣人族たちも、痩せ細った身体が嘘だったかのように、健康的な身体つきになり自分がしたいと思う仕事を、それぞれしていた。
はじめに興味を持ったのが、料理だったからか大人5人のうち2人は料理人になり、1人は農作物を作る傍らウォード公爵家の庭師に混じりながら土の改良や実験的な畑で研究を楽しんでいた。
あとの2人は孤児院のお手伝いをしたり、定期的に町に子どもたちとお買い物したりしていた。
3歳にしては小さかったリアナは、ミーユ付きのメイドとして働きたいと言い出したが、「子どものうちはたっぷりの睡眠とちゃんとした食事が大切、そしてお勉強も大切よ!」とミーユに言われ、シエルとアロンの子どもたちと同じ年齢だったこともあり乳兄弟たちと一緒に、勉強し色々な体験もしながら成長していった。
あれから12年が経ち子どもたちは15歳の成人となった。
15歳から18歳の学園も見直しされ、7歳から15歳まで学園に通う制度も作られた。
サンブックの各領地に孤児院と学校が作られ、身分、性別、種族にこだわらず学びたい者はそこで学び、実質イドバ町のウォード公爵家の領地が王都のような状態になっていた。
農地改革、建築を主に大人向けの講義と実戦も、ギルドを通し行われていった。
「やぁ、ここ数年画期的な発明で活気的に変わったよね、ベリベリちゃん、サイラスちゃん」
「「……」」
「なぜ2人は助祭のまま上がろうとしないの?地位的にはもう一人立ちして一教会を任せれる立場なんだよ?」
「私は……。」
BL教会の教皇スコティの言葉にサイラスは答うようとした時
「教皇、俺は上に上がってあれこれ仕事がふえるのがめんどうだ。このまま、下っぱのまま気楽にしていたいからな。」
「そうは言っても、それでは下の者に示しがつかないっていうのは建物で本業がお忙しいのですか?動きやすい様にフリーの司教という立場になりませんか?ココに常にとらわれずに、布教活動や説法の為と言い訳…ゴホッ、まぁ、あちこちいけますしお二人にはそちらの方がいいかもしれませんね。儀式はしたことにして、書類だけサインして下さったら種族も身分、性別もココでは皆等しくなので関係ないですよ?どうですか?」
「貴方の言葉は、悪魔的なお誘いで、私なんかより言葉にを操るのかうまいな」
「あらぁ?ベリベリちゃんに褒められたちゃったわね。あくま的でも、一応この書類にサインしてくれたらうれしいわ。う腐腐腐♡」
2人はやっと一番下っぱの助祭から2番手の位置フリーの司教としての地位を得たのだった。
4人の元天使たち、今は魔族はサンブックにいるベリと名乗っているBL教会の司教に会った途端、笑い転げていた。
ベリはニヤリと笑った。
「お久しぶりですね。あなたたちも、聖職者になりませんか?なかなか面白いですよ?美味しいエサがゴロゴロ転がってますし、教皇スコティ様も得体の知れない何かですし、暇つぶしにはなりますよ?」
「美しい者もいるのか?」
「めんどくさいから、パス」
「暇だけど、堅苦しそうな服装だなぁ」
ルシファ、ベルフェゴール、アスモデウスの順でべり無価値なものという堕天使のうちの1人ベリアルこと、ベリは答えた。
「皆、同じ様な境遇だろ。1番得体の知れない教皇、獣人族も多く、人族なのに闇が多い面白いやつもいる。面白いとこには、面白いヤツや、変なヤツも集まってくる。悪魔以上の悪魔っぽい教皇は、そこそこ顔も良いし美味しいぞ」
「「「!!!」」」
やがてBL教会に、新しい仲間が増えた。
ウォード公爵家では、使用人はもちろん領民たちも成人を迎える子どもたちの為、お祝いの宴を開いた。
アロンとシエルの子、エセルは悩んでいた。
日中は銀髪と紫の瞳の天族、日が沈むと黒髪に赤い瞳の夢魔になるのだった。
幼い頃から知っているウォード公爵家の者たちには普通に接してくれている者の、他の領地の者たちや初めて会うものたちには、なるべく夜には会わないことにしていた。
赤い目の持ち主のほとんどが、魔力量が多く恐れられる事が多かった。
悪魔や魔族も赤い目が多かった。
エセルは、冒険者として活躍していたが日中はエル、夜はセルと名乗っていた。
そして、同じ様に学び同じ年齢のリアナに惹かれていた。
日中はウォード公爵家本邸で、ミーユに逢うふりをしミーユ付きの使用人リアナに逢いにいっていた。
ミーユ25歳、エセルたちは15歳
ウォード公爵家の者の中には、年齢差や体格差がある夫婦(夫)が多くいたので、まだ未婚の2人はそういう仲だと思われていた。
ウォード公爵当主は、ミーユの結婚相手をことごとく阻止していたのでこの世界では珍しく、ミーユは未婚のまま25歳を過ぎていた。
ミーユは、ミーユで結婚に対してめんどくさいと思っていたので兄たちのように、それぞれ好きな事をしていた。
ミーユは、アロンの弟アイザック・ローレンス48歳と一緒に魔道具を作り、魔力が少ないものでも使える低価格な魔道具を作ろうと頑張っていた。
エセルは、ミーユのそばにいるリアナをただ見ているだけだった。
*イメージAI画像あります。
イメージを壊したくない方は、薄目で視界をぼやかすか、スルッとスルーしていただければ幸いです。
125
あなたにおすすめの小説
異世界転生してBL漫画描いてたら幼馴染に迫られた
はちも
BL
異世界転生した元腐男子の伯爵家三男。
病弱設定をうまく使って、半引きこもり生活を満喫中。
趣味と実益を兼ねて、こっそりBL漫画を描いていたら──
なぜか誠実一直線な爽やか騎士の幼馴染にバレた!?
「……おまえ、俺にこうされたいのか?」
そんなわけあるかーーーっ!!
描く側だったはずの自分が、
誤解と好意と立場の違いにじわじわ追い詰められていく。
引きこもり腐男子貴族のオタ活ライフは、
王子と騎士に目をつけられ、
いつの間にか“逃げ場のない現実”へ発展中!?
誠実一直線騎士 × 流され系オタク
異世界・身分差・勘違いから始まる
リアル発展型BLコメディ。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
完結|ひそかに片想いしていた公爵がテンセイとやらで突然甘くなった上、私が12回死んでいる隠しきゃらとは初耳ですが?
七角@書籍化進行中!
BL
第12回BL大賞奨励賞をいただきました♡第二王子のユーリィは、美しい兄と違って国を統べる使命もなく、兄の婚約者・エドゥアルド公爵に十年間叶わぬ片想いをしている。
その公爵が今日、亡くなった。と思いきや、禁忌の蘇生魔法で悪魔的な美貌を復活させた上、ユーリィを抱き締め、「君は一年以内に死ぬが、私が守る」と囁いてー?
十二個もあるユーリィの「死亡ふらぐ」を壊していく中で、この世界が「びいえるげえむ」の舞台であり、公爵は「テンセイシャ」だと判明していく。
転生者と登場人物ゆえのすれ違い、ゲームで割り振られた役割と人格のギャップ、世界の強制力に知らず翻弄されるうち、ユーリィは知る。自分が最悪の「カクシきゃら」だと。そして公爵の中の"創真"が、ユーリィを救うため十二回死んでまでやり直していることを。
どんでん返しからの甘々ハピエンです。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~
水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。
アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。
氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。
「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」
辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。
これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!
【16+4話完結】虚な森の主と、世界から逃げた僕〜転生したら甘すぎる独占欲に囚われました〜
キノア9g
BL
「貴族の僕が異世界で出会ったのは、愛が重すぎる“森の主”でした。」
平凡なサラリーマンだった蓮は、気づけばひ弱で美しい貴族の青年として異世界に転生していた。しかし、待ち受けていたのは窮屈な貴族社会と、政略結婚という重すぎる現実。
そんな日常から逃げ出すように迷い込んだ「禁忌の森」で、蓮が出会ったのは──全てが虚ろで無感情な“森の主”ゼルフィードだった。
彼の周囲は生命を吸い尽くし、あらゆるものを枯らすという。だけど、蓮だけはなぜかゼルフィードの影響を受けない、唯一の存在。
「お前だけが、俺の世界に色をくれた」
蓮の存在が、ゼルフィードにとってかけがえのない「特異点」だと気づいた瞬間、無感情だった主の瞳に、激しいまでの独占欲と溺愛が宿る。
甘く、そしてどこまでも深い溺愛に包まれる、異世界ファンタジー
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる






