魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第一章 流れ者の村

第24話 困ったら運頼み

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 私のタンジョンは…戦闘力もない。なので自衛ができるかも怪しい。となると、目指すは海…でも海はもっとまずい。あるにはあるが、ここから…川を下って行けばいずれ着くだろうが、水が欲しいのはダンマス誰しも一緒。ここは山に近いため源流に近いっぽい、だからこそいいんだが、下流に向かえば当然ダンマスがいる。大都市なら。獣系モンスターは使えず今後がきつい、そうなると…マスターが一人で街に行かないといけない。が、調味料か…。但しエルフ塩は高い。一瓶200gで4000DPする。こんな塩買っていたら、ダンジョンは破産する。格安の調味料を探さないといけない。確か腸詰を作るにしても塩と”香草”が欲しい。が、香草は知識が欲しい。しかも異世界だ。で、もっと困ったことにそんな異世界の植物なんて知識は私に無い・・・やってみるか…。
「まずはガチャをする。そして、手札を見てから決める。ウルフたちはレベリングを行い、ユニークになっているウルフェが10になるまで行ってくれ。」
『パークボアのレベルはどうしますか?」
「計算したところ、レベル4で放つより早熟を付けたほうが効率がいい。なので、早熟を買って、全員につけるように、で、どれくらいで育つと思う?」
『大体一か月で、それなりのレベルです。また魔石はこのスポナーで出たモンスターは回収するようになっています。SPはどうしますか?』
「SP?」
『10レベルになるとSPを入手しますが、大抵知識がないと使いません。死んだときに存在している場合、自動でドロップします。』
「存在しているなら回収してくれ。あればみんなを補強できる。」
『では、放流事業を始めます。』
「あれ?そう言えば、この放流したモンスターはどういう風になるの?」
『食事も必要で、パークボアはその辺の草を食べる草食です。なので、周囲の環境次第です。また、動物なので、生活しているとDPが発生しますが。そこまで多くありません。』
「そうなるか、早熟付きで一体600,10レベルまで経験値が5倍だから強くなるのも早い。その分成長も早くなると思うが…10になるのが速くなればSP回収になる。ゆっくり行こう。」
『了解しました。』
 これ、大方問題が”餌場”だな、森林でよかった。餌が無いと育たないから、放流できないんだ。これは畜産学だぞ。これ!まあいい、ガチャ使用、でもガチャ運無いんだよなぁ…。
「じゃあ、一万ガチャお願いする!」
『演出付けます?1万ですし?』
「いらん。」
『では、シルキーが手に入りました。』
 …これは!
「あっさりしすぎだろ!」
『無くていいと言いましたので。』
「そうだけど!」
『シルキーは…これは…コスト0で召喚可能です。』
「なんで?」
「家のモンスターだからです。」

名前:未設定
種族;シルキーLV1 
職業:主婦LV1
ソウルレベル 3
STR:15
VIT:32 
INT:48 
MID:52
AGI:43  
MAG:42 
DP:48000DP
 
スキル:家事LV10、ランダム枠2
身体特徴:魔力体LV3、生活魔法LV1、領域守護LV1
装備:掃除道具一式、携帯調理器具(石)

領域守護LV1 (特異系)設定した範囲内で自身の能力が10%アップ。設定範囲内から出ると自身の能力1/10.設定に一日かかる。設定範囲10m  40000DP

TIPS:家の精霊。一説にはメイドの幽霊とか、座敷童の一種と言われる。その為この幽霊がいる家は裕福になると言われる。但し嫌われると、館は幽霊屋敷として住めなくなる。ダンマス界では基本メイドモンスターとして人気で、常に人気ランキング上位。但し進化に成功したダンマスは現在いない。

「一応ガチャの景品だよな?」
『はい、ただし家に関するものは全て逆に半額となります。このシルキーは家に関するので、その規則が優先されます。なので、スキャニングすれば24000で量産可能です。また、家のファクターですので、ファクターコインがあればさらに減額可能です。』
「ファクターコイン?」
『ファクターコインはファクターを持つダンマスが一か月に一枚もらえる特権アイテムです。そのファクターに関するもののコストをさらに10分の1にします。そして召喚や進化で材料としてファクターを消費します。このコインがある時は枚数が表示され、その枚数があれば、別のファクター持ちとしてカウントされ、特殊な進化を見る事が出来ます。』
「建物も?」
『ルームは、登録されたルーム全ての価格が家のファクターだと1/10になります。但し、設計段階の個別はその対象に入りません。』
 結構厳しいが、ファクターコインと一緒にルームを売る商売はありだな。
「じゃあ、登録しておいてくれ。今はまだメイドさんを呼ぶ段階じゃない。が、詳細鑑定してもモンスターは残る?」
『召喚可能となりますが、存在はしません、また、シルキーからは詳細鑑定しても得るものはありません。生活魔法だけだからです。』
 結構厳しいな。生活魔法は治水の関係でも現在コアも私も持っている。
「スキャニングして、今後量産する。今は…止めておこう。」
『了解しました、スキャニングして召喚可能にしておきます。』
「でも…職業あるんだな…。」
『ソウルレベル3で、人間型だと大抵職業の設定が可能ですが、シルキーは特殊で、主婦ーメイド又は主夫ー執事までが固定です。』
 流石メイド妖精。そして、これは魂を使うため、量産できない。
「じゃあ、ちょっと演出して、2000モンスターガチャお願い。」
『少々お待ちください。ちょっと軽く演出してみます。』
 次の瞬間、井原の近くの足元に魔法陣が出現し…金色の球がゆっくり降りてくる。そして…しばらくすると…光がやみ…球が残る…。
「開けてみるぞ。」
『はい。』
 ガチャだまっぽい弾を開けると、開けた中には”ウェルラーシアという謎の名前が書かれた紙が一枚あるだけだった。
「これ?」
『一応、頑張って演出してみました。いかがでしたでしょうか?』
「紙は?」
『召喚してしまうとDPが消費されるので、紙にしました。」
「で、これは?」
「魔獣の一種でウェルラーシア、イヌ科で、”醜悪な犬”という現地名が付いています。」

 ウェルラーシア
TIP:統一言語で”醜悪な犬”という名前の顔が歪んだ、ブルテリア型の犬。基本獰猛で番犬として有能。特に荒野に住む。但し小さいため、肉食にはできない。

「映像もブルテリアだ。しかも身長小さい。スキルは?」
『回収できません。召喚DPも1200.2000ガチャにしてはハズレですね。』
「ランクは?」
『中位です、』
「ウルフLV10として使える?」
『可能です。』
「ならそれで頼む。自分はこれは…ちょっと待て…。これを量産すればウルフ育てる必要性ないのでは?スキャニングして保存しておいてくれ、目的は。」
『理解しました。スキャニングしておきます。』
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