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第6章 勇者と旅芸人
第231話 ご主人様に出会えた日
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皇帝が見ていたこともあり、そろそろ来るであろう新年の祝いにおいてミヨちゃんたちが、歌を披露することになり、踊りも踊ることに、で、ここで問題になるのが警備だった。
「ふむ、音楽をまずは流してみて、体感してもらうのがいいでしょう、で、これが新年の祝いでは起きると思ってください。」
今回の企画立案はやっと正式名称が伝わったエリニブ王国、とマルワール帝国の各王家のメンバー。そして各大臣たちを集めた会合だった。
「元々は遊びだった者が、神が気に入り、催事に使うとか、酒を飲む時に一緒にあると楽しくなったのでとか様々ある風習なのですが、今回は、この音楽をBGMに、そして踊りではまた別のを掛けます、コンちゃんお願い。」
「アイアイ―。」
そう言うとコンちゃんと各ダンマス第一の僕たちがギターゆっくりつま弾きつつ、太鼓をたたく、そのゆったりとした音程にしばらく両王家が聞き入っていた。今回はダンジョンバトルを使った交流であるが、いずれ帝国、と王国側で交流をするために後退し、王子同士を使節団で送る話も出来ている。
「これを流します。食べたり談話の障害にならない程度の音楽です。」
ギターをつま弾くのは本来ギターを弾くという行為に比べると不作法だが、ギターを弾くと、弦をいくつもかき鳴らすため、ゆったりした音階にならない。それは先日の音階会議おいて出た案件で、その為にシタールと一緒の演奏法でごまかすことにした。弾くではなく爪弾くことで音をゆっくりさせるのだ。
「中々いいですな…。」
「はい、さすがに…。」
花木さんも感触が手に伝わるようで、いい感じのようだ。
「で、次に楽団に踊ってもらうのはデビューシングル。”ご主人様と出会えた日”ですと問題があるので、新年用に制作の”ニューイヤーカミング”の方を謳わせてもらいます。」
「どうして問題がある?」
「どう聞いてもダンマスなので、聞きなれない文言や訳が分からない言葉がいっぱい出ます。そこで、去年の新年の宴を参考に作詞した”ニューイヤーカミング”のほうが分かりやすいと判断しました。」
「すまないが一度、その”ご主人様と出会えた日”を聞かせてもらえないか?二曲歌う事も視野に入っている。」
「ではみんな、お願いします。」
「はーい。」
今回は、プロモーションではあるが、コンちゃんが後ろに立ち楽器を構えその前に5人の少女たちが建つ、うち二人は西部方面軍の総隊長であるモアレだ。
「では。お聞きください。”ご主人様に出会えた日”。」
そして、先ほどのギターから先ほどの緩やかなぺーつとは違う荒々しいリズムが流れ、後ろの太鼓がベースを刻む、そしてさらに花木さん伝授のボイスパーカッションをつかいベース音を追加…というか非常に器用だ。
私呼ばれた日、あなたは私の為に悩んでくれたよね
私はあなた、じっとご主人様を見てました。
私はあなたに 一目ぼれ、あなたから貰った
大切な名前 私はずっとマスターにときめき
それからずっと 私とあなたは一緒だったよね
くれた命令も ご褒美の豆の味も忘れられない
そんな私は マスターに忠誠を誓う僕なの。
愛しているが 当たり前でも、私きっと諦めないから。
マスター、マスター、 ラブイズカミング
流石に 私は恥ずかしくて顔から火が出そうだった。が、その曲調の変化に一番驚いたのは国王や皇帝たちだった。
「大丈夫です?」
「水の巫女様、大丈夫ですぞ?ただこれ…。」
「確かに酒宴だと違うってなりそうですな…。」
二人の汗の具合が分かる。ついでに鳥海さんも…恥死量だったらしい…。衝撃でノックダウンしてる。
「だから一応別の曲作りましょってなって、で作ったのが、”ニューイヤーカミング”っていうので、」
「さっきから思ったのですが、そのさっきもあ多カミングとは何語で?」
「一応聞いたんですけど、ダンマスたちが使う言語と、一部の本は”魔王語”と呼ばれる言語で書かれたりしていて、その魔王語の一部で、来るとか来るって意味です。」
そんな言語あるのか…。という事は日本語の本は読めないって事か。こっちの人は。
「ふむ、面白いな。でもこれは、確かにいろいろありそうだ。」
一応解説は、みんな勝手に踊る場合は”無礼講”として放置すること、ただしその時に王様と必ず一定距離を取る事。そうでない場合当たる、又は来客次第では”暗殺”場合がある。踊りを阻止すると、反感度が上がるが、酒も今回は投入するので騒ぎは起こるとの弧度。というのも今年の春先に樽に入れた麦芽からエール酒ができ、発酵具合もいい感じで麦芽酒が投入されるためだ、当然安全確認の意味で、城の人間たちには飲んでもらった。がやはりここは”思い出召喚”の酒は強かった。特にシロウはどうも地酒、地ビールが好きだったらしく、大量に酒があった。その為、城での試飲会では文字通り全城内が酒に沈んだ。ここまでうまい酒を飲んだことが無いらしい、当然”水作成”の効果で魔法で作成可能だ。但し鑑定で詳細鑑定しないといけなかったが。
「ふむ、音楽をまずは流してみて、体感してもらうのがいいでしょう、で、これが新年の祝いでは起きると思ってください。」
今回の企画立案はやっと正式名称が伝わったエリニブ王国、とマルワール帝国の各王家のメンバー。そして各大臣たちを集めた会合だった。
「元々は遊びだった者が、神が気に入り、催事に使うとか、酒を飲む時に一緒にあると楽しくなったのでとか様々ある風習なのですが、今回は、この音楽をBGMに、そして踊りではまた別のを掛けます、コンちゃんお願い。」
「アイアイ―。」
そう言うとコンちゃんと各ダンマス第一の僕たちがギターゆっくりつま弾きつつ、太鼓をたたく、そのゆったりとした音程にしばらく両王家が聞き入っていた。今回はダンジョンバトルを使った交流であるが、いずれ帝国、と王国側で交流をするために後退し、王子同士を使節団で送る話も出来ている。
「これを流します。食べたり談話の障害にならない程度の音楽です。」
ギターをつま弾くのは本来ギターを弾くという行為に比べると不作法だが、ギターを弾くと、弦をいくつもかき鳴らすため、ゆったりした音階にならない。それは先日の音階会議おいて出た案件で、その為にシタールと一緒の演奏法でごまかすことにした。弾くではなく爪弾くことで音をゆっくりさせるのだ。
「中々いいですな…。」
「はい、さすがに…。」
花木さんも感触が手に伝わるようで、いい感じのようだ。
「で、次に楽団に踊ってもらうのはデビューシングル。”ご主人様と出会えた日”ですと問題があるので、新年用に制作の”ニューイヤーカミング”の方を謳わせてもらいます。」
「どうして問題がある?」
「どう聞いてもダンマスなので、聞きなれない文言や訳が分からない言葉がいっぱい出ます。そこで、去年の新年の宴を参考に作詞した”ニューイヤーカミング”のほうが分かりやすいと判断しました。」
「すまないが一度、その”ご主人様と出会えた日”を聞かせてもらえないか?二曲歌う事も視野に入っている。」
「ではみんな、お願いします。」
「はーい。」
今回は、プロモーションではあるが、コンちゃんが後ろに立ち楽器を構えその前に5人の少女たちが建つ、うち二人は西部方面軍の総隊長であるモアレだ。
「では。お聞きください。”ご主人様に出会えた日”。」
そして、先ほどのギターから先ほどの緩やかなぺーつとは違う荒々しいリズムが流れ、後ろの太鼓がベースを刻む、そしてさらに花木さん伝授のボイスパーカッションをつかいベース音を追加…というか非常に器用だ。
私呼ばれた日、あなたは私の為に悩んでくれたよね
私はあなた、じっとご主人様を見てました。
私はあなたに 一目ぼれ、あなたから貰った
大切な名前 私はずっとマスターにときめき
それからずっと 私とあなたは一緒だったよね
くれた命令も ご褒美の豆の味も忘れられない
そんな私は マスターに忠誠を誓う僕なの。
愛しているが 当たり前でも、私きっと諦めないから。
マスター、マスター、 ラブイズカミング
流石に 私は恥ずかしくて顔から火が出そうだった。が、その曲調の変化に一番驚いたのは国王や皇帝たちだった。
「大丈夫です?」
「水の巫女様、大丈夫ですぞ?ただこれ…。」
「確かに酒宴だと違うってなりそうですな…。」
二人の汗の具合が分かる。ついでに鳥海さんも…恥死量だったらしい…。衝撃でノックダウンしてる。
「だから一応別の曲作りましょってなって、で作ったのが、”ニューイヤーカミング”っていうので、」
「さっきから思ったのですが、そのさっきもあ多カミングとは何語で?」
「一応聞いたんですけど、ダンマスたちが使う言語と、一部の本は”魔王語”と呼ばれる言語で書かれたりしていて、その魔王語の一部で、来るとか来るって意味です。」
そんな言語あるのか…。という事は日本語の本は読めないって事か。こっちの人は。
「ふむ、面白いな。でもこれは、確かにいろいろありそうだ。」
一応解説は、みんな勝手に踊る場合は”無礼講”として放置すること、ただしその時に王様と必ず一定距離を取る事。そうでない場合当たる、又は来客次第では”暗殺”場合がある。踊りを阻止すると、反感度が上がるが、酒も今回は投入するので騒ぎは起こるとの弧度。というのも今年の春先に樽に入れた麦芽からエール酒ができ、発酵具合もいい感じで麦芽酒が投入されるためだ、当然安全確認の意味で、城の人間たちには飲んでもらった。がやはりここは”思い出召喚”の酒は強かった。特にシロウはどうも地酒、地ビールが好きだったらしく、大量に酒があった。その為、城での試飲会では文字通り全城内が酒に沈んだ。ここまでうまい酒を飲んだことが無いらしい、当然”水作成”の効果で魔法で作成可能だ。但し鑑定で詳細鑑定しないといけなかったが。
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