魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第11章 出向社員的ダンジョンマスター

第425話 砂海渡り 暇は地味に人類の天敵である。

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 早速、タミさんの背中にみんなで、影残を張り付け、タミさんは二人を抱え…天上に穴をあけ出発した。後に残るのは魔王国の部隊と、月下の庭園の部下たちそして、奥原たちだ。
「どうする。」
 ここでの力関係で言えば盟主でもある黒川が一番大きい。
「俺達は、安全を確認後、正確にはお前らが出発後に引き上げる。元の領地に帰らないといけないからな。」
「流石に…。」
「まあな、ここなら後ろから襲われる心配はない。」
 流石に月光の部隊は戦に慣れているうえに…こっちの背後打ちを警戒しているようだ、壁を背に取り、袋から…魔導士風の男がダークボックスからテントとかを取り出し、野営の準備に入る。
「お前ら、付いていけばよかったのでは?」
「こういう時の単独はあの二人が一番いい。俺達は4人でフォーメーションが組める。だからあいつらだけでいい。俺達はお前たちの監視ができれば、後は帰る。」
「でも暇よね。」
「確かに…。」
 タミさんが先行しているとはいえここで二日、砂漠の真ん中にいるだけでは…芸はない。ただ、月下の設営に合わせ、お互い、少し離れた箇所にテントを張り始める。
「穴掘ってみる?」
「どういう事だ?」
「どうもこうもないわ。元々こう言う箇所って鉱脈とか、石油とかっていうじゃん。あればラッキーだと思わない?」
「あ…。」
 現在山岳同盟は数少ない鉱脈の独占で売り上げをあげているダンジョンマスターである。金属によっては現代社会の物体の作成とかができる。となると、金属のダンマスにとっての価値は相当高くなる。モンスターに武器防具の配給ができればなおさらだ。音無が魔法で明かりをつけると、明りを自分の服の一部に付ける、こうすることで光源となるのだ。
「だから、お願い。」
「…分かった。」
 音無がうなづくと、仕方なく、少し離れた箇所に…。
「私が行こう、土魔法練習中だからな。確かに…そう言うのが発見できれば大きい。」
 鉱脈や油田それらさえ、フォレスタ南部にはない。ここで見つけて、そこを領地化できればかなり大きい。いいのが前に出ると土魔法で穴をあけ、水平に掘り進めていく。
「いこいこ。」
 音無たち勇者パーティはそのまま置くに行ってしまった。
「どうする?」
「私は追従すべきかと、彼らが勝手に言ったとしてほぼ発見できないでしょう。でも、変に離れられてはあのピラニアが誘発されかねません。」
「…美玖もいいか?」
「はい。パパ。行きましょう。暇にならない程度に歩きましょう。何かあればいいのですが…。独占できれば大きいですからね。」
 そう言い、魔王国側も、歩いて付いていくことにした。
「どうする?」
「俺達はここで出入り口を抑える。それに…後で見て回ればいい。それにちょうどいい。どうにか頼み込んだ閉鎖可能ダンマスを見つけたとの報告が来た。そいつにここを拠点させればいい。ここはどことも離れているからな。ここは前衛基地のダンジョンマンションを作るにちょうどいい。」
 月下の庭園は実際拠点が離れ離れで防衛しづらく、領地をとして…ダンジョンマンションの建築を狙っていた。ただ、誰に与えてもいい土地・・・なんてものは基本ダンマスにはない。その候補地の探索も視野にあった。そして出てきたこの洞窟。埋め立てが砂だけの為に、この亜人同盟の拠点が近い用地でなら捨てても大丈夫な土地である。しかも周囲は砂漠、ここ周辺に対抗拠点を建設は不可能。となると、隠れ家としては十分な強みを持つ、昨日こっそり会議して、この洞窟を利用する算段を立てていた。その為、ここで待機して…後続部隊を待つことが決定してた、ここまでは焼くことが動くとは思わなかったが。後は集まった新人に制作させておけばいい。後は誰かがここでダンジョンを開けば領域化でき、そこから追従の部隊が来れる。そうすればあいつらが鉱脈とか発見してもこっちが武力で制圧すればいい。
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